Ghost of Tsushima / ゴースト・オブ・ツシマ

『Ghost of Tsushima』とは、Sucker Punch Productionsが開発し、ソニー・インタラクティブエンタテインメントから発売されたアクションアドベンチャーゲームである。
本作は、13世紀の日本を舞台に、主人公の「境井 仁」がモンゴル軍の侵略から対馬島を守るために戦う姿を描いている。プレイヤーは、境井 仁を操作して、オープンワールドの中を自由に移動しながら、ミッションを遂行していく。
戦闘システムは、正々堂々と戦う侍とは異なり、冥人としてもミッションが可能である。騙し討ちや飛び道具の使用など、手段を問わず敵を排除するスタンスは冥人プレイと呼ばれている。侍プレイと冥人プレイは柔軟に使い分けが可能であって、冥人プレイと侍プレイをその時々の状況によって使い分けをして敵の本拠地に行ってボスを倒していく。そのためかなりの練度とテクニックが要求される比較的、蔵人タイプのゲームである。
本作は中世の日本の風景や文化を美しく描かれたグラフィックや音楽を用いてプレイヤーをその世界に引き込んでいく。『Ghost of Tsushima』は、2020年に発売され、高い評価を受けた。

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Ghost of Tsushima / ゴースト・オブ・ツシマのレビュー・評価・感想

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「ゴースト・オブ・ツシマ」がアクションRPGとして完成されている理由

PS4、PS5のソフトとして2020年にリリースされた「ゴースト・オブ・ツシマ」。
素晴らしい映像美もさることながら、海外の開発会社が手掛けたにも関わらず、日本の文化や作法について隅々まで描かれていることで一躍話題を呼びました。
そんな同作、アクションゲームとしての完成度も高く、適切且つ瞬時の判断で戦闘を行うことで舞台である対馬を「自分が守り抜いているんだ!」という悦に浸らせてくれます。
そんな本作の素晴らしい点を「アクション」と「演出」2つの面でご紹介していきます。

■アクション面で素晴らしいこと
・遅すぎず速すぎない戦闘テンポ
戦闘の基本は刀での斬り合いです。向かってくる敵の攻撃を緊急回避やガードで防ぎつつタイミングを見極めつつ攻撃して1人ずつ倒していきます。
大体1戦闘で数人を相手にするわけですが、他のゲームでは1人ずつ相手をしていくとどうしても周りに居る別の敵からの攻撃によって自分の攻撃が中断されることによってストレスになります。
しかし、今作では周りに居る別の敵は絶妙に距離を保ってくれるのです。
だからといってヌルゲーというわけではなく、自分がコンボ攻撃など1アクション終えると攻撃を仕掛けてきます。
そのため、別の敵への注意を怠ることなく戦闘を続けるので、複数の敵と戦っている体験を損ねません。
もちろん難易度や弓使いのような敵の種類によっては1アクション終える前に攻撃を仕掛けてきますが、基本的にはこちらのコンボ攻撃を妨害するような動きは少ない傾向にあります。
一見接待のような敵のアルゴリズムに思えるかもしれませんが、こちらがやりたい1アクションを阻害せず、しかしそれが終われば横にいる別の敵からの攻撃を防ぐなり回避するなりしなければ行けないので、「複数の敵を自分がねじ伏せている」という体験になるのです。

