ゾイド新世紀/ゼロ(第2作)のネタバレ解説・考察まとめ

『ゾイド新世紀/ゼロ』は、タカラトミーの玩具「ゾイド」をモチーフに、TBS系列で放送されたテレビアニメ。全26話。原作はタカラトミー。ジャンク屋を営む主人公ビット・クラウドが、ライガーゼロと出会い、数多の敵とのゾイドバトルを通じて成長していく物語。前作『ゾイド -ZOIDS-』の直接の続編で、1000年以上経った惑星Ziが舞台。今作では、ゾイドを戦争兵器としてではなく、ゾイドによる対戦競技をメインに据えているのが特徴。また、シリアスだった前作と違い、コメディ要素が強い作品となっている。

CV:川澄綾子
搭乗ゾイド:ディバイソン→ガンスナイパー
トロス博士の娘。16歳。圧倒的な火力で相手を殲滅する遠距離攻撃を好む。しかし、詰めが甘くバトルでは真っ先に倒されることが多い。そのバトルスタイルから、ナオミとは相容れない。可愛らしい外見とは裏腹に、性格は大胆かつ凶暴。入浴中に誤って入ってきたビットとジェレミーをゾイドに乗って追っかけ回したり、ゾイドバトルの個人成績の為に味方を巻き込んで攻撃したりする。
作中ではディバイソンを愛機としていたが、物語途中で破壊されてしまった為、重火器ユニットを装備したガンスナイパーに乗り換えた。

バラッド・ハンター

CV:松風雅也
搭乗ゾイド:コマンドウルフ→シャドーフォックス
チーム・ブリッツに雇われているフリーの賞金稼ぎ。17歳。無鉄砲に突っ込みやすいビットやリノンと異なり、冷静な判断のもと素早く行動できる。普段はクールな守銭奴を気取っており、バトルで負けた時も「給料分の働きはした」と言って狼狽えない。しかし、金にがめつく、相場の10倍のファイトマネーに目が眩んで無茶なバトルに合意することもある。
当初は青いコマンドウルフに乗っていたが、バックドラフト団の罠にかかってしまい、その結果コマンドウルフを大破させる。その後、ラオン博士の開発したシャドーフォックスを受領しバックドラフト団所属のゾイドウォーリアーとして勧誘されるも、無意識に自分のゾイドギアを挿入してしまった為、チーム・ブリッツ所属のゾイドとして登録されてしまう。バラッド本人もバックドラフト団に入る気はないとし、チーム・ブリッツに戻った。

ジェレミー・ヘメロス

CV:斎賀みつき
搭乗ゾイド:プテラス→レイノス
トロス博士の助手として戦術指揮やメカニック、さらには家事全般をこなす。14歳。チーム・ブリッツで唯一の航空戦力。性格は温厚だが、飛行ゾイドに乗って音速を超えると、クールで好戦的な「天空の荒鷲」という人格に変わる。人格が変わると顔つきが精悍になり、ナヨナヨした喋り方がキザな口調になる。しかし、本人はこの「天空の荒鷲」の時のことをまったく覚えていない。
当初はプテラスに乗っていたが、トロス博士がレイノス購入の為にジェレミーに無断で売却してしまった。その為、それ以降はレイノスを愛機とする。

スティーブ・トロス

CV:中村大樹
搭乗ゾイド:ホバーカーゴ
チーム・ブリッツの監督兼メカニック。レオンとリノンの父。技術者としては一流で、ライガーゼロのCASやホバーカーゴもトロス博士が開発したもの。性格はわがままで子供っぽいところがあり、ジェレミーにはいつも怒られている。また、珍しいゾイドやゾイドパーツに目がなく、衝動買いしてしまうことも。ライガーゼロやレイノスは、その衝動買いによって買われたもの。その為、いつも金欠であり金に汚いところがある。
ラオン博士とは浅からぬ因縁があり恨まれている。しかし、2人が出会った時は大抵子供のケンカのような言い争いをするだけで終わる。

チーム・フリューゲル

ナオミ・フリューゲル

CV:夏樹リオ
搭乗ゾイド:ガンスナイパー
「紅き閃光」の異名を持つゾイドウォーリアー。16歳。長距離からの狙撃を得意とし、主に個人戦で戦っている。チームバトルに参加する際は、素人をパートナーにして数の埋め合わせをしている。そのバトルスタイルの為リノンとはソリが合わず、同じガンスナイパーでも重火器を装備しているリノンのガンスナイパーを邪道と評している。物語の途中、バックドラフト団との闇バトルで苦戦しているところをレオンに助けられてからは、レオンと2人で新たにチーム・フリューゲルを結成した。

レオン・トロス

CV:千葉進歩
搭乗ゾイド:シールドライガー→ブレードライガー
リノンの兄。チーム・ブリッツの前リーダー。チーム・ブリッツ内の良心的存在。キャラクターの強い父や妹とは反対に、やさしく誠実な性格。チーム内で唯一、ビットとライガーゼロの可能性を信じていた。ビットのゾイドバトルに感化され、自分の中のゾイドバトルに対する熱に気づき、チームを離れて武者修行の旅に出る。その道中、野生化していた赤いブレードライガーと遭遇し愛機とする。ナオミと新たなチーム・フリューゲルを結成し、強敵となってビットたちの前に立ちはだかる。

チーム・チャンプ

ハリー・チャンプ

CV:高木渉
搭乗ゾイド:ダークホーン→アイアンコング→ダークホーン
チャンプ財閥の御曹司。莫大な資金で高品質のゾイドを買い漁り、ベンジャミンとセバスチャンとともにチーム・チャンプを結成した。ゾイドウォーリアーとしての実力は高く、運も良い。本人も「王者となるべくして生まれた男」と豪語する。リノンに惚れており、恋のライバルであると勝手に勘違いしているビットを目の敵にしている。しかし、その2人からはまったく相手にされていない。ライバルであるビットとの戦いに固執しており、再三戦いを挑んでは返り討ちにあっており、実力はあるがCクラスまで落ちてしまった。

マリー・チャンプ

CV:平松晶子
ハリーの姉。性格はおっとりしているが押しが強く、ハリーも強く出れない。ベンジャミンやセバスチャンもマリーには恐れを抱いている。バックドラフト団との闇バトルに負けてしまい、所有ゾイドを全て奪われてしまったハリーの救援要請を受ける。ハリーの元へは4体のディバイソンに牛車をという派手な登場の仕方をした。当初、ハリーにゾイドバトルを辞めさせて実家に連れて帰るつもりでいた。しかし、ハリーが惚れている女性がいるというチーム・ブリッツの所に押しかけ、そこでライガーゼロに、着せ替えのできる置物として一目惚れしてしまう。そして、チーム・ブリッツとライガーゼロを賭けてゾイドバトルをするが敗退。しかし、バトルの魅力に気づいたマリーは、ハリーに資金援助を約束して帰っていった。

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