アイドルマスター シンデレラガールズ(デレマス)のネタバレ解説・考察まとめ

『アイドルマスター シンデレラガールズ』とは、同名の人気ソーシャルゲームを題材にしたテレビアニメ。2015年にTOKYO MXなどで2シーズン放送された。アイドル事務所「346(美城)プロダクション」を舞台に、まだ売れないアイドルたちがユニットの結成、初ライブなどを経験しながら成長していく。また、後半にはプロジェクトが解体され交流のなかった別プロジェクトのアイドルたちと交流を経て、自身のアイドルとしての在り方について考え始める。

『アイドルマスター シンデレラガールズ』の概要

『アイドルマスター シンデレラガールズ』とは、スマートフォン・フィーチャーフォン対応のソーシャルゲームで、アイドルを育成するゲーム『アイドルマスター シンデレラガールズ』を題材にしたテレビアニメである。
アイドルを育成するゲーム『THE IDOLM@STER(アイドルマスター)』シリーズのテレビアニメ第3作目であり、TOKYO MXなどで1st seasonが2015年1~4月、2nd seasonが2015年7~10月に放送された。
1st seasonは13話、2nd seasonは12話、またBD/DVD限定1話の全26話から構成されている。
アニメーション制作はA-1 Pictures(エー・ワン・ピクチャーズ)、製作はバンダイナムコゲームス、アニプレックス、日本コロムビア、アニメコンソーシアムジャパンが担当。
放送時間はTOKYO MXなどで毎週土曜日の午前0時~午前0時30分。

大手芸能プロダクション「346(美城)プロダクション」に所属するアイドル達の奮闘と成長を描く作品で、作品には数多くのアイドルが登場する。
その中で、「CINDERELLA PROJECT(シンデレラプロジェクト)」の、島村卯月(しまむら うづき)・渋谷凛(しぶや りん)・本田未央(ほんだ みお)ら新人アイドル14人を中心に物語は進んでいく。

『アイドルマスター シンデレラガールズ』のあらすじ・ストーリー

シンデレラプロジェクトの発足・アイドル活動のスタート

繰り上げ合格となった島村卯月。

春、アイドルを目指して養成所に通う島村卯月(しまむら うづき)の元に、大手芸能プロダクション「346(美城)プロダクション」のプロデューサーが訪れる。
そのプロデューサーから、以前落選した「CINDERELLA PROJECT(シンデレラプロジェクト)」に3名欠員が出たことにより、再選考の結果合格したと伝えられる。
同じ頃、渋谷凛(しぶや りん)はプロデューサーから街中でスカウトされるも、アイドルに興味はなく最初は拒否していた。しかし、プロデューサーの熱意や卯月のアイドルに対する思いを受けて、彼女はアイドルになることを決意した。
そして、2人は346プロダクションにやって来て、再選考のオーディションに合格した本田未央(ほんだ みお)やその他のシンデレラプロジェクトのメンバーと合流。
シンデレラプロジェクトは始動し、彼女達は初めに宣材写真の撮影を行った。

その撮影現場に現れた先輩アイドルの城ヶ崎美嘉(じょうがさき みか)から、卯月・凛・未央の3人は自身が参加するライブのバックダンサーに指名される。
リハーサルはうまくいかなかったものの、本番では美嘉のバックダンサーを見事に務めて、卯月達の初ステージは無事成功した。
卯月や凛、未央はプロデューサーからシンデレラプロジェクトのPR動画を撮るように頼まれ、プロジェクトメンバーの撮影を行うことになった。
その後プロデューサーからプロジェクトメンバーに対して、新田美波(にった みなみ)とアナスタシア、そして卯月と凛、未央のユニットデビューが発表される。
美波とアナスタシアのユニットは「LOVE LAIKA(ラブライカ)」、そして卯月達のユニットは「new generations(ニュージェネレーションズ)」に決定。
「ラブライカ」と「ニュージェネレーションズ」の両ユニットはレコーディングを行い、デビューイベントであるミニライブに向けて準備を進めていた。