■見せ方で素晴らしいこと
・主人公の気持ちとリンクしてアツくなる演出
本作はストーリーでも感動させてくれますが、特に主人公である”仁”の生い立ちや成長具合を戦闘中の演出でも見せてくれます。
仁は、戦闘で使用できるスキルとして”型”というのを習得していき、その型によって繰り出せる技や相性の良い敵が変わります。
その中でも、後半で習得できる「冥人の型」(くろうどのかた)という型の発動シーンが素晴らしいのです。
この技の発動条件は無傷で7人倒すor隊長を闇討ちで斬首することで、効果は敵を3人まで一撃で斬り伏せられるというちょっとした無双モードです。
そしてその時の演出が、発動時に白黒の画面になり、仁が刀を振り上げて威嚇。敵が恐れおののき腰を抜かすというものです。
この、無傷で敵を倒しまくっている最中、感情の高ぶりを表現し、無双モードになる瞬間がアツいのです!
なぜアツいかというと、ここまで語られてきたストーリーの演出に理由があります。
本タイトルでは重要な場面で白黒画面になってきました。
それ故、この最後に習得する型の重要度が伝わってくるとともに、型を極めた境地に立つと視界が研ぎ澄まされて情報が削ぎ落とされるほどの集中力が仁に備わったということが伝わってくるからです。
そして、白黒画面の演出と同時に仁が刀を振りかざして勇ましく声を上げるので、プレイヤーはさらに敵陣に切り込む勇気が湧き「もっと敵を切り倒したい」と思うことができます。
同時に、これまでストーリー上で白黒画面になっていた時は仁が劣勢の時が多かったので、それを払拭するように「絶対に全滅させてやる」という蒙古への恨みが増幅されてコントローラーを握る力が強くなるのです。

いかがでしょうか。今回は魅力を2点挙げてみましたが、「ゴースト・オブ・ツシマ」の魅力はまだまだ語りきれません。
ぜひ皆さんも機会があればプレイしてみてください!

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幻想的で美しい王道RPG

王道なオープンワールドRPGですが完成度が高いです。Play Station4の中でも最高峰のグラフィックで描かれていてその幻想的な風景はとても美しく一見の価値ありです。
日本の対馬を舞台としていて有名な歴史的事件「蒙古襲来」その中の「文永の役」を基軸にしています。
難易度は三段階から選べます。戦闘はタイミングを見計らっての受け流しや敵の武器に合わせた型の切り替え、敵のガード不能攻撃は回避するなど慎重に見極められれば難しいものではありません。独特なのは戦闘前条件を満たした時に選択可能な「一騎打ち」です。タイミングが合えば敵を一撃でき、防具によってはスキル強化も含め最大五人まで連殺可能になります。スキルの習得はメインストーリーやサブストーリーをクリアすることによって「冥人の噂」が広まり技量が溜まるというシステム。またフィールド内には温泉や稽古台が何箇所もありこれをクリアすることによって体力や気力の最大値を上げることができます。
「フォトモード」も搭載されておりフィルターやズーム機能はもちろん、風向きや雲の位置、時間、天候、表情なども調整することが可能です。
本作はミニマップは存在せず代わりに「誘い風」というものがある。目的地を設定しタッチパッドをなでれば方角を示してくれます。
本編とは別で「冥人奇譚」というオンライン協力型マルチプレイも実装されたのでフレンドと一緒に遊ぶこともできます。
グラフィック、演出、音楽全て素晴らしいので是非一度はプレイしてほしい作品です。

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美しく表現された対馬の風景

こちらは2020年に発売されたPS4のゲームです。家電量販店などのゲームコーナーでプレイ映像がよく流れていたので目にしたことがある人も多いかと思います。
ゲームの内容は、鎌倉時代中期に日本が当時のモンゴル帝国から襲来を受けた“元寇”をテーマにした作品となっています。オープンワールドで描かれた物語の舞台となる対馬のグラフィックは圧巻で、映画を見ているかのような感覚に陥ったり景色に見とれて思わず写真を撮りたくなるほど美しく表現されています。
製作は海外のメーカーですが、外国人が日本を舞台とした作品を作るときにありがちな“とんでも描写”みたいなものがほとんどありません。むしろ、製作陣は黒澤映画の大ファンとのことで、人が刀で斬られた時のリアクションや順番に斬りかかる殺陣の表現に、異文化への多大なるリスペクトを感じられます。
また、主人公は日本側の鎌倉武士なのでプレイヤーは日本目線になるのですが、モンゴル側だけを過剰に悪辣に描いたりはせずにフェアな表現がされているので、そのあたりのバランス感覚にも制作会社のセンスを感じます。ゲーム性、グラフィック、ストーリーとすべてが高次元にまとまった、非常に完成度の高い作品です。
数々のゲーマー達から「2020年の最高傑作」と評されるほどの作品なので、ぜひプレイすることをおすすめします。

