【和服の女】恐怖の都市伝説まとめ!背筋が凍る怖い話が満載【田舎の神社】

怖いと有名な都市伝説をまとめました。「和服の女」や「田舎の神社」など、身近にありそうな恐怖を綴ったものを掲載。背筋が凍るような都市伝説の数々を紹介していきます。

一昨日の夜にあった俺の怖い体験談です。
みんなにはあんまり怖くないかもけど俺には初めての霊的な体験で怖かったので投稿します。
実は2日経った今もガクブルで会社休んでる。
文章下手ですまん。

俺の会社は8階建てのオフィスビルに入っていて各階ごとに違う会社が入っている。
今回関係あるのは4階の会社にいる俺と1階の不動産屋のKさんと5階の弁護士事務所のFさん。
一昨日の22:00ぐらいに残業の合間に喫煙場所にタバコを吸いに行った。
喫煙場所は屋上にある。
屋上に出ると先客がいてよく顔を合わせる5階の弁護士事務所のFさんがいた。
弁護士のFさんとはいつも喫煙所で顔を合わせると挨拶して世間話をする間柄だった。
だけど一昨日の夜は挨拶しても軽く会釈されただけで睨まれてしまった。
「あれ?」と思ったが、話をする気分じゃないのかなと思いFさんには特に話しかけなかった。
でもなぜかFさんは時折おれを睨んでくる。俺とFさんとの距離は5~6メートルぐらい。
なんかFさんに失礼なことでもしたのか?と最近の彼との会話とかを思い起こしても特に思い当たることはない。

はて?話かけたほうがいいかな?とFさんをみるとまた俺を睨んで険しい顔をしている。
やっぱり話しかけるのやめようと思いタバコの火を消した瞬間突然Fさんがこっちに近づいてきて突然大声で怒鳴った。
「今の二人はどうしたんですか!」
俺はわけも分からずきょとんとしてしまった。
「え?」
「今の二人はどうしたんですか!」Fさんはもう一度怒鳴るように言った。
「今の二人って…?」
「Sさん(俺のこと)の隣にいた女とKさんですよ!」
「は?Kさんって?」
「1階の不動産屋のKさんですよ!」
「え?」
Kさんは1階の不動産屋の従業員で煙草も吸わないのにたまに屋上で顔を合わせる人だった。俺とKさんとFさんで何度か喫煙所で話をしたことがある。
「今Sさんの隣に女とKさんがいたでしょうが!」
Fさんは興奮しまくって何を言っているのか意味不明だった。
「今二人がいたんですよ!気が付かなったんですか!」
「また~かつがないでくださいよ~」
「かついでないですよ!女もKさんも顔が血だらけでしたよ!」
突然耳鳴りが起こった。
「Kさんて1階の不動産屋のKさんですよね?」
「そうです!あの女は誰ですか!」

Fさんが落ち着いてから話を聞いてみると顔中血だらけの女と同じく顔を血だらけにした1階の不動産屋のKさんが俺の隣にいたらしい。
女とKさんは俺の後にぴったりくっついて屋上に上がってきて、女は何度も俺の顔を覗きこんでKさんとなにやらコソコソ話をしていていたがやがて二人は俺を残して屋上の出入り口から踊り場に入り階段を降りていなくなったとのことだった。
タバコを1本吸う合間だからこの間3~5分ぐらい。
Fさんは女とKさんが屋上に入ってきた瞬間から金縛りになって身動きができなかったらしい。
Fさんは顔面蒼白で立っていられない状態で俺も話を聞いているうちに気分が悪くなってしまった。
今起こったことはなにか説明の付かない現象だったということを俺とFさんは認識した。
とりあえずFさんを抱えるようにして5階の弁護士事務所に運んだ。
5階に戻るとFさんは奥さんに電話をかけて車で迎えに来てくれることになった。
Fさんは少し落ち着いたようだった。