そしてミニライブ当日、ラブライカ・ニュージェネレーションズの両ユニットは、見事にダンスや歌をこなしてデビューイベントを成功させた。
ところが、美嘉のバックダンサー時のステージと比べてミニライブの観客が少ないことに対してギャップを感じていた未央は、自分のせいで失敗したと思い込む。
プロデューサーはフォローするも言葉足らずにすれ違いを起こしてしまい、その後、未央はプロダクションに来なくなった。
そして、凛もプロデューサーの対応に失望して帰宅してしまう。プロデューサーは未央の元を訪れようとするも彼女に拒絶される。
しかし、「次は凛と未央と共に最後まで笑顔でステージに立ちたい」という卯月の前向きな気持ちに後を押され、プロデューサーは再び未央の元を訪れ、「ライブに訪れた観客の写真」を彼女に見せる。
写真を見て観客の数しか見ていなかったことを痛感した未央は反省して再びアイドルを続けることを決意し、プロデューサーと共に凛の元を訪れる。凛は初め拒否するも、プロデューサーや未央の説得に応じた。
346プロダクションに戻った凛と未央は卯月達シンデレラプロジェクトの仲間に謝り、ニュージェネレーションズは再始動した。

サマーフェスティバルで成長したメンバーたち

季節は夏になり、シンデレラプロジェクトの他のメンバーも次々とデビューした。
神崎蘭子(かんざき らんこ)はソロユニット「Rosenburg Engel(ローゼンブルクエンゲル)」でデビューし、自分の世界観を存分に表現した。
三村かな子(みむら かなこ)・双葉杏(ふたば あん)・緒方智絵里(おがた ちえり)は「CANDY ISLAND(キャンディアイランド)」というユニットでデビュー。
バラエティ番組に出演し、初めは苦労するも見事にこなした。
城ヶ崎莉嘉(じょうがさき りか)・諸星きらり(もろぼし きらり)・赤城みりあ(あかぎ みりあ)は「凸レーション(デコレーション)」というユニットでデビューする。
トークイベントの合間にプロデューサーとはぐれてしまうも、彼女達の機転により事なきを得て、トークイベントは大盛況に。
そして、ユニットを組むことになった前川みく(まえかわ みく)と多田李衣菜(ただ りいな)は初め仲があまり良くなかったものの、寮での共同生活や新曲の共同作詞などにより、その距離をだんだん縮めていく。
ユニット新曲お披露目のイベントを成功させて、その後ユニット名は「*(Asterisk:アスタリスク)」となる。

野外で行われる346プロダクションのサマーフェスにシンデレラプロジェクトも参加することが決まり、それに向けて彼女達は合宿レッスンに励む。
プロデューサーが所用で合宿所を離れている間に美波がリーダー役となり、そして全体曲のレッスンを行うことになったが、全体の振り付けがなかなか揃わない。
そこで美波は一計を案じ、スペシャルプログラムとしてレクリエーション競技を提案。競技を通じて彼女達は団結を深め合った。
全体曲の振り付けはその後見事にそろう。そしてステージのリーダーに美波が選ばれ、サマーフェス本番を待つのみとなった。

サマーフェス当日、リハーサルやミーティングで最終確認を行うシンデレラプロジェクト。そして、先輩アイドル達と円陣を組んでフェスは開演する。
しかし美波が倒れるアクシデントが発生し、代役を申し出た蘭子が美波の代わりにアナスタシアと共にステージに立つことになった。
フェスはシンデレラプロジェクトの順番となり、初めにローゼンブルクエンゲルの蘭子がステージに立ち、続いて同じく蘭子とアナスタシアのラブライカが続く。
ラブライカのステージ終了後悪天候になって、一時中断となり会場が閑散とするも、その後再開のめどが立ち、ニュージェネレーションズの出番となった。
ニュージェネレーションズは一生懸命に歌い、会場の歓声を呼び戻した。そして、キャンディアイランド、凸レーション、アスタリスクとステージは続く。
そして美波の体調が回復したことで、練習していた全体曲をシンデレラプロジェクト全員で歌えるようになり、円陣を組んだ後、全員でステージに立つ。
彼女達が歌う全体曲は観客を熱狂の渦に巻き込んだ。こうして、サマーフェスは大成功で幕を閉じたのである。

