ゾイド新世紀/ゼロ(第2作)のネタバレ解説・考察まとめ

『ゾイド新世紀/ゼロ』は、タカラトミーの玩具「ゾイド」をモチーフに、TBS系列で放送されたテレビアニメ。全26話。原作はタカラトミー。ジャンク屋を営む主人公ビット・クラウドが、ライガーゼロと出会い、数多の敵とのゾイドバトルを通じて成長していく物語。前作『ゾイド -ZOIDS-』の直接の続編で、1000年以上経った惑星Ziが舞台。今作では、ゾイドを戦争兵器としてではなく、ゾイドによる対戦競技をメインに据えているのが特徴。また、シリアスだった前作と違い、コメディ要素が強い作品となっている。

『ゾイド新世紀/ゼロ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

オープニングで映る茶色いライガーゼロは「パンツァー」のプロトタイプ

本作のオープニングで映る、ライガーゼロの3種類の換装した姿。「イェーガー」、「シュナイダー」と後一つ、本編では「パンツァー」という深緑色の重火器装備だが、オープニングでは「イェーガー」、「シュナイダー」の他に茶色い装備を付けたライガーゼロの姿がある。これは、オープニングの制作段階で「パンツァー」の設定が決まっておらず、「パンツァー」の初期段階のものが使われた為。正式な「パンツァー」が本編で登場しても、この映像が差し替えられることはなかった。

チーム・タイガースのモチーフは阪神タイガース

登場するゾイドバトルチームの1つに、チームタイガースがある。黄色く塗られたセイバータイガーを有し、パイロットの名前は、カークランド、オマリー、ラインバックで、みんな関西弁で話す。チーム・ブリッツと戦って負けてからは、成績が低迷してしまう。さらに、チームのモットーは「猛虎魂」と、放映当時、成績が低迷していた阪神タイガースをそのままモチーフにしている。

ゾイド作品の中で人が唯一死なないアニメ

作品として、最初から最後までコメディ要素が強い為か、人の死亡シーン及び殺人描写がない。これはゾイドシリーズの中でこの作品だけである。その為か、アメリカでは前作である『ゾイド -ZOIDS-』よりも先んじて放送されており、人気も高い作品となっている。前作の放送がなかった為、最終回のナレーションが別物に変えられている。ただ、人は死なないが、レオンのシールドライガー、バラッドのコマンドウルフ、ラオン博士のホエールキングといったゾイドたちが明確に死亡した個体はいくつか存在している。

『ゾイド新世紀/ゼロ』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):相川七瀬『NO FUTURE』

作詞・歌 - 相川七瀬 / 作曲 - 布袋寅泰 / 編曲 - 太田要

ED(エンディング):DASEIN『流離人』

作詞・作曲 - Ricky,JOE / 編曲 - 樫原伸彦 / 歌 - DASEIN

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