おそ松さん(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『おそ松さん』とは、赤塚不二夫の漫画「おそ松くん」を原作にしたアニメーション作品。キャッチコピーは「成長しても、やっぱりバカ」。「おそ松くん」では子供だった六つ子おそ松・カラ松・チョロ松・一松・十四松・トド松は、成長し大人になるが童貞のニートになってしまう。六人は実家暮らしをしながら、今日も働かずにダラダラと過ごす。「おそ松くん」でお馴染みのイヤミ・チビ太・トト子・ハタ坊・デカパン・ダヨーンも登場。ナンセンスでシュールなギャグコメディ。

第17話「十四松まつり」

タイトル通り、十四松づくしの小話が12本放送。
「十四松と移動」「十四松とヒミツ」では、これまであまりペアで登場しなかった十四松とカラ松が絡む。
いつもボケ側のカラ松がツッコミ側になるという新たな側面を見せる。
「十四松と夜食」「十四松と研究」ではおそ松と十四松のおバカコンビが見られる。
「十四松と爆弾」は刑事パロディで、十四松が爆弾処理班、トド松と一松が警官役をしている。
「十四松と概念」では十四松が「十四松とは何か」を考える哲学ギャグで、一松との絡みが多い。
「十四松とコミケ」では、コミケに行ったチョロ松がサークル参加する十四松を発見するという物語。
「十四松と手術」は、手術を控えたトド松が謎の人物十四松に振り回されるというコント。
「十四松」では、おそ松たちがいつから十四松は十四松になったのかという話になり、「おそ松くん」だった頃からアルバムで振り返る。
十四松がおそ松くんの十四松ではなく、「おそ松さん」の十四松になったのは高校一年からであった。
さらに小さい頃のアルバムを見ると、生まれた時の赤子の写真を発見するが、十四松だけ現在の十四松の顔つきになっていた。

第18話「逆襲のイヤミ」

勝ったものが「おそ松さん」の主人公になれるというレースが開催する。
六つ子たちも各々カートを用意し、トト子・チビ太・ダヨーン&デカパン・ハタ坊・イヤミ、松造と松代、そしてこれまで出てきたモブ達も参加。
特にイヤミはこのレースに参加するに当たり、「おそ松くん」の時代のイヤミ人気を取り戻すと、とても気合を入れていた。
しかしダヨーンとデカパンの細工によってイヤミのカートは爆発し、諦めの悪いイヤミは徒歩でレースに参加。
ルール不要のデスレースが始まり、まず最初に弟達によっておそ松が離脱させられ、イヤミの爆弾によっておそ松は死亡。
続いてカラ松が一松に攻撃され死亡。
トド松と一松はチョロ松を主人公にすると語るが、そこに殺意が凄いトト子が乱入し六つ子と並走していたチビ太が死亡。
トド松はトト子を恐れ一人後退し、チョロ松と一松はF6化してトト子の気を収めようとするが「イケメンバージョンにはもう飽きた」と言われ、トト子の投げたマグロが頭に刺さってチョロ松死亡。
F6化した一松は全裸をトト子に見せ、トト子は「ありがとうございま~す!」と鼻血を出して自爆。
トップが一松になったが、一松は自分が主人公なんて荷が重いと自爆。
後からついてきていたトド松が自動的に一位になり喜んでいたが、後ろから来たダヨーン&デカパンに攻撃され、トド松死亡。
ダヨーンとデカパンは後ろから来る車をマシンガンで攻撃。
その頃一人レースの趣旨と道を理解していなかった十四松は、普通の道路を走っていた。
トップを走るダヨーンとデカパンの元に、ハタ坊のカートを奪ったイヤミが登場。
イヤミは自分が主役になれるのなら他のキャラクターなどいらない、「皆殺しザンス!シェ~!」と言って持っていたボタンを押す。
するとダヨーンとデカパンの前にラブホテル(又はキャバクラなどの大人のお店)のパネルが現れ、二人はパネルに向かって行くが、パネルの向こうは崖になっており二人は死亡。
復活したトト子の前には「F6沼」と書かれたパネルがあり、トト子は自ら突っ込んで行き沼に落ちる。
松野夫婦には安定の老後というパネルが現れ、二人がパネルに近づくと爆発。
復活した一松は大きな猫に踏み潰され、カラ松はドブス爆弾で死亡、関係ない人たちも死亡していく。
最後に大気圏からの原子分解光線でレース参加者を分解して消し、世界の終わりのような光景になる。
しかし一度死んだあと復活したのか、おそ松だけは生き残っていた。
おそ松はイヤミに「弟たちまで殺して…」と顔を曇らせたあと、「ナイス!」と喜び、「あとはお前さえやれば俺が主役をキープでしょ」とに言う。
イヤミとおそ松の捨て身の喧嘩になるが、イヤミは自身を改造しており改造人間に変身する。
すると原子分解された参加者達が執念で復活し、イヤミとおそ松を追いかけてくる。
その頃、レースの趣旨を完全に外れた十四松は野球会場に行き、選手を乗せてリリーフカー役をしていた。
おそ松とイヤミ、そして亡霊たちによるレースは続行し、お互いに足を引っ張りあい殺し合い、心に秘めた願望を吐露しながら醜い争いを繰り広げた。
生き残ったのはやはりおそ松とイヤミで、他の死体は後から来た十四松によって「おつかれさまでーす」と言う言葉と共に回収された。
二人はゴール前の競り合いでデットヒートするが、二人が意識を失ったのはゴール線より指一本分ほど前であり、後からセグウェイに乗ってゆっくり来た聖沢庄之助が1位でゴールした。