「Kさん大丈夫かな?」Fさんがいった。
「ちょっと待っててください」俺はFさんに言って1階にある不動産屋へ階段で駆け下りた。不動産屋は閉まっていた。
すぐに階段で4階に駆け上がって名刺ホルダーを出した。Kさんとは名刺交換したことはなかったが俺が今の会社に入社した2年前に1階の不動産屋の支店長と名刺交換をしたことがあった。
名刺には支店長の携帯番号が書いてあった。すぐに電話をかけた。
「もしもし、夜分にすいません。5階の○○社のSです。突然ですませんがKさんの連絡先をおしえていただけますでしょうか?」
支店長は個人情報保護法の関係で俺からはおしえられないから本人から直接連絡をさせるといった。
俺は5階の弁護士事務所に戻ってFさんにこの事を伝えた。
「何時でも構わないからKさんから連絡があったら私にも連絡をください」Fさんがいった。
Fさんの奥さんが迎えに来るまで俺とFさんは終始無言だった。
俺も家に帰り朝まで寝ずにKさんからの電話を待ち続けたけど結局Kさんから電話は来なかった。
翌日会社に休む旨を伝えて電話がつながるまで不動産屋に電話をかけまくった。

9:30頃電話がつながったがKさんはまだ出社していなかった。
開店が10:00からだというので10:00頃再び電話をかけるとKさんは既に外出中で不在だったが出社はしていた。
夕方電話したときは支店長が出て「Kは元気に出社してます」といった。
俺が何度も電話をしたので今日の昼過ぎにKさんから電話が来た。
ストーカーみたいに何度も電話したのでKさんは相当訝しんでたけど「僕は元気ですよ」とのこと。
俺が何度も電話をかけたので相当迷惑そうだった。
一昨日の夜にあったことを話すとKさんが気持ち悪がると思ったのでその事は話さなかった。
ただ無事かどうか確認しただけ。
とりあえず不動産屋のKさんに何事もなくてほっとしている。

以上です。

弁護士Fさんは昨日電話したら俺と同じく寝込んで休んでいた。
Kさんが出社して元気に仕事していることを伝えるとFさんもほっとしていた。
今日から事務所に出ると言っていた。喫煙所にいくのは嫌だから事務所を喫煙にすると笑っていた。
Kさんに何事もないのならあの夜のことは本人には言わないほうがいいんじゃないかとFさんがいうので俺も同意した。
おれはまだガクブルだけど明日には仕事行く予定。
まあ俺は直接不思議ななにかを見た訳じゃないからガクブルする必要ないんだけどねw
弁護士Fさんが取り乱してた事が怖かったのかな。
直接お化けを見たわけじゃないからなんとも言えないけど不思議なことは起こるなーってのが今回の感想です。
出典 http://syarecowa.moo.jp/312/10.html

返事

出典: www.flickr.com

うちの大学は毎年学園祭でワンフロア全部使ってのお化け屋敷が恒例のイベントでな。
それがまた毎年何かしら不可解な出来事が起きるので有名。
一応作業開始前と撤収後に神主様にお祓いをしてもらってるんだけど、前回の学祭でもいろいろあったらしい。

そのうちの一つで、俺の友人が体験したらしい準備期間中の話。
その日も例年のごとく大人数で夜作業時間ぎりぎりまで準備作業を行っていた。

大方は自分の荷物を持って外付けの階段から一階まで降りたんだけど、先生と残り数名は機材確認してから全員で一気にエレベーターに乗り込んだ。
エレベーターの扉を閉める前に先生が

「おーい、もう誰もおらんなー?」

とフロア全体に響くように声をかけたところ、

「はーい!いまーす!」

と奥の教室から声が。
一応フロアの電気を落とす前に先生が確認に回ったはずだが、確かに誰かの声がした。

「俺、確認してきます!」

そういってエレベーターの手前の方にいたA君がフロアの確認に行くことに。
しかし、走って出て行ったA君がいつまでも戻らない。

仕方なしに先生がフロアの確認に回るも、返事をした生徒も、A君もいない。
先に階段で降りてしまったのか?と首をひねりつつもみんなで一階に降りると、そこにはA君の姿が…

