【和服の女】恐怖の都市伝説まとめ!背筋が凍る怖い話が満載【田舎の神社】

怖いと有名な都市伝説をまとめました。「和服の女」や「田舎の神社」など、身近にありそうな恐怖を綴ったものを掲載。背筋が凍るような都市伝説の数々を紹介していきます。

出典: www.flickr.com

会社からの帰路の途中、ある大学の前を通る。
そこは見晴らしの良いただの直線だが、何故か事故が多いことで有名だった。
その道をあまり使わない人には分からないだろうが、毎日車で出勤するオレや同僚には事故の理由は明白だった。
あるおっさんが原因なのだ。
そのおっさんは大学手前の横断歩道の脇に立っている。それも毎日。
雨の日も昼も夜も、ただ無表情で突っ立っている。
そして何故かカラダごと真っ直ぐこちらに顔を向けているのだ。
おっさんに気付いてからしばらくは「気味が悪い人がいるなぁ」程度の認識しかなかった。
しかし更なるおっさんの異常性に気付くのに、そう時間はかからなかった。
おっさんはカラダごとこちらを向いている。いつ、どんな時でも。
例えば横断歩道の手前30mからおっさんを認識したとする。
「ああ、今日もいるな。そしてこっち見てる…」
そのまま横断歩道を通過して、素早くバックミラーでおっさんを確認すると、やはりこちらにカラダごと顔を向けているのだ。
この異常さが理解出来るだろうか?

おっさんはどんな時でも必ず、真正面からこちらを見ているのだ。向きを変える気配すら見せず、瞬時にこちらを追跡してくる。
それに気付いた時オレは確信した。
あのおっさんは人間ではないのだと。
うすら寒さを感じたオレがそのことを同僚に話してみると、そいつもおっさんのことを知っていた。
何でも地元では「背無し」という名称で有名らしい。
確かにおっさんは正面しか見せない。後頭部や背中は見たことがなかった。
変な霊もいるんだな、とその日は同僚と笑い合って終わった。
オレがビビりながらも、ある思いを持ったのはその時だった。
何とかしておっさんの背中が見たい。そう思うようになったのだ。
毎日通勤しながらおっさんを観察する。普通に通るだけではダメだ。おっさんには全く隙が無い。
通過後、バックミラーに目を移す瞬間におっさんはカラダの向きを変えてしまう。
オレはチャンスを待つことにした。

数日後、残業で遅くなったオレは深夜の帰路を急いでいた。
そしてあの道に差し掛かる。
目をやると、やはりいた。おっさんがこちらを向いている。
「背無し」の由来を思い出したオレは素早く周りを確認した。
深夜の直線道路。幸い前後に他の車は無く、歩行者もいない。信号は青。
チャンスだった。
横断歩道の手前でぐっと車速を落としてハンドルを固定する。とにかくゆっくり、真っ直ぐに。
そして心を落ち着け視線を向けた。
おっさんはいつものように無表情でこちらを見ている。目は何の感情も示しておらず、本当にただ立っているだけだ。
しかし改めてじっくり見るおっさんは、いつもより不気味だった。何を考えているか分からないというか、得体が知れないのだ。
やがて車はゆっくりと横断歩道を横切っていく。
目線はおっさんから外さない。怖くても意地で見続けた。
するとオレが目線を切らないからカラダの向きを変える暇が無いのか、いつも正面からしか見れなかったおっさんの顔の角度がゆっくりと変わっていく。
車の動きに合わせてゆっくり、ゆっくりと。おっさんは始めの向きのまま微動だにしない。

