秤金次(呪術廻戦)の徹底解説・考察まとめ
秤金次(はかり きんじ)とは、呪術を巡る術師たちの戦いを描いた『呪術廻戦』の登場人物で、都立呪術高等専門学校における主人公・虎杖悠仁の2つ上の先輩。
“現代最強の術師”五条悟も期待する有力な若手ながら、人格的には難のある少年で、任務中に先輩術師と揉めた上に暴力沙汰を起こして停学中。その後物語の本筋にはほとんど関わらないまま、術者同士の賭け試合の胴元となっていた。実力は高く評価されており、日本に4人しかいない特級術師の1人である乙骨憂太は「調子のいい時の秤は自分より強い」と語っている。
秤金次のプロフィール・人物像
所属:東京都立呪術高等専門学校(3年生)
呪術師等級:不明
最速!キャラクター人気投票:第 - 位( - / 1,575票)
第1回キャラクター人気投票:第54位(101票 / 163,066票)
第2回キャラクター人気投票:第78位(6票 / 97,860票)
CV:アニメ未登場
秤金次(はかり きんじ)とは、呪術を巡る術師たちの戦いを描いた『呪術廻戦』の登場人物で、東京都立呪術高等専門学校(以下都立呪術高専)における主人公・虎杖悠仁(いたどり ゆうじ)の2つ上の先輩。
十代には見えないほど貫禄のある風貌をしており、鼻の下には短くヒゲを生やしている。作中で本格的に登場した時には髪を金髪に染め上げ、眉を部分的に剃り、足を投げ出してソファに座るなど、ストリートギャング然とした姿を見せた。
“現代最強の術師”五条悟(ごじょう さとる)も期待する有力な若手ながら、人格的には難のある少年。趣味は賭け事、性質は傍若無人、授業態度は不真面目そのもの。格言を間違って覚えているなど、いわゆる学校の勉強的な知識全般を不得手としている。“百鬼夜行”と呼ばれる呪霊の大量発生事件の際には共に鎮圧に当たっていた先輩術師と揉めた上に暴力沙汰を起こし、このことが問題となって現在は停学中。
その後物語の本筋にはほとんど関わらないまま、術者同士の賭け試合の胴元となる。呪術に関わる者のルールに抵触する行いではあったが、この時日本は渋谷事変と呼ばれる大事件によって国家としての機能も麻痺する混乱状態にあり、事実上放任されていた。この事態の打開を目指す虎杖と彼の学友の伏黒恵(ふしぐろ めぐみ)は、協力を取り付けるために秤との接触を図る。
未だ作中で呪術を使うシーンは描かれていないものの、実力は高く評価されており、日本に4人しかいない特級術師の1人である乙骨憂太は「調子のいい時の秤は自分より強い」と語っている。
秤金次の呪術・能力
作中では未だに秤が呪術を扱うシーンが描かれておらず、詳細な能力は不明。しかし日本に4人しかいない特級術師の1人である乙骨憂太が「調子のいい時の秤は自分より強い」と言い切っており、波はあるがハマると止められない、まさに賭け事のような術式を持っていると思われる。『フジテレビONE』で放送されているテレビ番組『漫道コバヤシ(まんどうこばやし)』では、出演した作者・芥見下々から秤の術式の内容について、「コンプライアンス的に怒られるかも」という言及があり、また呪術界の保守派には歓迎されない近代的な術式であることも明らかになっている。
渋谷事変後、呪霊が大量発生した日本で賭け試合の組織を運営するだけの実力、胆力、カリスマを持ち合わせており、良くも悪くも十代の少年とは思えないほどのスケールの持ち主である。
領域展開 坐殺博徒(りょういきてんかい ざさつばくと)
死滅回游に参加した際、漫画家を自称する術師シャルル・ベルナールを相手に披露した術式。パチンコを模した空間を生成し、数百分の1の当たりを引いたら秤に強大な力を与えるというもので、相手は“秤が当たりを引く前に勝負を決める”ことを強いられる。なお、本人によれば、数百分の1とはいっても「30回以上ハマったことはない」とのこと。
このパチンコが「私鉄純愛列車」という有名コミックを題材としたものであるため、マンガを愛するシャルルは「名作を賭け事のコンテンツにするな」と激怒していた。
見事“大当たり”を引いた場合、秤は失った四肢をも瞬時に回復するほどの膨大な呪力を“ボーナス”として獲得し、これを自在に振るえるようになる。この回復力は敵の呪力を跳ねつけたり、通常の反転術式では難しい毒物の排除も造作も無く実行するなど破格のもので、対戦した鹿紫雲はこの時の秤のことを「無敵状態」と称している。