「お前先行くなら声かけてけよ!みんなエレベーターで待ってたんやからな!」
「えっ、俺みんなと一緒に階段で降りていきましたけど…」

他の生徒に聞いても、先に一階に下りた生徒とA君はずっと一緒に居たとのこと。
そしてエレベーター組に確認すれば、A君は自分たちと一緒に居たという。
しかもさらに話を聞くと、先生がフロアに向かって声をかけた時、返事が返ってきたという人が半分、何も聞こえなかったという人が半分……

作業時間過ぎていたので長々と検証もできず、どっちに居たA君が本物で、声の主は誰だったかわからず仕舞いだそうです。

あとは細々とした心霊現象的なことが毎年起きるらしい。
出典 http://syarecowa.moo.jp/312/16.html

ゆうこちゃん

姉の娘(エリカ)が7歳の時、極度のうつ病になった。
当然学校へも行けず、一日中家にいても誰とも話さず、気に入らない事があると癇癪を起こして泣きわめいていた。

その頃義兄は海外で単身赴任中のため姉が心細いと言うので、私もできる限り姉の家に寄るようにしていた。

ある日、姉は今住んでいる都心のマンションはそのままで、庭のある家を借りるから、一緒に住んでもらえないかと聞いてきた。
色々考えた末に、環境を変える事でエリカが良くなるかもしれないと医者に言われた事を、実行することにしたそうだ。

その頃私は、都内の実家から郊外にある職場へ通っていた。
姉は私の職場から比較的近い所に家を見つけた。
引越しが済み落ち着いたあたりから、エリカは笑顔を見せるようになり、話すようになってきた。

その家に住むようになってから、二ヶ月程過ぎたある日、エリカが自分の部屋で壁に向って話しているのを姉が見かけた。
誰と話しているの?と姉が聞くと、
「しーっ!ゆうこちゃんはママの事嫌いだから、きちゃダメ。」
姉がゆうこちゃんて誰なの?と聞くと、エリカは
「お友達だよ。」と言ってクスクス笑って、
「私たち、プランがあるんだけど、どんなプランかは言っちゃダメなの」

その話を姉から聞いた時、背筋がゾッとした。
姉が考えているようなイマジナリー フレンドではない何かがいるような気がして急に不安に襲われた。

その後もエリカは毎日ゆうこちゃんと話をしていた。
そして、毎日 「私たち、プランがあるの」と言っては、クスクス笑っていた

姉はエリカが庭で遊んでいる間に、赤ちゃんの部屋用の音声モニターをつけた。
エリカは部屋に入ると直ぐに話し始め、「今日、夜になったらプランをするんだよね?」と聞くと、
「しっ!エリカのママが聞いてるから黙って!」と違う声が聞こえた。
そして、モニターは切れてしまった。
その声はしゃがれていて、エリカの友達というには年老いた声だったと姉は泣きそうな顔で言った。

何が起きるかわからないから、今夜は絶対に寝ちゃダメ、私も寝ずに様子をみるから
と姉に言った後、これから起こるであろう何かのために心の準備をしなければち思った。

その夜、エリカは何度も姉の寝室に行き様子を伺っていた。
姉がどうしたのと聞くと、プランがあるからとクスクス笑って自分の部屋へ戻って行った。

夜中1時を過ぎた頃、姉は急に睡魔に襲われ、うとうとし始めたらしい。
その直後、エリカが入ってくる気配がして目が覚めたが、そのまま寝たふりをしていた。
エリカは姉のベッドの横に立ち、
「ママ、痛いのはちょっとの間だけだから大丈夫だからね」
姉は薄目を開けてエリカの方を見た。

エリカはとても嬉しそうに微笑みながら、頭上に振り上げた包丁を姉の胸の辺りに突き刺そうとしていたそうだ。

姉は思い切りエリカを突き飛ばし、包丁を奪い取って大声で私の名前を呼んだ。
私が行くとエリカは床に倒れて泣き叫んでいて、姉は包丁を手にしたまま震えていた。

私は泣きじゃくるエリカを抱きしめながら、
「ママに何をしようとしたの!?これがプランだったの?ゆうこちゃんがやるように言ったの?」
と聞いた時、部屋の隅にエリカと同じ年格好の少女らしきものが見えた。

