おそ松さん / Mr. Osomatsu

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『おそ松さん』とは、赤塚不二夫の漫画「おそ松くん」を原作にしたアニメーション作品。キャッチコピーは「成長しても、やっぱりバカ」。「おそ松くん」では子供だった六つ子おそ松・カラ松・チョロ松・一松・十四松・トド松は、成長し大人になるが童貞のニートになってしまう。六人は実家暮らしをしながら、今日も働かずにダラダラと過ごす。「おそ松くん」でお馴染みのイヤミ・チビ太・トト子・ハタ坊・デカパン・ダヨーンも登場。ナンセンスでシュールなギャグコメディ。

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おそ松さん / Mr. Osomatsuのレビュー・評価・感想

おそ松さん / Mr. Osomatsu
6

面白いけど、下ネタが苦手な人は注意

「見た目が大人、頭脳は子供のまま」の長男おそ松をはじめとした6人兄弟、松野家の物語。
メンバーカラーが赤でトラブルメーカーの長男のおそ松。
メンバーカラーが青でかなりイタイシャツを着たり曲を歌う、次男のカラ松。
メンバーカラーが緑でみんなのツッコミ役、かつしっかりしてる風に見せて実は「にゃーちゃん」というアイドルを追っている三男のチョロ松。
メンバーカラーが紫色でコミュニケーションがあまり得意ではなく、友達はネコだという四男の一松。
メンバーカラーが黄色で野球が大好き、いつもよくわからない言動をしている五男の十四松。
メンバーカラーが桃色でおしゃれなカフェでバイトしているが、いつも兄弟に邪魔されているあざとさ&変顔No.1のトッティことトド松。
まだまだ個性的なキャラクターが山ほどいる。是非探してみてほしい。

また、この作品にはとてつもない有名声優が使われている。さすがはベテランというほどの掛け合いも魅力の1つである。
ただし注意点が1点ある。それは「下ネタ」だ。ストーリーの中に数々の下ネタ、汚い表現がある。耐性がある人にはある程度お勧めできるが、それ以外の方は視聴の際注意が必要である。
最後に、1話あたり30分ではあるが短編ストーリーもある。ギリギリアウトなものが多々出てくるが、楽しんでみてもらえればうれしい。

おそ松さん / Mr. Osomatsu
8

公式と同レベルな滅茶苦茶ぶりの実写版おそ松さん

大富豪の社長老夫婦の亡くなった一人息子に顔が似ているということで、一人だけが養子になる権利を掛けて六つ子たちが個々で奮闘する物語。しかし、それぞれが複雑なドラマを展開させていって物語の収集がつかなくなってしまう。
各々のドラマ(タイムリープ恋愛、記憶喪失米国アクション、大企業主催のデスゲーム、雷に打たれてタイムスリップ)が大真面目に作りこまれているから、「はいはい、おもんないよ。そういうのええから」と不機嫌になることなく見入っていられた。
しかも映画終盤になってきて物語は、見る人を困惑させる方向性になった。老夫婦はクローン技術を悪用する悪者だったり、六つ子は実験で生まれたクローンだったり、タイムスリップの影響で老社長がハタ坊になって会社がぶっ壊れて養子の話は結局おじゃんになって、いろいろ大騒ぎしてニートの日常に戻っていった。
おそ松さんはそもそもが滅茶苦茶だ。DVDに収録されない封印回が実在するし、イヤミが主催のカーレースの回は、主役になりたくてイヤミが世界そのものをぶっ壊す「主役」というポジションへの強い粘着ぶりを見せた。六つ子たちが事故で亡くなり、地獄から生還するために巨大な変形ロボにあの世とこの世が繋がっている天の穴へとぶっとばしてもらうなど、おそ松さんは公式で極端に悪い方にスケールがデカいのだ。
だから、「よくこれでOKとれたなあ」と思えるほどの支離滅裂な物語の実写版おそ松さんは、公式アニメの滅茶苦茶ぶりを再現した良作と言える。

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7

あの『おそ松さん』がSnow Man主演で実写化!