宣言通り次の話は聖澤庄之助が主人公の「聖澤庄之助さん」になったが、放送数秒でネタ切れとなり元のおそ松さんに戻った。

「聖澤庄之助さん」は第一話の白黒パロディで始まるが、数秒で終わる。

第19話「チョロ松ライジング」

松野家でゴロゴロし、一生ニートを貫きたいというおそ松とトド松。
そこへチョロ松がにゃーのアイドルグッズを箱詰めしてやってきて、アイドルファンを止めてそろそろ本気を出したい、目標は一人暮らしと宣言する。
おそ松とトド松はその宣言に怒り、宣言やアピールなんてしないで勝手にやってくれと言う。
話に付き合いたくないおそ松とトド松であるが、チョロ松は関係なく話を進め、まずはフリーハグからやってみたいという。
フリーハグとは路上でフリーハグと書かれたプレートを持って達、道行く人とハグしあうというもの。
さらに海外へ自分探しに行って、その後語学留学、素敵な彼女を作るという。
トド松はチョロ松に掴みかかってどんだけ自分を上に置いているんだとブチ切れる。
チョロ松は確かに意識高い事は言ったがとキョトンとするが、トド松とおそ松は意識が高いのではなく「自意識がライジングしている」と言う。
窓の外を見るとチョロ松の自意識(大きな球体)がギラギラとライジングし、その光で周りも迷惑をしていた。
おそ松の自意識は梅干程度の大きさでゴミの塊のようであったが、ポケットに入っており扱いやすいという。
トド松の自意識はサッカーボールサイズで、ミラーボールのように光っていたがちゃんと手元にあり、迷惑かけても自分の身内だけだと言う。
チョロ松の自意識はチョロ松の手から離れ、ギラギラと光って周りを全て害するものであるという。
一松の自意識はサッカーボールサイズで、猫のような毛がついており、公園の地面に埋めてある。
カラ松の自意識は野球ボールサイズで、水晶のように透き通っている。
ちなみにカラ松はチョロ松が宣言したフリーハグを、宣言無しで一人行い、全てスルーされていた。
十四松の自意識はシャボン玉のような色をして十四松を包み込み、宇宙にある。
おそ松たちはチョロ松の自意識ライジングは危ないとし、ナンパで玉砕し自分の立ち位置を正格に知るよう促す。
手始めにおそ松がナンパに行くがボコボコにされて帰ってきて、貰った連絡先もニセモノであった。
トド松は負け試合はしないと言ってナンパせず、チョロ松は道行く女性達を見てあれもダメこれもダメと選り好みをする。
チョロ松が選り好みをすればするほど、チョロ松の自意識は大きくなっていき、おそ松は自分が底辺中の底辺に居ることが全く分かっていないチョロ松に激怒する。
するとチョロ松の自意識が膨れ上がり、おそ松とトド松は「自意識ビッグバンだ!」と言って怖がりながら去って行った。
数日後、スタバァの上にチョロ松の大きすぎる自意識がった。
チョロ松はスーツを着て、ダンボールで作ったパソコンとスマホとタブレットでノマドワーカーをしている風を装っていた。
トド松とおそ松はそんなチョロ松を見て「なんかとんでもないバケモノ生まれちゃったね」と言った。