「あれがゆうこちゃんなの?」
エリカは頷いた。
ゆうこちゃんの顔は深いシワとシミで老婆のようだった。

私はその少女に向かって叫んだ。
「あなたはどうしてここにいるの? ここにいてはダメ! 早く向こうの世界に行きなさい!」

「ここにいたら悪魔になっちゃうんだよ! パパもママもここにはいないでしょ? ここにいてもしょうがないんだよ。」

体の震えが止まらなかった。
ゆうこちゃんの顔が歪んで恐ろしい形相に変わる。

その時、エリカが叫んだ。
「悪魔にならないで! ゆうこちゃん…優しい天使になってよ。」

怖くて逃げ出したかった。
一体どうすれば良いのかもわからない。
本当に神様がいるのなら助けて!と思った。

「ゆうこちゃん、お願いだからもうやめて。プランはやめにしようよ。」
エリカが泣きながら訴えた。

突然、ゆうこちゃんの顔が普通の女の子に変わった。
そして、一瞬微笑んだと思ったら消えてしまった。

後日談
エリカはゆうこちゃんの事も、自分がやろうとした事も覚えていなかった。
義兄が任期を終え日本に戻るまでの3年間私達はその家で暮らし、エリカのうつ病もすっかり良くなって、学校へも行けるようになった。

そしてゆうこちゃんは二度と現れなかった。

私は今でもその家に住んでいる。

終わり
出典 http://syarecowa.moo.jp/312/20.html

今すぐいく

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友達の先輩の話。

先日その先輩の友人のお通夜があった。死んだいきさつはこうだ。

とある心霊スポットに肝試しに行った男女数人のグループ。

結構な大きさの建物。一通り見て回ってそろそろ帰ろうか、と建物を出たが 1人の女の子がいない。(A子とする)

携帯に電話をかけると普通に繋がった。

先輩「あ、もしもしA子?今どこ?俺らもう外に出たよ?」

A子「え?ごめん、今すぐ行くねっ」

…ぐしゃっ!!!!

先輩「…えっ?」

友人達「うわ、うわあああああ!!!」

電話を切った瞬間にA子は建物の屋上から飛び降りて自殺。

幽霊のいたずらで屋上が出口に見えたのか?元々自殺する為にきたのか?

A子がいないので真相は分からない。
出典 http://syarecowa.moo.jp/313/13.html

見知らぬ靴

帰宅したら玄関に見知らぬ靴があった。
俺、ひとり暮らしだし、合鍵はない。
人を部屋に呼んだことすらないんだ。
やべ、空き巣か?と思って心臓バクバクした。
俺のサンダルとダンロップが脱ぎ散らかしてある中で、
その靴だけ几帳面に揃えて置かれている。
女物のビジネスシューズ。
シューズキーパーが入っているのに気づいて血の気が失せた。
全身の筋肉がプルプルしてしまったので、
ぎこちなくゆっくり一歩下がり、静かにドアを閉めた。
息を殺して慎重に施錠した。
鼻からフガフガ勢いよく息が漏れるから、全然殺せてなかったと思うけど。

その後、通報で駆けつけてくれたお巡りさんが、俺の代わりに部屋に入ってくれた。
玄関には、あの靴がそのままあった。なくなっていたら、それはそれで余計に怖い。
それ以外、部屋に異常はなかった。
室内を見分している間、結構入念に人間関係(特に女性)のトラブルについて聞き取りを受けた。
そんなトラブルの自覚はないし、まして女性関係ならなおさらだ。
警官から、被害相談として受理するから、また同様のことがあったら連絡するようにと名刺をもらった。

ちなみに、俺の部屋は事故物件なんだけど、
亡くなったのは高齢の男性で、病死だったそうだ。
おじいちゃんには女装癖があった、というオチなら気が楽になるんだけど。
あれから同じことは起きていない。警察からも情報はない。
出典 http://syarecowa.moo.jp/313/16.html

