『花子とアン』とは、2014年放送のNHK連続テレビ小説第90作。村岡恵理『アンのゆりかご』を原案に、児童文学の名作『赤毛のアン』の日本語訳を手掛けた翻訳家・村岡花子の波乱万丈な半生を描く伝記作品である。山梨の貧しい農家に生まれた少女・はなが、東京の女学校で英語を学び、持ち前の想像力を武器に『赤毛のアン』を翻訳する道へと進む姿を綴る。吉高由里子が主演を務め、仲間由紀恵や鈴木亮平ら豪華俳優陣が共演した。全放送回で視聴率20%超えを記録する大ヒットとなった。
はなの尋常小学校時代の担任で、後に校長に昇進。標準語や英語に訛りが抜けず、吉平やはなから指摘されることもある。当初ははなを教師失格と見なしていたが、生徒たちの要望を受けて解雇せず、1年かけて一人前と認めた。はなに縁談を持ちかけるが吉平により白紙となる。はなが作家になるため退職する際は「この小学校の誇り」と称えて送り出した。
緑川幾三(みどりかわ いくぞう/演:相島一之)
出典: asadra.hoimi.tv
はなと朝市の同僚教師。男尊女卑の考えを持ち、英語が堪能なはなを気に入らず、嫌味や退職勧告を繰り返す。しかし、裏でははなの著書『たんぽぽの目』を自ら購入して読んでおり、本人から感謝された。はなが学校を去る際には、他の教師たちと共に「元気で頑張れ」と温かく餞の言葉を贈った。
合田寅次(あいだ とらじ/演:長江英和)
はなたちの幼少期は教会の番人をしており、忍び込んだ二人を追い回した。はなが教師として戻った頃には、小学校の小使いとして勤務している。
小山たえ(こやま たえ/演:伊藤真弓)
はなの教え子。貧しい家庭で赤子を背負って登校する空想好きな少女。母を亡くし、父も不在がちで後に親戚へ引き取られる。去り際、はなの案内で教会の図書室を訪れ、その際せがまれてはなが語った物語が、のちの入選作『みみずの女王』の原点となった。掲載誌を読んだ感想をはなに手紙で送っている。
その他の山梨・甲府の人々
森 牧師(演:山崎一)
地域の教会の牧師。吉平からはなへの洗礼や女学校入学への協力を頼まれるが、本人の負担を案じて当初は反対した。その後、はなに触発されて勉強を再開した朝市を応援し、教師の道を勧める。はなと英治の結婚式では司式を執り行った。
連隊長(演:田中伸一)
甲府に常駐する陸軍連隊の指揮官。若くして入隊を熱望する吉太郎を評価しつつも、徴兵検査までは親孝行するよう諭す。徳丸の接待で飲んだ甲州産ぶどう酒を絶賛した。
望月啓太郎(もちづき けいたろう/演:川岡大次郎)
大地主の息子で青年実業家。入選したはなの才能と語学力に興味を持ち、徳丸の仲介で見合いをする。縁談がまとまれが安東家の援助やはなの自由を保証する好条件を提示するが、はなの「結婚に胸がときめかない」にはなにその気が無いことを察し、自ら縁談を破談にした。
修和女学校の教職員
ブラックバーン校長(演:トーディ・クラーク)
はなが通う修和女学校の校長でカナダ人宣教師。規律に厳しい。不祥事には「Go to bed!」と厳命し反省を促すが、根底には深い愛情がある。問題児のはなのことを根気よく見守る。
はなや蓮子の退学危機にも本人の反省を見極めて温情を示した。卒業式では希望と進歩を説く祝辞を贈る。昭和13年、戦時体制の激化に伴い帰国する際、愛と平和の夢を花子に託した。後に花子は彼女を『赤毛のアン』のマリラのような女性だったと回想している。
茂木のり子(もぎ のりこ/演:浅田美代子)
裁縫教師兼寄宿舎のベテラン寮母。没落士族の娘。厳格な校長らのなだめ役で、苦労して師範資格を得た自身の境遇をはなに重ね、何かと便宜を図る。
