鬼灯の冷徹(鬼徹)のネタバレ解説・考察まとめ

『鬼灯の冷徹』とは、江口夏実による漫画作品。2014年にアニメ化し、2017年冬に分割2クール編成で第二期が放送。日本の地獄を舞台に、日本神話・御伽噺・妖怪などを元にしたキャラクターが多数登場する。主人公「鬼灯」は、地獄の王「閻魔大王」の第一補佐官を務める鬼神である。カリスマ性を持った秀才であるがドSな性格の鬼灯を中心に、地獄での日常を描く。

漢(かん)

CV:若本規夫

衆合地獄から派遣されているオス猫。
亡者の話に嘘がないか亡者の目の動きから見極め、嘘だった場合急所に噛み付く。
日本の猫ではなく、エジプト冥界の女神バステトの部下の子孫。
スラッとした体型で、凛々しい顔をしており、存在感が凄い。
笑いの沸点が低く、ハンカチ落としが好きな変わり者。

五官王(ごかんおう)

CV:佐藤奏美(第1期)、本名陽子(第2期)

四七日(よなのか)の裁判官。
亡者の罪の重さを、「業の秤」という天秤で量る。
美しい姿をしており、容姿をマスコミにも取り上げられた。

樒(しきみ)

CV:坂本千夏

五官王の第一補佐官。
面倒見が良く、皆からお母さんみたいだと思われている肝っ玉補佐官。
料理が得意で食堂のレシピを考案している。
得意料理はハンバーグと唐揚げ。
普段は優しいが、裁判になると業の秤に亡者と分銅代わりの岩を腕力で投げ入れる。
亡者の罪が岩より重かった場合は、その場で亡者にお尻叩き100回をする。

五道転輪王(ごどうてんりんおう)

CV:手塚ヒロミチ

三回忌の裁判官。
生前は中国で道士をしており、墓に埋まった死体をキョンシーにする召鬼法と反魂の術が得意。
しかしそれ以外の術は苦手で、仲間と麻雀ばかりしているポンコツ道士。
たまたま掘り出した女性のキョンシーの出来が良かったため、持っていた麻雀牌から「中(チュン)」という名前を付ける。
その後中を第一補佐官として五道転輪王に就任。
一番最後の裁判であるため逃げ出したり暴れたりする亡者が多い所であるが、怪力の中がいるため絶対に逃がすことは無い。

チュン(中)

CV:丹下桜

五道転輪王の第一補佐官のキョンシー。
作中でも怪力の部類に入る鬼灯すらをもふっ飛ばしてしまう怪力の持ち主。
読み書きや計算などはできず、逃げ出した亡者を力ずくで連れ戻すのが唯一の役目。
力の加減ができず、五道転輪王の周りの建物はあちこち破損している。
昔白澤と付き合っていたことがあり、白澤の浮気な態度に怒り白澤をぶん投げて別れた。
このシーンはアニメ第四話の白澤初登場シーンであり、中は初登場時は詳細が不明のキャラであった。
その後五道転輪王の話の中で、名前や性格、白澤との関係などの詳細が明らかになった。
白澤から軽くナンパされたのを真に受けてしまい、付き合う=求婚と捉えたため、白澤が他の女の子をナンパする姿に激怒した。
以降、非常に根に持っており、白澤の顔を見る度に襲い掛かるようになった。
また、白澤に教えてもらった「剪紙成兵術」を習得しており、おどろおどろしい巨大な怪物を実体化させ白澤を襲ったこともある。
作中の人気作品「鬼卒道士チャイニーズエンジェル」の主人公のモデル。

地獄の住人

座敷童子(ざしきわらし) / 一子(いちこ)、二子(にこ)

黒髪の方が一子で、白髪の方がニ子

一子CV:佐藤聡美
二子CV:小倉唯

座敷童子とは商家の家に住み着き、働き者を応援し成功させる妖怪。
しかし働き者でなくなると見限り、座敷童子が出て行った家(会社)は潰れてしまう。
現世に馴染めず廃屋に居たところを鬼灯に発見され、地獄にやってきた。
鬼灯は座敷童子が呆れて出て行くことを見越した上で白澤の元に預け、見事作戦は成功し白澤は店を潰さないため引越しを余儀なくされた。
その後は鬼灯のいる閻魔殿に住み着き、鬼灯に良く懐いている。
鬼灯もまたドSキャラとして見込みのある座敷童子を気に入り我が子のように可愛がっており、桃太郎にS極とS極が惹かれあっているといわれた。
現世では座敷童子は人間に見えず、2人はお互いしか接触相手が居なかったため、これと言って名前の必要がなかった。
しかしあの世では当たり前に2人が見え、周りの人々が座敷童子の片方を呼びたい時に困るためと、段々と2人に自我が芽生えたため、鬼灯によって名前がつけられた。
由来は、よく最初に喋り出す方が「一」もう1人が「ニ」で、始めはそのまま「一」と「二」と命名されたが、流石に嫌がり「子」をつけられた。
現世に居た頃は、居候先の人たちや客にあだ名をつけて遊んでいた。
閻魔殿では重力を無視して壁を歩き回ったり、金魚草を見ていたり、閻魔殿をウロウロして遊んでいる。
着物を着用しているが、現世の可愛い服に憧れている。
段々と鬼灯に似て行き、他人に容赦ない性格になっていく。

ピーチ・マキ / 真黍(まきび)

CV:上坂すみれ

あの世で売り出し中のタレント。
始めは清純派のアイドルで売っていたが、記者の「小判」が書いたゴシップ誌が原因で悪女キャラがプチブレイク、その後天然系として確立した。
自分の意図しないキャラ付けに疑問を抱いており、特に清純派での売り出し方には無理があると感じていた。
マキ本人は天然のおバカタイプであるが、社会人としてのマナーなどの常識はあり、バイトの経験から万引きを決して許さない。
地獄生まれの地獄育ちでありながら地獄の内情に詳しくなく、始めは鬼灯の名前も知らなかった。閻魔大王の名前は辛うじて知っていた。
鬼灯とは何かと縁があるが、出会うたびに酷い目に会う為、鬼灯を嫌っては居ないが怖がってはいる。
金魚草のサプリをそうとは知らずに飲んでしまい、思わず叫んだ声が鬼灯たち金魚草マニアの耳に入り、それが金魚草の泣き声にそっくりであったため、金魚草大使に任命された。
チャイニーズエンジェルのイベントでミキと出会い、その後「まきみき」としてアイドルユニットを組む事になった。

ミキ / 幹(みき)

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