ついにおっさんの完全な横顔が見えた時、「これはいける!」と確信した。
おっさんから目線を切らないためにオレも顔の角度を変えなければ行けないため、今や車の後部ガラスからおっさんを見るような体勢だ。
当然前なんか見えちゃいないが、気にもしなかった。
もうすぐで「背無し」の由来に打ち勝つことが出来るのだ。
そうしてゆっくりと永い時間が流れ…ついにその瞬間が訪れた。
「背無し」の今まで誰も見たことの無い背中が後頭部が、今はっきりと見えているのだ。
それはあっけない程に凡庸な背中だった。何一つ不思議なところは無い。
しかしオレの胸にはささやかな達成感があった。
じっくりと背中を観察し満足感を味わったあと、オレはようやく目線を切って前を向いた。いや、向こうとした。
目線を切って前を向こうとしたオレはしかし、あるものを見て固まった。
助手席におっさんがいた。もの凄い怒りの形相て。
心臓が止まったかと思った。
「うわぁあ!」
オレは悲鳴を上げブレーキを踏んだ。徐行していたはずの車は何故か強烈な衝撃とともに電柱に激突し、オレは失神した。
翌朝、病院で目が覚めたオレはすぐに警察の聴取を受けた。
幸いにオレを除いて怪我人は無し。オレの車が全損した以外に大した器物損壊も無かった。
警察は事故の原因をスピードの出し過ぎによる暴走運転と断定したが、オレは抗議する気力も無かった。
あんなこと、話す気すら起きなかった。
あれから5年。オレは通勤のために今もあの道を走っている。おっさんは変わらずいるし、相変わらず事故も多い。
ただ一つだけ変わったことは、オレがおっさんの方を見なくなったことだろう。
あの時、聴取の警察官がボソッと言った、「今回は連れて行かれなかったか」という言葉が今も耳から離れない。
以上
出典 http://syarecowa.moo.jp/304/18.html

珍客

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俺は二年くらい前から小さい古本屋でバイトをしてる。
まさに「古本屋」のイメージ通りの店。
床や柱は黒っぽい木造で、ちょっと暗くて古めかしい感じなんだが
俺が来る前に入口を改装したらしく、そこだけ不自然に自動ドアになってる。
客が来るとピンポーンってセンサーで音がなるタイプ。

こないだの土曜日、店長と奥さんが地域の集まりかなんかで出かけてて
店には俺一人だった。まぁそれが暇なんだ。いつも暇なんだけど。
たまに通りすがりの人が外のワゴン売りの安い文庫をパラパラしてるのが見えるくらい。
店長達がいたらサボれないけど、一人だから堂々とカウンターで本読んでた。
18時半くらいかな?さすがにちょっと掃除でもしようと思って本を閉じた時に
チリーン って音が響いた。風鈴みたいな。
何故かその時俺はそれが自動ドアのセンサー音だと思って
「いらっしゃいませー」って入口の方を見た。自動ドアが開いた。

でも人の姿はなくて、あれ?って思った時、ふいに左側から影が現れた。
反射的に振り向いた。目の前に麻みたいなガサガサした着物があった。
え、ってそのまま見上げると、のっぺりした黒い一つ目のものがいた。
目というか、のっぺらぼうに絵で丸を描いた感じ。
ロンドンオリンピックの変なキャラクター、あれに似てた。
あれの首をひっぱって伸ばして肌を全部かさぶたにしたような、
よく分かんないものが暗い緑の着物を着て立ってた。
腕は無さそうだった。
蛍光灯の灯りが逆光になって俺にそいつの影がかかってた。

俺はもう完全に固まってて、ひぃ、みたいな声を漏らすだけ。
金縛りだったのかもしれない。よく思い出せないけどとにかく動けなかった。
そいつはその絵みたいな目の黒目をグリグリ回しながら頭を左右に揺らして
ザザザザザ…みたいな変な音を出してた。
声だったのか、あのガサガサの肌と着物がこすれてたのかは分からない。
少しずつ、そいつが顔を近づけてくる。
細くくびれてる首をぐにゃ~っと曲げて俺の目の前まで寄った時
またあのチリーン って音がした。
途端、そいつの頭が首からもげるようにべろんって落ちた。
千切れた首の上に下あごが、小さい歯がびっしり並んでた。
黒い穴みたいになった喉からおおおおおおおって妙に甲高い震えた声を出しながら
ごぼぼぼ、と黒い血のようなものを吹き出した。

まばたきの間か、ほんの一瞬でそいつは跡形もなく消えてた。
全身の鳥肌と変な汗が気持ち悪くて、できるだけカウンターから離れて
入口の所で外を通る人を眺めて気持ちを落ち着かせてた。

その後すぐ店長達が帰ってきたけど、こんな話をするわけにもいかず
黙って店じまいを始めた。
俺が自動ドアのセンサーを止めてシャッター閉めて帰るんだけど、そのセンサーの下に
かさぶたのようなものが落ちてるのを見た時は本当に気持ち悪かった。
もう出ませんように…
出典 http://syarecowa.moo.jp/304/19.html

突風

15年ほど前の話。
中三の夏休み友達二人(AとB)と毎日のように遊んでいた。
部活も引退していたし、受験はあったけど、「なんとかなるわw」ってタイプの三人だったんで勉強もしなかった。
だから暇持て余していたんだ。