大当たりの効果中はどこからか「私鉄純愛列車」の主題歌が流れ、4分11秒後には曲が終了。同時にボーナスも失われるが、その頃には再び領域展開を発動することが可能な状態になっており、再び坐殺博徒で“大当たり”を狙っていくのが秤の得意戦術である。
呪術の究極の姿とも言われる領域展開を10代にして修得している辺り、秤が並みならぬ才覚の持ち主であることを証明している。
秤金次の来歴・活躍
東京都立呪術高等専門学校に通う
呪術師を目指し、都立呪術高専の門を叩く。実家が呪術師の家系なのか、一般の出自なのかは不明だが、同校の教師にして現代最強の名を欲しいままにする五条にも注目される存在となる。
一方、素行はかなり悪く、2つ下の後輩となる伏黒は「尊敬できる先輩はいるか」と尋ねられた時、明瞭に彼以外の名を挙げている。
百鬼夜行事件での活躍
全ての非術師を抹殺し、術師のための楽園を作ることを悲願とする呪詛師・夏油傑(げとう すぐる)により、京都と東京にそれぞれ1000体もの呪霊が放たれる。これを察知した東西の呪術高専は、総動員で呪霊の大群を迎撃。これが後に“百鬼夜行”と呼ばれるようになる事件である。
学生の中でも有力な者には動員がかけられ、その中に当時都立呪術高専の2年生だった秤も含まれていた。京都で呪霊を相手に大立ち回りを演じるも、先輩の保守派術師と揉めた末にこれを殴り倒す。この1件が問題となり、停学処分を受けることとなる。
賭け試合の胴元となる
停学中もおとなしくしていることができず、栃木県の立体駐車場で都立呪術高専とは縁の薄い術師同士を戦わせ、これを一般人相手の見世物兼賭け事とする事業の胴元となる。
これに前後して日本では“渋谷事変”という大事件が発生し、五条は呪詛師の羂索によって封印。百鬼夜行のそれを遥かに上回る規模で日本各地に呪霊が発生し、国家としての日本はその機能を麻痺させつつあった。
そんな中にあっても賭け試合は事業を継続。都立呪術高専の後輩で、意志を持つ呪骸(呪力によって動く人形)であるパンダが自分の下に転がり込んできた時も、何も言わずにこれを賭け試合の参加選手として雇い入れている。
虎杖たちの来訪を受ける
渋谷事変で起きた混乱を収束させるため、虎杖と伏黒は秤の助力を得ようと考え、まずは彼に接触することを画策。賭け試合の現場となっている立体駐車場へと押しかける。
伏黒がブラフとハッタリで飛び入り参加を認めさせ、虎杖がこれに挑み、対戦相手となったパンダと派手に拳打を応酬。パンダもまた虎杖たちとは別口で秤から協力を取り付けることを考えており、戦いながらそれを確認したところでわざと倒される。
並みの術師では相手にならないパンダを一蹴した虎杖を、ファイターとして逸材だと判断し、これを本格的に囲い込むべく接触する。一方、姿を見せない伏黒のことを警戒し、仲間の術師でもある星綺羅羅(ほし きらら)を警備に回した。当初綺羅羅は秤の彼女と思われていたが、パンダの発言から男だということが判明。秤と綺羅羅の具体的な関係は不明となった。
自身の籠るモニタールームに対戦相手を軒並み蹴散らした虎杖を招き、彼に“楽して大金を稼ぐプラン”について熱弁する。一方その外では、虎杖たちが呪術高専の生徒であることに気付いた綺羅羅と、秤の説得を邪魔されたくない伏黒とパンダが、一触即発の状況になりつつあった。
秤は虎杖に自分が愛してやまない " 熱 " について力強く語り、ゆくゆくは賭け試合(ファイトクラブ)で日本の " 熱 " を支配したいと夢を話した。そしてそのために優秀な駒が必要であり虎杖に協力しろと言う。秤の話を一通り聞いた上で、虎杖は秤に協力を仰ごうと話を切り出したが、それは綺羅羅からの着信を告げる電子音に遮られてしまった。綺羅羅からの着信は「異常事態」の合図である。秤は虎杖にカマをかけて、虎杖が高専関係者と見抜き攻撃を仕掛けた。秤にまず話を聞いてもらうために虎杖はそれに応戦するのだった。