第2期・第16話となりのかわい子ちゃん

六つ子たちは松野家の隣に住む可愛い褐色の少女が気になっていた。
どうやって知り合うか悩んでいると、彼女のブラジャーが飛ばされてきた。
このブラジャーをどうしたものか焦り困惑する六つ子たちであったが、彼女の方がブラジャーを取りに家にやってきた。
彼女の名前は「犬山キン子(通称キンちゃん)」といい、以降も度々ブラジャーを松野家に飛ばしてしまう。
キン子は六つ子をニート君と呼んで仲良くなり、六つ子たちもキン子に夢中になっていく。
路上で六つ子の話をたまたま耳にしたトト子は「キンちゃんって誰?」と思うのであった。
ある日キン子は六つ子と出かけたいと行ってきたが、その日は六つ子とトト子が一緒に出かける約束になっていた日であった。
六つ子たちはとある事情からトト子との約束を断り、キン子との約束を優先するのであった。
トト子に断りの電話を入れると、トト子は怒りのあまり電話から体を乗り出しそのまま松野家に現れ六つ子を問い詰めるが、最後はもう誘ってあげないと言って去って言った。
しかし当日、トト子が一人で買い物に出ていると街中で六つ子を発見する。
六つ子はトト子が知らない女の子と一緒にいて、とても楽しそうにしていた。
トト子は六つ子たちが気になってしまいそのまま後を付けるが、六つ子たちに気づかれ、攻防の末トト子を含めて一同は居酒屋へ入った。
キン子とトト子はお互いに自己紹介をする。
トト子は荷物持ちをされる可愛くない女なんて嫌だよねと言うと、六つ子たちはタジタジになりながらトト子ちゃんは可愛いと煽てる。
しかしおそ松だけは可愛くないと口にし、何故今日はドタキャンくらいでそんなに怒るのかと聞く。
するとトト子は無言で出て行ってしまい、トド松が追いかけてフォローする。
トト子はキン子が自分の荷物は自分で持ち、六つ子たち一人一人に優しくし、次は何処へ行くのかも自分で考え、六つ子たちもそんなキン子に本音で会話をしていたことを思い出す。
しかしトト子は自分の抱く感情を「めんどくさい」と切り捨ててしまう。
キン子と残りの六つ子がやってきて、何故キン子の予定を優先したのか事情を説明した。
キン子は松野家の横に住んでいるのではなく親戚の家に遊びに来ていただけで、明日地元に帰ってしまうという。
だから今日しか時間の取れないキン子を優先したのであった。
さきにした約束を奪ってしまった事を謝るキン子に対し、トト子は何で謝るの、キンちゃんって誰と大泣きしながら帰って言った。
翌日、トト子はキン子の見送りに現れ、お土産に大きな生まぐろをプレゼントした。
トト子はキン子に謝り、二人は和解して円満なお別れとなった。
しかしキン子が去るとトト子は怒りを六つ子に向け、「あなた達の隣には!弱井トト子という最強のかわいこちゃんがいるの!んなポッと出にほいほい目移りしないで!」と説教する。
「トト子が一番」という言葉に、六つ子は土下座で「はは~!」と忠誠を誓った。

