鹿紫雲一(呪術廻戦)の徹底解説・考察まとめ
鹿紫雲一(かしもはじめ)とは『呪術廻戦』に登場するキャラクターであり、1000年以上前の呪術師・羂索が仕掛けたデスゲーム「死滅回游」の泳者(プレイヤー)である。死滅回遊開始数日で200点を獲得していた強者であり、その他の泳者に先んじてルールの追加を行った人物である。「400年前の方がましだった」との発言があることから受肉体であることが推測され、虐殺を繰り返しながら両面宿儺を探している。
宿儺との戦い
その後宿儺は虎杖の体から別人の肉体へと移り、完全な自由を手に入れる。誰もが予想もしていなかったこの事態によって秤に約束させた「宿儺と戦わせる」という件は先延ばしになってしまい、さらに彼より先に秤や虎杖の教師で現代最強とされる術師の五条悟(ごじょう さとる)が宿儺に挑むことが決定。これに腹を立て、「約束が違う」と秤を殴るも、「五条が負けたら次は鹿紫雲が出る」との条件でひとまず矛を収める。
そして始まる宿儺と五条の戦いを、秤や虎杖といった現代の術者たちと共に観戦。ここで五条の恐るべき実力を始めて実際に目撃し、「宿儺を倒し得る存在、自分より先に宿儺と戦う権利を持つ男」と認めていく。五条は“ほぼ勝利確定”というところまで宿儺を追い詰めるが、最後の最後で上を行かれて戦死する。
「相手が宿儺である以上、五条の敗北もありうる」と考えていた現代の呪術師たちは、五条との戦いで消耗している今しか宿儺を倒すチャンスはないとも分析していた。教え子たちの前で散った五条を悼む間も無く、鹿紫雲は二番手として戦場に躍り出る。
宿儺は「今は気分がいいから興を削ぐなよ」と言いつつ、待ち望んでいた最強の敵との戦いに臨む鹿紫雲を迎え撃つ。使えば肉体の崩壊を招く自身の術式「幻獣琥珀」で一気に攻勢を掛ける鹿紫雲だったが、宿儺は敢えて途中で止めていた肉体の変化を再開。2対の腕と2つの口、さらには事前に手に入れた呪具で鹿紫雲を翻弄する。
「宿儺もまた強者であれば、自分のように孤独な存在だったのだろう」と考えていた鹿紫雲だったが、その宿儺から「強者というだけで様々な者に挑まれ、それを返り討ちにし続けた。そのつながりがある以上自分は孤独ではなかったし、同様の人生を歩みながら孤独を感じていたお前はただの贅沢者だ」と呆れたように諭される。実力においても術師としての器においても力及ばなかったことを認めつつ、鹿紫雲は宿儺の前に散った。
鹿紫雲一の関連人物・キャラクター
両面宿儺(りょうめんすくな)
両面宿儺(りょうめんすくな)とは、『呪術廻戦』に登場するキャラクターであり、1000年以上前に実在した呪術師である。4本の腕を持つ鬼神と呼ばれていたがれっきとした人間であり、その実力は呪いの王と言わしめるほど非常に高い、最強の存在である。現代においては20本の宿儺の指に魂を分割されている。
呪力を持たない普通の少年だった虎杖悠仁が宿儺の指を飲み込んだことがきっかけで受肉し、復活を果たした。通常は肉体の主導権を虎杖に取られているため表には出てこないが、「偽夏油」として活動している1000年以上前の呪術師・羂索(けんじゃく)が引き起こした「渋谷事変」の際、一度に10本以上の指を取り込んだため一時的に主導権を奪い返して復活した。
特級呪霊・漏瑚(じょうご)と戦闘を行いつつ渋谷の街を破壊し、大勢の人間を殺害している。
その後は肉体の主導権を虎杖が取り戻したため表には出ていないが、虎杖の同級生伏黒恵に興味を持っており、伏黒を使って何か企んでいる様子が度々描かれている。
一度虎杖の心臓を奪って殺害したことがあるが、「宿儺が契闊(けいかつ)と唱えたら誰も殺さない、傷つけないことを条件に1分間体を明け渡す」という縛り(契約)を結んで虎杖を復活させた。この際宿儺は「この契約を忘れること」という条件を付けくわえて縛りを結んだため、虎杖本人は契闊のことを覚えていない。
1000年以上生きてきたため羂索を始めとして、様々な呪術師や呪霊と関りがあるが宿儺本人はほとんど関心を持っていない。羂索が企てたデスゲーム「死滅回游(しめつかいゆう)」の泳者(プレイヤー)である鹿紫雲一は、殺戮を繰り返しながら宿儺を探している描写がなされている。
両面宿儺(呪術廻戦)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
両面宿儺(りょうめんすくな)は、『呪術廻戦』に登場する、殺戮と闘争を好む“呪いの王”である。
千年以上前の人間で、性格は残忍にして狡猾、尊大にして凶悪。当時の呪術師が総出で挑んで敗れ、死後指だけが呪物として残り、世に悪しき影響を与え続けている。
その指を主人公虎杖悠仁が飲み込んだため、彼の肉体を依り代に復活。しかし理由は不明ながら虎杖の意識を奪うことができず、その体内に封じられる。虎杖の内に潜み、肉体を乗っ取る隙を虎視眈々とうかがい、時に暴威を振るって善悪の区別無く命を奪う極めて危険な存在。
秤金次(はかり きんじ)
現代の若き術師。“パチンコを模した空間を生成し、数百分の1の大当たりを引けば一時的に無限に等しい呪力を得られる”効果を持つ「坐殺博徒」という領域展開を得手とする。
東京第1結界で遭遇し、交戦。“大当たりを引いた秤”を自分が倒すに足り得る強敵と認め、知略と暴力の応酬を繰り広げる。鹿紫雲の攻撃を耐え抜き勝者となるも、彼がまだ奥の手を残していることを見抜いて「勝ったとは思っていない」と語る。鹿紫雲が殺戮になんら抵抗のない狂暴な人物ではあっても悪質な人物ではないと察し、虎杖(=宿儺)と戦わせることを条件に仲間に誘う。
秤金次(呪術廻戦)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