うちの近所には中くらいの規模の神社があって、そこには御神木がある。
そこは夏でも涼しくて気持ちがいいのでよく行っていた。
その日もいつもみたいに「涼みに行くか」とジュースを買って行った。
御神木の下に着いてしゃがもうとすると、何かが木にぶら下がっているのに気づいた。
それは首吊りしている人間だった。
「うわーーー!」と俺たちは一目散に神社から飛び出た。
「警察に行った方がいいんじゃ...」ともなったが、面倒に巻き込まれたくなかった俺らは、見て見ぬ振りをした。
しかしそれから数日経っても、首吊り死体発見!とのニュースはなかった。
地元で死体など見つかったら大ニュースになるはずなのに...
合点はいかなかったが、俺らは「見間違いだった」と思い込むようにした。
それから当分神社は怖くて行けなくなってしまった。

またそれから二ヶ月ほどして、その話題も忘れていた頃。
Aが足を怪我をした。遊びでサッカーしてて骨折したらしい。
Bと見舞いに行くと思いの外元気で、俺らが病室に入るなり
「屋上行こうぜ!」と言い出した。
個室でもなかったし中坊が大声で喋ってたら同室者に迷惑だろうと思ったんだろう。
屋上に着いて暫く喋っていると、ふと違和感がした。
何か得体のしれないものが柵の向こうからくるような感じ。
二人も気付いたみたいで同じ方向を見ている。と次の瞬間風が吹いた。
今まで風なんか殆ど無かったのに。
「この風に呑まれたらヤバイ!」と直感した俺は屋上の入り口に走った。
友達も同じだったと思う。
風に追いつかれる前になんとか入り口のドアを開け、飛び込んだ。横には息を切らしたBがいる。しかし、Aがいない。
「そうだ。あいつ足怪我して...」
五分ほど経ってもう一度屋上に行くとAの姿はなかった。
「大変なことになった」と思いながらとりあえず病室に戻ると、Aのベッドには見知らぬお爺さんがいた。
「あれ?」と思い、病室のネームを見ると、Aの名前がない。
病室間違えたかと思い、同じフロアを全室確認したがいない。
しかしそれだけじゃなかった。
Aなんて人間自体存在していないことになってた。
Aの家に行くと、Aの母ちゃんはいるけど、Aなんて子はいない。妹も弟もいるのに。(Aの弟が長男ってことになってた)
学校に行っても奴の席はなかった。(写真等にもいない

Aが居たことを覚えているのは俺とBだけ。15年経った今でも不思議でならない。
Bとは「Aはあの風に呑まれて異世界に行ったんだ」と話した。
でも俺もBも「それは違う」とほぼ確信している。
そうじゃないと思いたいけど、Aが異世界に行ったんじゃない。俺らが異世界に来たんじゃないのかと。
何故ならあの時首吊り死体を見た御神木がないから。そこは神社の駐車場になっていた。(御神木は違う場所になっていた)
あの時屋上の入り口の扉を開けた先こそが異世界だったんじゃないか?
じゃあ異世界に元からいた俺らは?(あの時都合よく入れ替わった?)
夏休みに御神木で見た首吊り死体はこの事と関係があるのか?
そもそも屋上に吹いた風はなんだったんだ?
疑問はいくつも残るけど、俺もBも結婚して、こっちの世界で幸せにやってます。
出典 http://syarecowa.moo.jp/304/20.html

箱罠

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秋田・岩手の県境の山里に住む、元マタギの老人の話が怖くはないが印象的だったので書く。

その老人は昔イワナ釣りの名人で、猟に出ない日は毎日釣りをするほど釣りが好きだったそうだ。
しかし、今は全く釣りをしなくなったのだという。これには理由があった。

あるとき、大きな淵で片目が潰れた40センチを優に超える大イワナを掛けたが、手元まであと少しというところで糸を切られてしまった
マタギの老人は地団駄踏んで、いつか仕留めてやると心に誓ったそうだ。

季節は流れ、夏になった。その年は天候が不順の年で、郷では近年稀に見る不作の年になるのではないかとまことしやかに囁かれていた
半農半猟の生活を営んでいたマタギ老人も、今年はまず間違いなく凶作になるだろうことを確信していたのだという

そこでマタギ老人は一計を案じた。クマを何頭か仕留めて今のうちに現金を作り、凶作に備えようとしたのだ
しかしその時はまだ禁猟期間中であったので、鉄砲担いで山に入ることはできない
そこで、ドラム缶を繋げた箱罠をこっそり仕掛けることにした