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海外の制作会社からリリースされた、和風アクションアドベンチャーゲーム

このゲームの開発は日本の開発会社ではなく「Sucker Punch Productions」(サッカーパンチプロダクションズ)というアメリカにある開発会社が制作している。
海外が開発したゲームだが、日本の鎌倉時代後期の対馬を舞台を忠実に再現したゲームとして話題になった作品である。
「日本の文化を侮辱する、欧米人による問題作」など本作への批判の声が高まっていたこともある。
舞台は、鎌倉時代後期の対馬島全土で、対馬国が元軍に侵略され、わずか80騎ほどの武士団が元軍に対抗した史実を基に「侍」をテーマにした作品である。
登場人物や詳細な物語はフィクションであるが、対馬の島の大きさはほぼ、現在の対馬と同じ広さであり、風景や人物描写などはよりリアル再現されている。
主人公「境井仁」は武将として「小茂田の戦い」で奮戦したが、80騎ほどの兵力は全滅してしまい、境井仁は戦場で気を失ってしまうが、気を失っている間に軍場から助け出され、九死に一生を得る。
「侍」の道に則った一対一の正攻法では圧倒的な戦力と火薬武器を駆使する元軍に勝てないことを悟り、
侍の道に背いてでも民を護り覚悟を固めた仁は、冥府から蘇った「冥人」と呼ばれるようになりながらも対馬各地を奔走し始める。

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海外企業が拾い上げた、侍の譽れ

PS4をお持ちであれば是非お勧めしたいゴーストオブツシマ。元寇の危機に苛まれた対馬を舞台としたオープンワールド型ゲームです。
開発したのは日本ではなく、海外のゲーム開発会社です。侍への憧憬などが感じられるだけでなく、日本人以上に理解されていると思います。
浜に転がった死体などのおどろおどろしい景色と対比した対馬の美しい風景、黒澤映画のようなアクションを楽しめます。それこそクロサワモードといった白黒画面でのプレイも可能です。
操作はシンプルですが、一対多の戦いにおけるくないや煙玉などの暗具の使用、暗殺、弓による襲撃など、戦い方はある程度自由に選択できます。
他のオープンワールドゲームと比べ、何より素晴らしかったのがファストトラベルの早さです。初期型PS4であっても10秒かからないストレスフルな移動が可能です。
通常移動は歩きか馬を使用します。目的地までは対馬の風が誘ってくれます。雰囲気重視のため、雰囲気で目的地へ向かいます。雰囲気抜群です。
全体的にリアリティとファンタジーのバランスが良く取れていると思います。愛刀はメンテナンス無しで蒙古を何百人も斬れますが、一振りで一人以上は斬れません。
高所から落ちれば即死します。神社参りも命がけです。
ホライゾンゼロドーンやアサシンクリードなどのオープンワールド型ゲームがお好みの方には非常にお勧めです。

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海外スタジオが手がけたオープンワールド侍アクションゲーム『ゴーストオブツシマ』の魅力

・本当に海外スタジオが作ったの⁉︎鎌倉時代の日本を舞台とした非常に高い完成度を誇るゲーム

『ゴーストオブツシマ』はアメリカのゲーム開発スタジオ「サッカーパンチプロダクション」が手がける鎌倉時代の日本の対馬を舞台にしたオープンワールドアクションゲームです。日本に対するモンゴル帝国の侵攻「元寇」を題材とした珍しいゲームで、歴史や文化に詳しい日本人が手がけているんではないか、と思わせるほど非常に細やかな描写が話題を集めました。さらに、ただ史実を忠実に再現するだけではなく、ゲームならではのダイナミックなアクションやドラマ性のあるストーリーなど、現代人にもわかりやすいような文化表現を織り混ぜ、しっかりエンタメとして昇華させています。非常に人気のある作品でアクションゲームとしての評価も各メディアで上々の結果です。このレビューではアクションゲームとしての所感ではなく、オープンワールドゲームとしてどうなのか、を取り上げていきます。