第2期・第18話「イヤミはひとり風の中」

舞台は戦後の昭和、イヤミは働かずに盗むことで生きていた。
街には大金持ちのチビ太と、その部下の六つ子がやってきて、豪華な食事を始めた。
チビ太は落としたものなら食べて言いと意地悪を言うが、プライドのないイヤミはそれらを食べて見せた。
イヤミが歩いていると、路上で花売りをしていた盲目の女の子が居た。
その女の子は人とぶつかって花の入ったかごを落としてしまい、見えない目で花を拾おうとしていたが、イヤミは拾ってあげ声を掛けた。
イヤミは女の子が盲目なのを良い事に、一本5円の花に拾った5円玉を渡し「50円だからお釣りをくれ」と言った。
しかし女の子は今日は一本も売れていないからとお釣りを持ち合わせおらず、さすがに罪悪感を感じたイヤミはお釣りを断った。
女の子はイヤミにありがとうとお礼を言い、イヤミは人からお礼を言われたのなんて初めてだと衝撃を受けた。
イヤミは女の子に何故花を売っているのかと聞くが、女の子の両親は空襲で死んでしまったという。
イヤミも空襲があった頃の大変さは身に染みて分かっており、子供なのに大変だと女の子に同情する。
イヤミが離れようとすると女の子はまた花を落としてしまい、イヤミは「もう拾わなくていいザンス!チミはミーと一緒に来るザンスよ!」と言う。
イヤミはこの身寄りのない盲目の女の子と一緒に住む事にした。
女の子の名前は「菊」といい、イヤミはお菊と呼んだ。
イヤミは医者のダヨーンにお菊の目を診て貰うと、治療すれば治るが自分には無理で、アメリカの名医カショー先生に診て貰えれば治るという。
しかしそれには莫大の治療費が必要になるが、イヤミはそのお金を自分で用意する決意をする。
イヤミは賞金プロレスに出場し、会場に来ていたチビ太はイヤミを応援しに来ていたお菊に一目惚れしてしまう。
お菊がイヤミを応援している事に嫉妬したチビ太は、イヤミの顔面に芥子を投げつけ、イヤミは試合に負けてしまう。
目に芥子が入り、目の見えない大変さを知ったイヤミはより強くお菊を助けると決心し、毎日汗水たらして働いた。
チビ太はイヤミの稼ぎなんかでは足りないと言ってお菊にお金をあげようとするが、お菊は自分の目はおじさん(イヤミ)が治してくれるのだと言って受け取りを断った。
イヤミはボロボロになるまで毎日働き倒れてしまう。
しかしそれでもお金は足りず、丁度日本へ来ていたカショー先生は明日アメリカに帰ってしまうという。
イヤミは街の人たちにお金を貸して欲しいと頼むが、これまでイヤミは盗人でやりたい放題していたため、皆イヤミの頑張りを認めお菊に同情していたものの力を貸す決心が出来なかった。
それを見ていた六つ子たちは、チビ太にある提案をする。
六つ子たちはイヤミの前を通る時に、チビ太が今夜100万持っていること、何時にこの街に来るかを話し、普段自分達をこき使うチビ太が強盗にでもあってしまえば良いと恨み言を言う。
話を聞いていたイヤミはチビ太から100万を奪おうと包丁を持って現れるが、ビビってしまいチビ太に襲い掛かることが出来ない。
最初からイヤミにお金を渡すつもりで一芝居売っていたチビ太と六つ子は、イヤミを怖がるフリをしてお金を渡した。
これで良かったんだと思うチビ太たちであるが、運悪く通りかかった警察官にお金を持ったイヤミが見つかってしまう。
チビ太たちはイヤミを庇ってこれは違うと説明しようとするが、警察官は話を聞かずイヤミを捕まえようとする。
すると街の人たちがまたイヤミが盗みを働いたと言って押し寄せ、イヤミを滅多打ちするフリをして、そのドサクサでイヤミを逃がした。
お菊は既に駅でカショー先生と待っていると言われ、イヤミはお金を持ってボロボロの体で駅まで走った。
程なくしてイヤミは警察に捕まったが、その手にはお金はなく、カショー先生と一緒に電車で去ってくお菊の腕にはお金が抱えられていた。
数年後イヤミは出社する。
この頃の日本は激動の時代であり、数年の間に町はすっかりイヤミの知らないものに変わってしまっていた。
イヤミが歩いていると、花屋があり店先でお菊によく似た女の子が店番をしていた。
お店の名前は「イヤミ花店」であった。
イヤミはお菊の目が無事に治り大人になった姿を見ると涙し、お菊に声を掛けずに立ち去った。
イヤミは道端で出会った猫と一緒にどこかへと歩いて行った。