赤塚不二夫原作のギャグ漫画『おそ松くん』が大人になって、クズでニートでどうしようもない生活を送っているという設定のアニメ『おそ松さん』。2015年に放送されて一躍社会現象にまでなった本作ですが、2022年になんとジャニーズのイケメンアイドルグループ・Snow Manによって実写映画化がされました。アニメの実写化といえば残念ながら大抵は微妙な出来というのが昨今の流れではありますが、本作は違います。「え?Snow Manさんにこんなことやらせてしまって良いんですか?」と心配になってしまうくらい、しっかりばっちりおそ松ワールドが展開されているんです。視聴前は「アイドル映画かな?」だなんて疑ってしまってすみませんでした。
一番不安だった要素といえばオリジナルキャラクターの三人。というのも、おそ松さんは6つ子なのに、Snow Manは9人なので3人多いんです。「オリキャラ3人もいるなんて大丈夫かな?」とも思ってました。ですが完全に杞憂でした。このオリキャラは要ります!というより最終的にはオリキャラ達を応援し、オリキャラたちのファンになっています!オリキャラアレルギーの人も安心してご覧下さい。
アニメの世界観がお好きだったかた、今一度おそ松さんの世界に浸ってみてはいかがでしょうか?

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3

原作ファンの方にはおすすめできません。

一言で言うと、ギャグ映画です。序盤では、6つ子の掛け合いが面白く楽しく見ていたのですが、中盤あたりの中弛みが眠気を襲いはじめました。ストーリー性も感じられず、時系列もバラバラでよく分からなくなってきました。6つ子の兄弟が資産家の養子になるために奮闘する話のはずなのですが、その趣旨も見ているうちに忘れてしまったぐらいです。
ですが、キャストさんの演技はとても良かったと思います。特に、チビ太とトト子ちゃんが可愛くて見てて癒されました。6つ子の兄弟も、それぞれ個性豊かでした。ただし、実際のおそ松さんにはいない3人の役は、無理があるように感じました。正直に言うと、人数合わせかな?と思ってしまいました。なのでなおさら、兄弟6人が集まる場面が少なかったのが残念です。
中盤からは6人それぞれがバラバラで活躍していて、兄弟であるという感じがあまりしませんでしたし、6人が同じように主役であるはずなのに6人の出演している時間もバラバラでした。最後も、無理やり伏線を回収しドタバタで話を終わらせた感じがしました。結論としては、キャストの演技は良かったが、ストーリーが残念だと言う感想です。
Snow Manのファンの方は楽しめると思いますが、原作ファンの方にはおすすめできません。

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8

色々な世代に愛されし赤塚不二夫が生んだ六つ子の大人の姿は爆笑!

赤塚不二夫氏の「おそ松くん」の六つ子が大人になった姿を描いた作品です。キャストには櫻井孝宏さん、中村悠一さん、神谷浩史さん、福山潤さん、小野大輔さん、入野自由さんがメインの6人を演じています。櫻井さん達が演じるキャラの、おそ松、カラ松、チョロ松、一松、十四松、トド松の兄弟が大人になったのはいいのですが、20歳越えても親の脛をかじりまくって競馬にいったり釣り堀にいったり、しかも仕事もせずにだらだらとしているというだらしない生活を送っています。そんな6人に日常をオムニバス形式で繰り広げたり、おとぎ話や六つ子が女子になったらとかイケメンになったり、いきなり劇画タッチなストーリーが始まったりと、いったい何が始まるのか、どんな話が展開するのかが見所です。始まったばかりはやりすぎたいきすぎたパロディで一部のエピソードがお蔵入りになる事態になり、その代わりになるアニメが新たに作られたりと異論内美で面白いアニメ史に名前が刻んだのではないかと思いました。その反省を活かして2期と3期そして劇場版では表現を柔らかにしつつも下ネタなど相変わらずぶっこんできてきたり、時にはハートフルストーリーやシリアス展開が描かれて目が離せません。特に「イヤミは風の中」は「おそ松くん」の原作でも人気が高いエピソードはいつもはギャグばかりなのに、シリアスな雰囲気ばかりなのは珍しかったです。いつもはずる賢いイヤミがいい奴として輝く数少ないエピソードです。また、新しいシリーズが開始すると、キャラクターが盛り上がって人気者になるために奮闘したりしても失敗したり、偽物の六つ子が登場したりとはちゃめちゃさが始まるのも安心感があったりします。タレントの照英さんや三国志でメインキャラを勤めた松本保典さんがその当時演じていたキャラを演じたり、さらにはメインの6人のキャストとヒロインのトト子の遠藤綾さんが本人役で登場したりと遊び心があってバラエティに富んでいて面白いです。ストーリーもギャグの他にも大好きな猫との友情、同じ人を好きになった兄弟の苦悩、恋した女の子のために明るく振る舞ったり、ライバルアイドルがシングルマザーになって苦悩したりとそれぞれのドラマが描かれているので、ギャグとシリアスのバランスがとれているのも魅力です。ストーリーにちょっとしたパロディや小ネタもあり探してみたりと、おそ松さんは色んな楽しみ方があるので、面白いです。