黒のソファー

出典: www.aflo.com

高校生の時、親元を離れ家賃2万の風呂無しアパートを借りて住んでいた。
その部屋には何故か黒いソファーが備え付けてあった。
6畳の部屋には似合わない本皮のどっしりとした大きなソファーで、大家のおじいさんが言うには前の前の前くらいの住人が「いらないので」と置いていったとのこと。
住人が引っ越す度に「持って行けよ」と言うのだが「いや、いらないです」と断られるらしい。
それを聞いた自分は「うわあ!オカルト話でよくあるやつ!」なんて思ったが、貧乏でテーブルしか持っていなかったので、ありがたくベッド代わりに使わせてもらうことにした。
ソファーは左側の壁にピタリと寄せて置いてあり、動かそうにも一人ではビクともしなかった。
住み始めて数日経った夜、ソファーで寝ていると突然背中に痛みを感じた。
チクチクと爪楊枝で刺されてるような嫌な痛み。
何か虫?と思いながら体を起こし電気をつけてソファーやTシャツを確認してみたが何も見当たらず、そのうち痛みもなくなった。
その日から不思議なことが起こるようになった。
背中のチクチクに加え、金縛り、うめき声、モヤモヤとした黒い影が部屋に入ってくる、誰かが背中に顔をベタリと付けてくる、包丁で刺される夢を見る…。
全てソファーで寝ている時に起こる。
「やっぱりこのソファー…」と思い、引越しを考えたがそんな金があるわけもなく、
仕方なくソファーにシーツをかけ、なるべくソファーに近づかないように生活をしていた。

ある朝、便所に行こうと廊下へ出ると大家さんと大家さんの孫と出くわした。
「あ、おはようございます。あれ?どうしたんですか?」
「いやあ、隣のAさんから急に電話着て、もうアパートに戻らないから片付けてくれだってよ」
自分はそれを聞いて思わずガッツポーズをしそうになった。
何故ならこの隣のAさん、かなりアレな人だったからだ。
40歳~50歳くらいの太った眼鏡のおばさんで、もう10年以上住んでいるらしいんだけど、挨拶も無し、少し物音をたてただけで壁をドン!、ドアに「うるさい!」「掃除!」と書かれた張り紙をしてくるなど酷かった。
一番鮮明に覚えているのが、廊下でAさんが突然ひっくり返った。偶然近くにいた自分が「大丈夫ですか?!」と駆け寄り、手を差し伸べるとバチーンとすごい勢いで弾かれた。
「なんだコイツ」と思いながらも見守っていると、近くにコンビニの袋が落ちているのに気付いた。何の気なしに拾ってみるとエロ漫画とコンドームが入っていた。
それをまた凄い勢いでAさんは奪い取るとドシドシと部屋に戻っていった。
そんな人だったので「引っ越してくれてありがとう!」と心から感謝していた。
鼻歌交りに部屋に戻りダラダラしていると、隣が何やら騒がしい。何かあったのかな?

なんて思っていると、「B君(俺)!ちょっと来て!」と大家さんの孫が呼ぶ声が聞こえた。
「どうしたんですか?」と隣の部屋に行くと、大家さんの孫が血相を変えてどこかを指差している。
パッと指差した方を見てめちゃくちゃビックリした。
壁に釘が何十本もぶっ刺してあった。
呆然と見ていると大家さんが「よく見てみろ。色々書いてある」と言うので近寄って見てみると、釘のぶっ刺してあるところを中心に壁にバーっと細かい字と汚い絵が沢山書いてあった。絵は小学生が描いたような女と男の裸の絵で、上から爪か何かで引っ掻いた跡があった。
細かい字の方はもう「死」とか「呪」とか「殺」とか…いかにもな字が並んでいた。
「○○死ね」というが沢山あって、もちろん俺の名前もあったのだが大家さんが言うには「B君の前の住人たちの名前があるな」と言っていた。
それを見て何となく気付いた。この壁の向こうって丁度ソファーがあるあたりだ。
あの現象ってソファーが原因だったんじゃなくて、これが原因だったんじゃないかって。
恐らく前の住人たちはこの事実を知らずに、ソファーに原因があると思って置いていったんだろうなあと思うと何とも言えない気持ちになった。
Aさんが何でアパート出て行ってから、しばらくぶりにソファーで寝てみたが何も起こらなかった。
やっぱりあれが原因だったのかと確信した。
ちなみに大学を出るまで住んで、出るときに大家さんに「ソファー持ってくか?」と聞かれたけど「いや、いらないです」って断った。でかいんだもん。
出典 http://syarecowa.moo.jp/313/15.html