白紙になったシンデレラプロジェクト

サマーフェスから1ヶ月が経ち、少しずつ仕事が増えてきたシンデレラプロジェクト。その頃、美城常務が出張先のアメリカから戻ってきて、アイドル部門の統轄重役に就く。
美城常務はアイドルの個性を伸ばすという非効率なやり方では成果に時間が掛かりすぎるとし、アイドル部門の全てのプロジェクトを解体して白紙に戻し、346プロダクションのブランド確立のため、自らアイドルを厳選して新たにプロジェクトを立ち上げて成果を出すという改革案を発表。
これにより、346プロダクション内では番組の出演者が変更になったり、アイドルのCDデビューが延期になったりするなど混乱が生じた。シンデレラプロジェクトのオフィス「シンデレラプロジェクトルーム」がオフィスビルの30階から地下に移動する。
美城常務のやり方に反対するプロデューサーは、対案としてアイドルの個性を生かす「シンデレラの舞踏会」という企画書を提示する。
美城常務は今期末までに成果を上げることを条件に、プロデューサーの企画を通した。
その後も「かつて芸能界に見られたスター性、別世界のような物語性」を重視する彼女はアイドルが出演する番組の路線変更を検討したり、有望と考えたアイドルに対して積極的に働きかけを行ったりしていた。
一方シンデレラプロジェクトでは、シンデレラの舞踏会に向けて結束し、彼女達は仕事などを通じてそれぞれ経験を積み、そして他の部署のアイドル達とも関わっていった。

美城常務は各部署のアイドルを選抜して「Project:Krone(プロジェクトクローネ)」というプロジェクトを始動させる。そして、シンデレラプロジェクトを含め各部署の成果を見る「オータムフェス」の開催も決定。
プロジェクトクローネには凛やアナスタシアも選抜され、初めプロデューサーはシンデレラプロジェクトのため美城常務に断ろうとしたが、プロデューサーが第一とする「アイドルの自主性の尊重」を突かれる形となり、結局断ることができなかった。
美城常務は彼女達をシンデレラプロジェクトに在籍したままで、プロジェクトクローネに参加させようとした。
オータムフェスの開催決定にシンデレラプロジェクトでは少し動揺するも、さらに結束を深める。しかし、凛やアナスタシアはプロジェクトクローネの参加のことで思い悩んでいた。
アナスタシアはこれまでのアイドル活動から、不安ではあるけどもプロジェクトの仲間が頑張っている中、自分が成長するために参加をプロデューサーに申し出る。
プロデューサーは彼女の意思をしっかりと受け、その自主性を尊重してあげた。
凛は卯月と未央にプロジェクトクローネのことについて打ち明ける。彼女はプロジェクトクローネのメンバーである、神谷奈緒(かみや なお)、北条加蓮(ほうじょう かれん)と一緒に試しに新曲を歌った時、「新しい何か」を感じたのだ。
ニュージェネレーションズで活動を続けたい卯月と未央は動揺し、未央はプロジェクトルームを飛び出してしまう。
プロデューサーはすぐに未央の元に駆けつけ、彼女に凛のプロジェクトクローネの参加のことについて黙っていたことを謝罪した。
未央は「リーダーである自分が無力だから、凛はプロジェクトクローネに参加しようとしていたのだろう」と訴えるが、プロデューサーはこれを否定する。
未央は凛と卯月のため、凛が感じた「何か」を確かめようと、ソロ活動を決意してその後凛を後押しした。そして、卯月も凛を後押しした。

凛はプロジェクトクローネに参加し、奈緒や加蓮と一緒に「Triad Primus(トライアドプリムス)」のユニット活動を始めることになった。アナスタシアはソロで歌うことに。
オータムフェスに向けて、シンデレラプロジェクトは他の部署のアイドル達が加わってユニットが発展する。
神崎蘭子のローゼンブルクエンゲルに白坂小梅が加わり「Rosenburg Alptraum(ローゼンブルクアルプトラウム)」、前川みくと多田李衣菜のアスタリスクに安部菜々と木村夏樹が加わり、「*(Asterisk:アスタリスク)withなつなな」となった。
そして、ラブライカとニュージェネレーションズはライブには出場せず、新田美波(にった みなみ)はソロで出場、卯月と未央はライブには出場しない。
その卯月は小日向美穂(こひなたみほ)とユニット活動を始めることになった。

困難を乗り越えて迎えた「シンデレラの舞踏会」

アイドル部門の各部署の成果を見るオータムフェスが開演した。シンデレラプロジェクトは円陣を組んで、本番に臨む。卯月と未央は裏方に回った。
シンデレラプロジェクトやプロジェクトクローネ、他部署のアイドル達が歌う中、橘ありすと共に出番を待っていた鷺沢文香がダウンしてしまうアクシデントが起きる。
舞台裏は混乱するが、シンデレラプロジェクトが対応して、急遽次に歌うことになった凛達トライアドプリムスの間をうまくつなぐ。
トライアドプリムスが熱唱していた頃、文香の体調が回復してその後ステージに復帰した。
美城常務はシンデレラプロジェクトに助けられた形となり、オータムフェスでのシンデレラプロジェクトの成果を評価した。

