鬼灯の冷徹(鬼徹)のネタバレ解説・考察まとめ

『鬼灯の冷徹』とは、江口夏実による漫画作品。2014年にアニメ化し、2017年冬に分割2クール編成で第二期が放送。日本の地獄を舞台に、日本神話・御伽噺・妖怪などを元にしたキャラクターが多数登場する。主人公「鬼灯」は、地獄の王「閻魔大王」の第一補佐官を務める鬼神である。カリスマ性を持った秀才であるがドSな性格の鬼灯を中心に、地獄での日常を描く。

聖者を冒涜したものが落ちる地獄群。別名「無間(むげん)地獄」。
地獄の最下層にある最も怖ろしい地獄で、最下層まで落ちるのに2000年掛かる。
そのため移動してる亡者の数は多いが服役中の亡者はまだ余り居ない。
2000年というと、凡そ弥生時代後期の亡者もまだ移動中ということになる。
この移動時間が勿体無いため、鬼灯の提案で生前の亡者の行いの記録をDVDで只管見せる処置が取られた。
刑場はあまりに惨いため、モザイク処理がされている。

八寒地獄

八寒地獄の偉い人たち八人。

極寒の地獄。八大地獄とは別の地獄。
一応閻魔大王の管理化になっていて、独立を狙っている気配あったが、鬼灯の恐ろしさを知って逆らうのを止めた。
雪鬼・雪女・ナマハゲ・ペンギンなどの寒さに強い者が獄卒をしている。

簡易地獄

大した罪が無い者がとりあえず落ちる地獄。
舌を一回抜かれるだけで刑が終わり、その後は天国へ行くか転生する。
逃げ出すと即地獄行きになるため逃げ出すものは少なく、皆大人しく順番を待つ光景は集団予防接種のようであった。

刑場以外の部署・機関

記録課

亡者の生まれてから死ぬまでの生前の情報を記録する部署。
記録は裁判に使われる。
判例を記録する「司命・司録」という職務もある。
鬼灯が対応し易いように閻魔庁に属している。
パソコン故障によるトラブルを避けたり、手描きだからこその責任感を培うため、記録は全て手描きで行う。
そのため綺麗な文字で正格に書かなければならないため、ここに属する獄卒は人間性や性格などの適正を重視され配属される。
精神的な負担が大きな仕事であるため、文字が立体に見えたり突然奇声を上げるなど禁断症状が現れる獄卒もいる。
そのため鬼灯は何らかの処置が必要と判断し、カウンセリング室と医療室が設けられた。
主任は、誰よりも正格にそして早く文字を書く「葉鶏頭(はげいとう)」。
「倶生神(くしょうじん)」という、人間一人の一生を見守る男女ペアの神もここの配属。

烏天狗警察

獄卒や妖怪の違法行為を取り締まる警察。
通話番号は093(れいきゅうしゃ)。
隊員の殆どが烏天狗であるため、潜入調査をすると直ぐにバレてしまう。
烏天狗以外には、「源義経」「武蔵坊弁慶」などもいる。

お迎え課

現世を彷徨う亡者をお迎え・回収しに行く部署。
化け猫の「火車」、夜叉の「荼吉尼」などがメンバー。

技術課

地獄で使う拷問器具の開発・監修・製作を行う部署。
メンバーは鬼灯の幼馴染の「鳥頭」「蓬」など。
出番は名前のみであったが、発明家「平賀源内」もこの部署に居るという。

桃源郷

中国と日本の狭間にある仙境。
日本の天国は殆ど出てこない代わりに、本作で天国というとこの桃源郷を指していることが多い。
両国の貿易の場になっており、白澤が漢方店「うさぎ漢方 極楽満月」を出している。
ここに住んでいる兎たちは薬剤師見習い。
白澤の店の従業員も桃太郎以外はウサギ達。

海外の地獄

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