舞子墓園

地元にある舞子墓園ってとこで自分と友達が体験した話
自分の人生の中で唯一といっていいくらいハッキリ異常だと言い切れるおかしな体験だった
そこはそこそこ大きな下り峠の中に墓園を作ったような場所で、それなりに色々な噂はあった
夏になれば自分も友達と一緒に肝試しをしたり写真を撮ったりしたけど、一度も心霊的なことは起こらなかった
そんな夏が過ぎた冬のある日の夜、遊びにいった帰り道友達とチャリを押しながら「近道なるし墓園通って帰ろうや」という話になった
墓園は結構急な上り道なだけあって確かに近道になる、二人でチャリを押しながら墓園に入っていった
世間話をしつつ墓園の中の車道を進む
ここは基本的に灯りが無いので、車が来たらすぐにわかる
中程まで進み、街灯が全く無い曲がり道に入った辺りで何かがおかしいことに気づく
自分達の周りが異常なまでに暗い
暗いなんてもんじゃない、ほとんど視界がゼロ、手元以外何も見えない
本当に何も見えない
いつの間にか会話が無くなっていた友達に声をかける
友達の顔も真っ暗で見えない
「なぁ、そこおるよな?」
「うん…おるで」
「ちょっと暗すぎへん?」
「やっぱそうやんな…」
「なんかおかしない?」
「おかしい、おかしいでこれ」

絶対におかしい
いくら夜で街灯が無いからって、ここまで真っ暗になるなんておかしい
とにかく前に進むしかないと思っていたら、今度は何かグニャグニャした感覚がする
目の前がモザイクかかっているみたいにグニャグニャしてる
「なんかグニャグニャせん?」
「する、めっちゃ気持ち悪い」
なんかもう自分がどの方向に進んでいるのかがわからなくなってきた
というか前に進んでいるのかどうかもわからなくなってきた
そのくらい真っ暗
そして、ここからは今思い出しても鳥肌が立つんだけど
急に「もう動きたくない」「ここにいたい」「もう何もしたくない」
っていう感情がドンドン湧き上がってきた
自分の心の中がそういう感情で一杯になってしまった
「ごめん、ちょっと止まろう」
「あかん!進もう!」
「ちょっとだけ、おれもういやや」
「あかんて!手に力入れて進むねん!」

友達のその声と、チャリがあって本当によかったと思う
俺はもう目を閉じてチャリを押すことだけ考えた
ハンドルを強く握ってチャリが前に進んでいるという感触をひたすら感じて自分に「帰る、家に帰る、帰る」と言い聞かせた
そして友達の「灯りや」という声で目を開けた
前に街灯が見える
俺たちはそのままのスピードで街灯の下まで行った
そして二人で
「なんやったん今の!?」
「マジで何!?」
「なぁ!!」
「意味わからん!!意味わからん!!」
今きた道を振り返る
相変わらずその道は真っ暗で、とてもとてもそこにまた入っていく気にはならなかった
俺たちはチャリに乗ってダッシュで家に帰った

