マッサン(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『マッサン』とは、2014年のテレビドラマ。2014年度後期放送のNHK『連続テレビ小説』で、同シリーズの第91作となる。「ニッカウヰスキー」の創業者・竹鶴政孝とその妻リタをモデルとして、「ある日本人技術者とイギリス人の妻の夫婦愛を軸とした人情喜劇」として製作された。舞台は大正時代。造り酒屋の跡取り息子である亀山政春が、ジャパニーズ・ウイスキーづくりに挑む過程と、様々な難局に晒される彼を献身的に支え続けたスコットランド人の妻・エリーの姿を描く。

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『マッサン』(ドラマ)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

亀山政春(演:玉山鉄二)のモデル・竹鶴政孝

政春のモデルとなったのは、「日本のウイスキーの父」と呼ばれる竹鶴政孝(たけつる まさたか)。1894年に広島県賀茂郡竹原町(現:竹原市)で誕生。実業家、ウイスキーの製造者、技術者、会社経営者という多くの顔を持つ、ニッカウヰスキーの創業者だ。
生涯をウイスキー事業に捧げ、1979年8月29日に逝去するまでの間に多くのジャパニーズウイスキーを残している。

田中大作(演:西川きよし)のモデル・岩井喜一郎

田中のモデルとなったのは、明治42年、摂津酒造においてアルコール連続蒸留装置を考案した岩井喜一郎(いわい きいちろう)。明治16年(1883年)8月17日生まれ。京都府の平民出身の技術者で、優れた実業家でもある。

鴨居欣次郎(演:堤真一)のモデル・鳥井信治郎

鴨居のモデルとなったのは、飲料メーカー「サントリー」の創業者、鳥井信治郎(とりいしんじろう)。1879年1月30日生まれ。1923年(大正12年)に本格的なウイスキー生産を志し、ウイスキーの本場・スコットランドのキャンベルタウンでウイスキー留学を経験した竹鶴政孝を招き、大阪府島本村山崎にウイスキー蒸留所(山崎蒸溜所)を建設。国産ウイスキーの製造を開始した第一人者として知られる。

サントリー創業者の鳥井信治郎が残した名言

「やってみなはれ。やらなわからしまへんで」という名言を残し、多くの人々から支持を集めている。

モデルとなったニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝とリサが共に歩んだ生涯

出典: www.amazon.co.jp

たった一人でスコットランドにわたり、日本初の本格的ウイスキー造りに取り組むマッサン。スコットランド人のリタは、その夢を支えるために、周囲の反対を押しきり、日本にやってきた。竹鶴政孝とリタ夫人の、厳しい時代を夢をあきらめずに生きぬいた物語を集めた書籍。

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リタは、婚約者を第一次世界大戦で亡くし、医者だった父も喪って、失意のなかにいた。その頃、妹が通うグラスゴー大学の留学生竹鶴政孝と知り合う。日本でウイスキー作りをするため、イギリスまで学びにきた政孝に、驚きながらも惹かれていくリタ。だが、国際結婚を決意した二人は家族の猛反対に遭う。夢の実現に邁進する夫と、献身的に支え続けた妻。ウイスキー誕生のため生涯を賭けた夫婦愛を綴った書籍。

