『BLUE GIANT』とは、2013年から『ビッグコミックスピリッツ』において連載されている、石塚真一による漫画である。ジャズを題材とする本作品では、世界一のサックスプレーヤーを目指す高校生・宮本大が、仙台、東京、ドイツと拠点を移しながら一歩ずつその階段を上っていく様が描かれている。舞台を海外に移した続編も連載されてシリーズ化しており、2023年には劇場版アニメも公開された。音楽ファンは勿論、幅広い層の読者からも多くの支持を集めている。
アントニオ・ソト
メキシコで出会ったピアニスト。ラテン系の明るい性格で、歯に衣着せぬ物言いでいいことも悪いこともズバズバと話す。本来は気遣いができる優しい性格だが、やや血の気が多い傾向があり、大やゾッドとは言い合いになってしまうことが多い。「Dai Miyamoto Momentum」のメンバー。
『BLUE GIANT MOMENTUM』にも登場している。
ゾッド
ヒューストン在住の大柄な黒人ドラマー。アントニオとは正反対で、沈着冷静で思慮深い性格。ニューヨークでドラムの技術を学んできたものの、2人暮らしをしている母親の介護もしなければならないという現実もあり、「音楽は金にならない」とポーカーで生計を立て、呼ばれれば助っ人でドラムを叩く生活をしていた。「Dai Miyamoto Momentum」のメンバー。
『BLUE GIANT MOMENTUM』にも登場している。
ジョー
ゾッドが紹介した、マイアミ在住のベーシスト。重度のアルコール依存症を患っており、常に酔っているため大とアントニオは当初彼の加入に難色を示すが、演奏力は大をもってして「天才」と評するほどの実力を持つ。「酒を飲むなと言うな」「酒でリズムを外さない、ステージを飛ばさない」と双方の条件を出して合意し、「Dai Miyamoto Momentum」のメンバーとなる。ジャズマンらしい自由さと危うさを持ちつつも、大人として大たちを見守る深さも持っている。
『BLUE GIANT MOMENTUM』にも登場している。
アメリカの音楽関係者
アレックス・リュウ
サンフランシスコで大が出会い、ステージを共にした中国系アメリカ人ドラマー。チャイナタウンで家族経営する雑貨店で働きながらドラムを続けているが、アジア人差別に晒されて活躍の機会に恵まれなかったことに強い怒りを覚えていた。しかし大のまっすぐな情熱に突き動かされ、しがらみを捨てて音楽を楽しむことに目覚めた。
マーティー
エディと共にバンドを結成しており、彼の招集で大と共にステージに上がったミュージシャン。エディとのバンド解散後は、「グラナイツ」というバンドで活躍中。ロサンゼルスに入った大が集客に苦戦しているという悩みを聞き、自身のSNSで演奏中の動画を拡散し、ライブ情報もシェアすることで貢献してくれた。
大の生徒たちとその関係者
ハリー・アンダーソン
ニューメキシコで代理のサックス講師をすることになった大が受け持った生徒の少年。ソプラノサックス演奏する。ぽっちゃりした体に生意気な態度が目立つが徐々に大に心を開き、元の講師であるスティーブとはまた違った、友人同士のような師弟関係を築いていく。実は気が小さく、発表会では緊張して泣きだしてしまいそうになるが、大の励ましもあって一曲を演奏しきった。大人になった後は水泳選手として活躍しており、この発表会を乗り越えたことが後の自分に繋がったと語っている。
キャロル・ジェンキンス
ニューメキシコで代理のサックス講師をすることになった大が受け持った生徒の一人。老齢の女性で、亡き夫とともに聴いたチャーリー・パーカーをこよなく愛している。大のレッスンを受けるうちに大きな音も出せるようになり、感情を乗せた演奏ができるようになった。
アクセル・バイス
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目次 - Contents
- 『BLUE GIANT』(ブルージャイアント)の概要
- 『BLUE GIANT』(ブルージャイアント)のあらすじ・ストーリー
- 仙台編
- 東京編
- 『BLUE GIANT SUPREME』(ブルージャイアント シュプリーム)のあらすじ・ストーリー
- ドイツ編
- ヨーロッパツアー編
- フェス出場編
- ラストライブ編
- 『BLUE GIANT EXPLORER』(ブルージャイアント エクスプローラー)のあらすじ・ストーリー
- 西海岸編
- ボストン編
- 『BLUE GIANT MOMENTUM』(ブルージャイアント モメンタム)のあらすじ・ストーリー
- ニューヨーク編
- インターナショナル・ジャズ・コンペティション編
- 『BLUE GIANT』(ブルージャイアント)からの登場人物・キャラクター
- 主人公
- 宮本 大(みやもと だい)
- 大の家族・友人
- 宮本 雅之(みやもと まさゆき)
- 宮本 彩花(みやもと あやか)
- 大の父
- 三輪 舞(みわ まい)
- 近藤 周平(こんどう しゅうへい)
- 仙台の音楽関係者
- 由井(ゆい)
- 小熊(おぐま)
- 川西(かわにし)
- 東京の音楽関係者
- 平(たいら)
- 川喜多(かわきた)
- アキコ
- 五十貝 勝(いそがい まさる)
- 天沼 幸星 (あまぬま こうせい)
- 内山(うちやま)
- THE JASS(ジャス)のメンバー
- 沢辺 雪祈(さわべ ゆきのり)
- 玉田 俊二(たまだ しゅんじ)
- ライブの観客
- 望月(もちづき)
- 『BLUE GIANT SUPREME』(ブルージャイアント シュプリーム)からの登場人物・キャラクター
- 大の友人
- クリス・ヴェーバー
- セルゲイ
- 「No.5」(ナンバーファイブ)のメンバー
- ハンナ・ペータース
- ブルーノ・カミンスキ
- ラファエル・ボヌー
- ヨーロッパの音楽関係者
- ボリス・リッケュ
- ガブリエル・ベール
- アーネスト・ハーグリーブス
- ハインドル
- 『BLUE GIANT EXPLORER』(ブルージャイアント エクスプローラー)からの登場人物・キャラクター
- 「Dai Miyamoto Momentum」(ダイ・ミヤモト モメンタム)のメンバー
- アントニオ・ソト
- ゾッド
- ジョー
- アメリカの音楽関係者
- アレックス・リュウ
- マーティー
- 大の生徒たちとその関係者
- ハリー・アンダーソン
- キャロル・ジェンキンス
- アクセル・バイス
- ニーラ・デクルーズ
- スティーブ先生
- 大の友人
- ジャック
- エディ
- ジェイソン
- シェリル・ハント
- 『BLUE GIANT MOMENTUM』(ブルージャイアント モメンタム)からの登場人物
- ニューヨークの音楽関係者
- マイク
- カーメロ・キャノン
- 「インターナショナル・ジャズ・コンペティション」の出場者
- ジーン・ヘイデン
- ノア・デュベール
- スコット・エリングJr.
- ニーナ・ファウラー
- ボビー・マクローリン
- ディエゴ・アルバレス
- 大の友人
- アダム
- エルヴィン
- JASSの由来
- 『BLUE GIANT』(ブルージャイアント)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 『BLUE GIANT』(ブルージャイアント)の登場曲
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