老人はお手製の箱罠を、あの大イワナを逃した谷の林道脇に仕掛けた

しかし、箱罠を仕掛けてすぐに大雨が振り、その谷川が氾濫した
雨は何日も降り続き、茶色く濁った水がどうどうと山を下った

もともと谷川は細く、箱罠は鉄製であるので流されはしまいと老人は思ったそうだが、箱罠にもしクマがかかっていたら溺死を免れまい
無責任ではあるが、クマを哀れと思う半分、後始末のことを考えると憂鬱だったそうだ

雨が上がると、今度は急に日照りになった
じりじりと日が照りつけ、この間氾濫したはずの沢からはあっという間に水が干上がった
そうなるといよいよ面倒である。マタギ老人は箱罠を何日も放置していた

しかしどうも収まりが悪い。頭から箱罠のことが離れない上、勝手に罠を仕掛けてあるのを人に見られたら……と思うと、
多少不安になってきた。そこで老人は意を決して、あの箱罠を回収しに行くことにしたのだという

谷に到着し、箱罠に近づくと、物凄い腐臭がした。やはりクマは掛かっていたのだ

息を止めて箱罠を除くと、中にいたのはぐちゃぐちゃに腐り果て、その上の旱天に日干になった、見たこともない大グマだった

いまだがつてこれほどの大グマにはお目にかかったことがない
惜しいことをした、面倒臭がらずに回収しに来るんだった……と思いながら箱罠を開け、
中からクマの死骸をひきずり出した瞬間、老人ははっと息を呑んだ

ズルリ、と箱罠から出てきたのは、クマの死体だけではなかった

あろうことか、中から、あの自分が取り逃がしたはずの片目の大イワナが出てきたのだという

おかしい。偶然にもあの大水の時にこのイワナがこの箱罠に迷い込むかしたとしても、その後の旱天で干物になっているはずである

しかし、箱罠から出てきたのはどこも干からびておらず、それどころか、
本当にたった今まで谷川を泳いでいたのではないかというほどに、不気味に綺麗だったそうである

そのうち、これは通常有り得ないことであるという理解がやってくると、
イワナの潰れた目に睨まれた気がして、急に怖くなったのだという

老人は血相変えてその大イワナを掴み、沢に降りるや水に浮かべた
何度も何度も水をかけ、「生ぎでけろ! 生ぎでけろ!」と呼びかけたが、ダメだった

老人が手を離すと、大イワナはブワーッと水面に浮かび、沢の下流へと流されていって見えなくなった

その後二、三日の記憶はどうも曖昧だ、という

しばらくして家族から聞いた話では、箱罠を回収しに行ったはずの老人が手ぶらで、しかも真っ青な顔で帰ってきたので、
家族が何があったと問い詰めても老人は何も話さず、うつろな目で焼酎を煽り、
何かブツブツとうわ言を呟きながら寝室の布団に寝込んでしまったのだという

「あの時は俺も、何だか魂抜かれたような気がして、気違いみでぇになってよ……
あの時、遊びで殺生してんのを、誰かに怒られたのではねぇがって思ってな……」

マタギの老人はそれ以来、ぷっつりとイワナ釣りをやめてしまったのだという

何だか不思議な、山と川のお話。
出典 http://syarecowa.moo.jp/304/23.html

ナースコール

病院にヘルパーとして勤めていた時の話

当時創立一年というその病院は、できた当初からスタッフの間で何かと噂があった
私もそんな話はよく耳にしていたけれど、怖がってたら夜勤できないしと思い、あまり気には止めてなかった

そんなある日の夜勤。私以外にヘルパーのAさん、看護師のBさんは、いつもの様に夕食後の業務を一通りこなし、ナースステーション
で一息ついていた。時間は夜9時を過ぎていたと思う
その後、10時からAさんが休憩をとるということで一時その場を離れ、部屋には私とBさんの2人きりになった
その日は患者さんからのコールも少なかった為、「今日は平和だね~」などと話していた時、突然Bさんの持ってたPHSが鳴った
(補足だけど、PHSは院内専用で、ナースコールに対応してる他、当直医、別棟の看護師と連絡がとれ、通常夜勤の看護師のみ携帯している。
その他ナースステーションには外来とPHSを兼用している本体の電話機がある)