伏黒たちが綺羅羅を説得したところで、虎杖を殴り飛ばしつつモニタールームの外に出る。その虎杖が「乙骨や真希に言われてスカウトに来た」と口にしたことでいよいよ激昂し、「何かを頼む時は“一緒に命を懸けてくれ”が前提の呪術師の世界で、他人に言われてスカウトに来るというのが気に入らない、どうしても自分を味方にしたいならそうしたいと思わせるだけの“熱”を見せてみろ」と彼に猛攻を加える。それに対し、虎杖は防戦一方どころか完全にノーガードのまま「自分に熱などない、自分はただの部品だと主張」。最初はその答えを一笑に付すも、何度殴り倒しても立ち上がり尋常ならざる決意を秘めた眼差しで前に立つ虎杖の中にかつてないほどの“熱”を感じてしまう。綺羅羅にそれを指摘されたことで、「“熱”こそ至上のものである」という自身の信条を裏切れないとして拳を収め、虎杖たちに取引を持ち掛けるのだった。
死滅回游への挑戦
その後虎杖たちから五条が封印され、夜蛾までも命を落としたと聞き、世話になった人々の転変に苦い表情を作る。改めて死滅回游平定に力を貸すことを約束する一方、その見返りとして自体が収束した後に起きるだろう呪術界再編の中で、自分に都合の良いように呪術規定に手を加えることに協力するよう虎杖たちに要請。彼らがこれを了承したことで、綺羅羅ごとその仲間となる。この時、伏黒が禪院家の現当主だと知って下心に満ちた笑顔を浮かべていた。
死滅回游はすでに始まっており、鹿紫雲一(かしも はじめ)という泳者によって「他の泳者の情報の開示」という総則が追加された旨が知らされる。虎杖たちは五条の封印を解除するために「“天使”と呼ばれる泳者への接触」を検討しており、ここにさらに「泳者間での点数の譲渡」と「点数を消費することでの死滅回游からの離脱」という新たな総則の追加が当面の目標となった。
そのために必要な大量の点数を獲得すべく、一行は二人の泳者に目を付ける。一人は鹿紫雲、もう一人は日車寛見(ひぐるま ひろみ)。それぞれ東京で死滅回游に参加している、羂索とも関わりがあると思われる術者だった。
現在の状況を総合的に判断して、秤は自分とパンダが東京第2結界、虎杖と伏黒が東京第1結界でそれぞれ「死滅回遊」に参加することを決める。綺羅羅を連絡役として結界の外に残し、パンダと共に結界の中へと赴いていく。
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呪術廻戦名勝負「虎杖悠仁・七海建人 vs. 真人」戦のネタバレ解説・考察まとめ
「虎杖悠仁・七海建人 vs. 真人」とは、巨大な陰謀に立ち向かう呪術師たちの活躍を描く『呪術廻戦』で繰り広げられた戦いの1つ。主人公である虎杖、ベテラン術師である七海の両名と凶悪な呪霊である真人との間に最初の因縁が生まれた戦いである。 映画館で呪霊による死者が発生し、虎杖は七海と共にこの調査に赴く。その犯人は真人という強大な呪霊で、なぜか吉野順平という学生と行動を共にしていた。真人を追う七海から順平のことを調べるよう命じられた虎杖は、彼に接触して次第に友人になっていく。
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呪術廻戦名勝負「五条悟 vs. 漏瑚」戦のネタバレ解説・考察まとめ
「五条悟 vs. 漏瑚」とは、巨大な陰謀に立ち向かう呪術師たちの活躍を描く『呪術廻戦』で繰り広げられた戦いの1つ。漏瑚の高い実力と、それを遥かに上回る五条の恐るべき強さが明らかになった戦いである。 人類殲滅を掲げる自然呪霊の1員たる漏瑚は、協力者である羂索の誘いに乗って“最強の術師”の異名を持つ五条悟を自ら討ち取ろうとする。五条はこれを迎え撃ち、そのすさまじい力を見た上で「弱い」と断言。わざわざ教え子の虎杖悠仁を連れ出して見学させつつ、漏瑚に圧倒的な実力の差を見せつける。
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呪術廻戦名勝負「五条悟 vs. ミゲル」戦のネタバレ解説・考察まとめ
「五条悟 vs. ミゲル」とは、強大な呪霊と化した幼馴染に憑かれた少年の成長と活躍を描いた『呪術廻戦 0(東京都立呪術高等専門学校)』で繰り広げられた戦いの1つ。ぽっと出の外人キャラクターが“最強の術師”を相手にひたすら圧倒されて振り回されるという内容だが、五条の恐るべき実力が明らかになるに従い注目度が劇的に上がっていった。 「術師の楽園を作る」と語る夏油傑を気に入ったミゲルは、彼のために教え子たちの下へと急ぐ五条の足止めを買って出る。“最強の術師”を相手に、ミゲルの決死の奮闘が始まる。