・高い完成度の理由は堅実なゲーム作り

『ゴーストオブツシマ』は前述した独創的なテーマでありながらゲームとしては非常に堅実な作りになっています。オープンワールドゲームの課題を一覧表にまとめ、ひとつひとつ解決していった、そういった表現が非常に合います。例えば、オープンワールドゲームのレビューにたびたび挙がる話題として「広さと密度」があります。広さとはプレイできるマップの広さというそのままの意味で、密度とはそのマップで体験できるゲーム体験の数です。冒険できる舞台が広いとどんな体験が待っているか非常にワクワクしますがその密度が薄いとなにもないマップにすぐに飽きてしまいます。「ゴーストオブツシマ」ではそうならないような工夫が至るところに見てとれます。対馬という小ささ島を舞台にしていますが、その中には日本の四季の移り変わりを思わせる非常に美しい風景が広がっており、見るものを圧倒します。また、オープンワールドゲームが直面する移動という退屈な作業に対する解決方法もいたってシンプルです。移動スピードが速く、いつでもどこでも呼び出せる馬を最初から持たせ、行ったところであれば無条件でファストトラベルが可能です。さらにファストトラベル時のロード時間が非常に短く、ゲームに対する没入感を阻害させません。このロードの速さはSNSを中心に非常に話題になりました。ひとたび馬を走らせれば前述した美しい風景が映りかわり、ランダムなイベントや収集物集めなどマップの密度が濃いことを実感します。アイテムを拾う時は馬から降りる必要がなくストレスを感じることがないため、アイテムを集めながらついつい寄り道してしまいます。そうするとまた新しい発見がある...このようにプレイヤーを飽きさせないような導線の引き方がとても上手いと感じました。また、ミニマップを表示せず、目的地へのガイドは風のエフェクトのみにすることで目線を一点に集中させないことも飽きさせない工夫のひとつだと感じました。以上のようにオープンワールドゲームとして新しいことに挑戦するというよりは、今までリリースされてきたオープンワールドゲームの課題を解決した堅実なゲームと強く印象に残りました。

まとめ:オープンワールドゲームのニュースタンダードになりえる作品

オープンワールドゲームとして非常に完成度が高いゲームですが、ロード時間の短さ以外ま新しく革新的な機能やゲーム体験を得ることはあまり感じられません。しかし、オープンワールドゲームの課題を解決したと思える飽きのこないゲームデザインはこれからリリースされるオープンワールドが比べられる基準となりえる作品と言えます。『ゴーストオブツシマ』は各メーカーが新しいCS機をリリースした新しい時代にふさわしいニュースタンダートのオープンワールドゲームと言えるでしょう!