Bさん「もしもし」
すぐに出るBさん。しかし応答が無かったのか、その後何度か呼びかけた後電話をきった

私 「コールじゃないですしね。ランプが光ってないし」
Bさん「他の看護婦が間違ってボタン押したのかも」

念の為、病室を一通り巡回してみたが、特に変わった様子はなく、私達は再びナースステーションに戻った

Bさん「まぁ、何かあったらまた掛かってくるよ」
その場はそれで終わった

0時になってAさんが休憩から戻って来た
その後私とAさん、Bさんはそれぞれ患者さんのケアにまわり、再びナースステーションに戻ってきたのは1時位だった
1時半から休憩に入る私は、まだ少し時間があった為、残りのカルテの記入をしていた
そんな時、またBさんのPHSが鳴った

すぐに出るBさん。しかしまた応答がないのか、もしもしを繰り返している。ナースコールのランプは光っていない

Bさん「もう何なの!」
携帯を見つめるBさん

Bさん「何か番号でてるんだけどさ」

(さっきはうっかりしてて2人とも忘れてたんだけど、PHSは呼んだ人の部屋番号が出るようになっている)

私「貸してください」
見れば番号が表示されている。でも部屋じゃなく、電話番号だ
横から覗きこむAさん

Aさん「何かみた気がするんだけど…何だっけ」

その一言がきっかけで、私は分かってしまった

私「Bさん、これ、この部屋の電話です」

指さした先の電話機には、PHSから掛かってきた番号と同じ番号のシールが貼られていた

もうその後は3人とも大パニックだった。私もBさんも当然休憩に入らないし、トイレ行くにも3人一緒
BさんはPHSを持ちたがらなかったから代わりに持ったりしてさ
早番のヘルパーさんが来た時は3人で抱きついたw
「朝だ~朝が来たよ~」ってねw
念の為、後で当直医と別棟の看護婦に聞いてみたけど、やっぱり知らないと言われた
結局何だったのかよくわからないが、私はそれがきっかけで暫くその後も夜勤で休憩に入れなかった
出典 http://syarecowa.moo.jp/304/29.html

私だけの音

現在進行形の話です
自分の実家での話です。

私の実家は都内の閑静な住宅街にあり、裏手は小学校(母校)があります。
生まれた時から住んでいる家でしたが、昔から不思議な音が聞こえていました。

音と言うより音楽のようなものですが、毎日毎日15分ごとに、音楽が流れているのです
しかし最近になって、その音楽が自分にしか聞こえていないということが分かりました
両親も兄弟も、隣に住む幼なじみも、聞こえた事はないと言うのです

その音楽は、庭に面した和室だけで聞こえ、庭から聞こえるようです。(補足ですが、実家はマンションの一階角部屋で、ベランダと小さい庭があります)
庭の向こうは小学校の校庭で、音の出所はありません
昔から聞こえ、最近まで気にした子とはなく、むしろあって当然のような気でいました
家族に「ほら今聞こえるでしょ?」と言っても理解されず、気のせいとか言われるだけです
でも、確かに聞こえるんです

物心つく頃から数えて25年近く、365日24時間途切れる事なく聞こえる音は
音階を1オクターブずつ上がっていって、最後の音が耳鳴りのように伸びていくというものです
オルガンのような音で
ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラーーーー
と11から14音ぐらい階段状に上がっていきます
私には確実に聞こえ、けれど私以外は誰も聞こえた事がない音は、昨日も流れていました
出典 http://syarecowa.moo.jp/303/1.html

中古の冷蔵庫

出典: www.aflo.com

これは2010年に事情により閉鎖した、ある怪奇ブログでの取材による証言記録の一部である。
ブログ主の遺言に従い、このスレに投稿する。親友の死を悼み心から冥福を祈る。

取材日2010年9月5日 「情報提供者の証言」

俺の友達に廃品回収の仕事をしてた奴がいるんだが、たまにいわくつきのヤバイ物が
来たりするらしい。その中でも一番ヤバかったのが…
ある観音開きの大きな冷蔵庫だったそうだ。

ある時若い夫婦から冷蔵庫を引き取る仕事が来たんだが回収作業中に後輩が怪我をした。
その時その場に居た同僚が、かなり厄介な物を引き受けてしまったと言っていたらしい。
真新しい冷蔵庫が会社に到着すると社長は嬉しそうに、これは廃棄せずに
リサイクルショップに流そうとした。そのとき同僚が尋常では無いほど激しく反対し
廃棄を勧めたが、突然呼吸困難で倒れて救急車で運ばれた。
後日わかったんだが、同僚の気管に長い女の髪の毛が詰まっていたそうだ。