月日が経って免許を取り車で友達を複数人連れてその道にいったけど、あの時の暗さは結局一度も体験できなかった
今でもその友達とはあの時の話をして盛り上がる

後日談としてとても興味深い話がひとつあって
その墓園のすぐ近くにある賢いほうの高校に通ってた友達が担任から聞いた話
その担任はアメフト部の顧問をしていて、昔はその墓園でランニングするのがメニューになっていた
ある日、ランニングにいった部員がいつまでたっても帰って来ない
顧問が様子を見にいくと、アメフト部員が何人か座りこんで全く動こうとしない
話を聞くと、「腹が減った」「飯が食いたい」「どこもいきたくない」としか言わない
すぐに他の部員にたらふくオニギリを買ってこさせ、それを食べさせると大量のオニギリをバクバクバクバクあっという間に食べてしまった
そしてケロリと元気になったという話
部員がふざけている様子は一切なかった
顧問はこれを「ヒダル神」の仕業だとして代々生徒に話しているそうな
自分達がした体験とよく似ていたので、この話を聞いた時は少し鳥肌が経った
あの時は全然お腹は減らなかったから、ヒダル神と関係は無いかもしれないけど
出典 http://syarecowa.moo.jp/313/18.html

騒ぐ声

昔母ちゃんと車で出かけた時に「今日はどこかで運動会でもやってるのかねぇ」て唐突に話しかけてきたんよ
俺は(何いってんだ?)て思いつつ適当に「どうだろうね~」なんて答えてたんだ

その日の夜は親戚が集まってばあちゃんの家でワイワイやってたんだけど
「今日ここに来るときに”ワーッ”て大勢の人が騒いでる声を聞いたんだけどどこかで運動会でもあったのかね」
て母ちゃんがみんなに聞いたんだ

つっても今は夏休みだし運動会をやるような場所は近くに小学校があるくらいでもちろんそこで運動会もやってない
(というか俺が通ってる学校だったから何か行事があれば親も知ってるはず)
母ちゃんは相当気になってるのか「おかしいねぇ、おかしいねぇ」て繰り返すもんだから詳しく話を聞いてみたんだ

母ちゃんが言うには婆ちゃんちに向かってる途中少し小高い丘になってる所の横を通った時に大勢の人が「ワァーッ!」て騒いでる声が聞こえてその日は人が集まるような行事があるなんて聞いてないし声もただならない感じの叫び声だったからずっとおかしいと思ってたらしい

親戚の人達も行事があるなんて心当たりもなかったから首をひねってたら普段無口な婆ちゃんがポツリポツリ語り出した

「昔あの辺に汽車が通っちょってね。そん頃にそがぁし人が乗って走った時があったんよ。
も人も一杯で窓から乗り出したり色んな所に掴まったんまま乗っちょったから坂道ん時に汽車が登れんごなってね。
途中で逆に下り始めてそん時人が騒いで飛び降りたり押されて落ちたいして人が何人かけ死んだのよ」

婆ちゃんがいうには戦前母ちゃんが声を聞いた場所のあたりで昔汽車が乗客の重さに耐えられなくて山を逆走して
その時パニックになった乗客の何人かが落ちて亡くなったらしい
母ちゃんが聞いたのは多分その時パニックになった乗客の声だろうってさ

これ見てる人もうすうすわかってると思うけどその日はお盆だったからさ
婆ちゃんはそれ以上何も言わなかったしそこにいた親戚もちょっと引いちゃってその日はお開きになったんだ

親はみんな家に帰って俺は従妹たちと次の日みんなで遊ぶ予定だったから婆ちゃんちに泊まったんだ
そんで布団に入って少ししたら玄関にドンドンッ!て何かぶつかる音がして俺は(何だろう?誰か忘れ物でもしたのかな?)て思って玄関に向かおうとしたら婆ちゃんが
「猪がきたねぇ…噛まれたら危ないから絶対に出たらいかんよ。そのうちどこか行くから出たらいかんよ」て見に行くのも止められてさ

次の日起きてから見に行ったらススみたいな黒い物が手形みたいに玄関に沢山ついてた
猪が鼻とか前足で押して砂がついただけなんだろうって思うようにしたけどそれ母ちゃんが帰るときに通った玄関にだけしかついてなくて他の場所には一切ついてなかった

婆ちゃんはもういないし今となっては本当なのかどうかわからないんだけどあの時外に出てたら何が起こってたんだろうって今でもぞっとする…

ちなみに場所は鹿児島の隼人町って所の話
出典 http://syarecowa.moo.jp/313/24.html

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