秤金次(はかり きんじ)とは、呪術を巡る術師たちの戦いを描いた『呪術廻戦』の登場人物で、都立呪術高等専門学校における主人公・虎杖悠仁の2つ上の先輩。
“現代最強の術師”五条悟も期待する有力な若手ながら、人格的には難のある少年で、任務中に先輩術師と揉めた上に暴力沙汰を起こして停学中。その後物語の本筋にはほとんど関わらないまま、術者同士の賭け試合の胴元となっていた。実力は高く評価されており、日本に4人しかいない特級術師の1人である乙骨憂太は「調子のいい時の秤は自分より強い」と語っている。
鹿紫雲一の名言・名セリフ/名シーン・名場面
「どいつもこいつも貧弱すぎる。400年前の方が幾分ましだった」
何の躊躇もなく他の泳者(プレイヤー)を殺害した鹿紫雲だが、爪を噛みながら「どいつもこいつも貧弱すぎる。400年前の方が幾分ましだった」と発言している。400年前は呪術師全盛の時代であり、呪霊・呪術師ともにかなりの実力者が存在していたため、鹿紫雲の実力が相当高いものであることが推察できる。
また400年前は六眼と「無下限呪術」を保持した五条家当主と、現代の伏黒恵が保持している術式「十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)」を保持した禅院家当主が御前試合で双方死亡した事件が発生した時期でもある。400年前に何が起こったのか、謎が深まる一言である。
鹿紫雲一の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
鹿紫雲一と五条悟の類似点
中性的な顔立ちの美男子だとSNS上で評判になっている鹿紫雲一であるが、その名前や目の描き方から五条悟と類似している部分が多くみられるとの意見がSNS上に呟かれていた。
五条悟は、呪術界で非常に強力な力を持っていた呪術師・菅原道真の子孫であることが前日譚『呪術廻戦0巻』にて本人の口から明かされているが、菅原道真を祀っている神社が山口県に存在している。また鹿紫雲という苗字は全国でも珍しい実在する苗字であるが、山口県が発祥とされており、この部分でも五条の先祖・菅原道真とのつながりが示唆されている。
さらに外見的に類似している点が鹿紫雲と五条の眼の描き方である。五条の特徴である六眼(りくがん)のような淡い色彩で描かれており、何か五条家と関りがあるのではないかとの考察がSNS上で行われている。
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呪術廻戦名勝負「虎杖悠仁・伏黒恵・釘崎野薔薇 vs. 特級仮想怨霊 vs. 両面宿儺」戦のネタバレ解説・考察まとめ
「虎杖悠仁・伏黒恵・釘崎野薔薇 vs. 特級仮想怨霊 vs. 両面宿儺」とは、巨大な陰謀に立ち向かう呪術師たちの活躍を描く『呪術廻戦』で繰り広げられた戦いの1つ。物語の序盤で主人公の虎杖たちが直面した絶体絶命の窮地であり、事前に「3人の内の1人が死亡」という説明があったことで緊迫感ある展開となった。 少年院に強力な呪霊が発生し、緊急事態として虎杖ら3人が生存者の避難誘導を命じられる。虎杖は「いざとなれば自分の内の宿儺の力を使おう」と安易に考えていたが、事態は連鎖的加速的に悪化していく。
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呪術廻戦の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『呪術廻戦』とは、若き呪術師たちの戦いと成長の日々を描いた、芥見下々による漫画作品。 最強最悪の呪霊両面宿儺をその身に宿してしまった高校生虎杖悠仁。両面宿儺の力を御するため、虎杖は呪術師を目指して呪術高等専門学校に通い始める。 作品の人気が高まるに従い、個々のキャラクターへの注目の度合いも上がっていき、彼らが発した心揺さぶるセリフに惹かれる読者も増えていった。呪いという人間の感情に直結するものを扱うため、時に生々しく、時に華々しく、時に人間の弱さを残酷に突きつける名言が数多く登場する。
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呪術廻戦の歴代OP・ED主題歌・挿入歌・サウンドトラックまとめ
『呪術廻戦』(じゅじゅつかいせん)とは、芥見下々によるダークファンタジーバトル漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。この記事では、『呪術廻戦』を彩るオープニング・エンディング主題歌、挿入歌、そして本作の前日譚である『呪術廻戦0 東京都立呪術高等専門学校』を原作とする劇場アニメ『劇場版 呪術廻戦 0』の主題歌を紹介していく。
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呪術廻戦の御三家・禪院家まとめ
禪院家(ぜんいんけ)とは、『週刊少年ジャンプ』の人気漫画『呪術廻戦』に登場する呪術界のエリート家系・御三家の一つである。術式至上主義であり、術式を持たない者は血族であっても落伍者として蔑まれる。また男尊女卑の思想も強く残っており、長く続くがゆえに古き因習に囚われている。 『呪術廻戦』では禪院家出身のキャラクターが多く登場するが、人間性を疑いたくなるような人物も多く、読者の中では「禪院家は『クズ』の集団」という認知が進んでいる。
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