女学生たちに裁縫や礼儀作法を教えている。ホームシックにかかった花子を励ます。子にとっては、東京で出会った第二の母ともいえる存在である。
蓮子に対しても深い気遣いを見せ、はなが退学危機の際には優しく慰めた。不審者を薙刀で追い払う勇ましさも持つ。寄宿舎に逃げ込んだかよの世話を焼くなど、生徒やその家族を温かく見守り続けた。
富山タキ(とやま タキ) → 梶原タキ(かじわら タキ)(演:ともさかりえ)
厳格な指導で「鉄の女」と恐れられる英語教師。かつて梶原との失恋から恋愛を拒絶し教職に専念してきた。当初ははなに厳しく当たり、大きな壁となるが、卒業時にはその実力を認め通訳を託す。花子が翻訳家という仕事を意識するきっかけを作った人物。震災後、再会した梶原と互いの想いを確認し、戦後に結婚した。
スコット先生(演:ハンナ・グレース)
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目次 - Contents
- 『花子とアン』の概要
- 原作『アンのゆりかご』について
- 『花子とアン』のあらすじ・ストーリー
- 明治期
- 想像の翼と「花子」
- 修和女学校での試練
- 腹心の友との出会い
- 故郷での教師生活と『みみずの女王』
- 翻訳家への道と旅立ち
- 大正期
- 東京での再出発と村岡英治との恋
- 蓮子の駆け落ち「白蓮事件」
- 関東大震災の悲劇と再起
- 最愛の息子・歩との別れ
- 昭和期
- ラジオのおばさん誕生と新しい家族
- 戦火の足音と「腹心の友」との決別
- 命がけの翻訳と失われた命
- 『赤毛のアン』の誕生
- 『花子とアン』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- 安東はな(あんどう はな) → 村岡花子(むらおか はなこ)(演:吉高由里子)
- 安東家の人々
- 安東吉平(あんどう きっぺい/演:伊原剛志)
- 安東ふじ(あんどう ふじ/演:室井滋)
- 安東周造(あんどう しゅうぞう/演:石橋蓮司)
- 安東吉太郎(あんどう きちたろう/演:賀来賢人)
- 安東かよ(あんどう かよ/演:黒木華)
- 安東もも(あんどう もも) → 森田もも(もりた もも) → 益田もも(ますだ もも)(演:土屋太鳳)
- 木場家・徳丸家
- 木場朝市(きば あさいち/演:窪田正孝)
- 木場リン(きば リン/演:松本明子)
- 徳丸甚之介(とくまる じんのすけ/演:カンニング竹山)
- 徳丸武(とくまる たけし/演:矢本悠馬)
- 阿母尋常小学校
- 本多正平(ほんだ しょうへい/演:マキタスポーツ)
- 緑川幾三(みどりかわ いくぞう/演:相島一之)
- 合田寅次(あいだ とらじ/演:長江英和)
- 小山たえ(こやま たえ/演:伊藤真弓)
- その他の山梨・甲府の人々
- 森 牧師(演:山崎一)
- 連隊長(演:田中伸一)
- 望月啓太郎(もちづき けいたろう/演:川岡大次郎)
- 修和女学校の教職員
- ブラックバーン校長(演:トーディ・クラーク)
- 茂木のり子(もぎ のりこ/演:浅田美代子)
- 富山タキ(とやま タキ) → 梶原タキ(かじわら タキ)(演:ともさかりえ)
- スコット先生(演:ハンナ・グレース)
- 白鳥かをる子(しらとり かをるこ) → 勅使河原かをる子(てしがわら かをるこ)(演:近藤春菜)
- 綾小路先生(演:那須佐代子)
- フィリップス先生(演:サラ・マクドナルド)
- 女学生時代の友人