おそ松さん / Mr. Osomatsu
7

独自の世界観に魅了された

snowman主演の映画おそ松さん。9人それぞれがそれぞれの個性を放ち、また個人の面白さ、snowmanとしての面白さを充分に引き出している作品。特に向井康二さん演じるおそ松、目黒蓮さん演じるチョロ松、渡辺翔太さん演じるエンドの三人が繰り広げるストーリーに感心した。
一人の女性に図書館で出会いちょうどおそ松と彼女の二人の手が触れるところから、ストーリーが始まり、少女漫画のパロディのような設定でありながら、ちゃんとおそ松さんらしさも取り入れられており、みていてクスッと笑えるシーンや共感するシーンも多く、次の展開を予想しながら見ていてワクワクした。また目黒蓮さん演じるチョロ松のナンバーワンホストを演じている姿にキュンキュンもできるところがまた良い。話の終末のほうは、snowman全員が終結し、ストーリーが進んでいく。途中戦っているシーンや泣きそうになるシーンもあり、また面白さに突っ切ているシーンもあり、よい意味でジェットコースターに乗りながら映画を見ているようでとても振り回された気分になった。
漫画では描かれていない物語終わらせ師というキャラがいるが、これを渡辺翔太さん、阿部亮平さん、宮館涼太さんが演じている。本当の漫画にはなく、映画独自のキャラクターというところもとても見どころ。

おそ松さん / Mr. Osomatsu
10

日本中を席巻した大人気ギャグアニメ

何十年も前のアニメを現代風に作り替えるという、本当に面白いんだろうかと疑わしくなるような試みだったのですが、結果は大当たりで2015年ごろに大ヒットしました。内容は大体1話にショートアニメが何本かという形なので話の流れなどありませんし、キャラ把握も必要なく、1期2期観てないからなどと気にせずに途中から観始めても全く問題ありません。誰が観ても面白い王道ギャグやシュールなギャグから下ネタまで、色々な笑いが詰まっていて、何周観ても飽きることはありません。
キャスト陣もとんでもない大物揃いです。芸達者な方々が演じているため、絶妙な演技が笑いを素晴らしく助長しています。監督がラジオ出演の際におっしゃっていたのですが、キャラクターの性格はキャスト本人の性格も踏まえて設定したとのこと。声優好きの方は、キャラに中の人を感じて楽しむこともできると思います。
大人気アニメなので、ドラマCDやイベントをはじめとしたオリジナルストーリーもたくさんあるので、楽しむ機会が多いのも魅力です。また、イヤミ役の鈴村さんがパーソナリティを務める公式Webラジオ「シェーウェーブ」も毎回ゲストを呼んで面白企画を面白おかしくやっていて非常に面白いです。

おそ松さん / Mr. Osomatsu
9

笑いあり涙あり

テレビ放送から観ていたおそ松さん。本当にクズでだらしない6つ子ですが、ゆるーい感じがとても心地よくてハマってしまいました。最初は6人の見分けが付かなかったのですが、だんだんと各キャラクターの判別が出来るようになり愛着が湧いてくるのも楽しかったりします。そんなおそ松さんの映画を見てきました。

最初は、いつも通りのクズでニートな6人にたくさん笑わせてもらえます。ひょんなことから過去に戻るのですが、6人の学生時代が観れたりするのも魅力のひとつですね!特にチョロ松の登場シーンには注目です!
大人になったおそ松さんはみんな仲良く平和(?)に暮らしていますが、まさか学生時代に不仲だったのは衝撃でした。もしこの映画での事件が解決してなかったら今のおそ松さん達は居ないんだろうなぁと思うと感慨深いものです。
6つ子のある一人の後悔から始まった物語ですが、その後悔を解決することによってある女の子も結果的に救うことになります。普段はふざけた内容が多いのに、めちゃくちゃ深い物語が隠されているのがおそ松さんの魅力の一つでもあります。