オータムフェスが終了してから、卯月は不調を感じて仕事がうまくできなくなってしまう。彼女は基礎レッスンをするために、養成所に戻ることをプロデューサーに申し出た。
養成所に戻った卯月のことを心配するシンデレラプロジェクトの面々。卯月の美穂とのユニット活動はかな子が代わりに引き受けることになった。
養成所で基礎レッスンを続ける卯月は、会いに行きたいという未央の連絡について語気を強めて断ってしまう。凛と未央はいつもと違う卯月の様子に違和感を覚え始めていた。
定期的に養成所を訪れていたプロデューサーはニュージェネレーションズのクリスマスミニライブを企画し、卯月に出演してもらうよう頼んだ。しかし、卯月は出演には乗り気ではなかった。
凛と未央は養成所を訪れてミニライブに乗り気でない理由を聞く。卯月はミニライブに出たくないのではなく「今は自信がないから」と答える。
そして「シンデレラの舞踏会に出演しない」と言って、凛や未央を動揺させる。その後卯月の言葉に激高した凛は卯月を連れ立っていき、未央も一緒についていく。
連れ立った先は、凛が卯月の言葉や笑顔でアイドルになるきっかけを作った公園だった。
凛は卯月の本心を問いただそうとする。それを受けて、卯月はプロジェクトの仲間が「キラキラ」する中で、自分だけが「キラキラ」するものが見つけられない恐怖と、自分の長所である笑顔も誰でもできるから自分には何もないという劣等感を訴える。
凛と未央はそんな卯月を励まして、支えてあげた。凛は卯月の笑顔で踏み出すことができて今の自分があると伝え、未央は卯月が抱えている不安を理解してあげられなかったことを謝った。
そして、未央は卯月や凛に「もう1度友達になろうよ」と声を掛ける。

卯月は346プロダクションに出社して、シンデレラプロジェクトの仲間と久々に会う。卯月は彼女達に申し訳ない気持ちでいたが、逆に励まされたり、アドバイスを受けたりした。
ミニライブ当日、プロデューサーには公園で凛や未央に訴えた「自身が抱えている不安や恐怖」を告白する。
プロデューサーは卯月の長所である「笑顔」を強調、卯月の笑顔があったからこそプロジェクトはここまで来られたと伝えた。
そして、卯月に対して可能性を信じて先に進むのかどうか選択肢を提示。
その卯月が出した答えは可能性を信じて先に進むことだった。「恐怖はあるけれども、自分が『キラキラ』できると信じたい、このままでは嫌だから」。
クリスマスのミニライブ会場にやってきた卯月は、凛や未央にこの気持ちを訴える。卯月の帰還を待っていた2人は感激し、そして卯月のソロステージを送り出した。
ステージの卯月は不安の中でも、同じプロダクションの仲間や観客の声援に支えられ、一生懸命に歌い上げた。

プロデューサーが企画した346プロダクションアイドル出演のイベント「シンデレラの舞踏会」が開幕し、アイドルの個性を生かしたこの大規模なイベントは大盛況に。
会場の舞台裏ではプロデューサーと美城常務がそれぞれアイドルについて語り合う。そこで、プロデューサーは「美城常務がアイドルのさらなる可能性を示してくれた」と語る。
「アイドルの個性・自主性・笑顔」を第一と考えるプロデューサーと「346プロダクションにふさわしいアイドル像の確立」を考える美城常務は互いに相容れなかったが、アイドルを輝かせるということでは違いはなかった。
「舞踏会」ではシンデレラプロジェクトのステージとなり、他のユニットに続き、ニュージェネレーションズがステージに上がる。大きな挫折を経験したこともあったが、それを乗り越えて改めて3人で歌い切った。そして、全体曲はシンデレラプロジェクトのまさに集大成であり、彼女達は最高に輝いているようであった。

「舞踏会」は閉幕し、そして季節は春に移った。卯月達は他の部署のアイドル達と積極的に仕事やレッスンに励んでおり、実質的に「シンデレラプロジェクト1期生」の括りとしての活動は終わりを迎えた。
美城常務は専務に昇進し、プロデューサーは「シンデレラプロジェクト2期生」の選考を行っていた。
卯月達「シンデレラプロジェクト1期生」は春の定期フェスで久々に集結して、「シンデレラガールズ」となり、全員でステージに立つ。

