マダガスカル(Madagascar)のネタバレ解説・考察まとめ
『マダガスカル』は2005年に公開された、ドリームワークス・アニメーションが手がけたCGアニメーション映画。ニューヨークにあるセントラル・パーク動物園から抜け出したライオン、シマウマ、カバ、キリンの4頭が繰り広げるコメディで、現実離れした動物たちの行動と妙に人間らしさのある会話が受け、子供から大人まで幅広く愛されている。2008年には続編『マダガスカル2』が、2012年には『マダガスカル3』が公開された。
『マダガスカル』の概要
『マダガスカル』はドリームワークスが手がけた、2005年公開のCGアニメーション映画。日本では8月に公開された。監督はエリック・ダーネルとトム・マクグラス、音楽は映画『ライオン・キング』や映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』を手がけたハンス・ジマーが担当。日本では主要キャラの声優に俳優や芸人を多く起用し、より親しみやすい作品となっている。アメリカでも主役には、映画『ナイト ミュージアム』で主人公を演じたベン・スティラーが起用されている。
ニューヨークの動物園から逃げ出した4頭の動物たちが繰り広げるコメディであり、老若男女問わず高い人気を誇っている。2008年には続編の『マダガスカル2』、2012年にはさらに続編の『マダガスカル3』が公開された。そして2014年には本作に登場するペンギンを題材にしたスピンオフアニメ『ペンギンズ FROM マダガスカル ザ・ムービー』が公開され人気を博した。また2005年にはGBA、GC、DS、PS2でゲーム『マダガスカル』が発売された。
ライオンのアレックス、シマウマのマーティ、キリンのメルマン、カバのグロリアは親友同士。ニューヨークの動物園で快適な生活を送っていたのだが、マーティが野生の世界への憧れから脱走騒動を起こしたことをきっかけに、4頭はマダガスカルへと流れついてしまう。
『マダガスカル』のあらすじ・ストーリー
動物園からの脱走
ニューヨークにあるセントラルパーク動物園。
一番人気のライオンのアレックスと、隣に暮らすシマウマのマーティは親友同士。
マーティの誕生日の夜、2頭の隣に暮らすカバのグロリアとキリンのメルマン、アレックスの3頭がマーティのお祝いをする。マーティは毎日代わり映えのしない毎日から、大自然を堪能したいと考えていることを明かす。止める3頭をよそに、マーティはコネティカットに向けて出発する。
動物園を抜け出したマーティを連れ戻すべく、アレックス、グロリア、メルマンの3頭は動物園を抜け出し、セントラルパーク駅でマーティを見つける。動物園に戻ろうとアレックスが説得しているうちに警察に取り囲まれ、麻酔薬を打たれる4頭。
4頭は動物愛護団体の主張が認められ、アレックスたちの希望とは反対に動物園から自然界へと戻されることになる。
麻酔で眠っている間にアフリカ行きの船に乗せられた4頭は、船がペンギンに乗っ取られたはずみで漂流し、マダガスカルへとたどり着く。
流れ着いたのはマダガスカル
4頭は別々の場所へと流れ着いていたが、無事に浜辺で合流を果たす。しかしそこで、4頭はここがマダガスカルであることを知る。マーティ、グロリア、メルマンの4頭はフォッサを撃退したこともあり、マダガスカルの動物たちに受け入れられるが、アレックスは肉食動物という理由で、なかなか受け入れられてもらえなかった。しかも自然あふれるマダガスカルに来たことでアレックスの中の野生が目覚め、マーティ、グロリア、メルマンがステーキ肉に見えてしまう。
アレックスに追いかけられる3頭も、リアルな弱肉強食を目の前にして「ここは理想郷ではなかったのでは」と落ち込んでいた。
3頭はアレックスを元に戻そうと探索し、船を見つける。船には同じ動物園からやってきたペンギンたちがいた。マーティはこれで戻れるはずだとアレックスを迎えにいくが、アレックスは自分の野生の本能を恐れて引きこもってしまった。途方に暮れるマーティのもとに現れたのは獰猛なリカオン。他の草食動物も襲われ、絶体絶命のピンチになったその時、百獣の王であるアレックスが現れてリカオンを撃退する。アレックスはマダガスカルの動物たちに受け入れられ、歓迎パーティーが開かれた。しかしそこで寿司を食べて満足したアレックスは、同時にやはり人の元でないと生きていけないと悟り、船に乗るのだった。
『マダガスカル』の登場人物・キャラクター
主要メンバー
アレックス
CV:ベン・スティラー
吹替:玉木 宏
セントラルパーク動物園で一番の人気者、ライオンのアレックス。
1日3回のショーで観客を賑わせる踊るライオン。
特技はダンス、好物はヒレ肉のステーキ。
マーティとは幼馴染で一番の仲良しだが、マーティのせいで動物園を追い出されたためマダガスカルについてからは喧嘩中。
マーティ
CV:クリス・ロック
吹替:柳沢 慎吾
アレックスの隣で暮らすシマウマのマーティ。
ひょうきんな性格で4頭の中のムードメーカー的存在。
10歳を迎えても、代わり映えのない毎日。
そんな中、脱走を試みるペンギンが偶然マーティのスペースにたどり着き、そこで「動物園の中にいるのは動物の自然な姿ではない」と言われ、自分も大自然の中で野生の生活をしてみたいと思い、動物園を抜け出す。
本人曰く「ちょっと行って一晩堪能したら帰ってくるつもりだった」らしい。
グロリア
CV:ジェイダ・ピンケット=スミス
吹替:高島 礼子
4頭の中で唯一の女の子。
魅力的なお尻で、見る者全てを魅了するカバ。
4頭の中では一番の力持ちで、力技が必要な場合は自ら買って出ることが多い。
マダガスカルについてから喧嘩しっぱなしのアレックスとマーティを、母親のように仲裁しようとすることも多い。
メルマン
出典: microlab.com
CV:デヴィッド・シュワイマー
吹替:岡田 義徳
病弱で、医者にかかることを何より大事にするキリン。
弱いのは体だけではなく心も弱く、4頭の中で一番怖がりで気弱。
しかしただの気弱というわけでもなく、ピンチな時でも呑気な一言を発するのんびり屋でもある。
寝るのが早い。
ペンギンズ
出典: mighouse.com
セントラルパーク動物園に暮らす4匹のペンギンたち。
左からリコ、隊長、コワルスキー、新人。
頭がいいのか悪いのか不明だが、ペンギンとは思えない身のこなしで動物園の脱出を試みたり、船を乗っとったりする。
ユニークなキャラのため、スピンオフのアニメ、映画が制作されている。
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目次 - Contents
- 『マダガスカル』の概要
- 『マダガスカル』のあらすじ・ストーリー
- 動物園からの脱走
- 流れ着いたのはマダガスカル
- 『マダガスカル』の登場人物・キャラクター
- 主要メンバー
- アレックス
- マーティ
- グロリア
- メルマン
- ペンギンズ
- 隊長
- リコ
- コワルスキー
- 新人
- 動物園
- メイソン&フィル
- マダガスカル
- キング・ジュリアン
- モーリス
- モート
- フォッサ
- 『マダガスカル』の用語
- セントラル・パーク動物園
- マダガスカル
- 『マダガスカル』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- マーティ「人生半分生きたけど、いまだに白地に黒なのか黒地に白なのか、わかんねえ」
- アレックスとマーティの友情
- 『マダガスカル』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 日本語版の声優には俳優やコメディアンを起用
- 主題歌の「I Like To Move It」の原曲はReel 2 Real
- 『マダガスカル』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:サシャ・バロン・コーエン「I Like To Move It」