- 葉山蓮子(はやま れんこ) → 嘉納蓮子(かのう れんこ) → 宮本蓮子(みやもと れんこ)(演:仲間由紀恵)
- 醍醐亜矢子(だいご あやこ) → 安東亜矢子(あんどう あやこ)(演:高梨臨)
- 一条高子(いちじょう たかこ/演:佐藤みゆき)
- 畠山鶴子(はたけやま つるこ/演:大西礼芳)
- 松平幸子(まつだいら さちこ/演:義達祐未)
- 大倉澄子(おおくら すみこ/演:中別府葵)
- 梅田淑子(演:中村優里)
- 竹沢昌代(演:冨手麻妙)
- 孤児院の関係者
- 北澤司(きたざわ つかさ/演:加藤慶祐)
- 岩田祐作(いわた ゆうさく/演:井上尚)
- ミニーメイ(演:エラ・フィースティング)
- 牧師(演:川中健次郎)
- 出版関係者
- 梶原聡一郎(かじわら そういちろう/演:藤本隆宏)
- 須藤大策(すどう だいさく/演:西沢仁太)
- 三田悠介(みた ゆうすけ/演:本田大輔)
- 宇田川満代(うだがわ みつよ/演:山田真歩)
- 長谷部汀(はせべ なぎさ/演:藤真利子)
- 小泉晴彦(こいずみ はるひこ/演:白石隼也)
- 門倉幸之介(かどくら こうのすけ/演:茂木健一郎)
- 村岡家の人々
- 村岡英治(むらおか えいじ/演:鈴木亮平)
- 村岡平祐(むらおか へいすけ/演:中原丈雄)
- 村岡郁弥(むらおか いくや/演:町田啓太)
- 村岡香澄(むらおか かすみ/演:中村ゆり)
- 村岡歩(むらおか あゆむ/演:横山歩)
- 村岡美里(むらおか みさと/演:金井美樹)
- 葉山家の人々
- 葉山晶貴(はやま あきたか/演:飯田基祐)
- 葉山園子(はやま そのこ/演:村岡希美)
- 久保山(くぼやま/演:大林丈史)
- 日下部(くさかべ/演:つまみ枝豆)
- 社会主義運動の関係者
- 浅野中也(あさの ちゅうや/演:瀬川亮)
- 山田国松(やまだ くにまつ/演:村松利史)
- 宮本龍一(みやもと りゅういち/演:中島歩)
- 田中・荒井(演:玉置玲央・鯨井康介)
- 宮本家の人々
- 宮本純平(みやもと じゅんぺい/演:大和田健介)
- 宮本富士子(みやもと ふじこ/演:芳根京子)
- 宮本浪子(みやもと なみこ/演:角替和枝)
- JOAK(東京放送局)の人々
- 漆原光麿(うるしばら みつまろ/演:岩松了)
- 有馬次郎(ありま じろう/演:堀部圭亮)
- その他の東京の人々
- おでん屋台の店主(演:土平ドンペイ)
- 女性看護師(演:八木菜々花)
- 尾形(演:渡邉紘平)
- 山川弁護士(演:苅谷俊介)
- 雪乃(ゆきの/演:壇蜜)
- 益田旭(ますだ あきら/演:金井勇太)
- 益田直子(ますだ なおこ/演:志村美空)
- 嘉納家の人々
- 嘉納伝助(かのう でんすけ/演:吉田鋼太郎)
- 嘉納冬子(かのう ふゆこ/演:城戸愛莉)
- 山元タミ(やまもと たみ/演:筒井真理子)
- トメ(演:比佐廉)
- すず(演:隅倉啓美)
- 嘉納家番頭(演:クラ)
- 嘉納家・他の女中(演:芳野友美)
- その他の福岡の人々
- 黒沢一史(くろさわ かずふみ/演:木村彰吾)
- 炭坑労働者(演:榊原毅、山崎潤)
- 下山(しもやま/演:木下ほうか)
- 内藤(ないとう/演:中野剛)
- その他の人々
- サッちゃん(演:木下あかり)
- 浜口サダ(はまぐち サダ/演:霧島れいか)
- 落語家(演:バッファロー吾郎A)
- スピンオフドラマ
- 堀部ちづ江(ほりべ ちづえ/演:石橋杏奈)
- 宇田川の別れた夫(演:武井壮)
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