そして、彼女達の物語は続いていくのだった。

『アイドルマスター シンデレラガールズ』の登場人物・キャラクター

CINDERELLA PROJECT(シンデレラプロジェクト)

島村 卯月(しまむら うづき)

CV:大橋彩香
年齢:17歳

本作の主人公の1人で、笑顔には自信があり、「頑張ります」が口癖のアイドル。努力家でレッスンにも熱心に取り組む。悩みを打ち明けず抱え込む一面がある。渋谷凛、本田未央と共に「ニュージェネレーションズ」というユニットを結成し活動。
アイドルになることを夢見て通っていた養成所時代に、かつて自分が落選した「シンデレラプロジェクト」に再選考の結果、合格したという経緯がある。
凛や未央と共に、城ヶ崎美嘉のバックダンサーで初ステージを果たす。
アイドルに対する思いは強く、デビューライブの一件では、「次は凛や未央と共に最後まで笑顔でステージに立ちたい」として前向きに捉えた。そして、サマーフェスでは最後まで笑顔で歌うことができた。
しかし、彼女はアイドルになった時点で夢が叶ってしまい、その先自分が何をしたいのか展望を描くことができずにいた。
2nd seasonではそのことで不調を感じ、一時仕事ができなくなり養成所に戻ってしまう。そして、自信のある笑顔についても「誰でもできる」として否定的になる。
この2nd seasonではシンデレラプロジェクトの他の仲間が先に進む中、1人取り残される形となり、個性に関して劣等感を感じていた。
しかし、同じユニットの凛や未央、プロジェクトの仲間、プロデューサーの支えにより、不安や恐怖があってもアイドルとして輝けることを信じて前に進むことを決意し、ステージで見事復活する。
「シンデレラの舞踏会」ではニュージェネレーションズの新曲を披露し、全体曲のセンターを務める。
舞踏会後は小日向美穂、五十嵐響子と共に「ピンクチェックスクール」という新たなユニットで活動している様子が描かれた。

渋谷 凛(しぶや りん)

CV:福原綾香
年齢:15歳

本作の主人公の1人。一見クールな外見だが、感情はストレートに表出しやすい。実家は花屋で、北条加蓮は中学校時代の同級生。島村卯月、本田未央と共に「ニュージェネレーションズ」で活動。
人付き合いが苦手で、もともとアイドルに興味はなく、プロデューサーのスカウトを断り続けていた。しかし、プロデューサーの熱意や卯月のアイドルに対する思いを受けて、「シンデレラプロジェクト」に参加。
卯月や未央と共に、城ヶ崎美嘉のバックダンサーで初ステージを果たす。
デビューライブの一件では、未央を連れ戻さないプロデューサーの対応に失望して帰宅するも、プロデューサーを信じてプロダクションに復帰した。
サマーフェスの経験でアイドルとしての実感を得た彼女は、2nd seasonでは美城常務の「プロジェクトクローネ」のユニット「トライアドプリムス」のメンバーに選ばれることになる。
ニュージェネレーションズやシンデレラプロジェクトのこともあり、「新しい何かを感じた」トライアドプリムスのメンバーになるかどうか彼女は苦悩する。
しかし、卯月や未央の後押して彼女はプロジェクトクローネに参加し、神谷奈緒、北条加蓮と共に、トライアドプリムスでオータムフェスにて熱唱。
卯月が養成所に戻ってしまった時には彼女の本心を聞き出そうとして言葉を荒らげてしまうが、「卯月の笑顔で踏み出すことができ、今の自分がある」と伝える。
そして、346プロダクションに戻ってきた彼女をステージに送り出した。
「シンデレラの舞踏会」ではトライアドプリムスとニュージェネレーションズを両立し、ニュージェネレーションズでは新曲を披露する。
そして、舞踏会後もトライアドプリムスのユニット活動を続けている。

本田 未央(ほんだ みお)