それから次の日、友達は残業で職場に残って仕事の整理をしていると、倉庫の方で話し声が
聞こえてきた。行ってみると社長がわずかに開いた冷蔵庫の扉の隙間に向かって
誰かと喋っているんだ…「あ…そうなんだ…へぇ~ うんうん、強く閉じて?はははは」
って感じで、友達はだんだんとあの冷蔵庫が薄気味悪くなって逃げるように帰った。

ところが真夜中に、いきなり社長から電話がかかってきて震えた声で…

「やっぱり、あの冷蔵庫はおかしい…捨てに行くから、今すぐ来てくれ…くれ…くれくれ…
くれくれくれ…くれくれくれくれくれくれくれくれくれくれくぁwせdrftgyふじこlp(表現不能)」
プツンッ プーッ…プーッ…プーッ…

と電話が切れたんだ…だけど会社に行くと冷蔵庫も社長も消えていて何処に行ったか
わからず、そのまま失踪して一ヵ月後に山中で遺体がみつかったそうだ。

取材日2010年9月26日 「冷蔵庫の元所有者の証言」

ネットオークションで観音開きの大きな中古の冷蔵庫を格安で落札したんです。
冷蔵庫が到着した日、嫁がすごく訝しげに冷蔵庫を見ていて、少しムッとしたけど
その日の夜中に喉の渇きで目が覚めて台所に行ったら…冷蔵庫の扉をわずかに開け
その隙間に頭を突っ込んで立っている変な女がいました。
余りにも唐突すぎて、なんと声をかけていいのかわからなくて「あの…」と言った瞬間
女の手足が気味悪く痙攣してバタバタバタバタ!って…、冷蔵庫に首を突っ込んだままで
激しく暴れ出したんです。もうパニックになりながら嫁を呼びに行き戻ったら、冷蔵庫は
しっかり閉じていて誰も居ませんでした。
(省略)
気持ち悪くなって後日即行で回収業者に依頼して冷蔵庫を運び出そうと持ち上げたら
その下の床に真っ黒い血溜まりみたいのが出来ていて…
そうしたら嫁が気味の悪い事を口走るんですよ。

「これ絶対に殺されて入れられてたよね…」

その言葉に反応したみたいに突然冷蔵庫の内側からバタバタッて叩く音がして
驚いた業者の人が冷蔵庫の下敷きになり怪我をして大変でした。

取材日2010年10月17日 「第一発見者の証言」

国道○○号線旧道の、○○市と○○郡○○村の境あたりを車で走っていたら
小便したくなって路肩にとめて、道路の脇で立ちションしてたんだ。
周りをみたら道路沿いは急な傾斜になった森で、そこは粗大ゴミが大量に
不法投棄されているような寂しい場所だったんだよね。そのとき…
「ガチャ…バタン!ガチャ…バタン!」
と音が聞こえて来て、何だ?と思ってみてみると草が生い茂った木々の中にポツンと男がいて
木に立てかけられ捨てらている冷蔵庫の扉を何度も開いたり閉じたりしているんだ。
(省略)
なんか気味が悪いなと思って、さっさと車に乗ってその場から立ち去ったんだけど
その日以来から毎晩、逆さになった男の生首が夢に出るようになってさ、人を殺して
冷蔵庫に入れて遺棄する事件とか、よくあるし、その冷蔵庫が気になり出したんだよね。
そこで友人を連れてまたその場所に行ったんだよ。斜面を下って冷蔵庫のそばに行くと
やっぱり、すごい異臭がするんだ。覚悟を決めて冷蔵庫を開くと…中には何も無くてさ。
でも冷蔵庫の扉の裏に「ツヨクトジテ」と書かれた付箋がびっしりと貼られていて…。
もう馬鹿にするなとヤケ糞でバタンッ!と強く閉じたんだよ。

その瞬間、ドサッ!!! …頭上から腐った首のない死体が冷蔵庫の上に落ちてきたんだ。

もう俺と友人は絶叫状態だった。どうやら冷蔵庫を立てかけていた木に男の首吊り死体が
さがっていたらしく。冷蔵庫の扉を閉めた震動と、その死体の体重が腐敗に耐えきれず首から
チョン切れて胴体が落ちてきたんだ。しかも頭だけがロープに残って逆さに揺れていて…
それが夢でみた生首と同じだったんだよね。
出典 http://syarecowa.moo.jp/303/10.html

あかめおじさん

出典: amanaimages.com

moimoi1221
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