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武士として本当に誇り高いのは誰か

多彩なアクションと広大なフィールドを駆け回る爽快感が楽しめるGhost of Tsushima。
とてもボリュームがあり、サイドストーリーも含めて作り込まれた対馬の景色とその人々の物語を楽しむことができます。ゲームのための時間がたくさん取れる方にはとてもおすすめの作品です。
十三世紀後半、コトゥン・ハーン率いるモンゴル帝国(大元)が、日本侵攻の足掛かりとして対馬を侵略しました。島を防衛する対馬の武士たちは蒙古(モンゴル兵)に敗れ、主人公の叔父である有力な武士、志村もコトゥン・ハーンに囚われてしまいます。そんな絶望的な状況の中、境井 仁(さかい じん)という名の一人の武士は何とか生き延び、冥府から蘇った者「冥人(くろうど)」として戦うことになります。
侍の道を守り武士としての誇りを持つ仁は、武士としての戦い方では大群をなす蒙古兵には勝てないと感じ、今までの道を捨てて闇討ちや爆弾、毒を用いる戦い方に手を染めていきます。初めはとことん劣勢だった仁ですが、彼を救いその戦いを支えるゆなや、ゆなの弟で鍛冶屋のたかといった仲間たちが増えていきます。そして仁の叔父であり恩師の志村を見事救い出すことに成功するのです!
喜びに浸る仁ですが、囚われの身になっても厳格な武士であった志村は仁が非道な手段に手を染めたことを受け入れられません。どんな手を使ってでも蒙古兵を倒し民と対馬を救うと志す仁と、あくまでも武士としての戦い方を守った上で対馬を取り戻そうとする志村の志は対立してしまいます。何度となく話し合う彼らですが、遂には互いの思いを理解することはできぬと決別してしまうシーンにはやり切れない思いがこみ上げます。
私はあくまでも民を優先して自分の武士の道を外れる仁に共感しますが、皆さんはどう感じるでしょうか。

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Ghost of Tsushimaの感想

『Ghost of Tsushima』の感想を書いていきます。まず基本情報ですが発売日は2020年7月17日で、PlayStation4用ソフトです。開発はサッカーパンチというアメリカのゲーム会社です。
このゲームの何がすごいかというと、鎌倉時代の対馬が舞台で、とにかく映像が奇麗です。又、剣術も忠実に再現されています。あと、“黒澤モード”という白黒になるモードもあります。

ユーラシア大陸のほとんどを支配していたモンゴル帝国が大船団を引き連れて小茂田に襲来します。対する日本側は80人で、主人公の境井仁もその場にいます。
戦闘が開始されると、主人公を操作出来るようになります。
最初は戦闘のチュートリアルです。必死に戦いますが味方は全滅し、境井は倒れ、大将の志村も捕らえられます。
目が覚めるとそこは知らない民家で、手当されていた自分と“ゆな”という女がいます。助かったのは良いのですが自分の刀がありません。ゆなが「その刀は売った」と言いました。
最初は敵に見つかったらゲームオーバーになります。自分の刀を取り戻し、次に向かうのは大船団を率いている将軍コトゥン・ハーンの元に行きます。
次はボス戦のチュートリアルですが、ここも負けます。二度も死にかけ、それでも境井は叔父の志村を助けるために対馬を奔走します。
本作はオープンワールドで、神社や温泉、対馬巡りなども出来ます。馬で駆け巡る対馬は最高です。
サブストーリーも充実しています。シナリオもかなり良かったです。
叔父から教えてもらった誉という正々堂々とした大切な教えですが、この教えでは元軍は倒せません。境井は、誉とはかけ離れたやり方で敵を倒していきます。

このゲームには、とても重厚なストーリーがあります。

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侍としての生き方を学んだ気がします

PS4用ゲームソフト「Ghost of Tsushima」
主人公「境井 仁」が生まれ育った土地、対馬を敵から奪い返す時代劇アクションアドベンチャーゲーム。

このゲームでまず目につくのが画像の綺麗さ。遠くの景色まで細かく描かれています。
オープンワールド形式なので、綺麗な自然の景色を主人公が走り抜けながらゲームは進行します。時に雨が降り、場所によっては雪山がありと気候の変化によって景色も変わるので、プレイの手を止めて景色を眺める事もしばしば。