何か嫌なことがあった時、人生嫌だな〜て思った時、彼らをみると不思議と元気がでます。笑いあり、涙ありのおそ松さん。いろんな考察をしながらみるものおすすめです。

おそ松さん / Mr. Osomatsu
8

流行語大賞ノミネートの人気作

流行語大賞にもノミネートされ社会現象ともなったアニメ「おそ松さん」。
今更レビューを書く必要が無いくらい知名度があるかと思いますが、未視聴の方へおすすめポイントを列挙していきます。

【1】何も考えずに視聴出来る
24-25話以外全て一話完結なので、どの回から見ても楽しむことが出来ます。
事前の知識は一切無くてOK。六つ子の見分けが付かなくてもOK。
正直たまにファンの人でも見分けが付かない場面が度々ありますので。見分けが付かなくても勢いで見れちゃいます。

【2】キャラクターが個性的
六つ子たちは全員ニートで彼女無し。性格もぶっ飛んだ子たちばかりなのですが、どこか憎めない。
彼らのダメダメさ具合が気がつけば癖になっているという不思議なアニメです。

【3】何かしらがヒットするギャグ要素
周囲の人に話を聞くと、大人の男性から小学生の子供まで幅広く楽しんでいるようで、どこが魅力なのか尋ねたらギャグが面白いとのことでした。
自分とは全く異なるポイントが面白かったりするようで、様々な笑いのツボに対応しているみたいです。

他にも色々ありますがまずは「六つ子の見分けが付かないからパス」「人気だし今更」などと仰らずに
「気軽に気楽に見られるギャグアニメ」として視聴していただけたら嬉しく思います。

おそ松さん / Mr. Osomatsu
10

大人にこそ、楽しんでほしいアニメ

正直、小さな子どもさんにはオススメしない部分もあるのですが、中学生以上の方は楽しめる要素が多いと思います。そしてむしろ、大人の方にこそ理解できる面白さが詰まった作品です。とことんおバカで、とことん低俗で、でもふと垣間見える「本当のコト」に、どきりとさせられます。どういうことかって?それは見てのお楽しみ☆
「おそ松くん」として昔はもてはやされた子どもの成れの果て、クズになりさがったニートたち。6つ子ならではの苦悩を描きつつ、個性をほとばしらせた6人が織りなす虹色ストーリーです。
長男おそ松の自分勝手さ、次男カラ松のナルシスト、三男チョロ松のオタクっぷり、四男一松のネガティブ思考、五男の十四松は狂人で、ドライモンスターの六男トド松。昔なつかしい「シェー」でおなじみ、イヤミも登場します。みんなのマドンナ、トト子ちゃんのゲスっぷりも爽快です。本音と建前?このアニメは、普段みんなが言えないことを大きな声で言っちゃう、すっきり爽快ファンタジーとなっています。
アニメ、ドラマCD、映画と楽しみ方は様々です。さらに、声優陣の豪華さは目を見はるものがあります。声優好きの人にも外せないアニメと言えるでしょう。オープニングやエンディングの音楽も中毒性があり、まさに「おそ松さん」にぴったりの曲となっています。ストレス社会に揉まれて、もう何も考えたくなーい!っていうときに、笑うためだけに見るアニメ、いかがですか?

おそ松さん / Mr. Osomatsu
6

「おそ松くん」誕生から54年、新作として生まれ変わり女性向けとなった「おそ松さん」

天才バカボンなどの名作で知られる、赤塚不二夫氏が連載し、アニメ化したおそ松くんのスピンオフ作品です。

見た目も中身もほとんど同じなおそ松くんたち6つ子の兄弟は時を経て大人になり、それぞれに個性を持ったニートとしての日々を過ごします。

第一話から多くのアニメパロディを取り入れた演出が問題とされたのか、製作委員会の判断でDVDなどには収録されない幻の回となるなど、良くも悪くも意欲的に様々な挑戦をしています。
キャストは櫻井孝宏、中村悠一、神谷浩史、福山潤、小野大輔、入野自由という人気声優、特に女性人気の高い6人が6つ子役を担当し、ダメ人間が下ネタも多数交えながら生活する破茶滅茶な日常は、やはり絶大な女性人気を得ました。