本作は、ドラマ性を盛り込みつつも、モデルとなった竹鶴政孝とリタの生涯を比較的忠実に描いていることで話題となった。
1918年、勤務先の摂津酒造の社長である阿部喜兵衛の命を受けて単身スコットランドに赴いた竹鶴は、グラスゴー大学で有機化学と応用化学を学ぶ。その2年後となる1920年、竹鶴はグラスゴー大学で知り合った女子学生の友人、イザベラ・リリアン・カウン(通称:エラ)に頼まれ、弟のラムゼイ・カウンに柔道を教えていたが、その姉であるジェシー・ロバータ・カウン(通称:リタ)と恋に落ち、同年1月8日に結婚。
「自分がスコットランドに残ってもいい」と話した竹鶴に対し、リタは「マサタカさんは、大きな夢に生きていらっしゃる。その夢は日本で本当のウイスキーをつくること。私もその夢を共に生き、お手伝いしたいのです。」と話し、同年11月、竹鶴と共に日本へ向かった。
1922年、竹鶴は摂津酒造を退職。、大阪の桃山中学(現:桃山学院高等学校)で教師になった彼は、生徒に化学を教える。
翌1923年、大阪の洋酒製造販売業者寿屋(現在のサントリー)が本格ウイスキーの国内製造を企画したことを期に、竹鶴は寿屋に正式入社。竹鶴は醸造所の候補地として当初北海道を推したが、諸般の事情により見送られてしまった。
その後、交通の便も良く、水質等の条件も満たした山崎に工場の建設をすることが決定、竹鶴は総指揮をとることになる。
竹鶴は本当のウイスキーを作ることを決意し、寿屋(現在のサントリー)を退社。そして1934年4月、北海道余市町でウイスキー製造を開始する。資本を集め、7月に大日本果汁株式会社を設立し、自身は代表取締役専務に就任。離れて暮らしていたリタを余市に呼び寄せる。
しかし、世界は太平洋戦争に突入。戦乱の中、故郷が敵国となったリタはスパイの容疑をかけられ、 「わたし、日本人なのに、どうして尾行されるの。この眼と髪を黒くして、鼻を低くしたい」と嘆いていたという。
様々な難局に晒されながらも、竹鶴は1940年に余市で製造した最初のウイスキーを発売。社名の「日」と「果」をとり、「ニッカウヰスキー」と名付けられた。竹鶴はもちろん、リタも長年の夢を叶えた瞬間だった。
その後は穏やかに暮らした二人だが、リタは60歳を過ぎてから入退院を繰り返すようになり、64歳の誕生日を迎えてわずか1ヶ月後の1961年1月17日、政孝に看取られて永眠した。
竹鶴はその後、1970年にニッカウヰスキーの代表取締役会長に就任。同年、本格的道産酒開発の功績により北海道開発功労賞を受賞した。そして1979年8月29日、肺炎により入院していた東京都の病院にて、85年の生涯を閉じた。長年、ウイスキーを製造してきた北海道余市町に、妻のリタと共に埋葬されることになった。

彼らの死後もその深い夫婦愛は語り継がれており、余市のニッカウヰスキー醸造所ではその生い立ちの一端に触れることができるほか、2人の人生は書籍化されて刊行されている。

2005年には小樽市色内に「ニッカバー リタ」がオープン。2014年にはニッカウヰスキー創立80周年を記念した限定アップルブランデー「リタ」や、リンゴ果汁入りのハイボール「リタハイボール」が発売。
余市には「リタ幼稚園」や「リタロード」など、彼女の名を冠した施設がいくつか存在し、町のシンボル的存在として愛され続けている。

見学することができる『マッサン』の舞台

本作『マッサン』に登場する施設のモデルとなった場所には、実際に見学を楽しむことができるものが存在している。聖地巡礼として赴くファンも多く、作品の理解を深める一助となっている。

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シリーズ初の外国人ヒロイン候補と推測された女優たち

桜井賢プロデューサーはヒロインの理想を「朝ドラのオードリー・ヘプバーン」と説明。

本作の制作統括プロデューサーである桜井賢は、ヒロインの選考について「25歳から40歳で、欧米文化に育った白人女性であり日本語が話せる」「両親のどちらかが欧米人ではない場合や国籍、女優経験など細かい条件は不問」という条件を提示した。さらに、桜井はヒロインの理想を「朝ドラのオードリー・ヘプバーン」と説明し、候補者には多くの女優の名前が挙がっている。
報道陣が「ローラや滝川クリステルも可能性あり?」と質問すると、桜井は「可能性はあります」と答えていた。

秋元才加

秋元才加【マッサンのヒロイン候補】

1988年7月26日生まれ。千葉県松戸市出身。レイヴ エンターテインメント所属。

代表的な出演作品
『NHKドラマ部幽霊対策シリーズ』(2012年 - 、NHK総合):新見美穂役
『朝ドラ殺人事件』(2012年3月28日・29日):主演
『大河ドラマ大作戦』(2012年8月26日):主演

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