境井 仁は対馬を取り戻すために仲間を集めながら敵を倒していくのですが、その方法が段々と武士道から外れていきます。最初は民から「お侍さん」と呼ばれていますが、途中から冥人(くろうど)と呼ばれ恐れられるように。
しかしそれは対馬を取り返す為。主人公の心の葛藤がしっかりと描かれています。
基本は敵と戦闘をしながらストーリーが進んでいくのですが、段々とスキルや技を覚えていき敵拠点を攻略していきます。
剣術中心の戦闘ですが、時に弓を使い遠くの敵を討ち、時に煙で相手をかく乱し、背後から切りかかるなど多彩なアクションは見ていて爽快です。
操作性は良く、ロードも少ない。また、ボタン連打の力押しで相手を倒すだけでなく相手の攻撃を見切る等の駆け引きも面白く、剣術アクションとしての完成度も高いです(アクション苦手な人でも難易度設定があるので安心してプレイできます)。

もう一つの楽しさは武具(鎧など)の変更です。侍らしい鎧から盗賊のようなスタイルなど、様々ありますのでそれも是非楽しんでください。
PS4のオープンワールド系のゲームではかなりの完成度の高さだと思います。

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PS4ソフトのレビュー

対馬にモンゴル帝国が侵略してくるという物語です。
システムは境井仁(さかいじん)という主人公がモンゴルの兵士を倒していくというものです。冥人(くろうど)となりモンゴル兵士を暗殺したりする事が出来たり、正々堂々と一騎打ちしたりする事が出来ます。物語の流れはオープンワールドで広がったマップでクエストのような依頼を受けたり、ストーリーを展開させたりすることが出来ます。
各地で協力者を集めたり、武器を強くしたり、体力などを増やしたりとやりこみ要素が満載です。
草などの風の向きで自分がどこに向かえばいいかを教えてくれるので、いちいちマップを確認する必要がないのも大きな利点の一つとなると思います。

主人公のアクションバトルはとても気持ちの良いもので、隠れながら敵を暗殺するのも楽しく感じたり、敵が強くて倒せなかったら別の所でスキルを強くしたり、ゲームとしてとても面白い作品だと思います。
境井仁の武士道としての誇りや冥人になることでその誇りを捨てなくてはいけない葛藤のシーン、また、親友が裏切ってそれを倒さなくてはいけないシーンなど、サムライとして武士道を上手く描写している所が素晴らしいと思います。
一番凄いのはロード時間の短縮という所です。

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孤高の侍から手段を問わない鬼への変化

名実ともに対馬の侍であった境井仁は、汚い手や誉れに背く戦いを唾棄していました。しかし、対馬を占領した蒙古兵(モンゴル兵)と少数の自軍との苛烈な戦いを経て、民を守り対馬の平和を取り戻すためには闇討ち、毒、爆弾などの手段を選らばざるを得なくなります。
闇討ちを教えて仁の新たな道を開いた“ゆな”という女性とその弟“たか”を筆頭に、仲間が生まれます。必死の思いで、蒙古兵に捕らわれた恩師(であり地頭の伯父上)を助けます。その道中や恩師を助けた後も、力を貸してくれた仲間が無残にも蒙古兵に殺されさり、仁を裏切ったりします。それでも対馬のために仁は戦い続け、遂には蒙古兵のボスであるコトゥ・ハーンを打ち破ります。
多くの犠牲を伴いながらも最後まで対馬のために戦い尽くした仁。しかし、犠牲者を減らすことに重きを置いた戦い方をする仁と、武士としての誇りに重きを置いた戦い方を選ぶ伯父上は道を違えます。対馬を守った英雄は、手段を問わない人殺しをした人物として侍から追われる身となってしまい、物語が終わります。
仁にとって大切な人たちと袂を分かち、命が奪われていく辛さが身に迫るストーリーには何度も心が締め付けられました。ですが、幸せだけで終わる大円団でないところがリアルで、最後まで変わっていく仁に感情移入してゲームをプレイすることができました。戦い方が、正攻法の剣だけでなく闇討ちや毒、爆弾など選択肢が多いので、戦略を練って進むのも面白くてとても良かったです!