ファンアートでは、同じく女性人気の高い"BL"ものも多く、本編で性欲を持て余すあまりに女性どころか同性、それも兄弟に欲情するような内容も多く見られます。

作中では、ニートながらも「ちゃんとしよう」と就職するために行動しようとしてみたり、やっぱりパチンコへ行ってしまいこれといった活動はせずにニートのまま終わったりと、カッコ良さは全くない、ダメ人間っぷりを貫いています。

ただかっこいいだけの男性には無い魅力を持った彼らは、肩の力を抜いて楽しく見られる愉快なキャラクターたちと言えるのだと思います。

おそ松さん / Mr. Osomatsu
10

たかがギャグアニメの映画化と侮ることなかれ!

数年前にその名がトレンドするほどの大ヒットを記録した「おそ松さん」が満を持しての映画化です。深夜アニメだし、下品な単語やセリフもある、正直観る人選ぶアニメであることは否めません。しかし今回の映画は自信をもってお勧めできる作品に仕上がっています。
20歳を過ぎても揃いも揃って働かずニートを極めている六つ子、彼らがなんと高校生の時代の自分たちに合うというストーリーです。なんだよくある設定じゃいないかと思うかもしれませんし、正直その通りです。でも映画をみると最初に持った印象とは全く違った感想を得られます。よくある青春映画と言えば、友情や恋愛といった青春もの。もちろんこの映画にもそれはあります。かれらは彼らのアイディンティである「六つ子」というレッテルに悩み、自分という「個」はなんだろうと悩んでいます。六つ子でいることに疑問なんて持ったことなかった彼らが赤塚不二夫のうみだした「おそ松くん」から「おそ松さん」へと変わっていく物語です。自分たちは将来どうなるの?変わらなきゃいけないの?といった誰もが一度は感じたことのある思いを、18歳の彼らは感じていて悩み傷つき、必死にもがいています。そんな彼らを救うのが大人になった自分たちです。そのままでいいんだよ、変わらなくてもいいだよ、と一番言ってほしかった言葉を投げかけて、思い出したくもない過去の自分たちを励まします。彼らは一般的に見たらダメな大人です。ニートで彼女もいない、親のすねをかじっている。しかし立派な大人になっていたのも事実でした。また、自分たちのアイデンティティを封じ込めてでも周りに合わせようとしてた18歳の彼らを救ったオリジナルキャラクターにも注目です。彼女がいたからこそ、彼らの過去はいいものに変わったのだと思います。かつて自分たちが通った「高校三年生」という時代をおそ松さんという個性的なキャラを通して見れるいい作品です。また、これから大人になっていく若い世代にも見てほしいです。そして無理に代わる事はない、自分を受け入れて大人になっていってほしいと思います。元がギャグアニメなので映画館は笑いで包まれる時間が長いですが、ホロリと感動も覚えることもできるいい作品です。ぜひご覧ください。

おそ松さん / Mr. Osomatsu
9

予想以上によかったです

いわずとしれた不朽の名作「おそ松くん」のパロディーというかオマージュといっていいのでしょうか、深夜アニメで自分ははじめてこの作品を知りました。
6人兄弟たちの設定は、高校を卒業しても誰一人として、就職も進学もせずニートでそれなりに楽しく暮らしています。ある日突然同窓会にいったことをきっかけにして、転生?というか過去にもどるドタバタ×ハチャメチャ×ナンセンスコメディー映画です。

小学生たちに大人気だときいて、全編で「ニート」だの、「童貞」が連呼されている、上品とはいえないアニメが映画化されるときいて、正直こどもを連れて映画館にいくことに迷いはありました。しかし、実際みてみると、そんな下品さも含めて明るくポップな笑いが全編を包み、ナンセンス大爆発の捧腹絶倒でまさにおなかが終始よじれる圧巻の面白さでした。
赤塚不二夫世代の自分ですが、バカボンには馴染んでいても、おそ松くんは正直ほとんどリアルタイムではみていませんでした。しかし、オリジナルおそ松くんを知らない人でも、国民的な漫画でしたのでさすがに、ダヨ~ンのおじさんとか、シェ~でお馴染みのイヤミはキャラクターとしては知っている人がほとんどだと思います。全編を通じて、ちょっと懐かしいテレビアニメ的なタッチで描写されており、オリジナルをちゃんと知らない人でも十分に楽しめると思います。