この話は原作「おそ松くん」にあるエピソードで、原作屈指の名作と言われている。
キャラクターデザインや時代設定などが一部変更されている。

第2期・19話「バレンタインデー」

2月14日、六つ子たちはバレンタインデーを意識し動揺し、ソワソワし出す。
棚を開けたりあちこち見て回ったり通りすがりを凝視したり、とにかくせわしなくチョコを探そうとする。
一通り探したあと、おそ松たちは居間に集まりチョコなんて欲しくないと口々に言う。
しかしトド松だけはチョコが欲しいと言い、おそ松に「今はみんなでチョコ欲しくないって言い合ってこの厳しい現実から目を逸らす、集団自己防衛の時間だろ?」と言われる。
ならチョコ本当に欲しくないのかとトド松が聞くと全員欲しいと答えた。
六つ子たちは外に出て誰かからチョコを貰おうと、目を輝かせて走って行くが、勿論知らない人がいきなりチョコをくれることはない。
トト子の事を思い出し、トト子に土下座してチョコを貰おうとするが、トト子もチョコをくれなかった。
夕方になっても誰もチョコを貰えず、悔しがる六つ子たち。
どうしても諦められない六つ子は、自分達でチョコを作る事にした。
非常に楽しそうにキャッキャとチョコを作る六つ子たちを、心配し恐怖する松代。
そして六つ子が作ったとは思えない、ハイクオリティのチョコが沢山完成した。
カラ松はチョロ松に、「お前みたいなクソダサイセンスの弟がいてくれて自分に自信が持てるんだ。いつもセンキュー」と言って渡す。
一松は十四松に、「ニート生活っていう何の変化もない日常においてお前のようなキ○○○(規制音)がいてくれてほんと助かる。いつもありがとう」と言って渡す。
おそ松は一松に、「お前ってさ、多分俺より幸せになることは一生ないと思うんだよね。安心するよ。ありがとう」と言って渡す。
十四松はカラ松に、「僕は馬鹿だよ。でもカラ松兄さんって実際のところ僕より100倍馬鹿だよね。ありがとう!」と言って渡す。
チョロ松はおそ松に、「いつ死ぬの?待ってんだけど」と言って渡す。
トド松はトド松に、「いつもかわいくいてくれてありがとう。素直だよね。人に好かれるよね。大好きー!」「僕も、大好きー!」と言って一人芝居をしチョコを受け取った。
その光景を見ていた松代は、チョコが貰えないばっかりに兄弟でしかも同じ顔の六つ子でチョコをあげ合う哀れな息子達に涙する。
六つ子たちはパンツ一枚になって解けたチョコを掛け合って大はしゃぎしたのち、突然糸が切れた様に怒り来るって半狂乱になり、殴り合いの喧嘩になった。
その光景を見ていた松代は泡を吹いて気絶した。
六つ子たちはなまはげの姿になり街のリア充やバレンタインチョコ売り場を襲撃し、「カカオを殺せー!」とコートジボワールまで殴りこみに行った。

『おそ松さん』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

作品が出来た経緯・設定・内容

赤塚不二夫生誕80周年を記念して「おそ松くん」のリメイクを考案するが、夕方のアニメ枠が取れず、かと言って深夜におそ松くんはキツいという意見から、企画は1年流れ続けた。
そこでスタジオぴえろ製作の「しろくまカフェ」が人気声優陣を起用してヒットした事に倣い、「しろくまカフェ」と同じキャスティング方向になり、「おそ松さん」の企画が誕生。
アニメ化発表に合わせてティザービジュアルや架空の新聞「おそま通信」が配信。
おそま通信ではキャストや作品情報を発表。
当初はおそ松くんの絵柄が現代の人々にうけるか不安視されるが、色合いがスタイリッシュであったり、マスコットキャラ的な可愛さから高い女性人気を得た。
赤塚不二男のオフィシャル・フジオプロとも協力し、「おそ松くん」を大事にしながらも「おそ松さん」を確立させていく。

監督・藤田陽一の作品カラーに寄った作りになっており、銀魂などの作品と近しい雰囲気を持つ。
会話シーンも「声優が演技している」というよりも、生々しい掛け合いの雰囲気になっており、間やテンポを計算されて作られている。
声優の演技力も重要な要素になっており、声優たちの高い演技力があるからこそ成立するものなっている。

ryogin2
ryogin2
@ryogin2

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