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至高のオープンワールド

オープンワールドと言えばアクション等には期待できないものが多い中で、しっかりとアクションも作り込んであります。
敵との一騎打ちや不意打ち、奇襲なども自分の考えている通りに行えます。
アクションに爽快感はあまりないですが、こんなことができたら良いのにと思うようなことはほぼできます。
レベルの概念がないため経験値をためてゴリ押し、とは行きませんがプレイヤースキルや地形の把握、知識で対抗していくことが可能です。
また実際の対馬の地理等が再現されており、その作り込みには目を見張るものがあります。
具体的に言うと、目に見える場所にはほぼ行けるようになっています。
通常この手のグラフィックに力を入れているゲームは見えない壁等で実質は箱庭状態になっていることが多いのですが、こちらはどこにでも行くことが可能です。背景に描かれている山や崖などにもどこかから上ったり下ったりすることができます。無論落ちれば死にますが。
音楽にはあまり力をいれていないのかそこまで良いとは感じませんでしたが、逆に音楽がないほうがゲームにあっていると思います。
VRに対応していないのが残念ですが、大きいテレビであればそれほど気にもなりません。
日本の歴史からすれば題材があまりメジャーなものではありませんが、そんなことは関係なくとても面白いと感じました。

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侍としての生き様を楽しめるオープンワールドゲーム

1274年の対馬の元寇を舞台にしたオープンワールドゲームです。プレイヤーは主人公の境井仁になりきり、対馬を占領しようとするモンゴル軍に対抗し、自らの故郷を取り返すために戦い抜くというストーリーとなっています。武士として育った境井は、故郷や仲間を守るために武士の教えに反し、外道な戦法を使ってでもモンゴル軍を倒していくのですが、背後からの不意打ちや爆弾投げ、毒殺など、戦い方はバリエーション豊富です。正々堂々と真っ向勝負を挑むこともできますが、相手は集団で襲いかかってくることが多いので、慣れないうちは少し手こずります。ゲーム上では、森林、川、草原といった日本特有の自然が美しいグラフィックで再現されており、そのほかにも、お寺や神社、集落など、まるで当時の日本にタイムスリップしたかのような世界観を楽しむことができます。しかし、どこに行っても同じ風景が広がっていたり、集落や遭遇する村人が少なくどこか物足りなさを感じることもありました。ストーリー構成は、メインストーリーの他にそれぞれ登場人物に紐付けられたサブストーリーが展開されており、やり込み要素はあったと思います。開発は海外のゲーム会社ですが、鎌倉時代の日本を忠実に再現しており、よくできたゲームだと思います。

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吸い込まれるような世界観

ゲームとして取り上げられる機会の少ない蒙古襲来をテーマに作られた時代劇オープンワールドゲームである本作。
このゲーム一番の魅力は、プレイヤーが主人公の立場になりきることのできる劇的なストーリーと絶妙な難易度設定にあります。

物語が始まってすぐは「俺は正面から正々堂々と戦ってやるぜ!」と思いながら刀一本での戦闘を心がけていましたが、ストーリーが進み敵が強くなるにつれて当たり前のように卑怯な手を使うようになっているのです。
楽に戦闘を進めたいというプレイヤーの思考と闇に落ちていく主人公の行動がマッチしているのを感じ、素晴らしいストーリー進行と難易度・ステージ設定になっているなと思いました。

しかしこれだけで終わらないのがゴーストオブツシマです。美麗なグラフィックに加えて画面に表示されるUIがほとんどないため、ゲームをしているのではなく映画を見ているような感覚になります。
おまけに美麗グラフィックを最大限に活かす写真モードが用意されているため、天気や時間などを変更して自分の思う最高の瞬間を写真として残すことができます。

ストーリークエストをやるだけでも25〜30時間程、トロコンまでやるなら100時間程度かかるんじゃないかというほどでボリュームもバッチリです。今後マルチプレイの要素が追加されるので、「ソロゲーはなぁ…」と考えていた方も買ってみてはいかがでしょうか。間違いなく2020年の大作ゲームですよ!

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