CV:原紗友里
年齢:15歳

本作の主人公の1人。元気いっぱいでポジティブ。張り切りすぎてから回ることもある。フレンドリーな性格をしており、島村卯月や渋谷凛など他のアイドルをあだ名で呼ぶことが多い。卯月や凛と共に「ニュージェネレーションズ」で活動している。
二次選考の面接で合格して「シンデレラプロジェクト」に参加する。卯月や凛と臨んだ、城ヶ崎美嘉のバックダンサーが初ステージ。
デビューライブでは、美嘉のバックダンサーの時と比べて観客が少ないことにギャップを感じて失敗したと思い込み、その後346プロダクションに来なくなってしまう。
プロデューサーの来訪を1度断るも、彼からライブを楽しむ観客の写真を見せられたことで、観客を楽しませていたのに、観客の数ばかり気にしていたことを痛感する。
反省した彼女はアイドルを続けることを決意して、凛と共に卯月達シンデレラプロジェクトの仲間に謝った。そして、サマーフェスではデビューライブの時のリベンジを果たした。
2nd seasonでは「シンデレラの舞踏会」に向けてプロジェクトを鼓舞させて、ニュージェネレーションズのパワーアップを図ろうとする。だが、凛のプロジェクトクローネ参加の話で、凛と一緒に活動したい彼女は動揺してしまう。
自分が無力だったため、凛がプロジェクトクローネに参加しようとしたのではないかと思ったが、プロデューサーは「今までの活動に誤りがあったとは思わない」とフォロー。
その後落ち着いた彼女は、「新しい何かを感じた」凛に応えるため、そしてニュージェネレーションズの3人で前に進むため、ソロ活動を始める。
ソロ活動では舞台『秘密の花園』の稽古に励み、プロジェクトクローネのことで迷っていた凛を後押しした。オータムフェスでは卯月と共に裏方として参加し、トライアドプリムスを送り出した。
卯月が養成所に戻ってしまった時には、彼女が抱えている不安を理解してあげられなかったことを謝り、卯月と凛に「もう1回友達になろう」と言葉を掛ける。
そして、346プロダクションに戻ってきた彼女をステージに送り出した。
「シンデレラの舞踏会」ではニュージェネレーションズの新曲を披露し、舞踏会後には『秘密の花園』の初日公演を無事に終えた様子が描かれ、その成功を高森藍子や日野茜と喜び合った。

新田 美波(にった みなみ)

toshiki_swamif4
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@toshiki_swamif4

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【アイマス】水瀬伊織のイラスト・画像まとめ【アイドルマスターシリーズ】

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水瀬伊織はゲーム『アイドルマスターシリーズ』に登場するアイドルである。大企業のご令嬢で、コネで765プロダクションに所属することになる。しっかり者で765プロの中では常識人。それゆえに周囲に振り回されることも度々ある。プロデューサーに対してはツンデレで、はじめは罵倒をすることもあるが仲が深まるとデレが出てくる。

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アニメーター・大田和寛が語る「THE IDOLM@STER原画・杏仁豆腐」の“凄さ”まとめ

アニメーター・大田和寛が語る「THE IDOLM@STER原画・杏仁豆腐」の“凄さ”まとめ

大人気アイドル育成ゲーム『THE IDOLM@STER(アイドルマスター)』のイラストを手掛ける杏仁豆腐。その原画を担当し、愛らしくも柔らかな雰囲気なイラストを量産しているのが杏仁豆腐である。 そんな杏仁豆腐の画集を見た有名アニメーターの大田和寛が、「マジ凄い」と称賛の言葉と共に“勝手に弟子入り”を宣言した。ネット上の反応を紹介する。

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【アイマス】天海春香のイラスト・画像まとめ【アイドルマスターシリーズ】

【アイマス】天海春香のイラスト・画像まとめ【アイドルマスターシリーズ】

天海春香はゲーム『アイドルマスターシリーズ』に登場する765プロダクションのアイドルの一人。『アイドルマスター』の看板ともいえるアイドルであり、多くの作品でセンターを飾っている。心優しく前向きな性格で、アイドルを志したのは「歌うことが好きだから」。ドジっ娘のためよく転ぶ。 「プロデューサーさん!○○ですよ!○○!」というセリフは、彼女を象徴する言葉として公式、非公式問わずよく使用される。

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【アイマス】秋月律子のイラスト・画像まとめ【アイドルマスターシリーズ】

【アイマス】秋月律子のイラスト・画像まとめ【アイドルマスターシリーズ】

秋月律子は『アイドルマスターシリーズ』に登場するキャラクターで、作品によってアイドルだったりプロデューサーだったりと、立ち位置が変化する。765プロダクションの中ではまとめ役として、いたずら好きな双海亜美・真美、生活態度がだらしない星井美希などをよく叱っている。このように気が強い一面が目立つものの、内心では自分に自信を持てずにいる乙女である。

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