吸い込まれるような世界観
ゲームとして取り上げられる機会の少ない蒙古襲来をテーマに作られた時代劇オープンワールドゲームである本作。
このゲーム一番の魅力は、プレイヤーが主人公の立場になりきることのできる劇的なストーリーと絶妙な難易度設定にあります。
物語が始まってすぐは「俺は正面から正々堂々と戦ってやるぜ!」と思いながら刀一本での戦闘を心がけていましたが、ストーリーが進み敵が強くなるにつれて当たり前のように卑怯な手を使うようになっているのです。
楽に戦闘を進めたいというプレイヤーの思考と闇に落ちていく主人公の行動がマッチしているのを感じ、素晴らしいストーリー進行と難易度・ステージ設定になっているなと思いました。
しかしこれだけで終わらないのがゴーストオブツシマです。美麗なグラフィックに加えて画面に表示されるUIがほとんどないため、ゲームをしているのではなく映画を見ているような感覚になります。
おまけに美麗グラフィックを最大限に活かす写真モードが用意されているため、天気や時間などを変更して自分の思う最高の瞬間を写真として残すことができます。
ストーリークエストをやるだけでも25〜30時間程、トロコンまでやるなら100時間程度かかるんじゃないかというほどでボリュームもバッチリです。今後マルチプレイの要素が追加されるので、「ソロゲーはなぁ…」と考えていた方も買ってみてはいかがでしょうか。間違いなく2020年の大作ゲームですよ!