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呪術廻戦名勝負「虎杖悠仁・伏黒恵・釘崎野薔薇 vs. 特級仮想怨霊 vs. 両面宿儺」戦のネタバレ解説・考察まとめ
「虎杖悠仁・伏黒恵・釘崎野薔薇 vs. 特級仮想怨霊 vs. 両面宿儺」とは、巨大な陰謀に立ち向かう呪術師たちの活躍を描く『呪術廻戦』で繰り広げられた戦いの1つ。物語の序盤で主人公の虎杖たちが直面した絶体絶命の窮地であり、事前に「3人の内の1人が死亡」という説明があったことで緊迫感ある展開となった。 少年院に強力な呪霊が発生し、緊急事態として虎杖ら3人が生存者の避難誘導を命じられる。虎杖は「いざとなれば自分の内の宿儺の力を使おう」と安易に考えていたが、事態は連鎖的加速的に悪化していく。
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呪術廻戦の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『呪術廻戦』とは、若き呪術師たちの戦いと成長の日々を描いた、芥見下々による漫画作品。 最強最悪の呪霊両面宿儺をその身に宿してしまった高校生虎杖悠仁。両面宿儺の力を御するため、虎杖は呪術師を目指して呪術高等専門学校に通い始める。 作品の人気が高まるに従い、個々のキャラクターへの注目の度合いも上がっていき、彼らが発した心揺さぶるセリフに惹かれる読者も増えていった。呪いという人間の感情に直結するものを扱うため、時に生々しく、時に華々しく、時に人間の弱さを残酷に突きつける名言が数多く登場する。
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呪術廻戦の歴代OP・ED主題歌・挿入歌・サウンドトラックまとめ
『呪術廻戦』(じゅじゅつかいせん)とは、芥見下々によるダークファンタジーバトル漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。この記事では、『呪術廻戦』を彩るオープニング・エンディング主題歌、挿入歌、そして本作の前日譚である『呪術廻戦0 東京都立呪術高等専門学校』を原作とする劇場アニメ『劇場版 呪術廻戦 0』の主題歌を紹介していく。
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呪術廻戦の御三家・禪院家まとめ
禪院家(ぜんいんけ)とは、『週刊少年ジャンプ』の人気漫画『呪術廻戦』に登場する呪術界のエリート家系・御三家の一つである。術式至上主義であり、術式を持たない者は血族であっても落伍者として蔑まれる。また男尊女卑の思想も強く残っており、長く続くがゆえに古き因習に囚われている。 『呪術廻戦』では禪院家出身のキャラクターが多く登場するが、人間性を疑いたくなるような人物も多く、読者の中では「禪院家は『クズ』の集団」という認知が進んでいる。
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目次 - Contents
- 秤金次のプロフィール・人物像
- 秤金次の呪術・能力
- 領域展開 坐殺博徒(りょういきてんかい ざさつばくと)
- 秤金次の来歴・活躍
- 東京都立呪術高等専門学校に通う
- 百鬼夜行事件での活躍
- 賭け試合の胴元となる
- 虎杖たちの来訪を受ける
- 死滅回游への挑戦
- 東京第1結界
- 死滅回游の終焉
- 宿儺との決戦
- 秤金次の関連人物・キャラクター
- 星綺羅羅(ほし きらら)
- パンダ
- 虎杖悠仁(いたどり ゆうじ)
- 伏黒恵(ふしぐろ めぐみ)
- 乙骨憂太(おっこつ ゆうた)
- 五条悟(ごじょう さとる)
- 鹿紫雲一(かしも はじめ)
- 秤金次の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「こんなにザワつくのは 元カノがリボ払いしまくってた時以来だ」
- 「俺は " 熱 " を愛している」
- 秤金次の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 留年設定は後付説