「刀剣乱舞」回想のストーリー解説＆考察まとめ！名前の由来や元の主に関するエピソードも！【とうらぶ】

和「へへっ、おいでなすった。池田屋には近づけさせねえぞ？」
堀「この時間帯だと…そろそろ討ち入り始まってるのかな」
長「ああ。元の主に鉢合わせると事だ。出てくる前に急いで片付けるぞ」
和「おい、何難しい顔して考え込んでんだよ、敵は待っちゃくれねーぞ！」
長「……和泉守兼定に言っておけ。暴れるのはいいが、うっかり橋に刀傷付けたりするなと」
堀「ああ……僕らがそれをやっちゃったら歴史が狂いますよね……」

「橋」＝三条大橋

1864年7月8日、京都三条の旅館・池田屋で池田屋事件は起こった。池田屋に潜伏していた尊王攘夷派の志士を、新撰組が襲撃したのだ。

尊王攘夷派は池田屋にて応戦しつつ脱出を図り、戦いは屋外へと広がった。

池田屋からおよそ150m離れた三条大橋には、このときについたという刀傷が現在も残っている。

▼其の16『池田屋事件 大橋にて』 ― 三条大橋・池田屋の記憶

和「気合入れろよ。こいつら、邸内の戦闘で疲弊した連中を狩る気だ。絶対に通すんじゃねーぞ！」
大「疲弊……か。沖田君は……ここで無理をしなければ長生きできたのかな？」
和「さてね。だが、たとえ時代を超えても、俺たちにできるのは敵を斬ることだけだ。病は斬れねーよ」
大「……そうだね。沖田君の運命は変えられない。……変えさせない。誰にも！」

「病」＝肺結核

池田屋事件にて、池田屋に討ち入りしたのは、近藤勇、沖田総司、永倉新八、藤堂平助の4名だった。

この戦いの最中に、藤堂平助は額を切りつけられ戦線離脱、沖田総司は昏倒状態になったという。

沖田総司が昏倒した理由は、結核による喀血、あるいは、夏の京都の蒸し暑さで熱中症を発症したとも言われる。

いずれにせよ、その後沖田は結核の症状が悪化し、4年後に死亡することとなった。

▼其の17『池田屋事件 突入』 ― 池田屋二階・池田屋の記憶

大「敵が多いな……」
加「あははっ。盛大な歓迎だなぁ。人気者は辛いよねー」
大「馬鹿言ってないで、真面目にやるぞ！」
加「わかってるって。でもさー、孤軍奮闘してたあの人よりは全然楽な状況だしさ、これ」
大「はぁ……。油断してて、折れたり欠けたりしても知らないぞ？」
加「……それはぞっとしないな。よし、ちょっと本気出しちゃおっかなー！」

「孤軍奮闘してたあの人」＝沖田総司

池田屋事件の流れは次のようなものである。

まず、近藤勇、沖田総司、永倉新八、藤堂平助の4名が池田屋に突入。近藤と沖田が2階へ向かい、永倉と藤堂は1階で待機した。

2階には尊王攘夷派の浪士が約20人おり、近藤と沖田の2名が対峙することとなる。その場で切り合いになるも、浪士たちはつぎつぎと階下へと脱出。

近藤はその場を沖田に任せて1階へと降り、2階にひとり残された沖田は、5人の浪士を相手に戦ったという。

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