おそ松さん / Mr. Osomatsu
7

ぶっ飛びギャグアニメ

20代の男性で、全員ニート、な6つ子が繰り広げる日常ギャグアニメです。
爆発や攻撃の描写が頻繁にあるので、少々グロテスクです。
6つ子には、一人一人にテーマカラーが設定されています。また、6つ子ですがそれぞれの性格や見た目に特徴があり、キャラクターとして区別されています。
競馬やギャンブルが大好きな長男・おそ松、ナルシストな次男・カラ松、アイドルオタクな三男・チョロ松、闇を抱えた厨二病な四男・一松、体力バカ五男・十四松、あざとい六男・トド松。皆バカでアホでどうしようもないキャラクターです。
各キャラクター同士の絡みが本作品の魅力だと思います。6つ子というよりもまるで友人6人組を見ているかのようで、各キャラクター同士の掛け合いや会話が面白いです。
複数人グループとなると、大抵はボケ担当、ツッコミ担当と各キャラクターのポジションが決まっていたりしますが、本作品のキャラクターはその辺りのポジションが定まっておらず、ある時は全員でボケていたり、ある時はツッコミが1人だけだったり、逆にボケ1人に5人がツッコミを入れていたりします。
本作品は24話までありますが、最終回でのオチは特にありません。ストーリーとしての繋がりは薄く、単発アニメとして、どの回から見ても楽しめると思います。

おそ松さん / Mr. Osomatsu
10

おそ松さん最高ー

昭和ではおそ松くんだったのですが平成になっておそ松さんになりました。昭和の時はまだ6つ子は小さかったです。平成のおそ松さんになると6つ子は26歳になりました。小さい頃に甘えられて可愛がられて育ってしまったので無職でニートになってしまいました。長男のおそ松は変態でスケベで手が早いです。とにかく最低です。から松はナルシストでロマンチストです。6つ子の皆に痛いと言われています。自分では痛いことがよく分からないみたいです。6つ子の皆に酷い扱いをされます。とにかく可哀想です。チョロ松はアイドルオタクでにゃーちゃんと言うアイドルの追っかけをしています。一番最初にバイトしたのがチョロ松です。皆にしこ松と呼ばれています。一番まともです。バカにされるのは可哀想です。一松は猫が大好きで猫が唯一の友達です。一番怖いです。ホラーです。でも猫にはとても優しいです。とど松は一番おしゃれでモテます。末っ子なので甘え上手です。とど松も1回バイトしたことがあります。お兄ちゃんのことをクソだと思っています。十四松は一番ぶっ飛んでいます。から松のことを唯一兄さんと呼んでしたっています。野球が大好きです。6つ子が大好きなとと子ちゃんは可愛いけどかなりぶっ飛んでいます。アイドル活動をしています。全然売れていないです。魚のアイドルです。魚屋の子なので。とにかくおすすめです。面白いです。爆笑します。女子に人気のアニメです。

おそ松さん / Mr. Osomatsu
8

騙されたと思って見てほしい。

「おそ松さん」は、漫画家赤塚不二夫先生の「おそ松くん」を原作に誕生したアニメで、2015年から放送された作品です。
その人気ぶりは凄まじく、周りでは毎日のようにその話題で持ち切りでした。しかしその絵柄は古く、私には合わないと思い、食わず嫌いをしていました。年が明けて、大学生になろうとしていたころ、新しい環境に馴染めるかどうかと悩みながら、ふとそのアニメのことが浮かび、気になって見てみることにしました。
今思えば、その日から、人生が変わったような気がしています。
まず、1話を見てみると、始まりから昭和臭漂う灰色のおそ松くんが出てきたので、もしかしてこういうアニメなのか?とそわそわしながら見ていると一転、カラーアニメに代わり出てきたのは某女性向けアニメのアイドルのようないで立ちの6人。途中から、これは何なのだと考える間もなくメタ発言や他のアニメや漫画のパロディの嵐で、こんなにやりたい放題で大丈夫なのか?と心配しながらも、楽しんでいました。(結果、1話はDVDには入りませんでした)
その後も続けて見ていくと、この六つ子は20代にして無職で、童貞を貫き、毎日親のすねを齧りながらも人生をなんだかんだ楽しんでいるという、ギャグアニメであるとわかりました。
そして知っていくうちに、自分の悩みがちっぽけに思えてきました。

特におそ松さんを知らない方にまず、見てほしいのは5話と10話です。私は大学に入ってから、この作品に興味が無いという男女に「この話を見て!」としつこく進めたところ、全員が「悔しいけど面白かった」と感想を言ってくれました。
なぜこの2話を勧めるかと言うと、万人受けする面白い話だからです。赤塚不二夫先生の作品はシュールなものが多く、大笑いでなく、クスッと笑えるようなものが多く、それも盛り込まれた「おそ松さん」のセリフの中に、「自己責任アニメ」というものがあります。つまり、「これを見て楽しめるかどうかは、自分次第」ということです。
私の中でこのアニメの評価は10ですが、ずっと笑えるものだと期待して見た人は裏切られてしまうかもしれないと思い、8にしました。

3年たとうとしている今でも、私はこのアニメが大好きで、アニメから派生した舞台を見に行ったり、声優さんをチェックするようになりました。今の自分からこのアニメを取ったら、薄い人生になってしまいそうで怖いです。
これからも私はおそ松さんを応援し、楽しんでいきたいと思います。

おそ松さん / Mr. Osomatsu
7

落ち着いたと思った?それ間違いです。

世間に社会現象という混乱と驚きを与えた、ニートでクズでおバカな六つ子たちのドタバタナンセンス自己責任アニメ第2期について。
前作の衝撃もあり、期待値が青天井だったためか、視聴後の興奮度は低め。ただ、面白くないわけではない。前作に比べれば話の筋は通っているし、ギャグもハチャメチャに見えて整頓されている風にも見える。また、今作は前作に比べ、各キャラクターたちの心情や生活を深く掘り下げているため、前作とは違う視点で見ることができるのも魅力の一つである。
ただ、前作に比べると物足りないような気がする。これについてなぜかを考えてみたところ、前作は誰も乗ったことのない、試乗すらしていない極悪ジェットコースターで、今作は恐ろしいものの乗り慣れた絶叫マシーンになっているのではないかと思った。だいたいの脚本家の傾向を知り尽くした視聴者には、今作は心に余裕をもって視聴できる作品になったため、物足りなく感じるのでは。そう考えると、私は今後これを超えるギャグアニメでなくては満足できないのかと思うと、少しの恐ろしさを感じた。
前作同様、地獄の窯を覗く覚悟で見なくては身が持たず、また前作同様これを超える作品に出会える自信を失いたい方にはどうぞと視聴をおすすめしたい作品です。

おそ松さん / Mr. Osomatsu
10

6つ子サイコー

子供の頃に観ていたおそ松くんとは全く違うけど、最高におもしろいギャクアニメ(おそ松曰く「自己責任アニメ」)です。
何がすごいかって6つ子を演じる声優陣がすごいです。
おそ松→櫻井さん・カラ松→中村さん・チョロ松→神谷さん・一松→福山さん・十四松→小野さん・トド松→入野さんと豪華過ぎます。
とにかく笑えます。昔のおそ松くん時代とは違い、性格や顔の特徴も違います。
性格が違うことにより、なおさらストーリーが面白くなっています。
6つ子全員クズでニートですが、憎めない存在なので女性なら推し松が必ず出来るはずです。
男性でも、共感できる部分もあるはずのなので楽しめると思います。
エンディングの曲も、トト子ちゃんバージョンとイヤミバージョンがありますが、6つ子との掛け合いが面白く6つ子それぞれの特徴が出ているので6つ子の見分けが出来ない方でも楽しんで頂けると思います。
来春には映画化もされるとのことですのでますますおそ松さんから目が離せません。
第1シーズンの1話がお蔵入りするなど、お騒がせもありましたが、とにかく笑えて、楽しめる作品です。
キャラグッズやwebラジオなど楽しみも広がること間違いないと思いますので、1度観てみて損はないと思います。

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