【和服の女】恐怖の都市伝説まとめ!背筋が凍る怖い話が満載【田舎の神社】
怖いと有名な都市伝説をまとめました。「和服の女」や「田舎の神社」など、身近にありそうな恐怖を綴ったものを掲載。背筋が凍るような都市伝説の数々を紹介していきます。
20年ほど前、俺が実際に体験した、いまだに信じられない話を書こうと思います。
というのも、俺の周りには超常現象的なものに詳しい人物が全くいないので
今から書く実際に体験した出来事を一体どう解釈したらいいかわからないからです。
大学生の頃、俺は本当にどうでもいい日々を送っていた。
夢も目標もなく、部活やゼミやサークルにも所属せず、ただひたすら漫然と過ごす怠惰な生活。
やることといえば、そんな俺と同じような目的のない仲間、KとSとドライブすることだったが
それにも次第に飽きて、どうせドライブするなら廃道を探索しようと誰ともなく言い出した。
廃道とは、使われなくなった道路や閉鎖された道路のことを指すらしいが
俺達はあくまで車でいける範囲でしか行きたくなかったので、閉鎖された道路と言うよりは
大きい道路ができたために使われなくなった道路とか、どこにつながってるのかわからないような細い脇道を
Kの所有するジムニーでドライブするだけのものだった。
飽きっぽくてやる気もない俺達だが、これはとても楽しくて飽きなかった。
廃道が見せる非日常的な空間が俺達の気質に合ったのかもしれない。
ある日、Kが
「いい場所を見つけたんだよ、今から行ってみないか?」
と言ってきた。新しい廃道探索のスポットを見つけたということだ。
午後2時過ぎだったが、何の予定もない俺とSは当然今から行こうということになり
Kの車で現場へと向かった。
場所は、大学から車で30分くらいの、山道をちょっと入ったところにあった。
車がよく通る太い道から斜めに細い道が延びている。
その細い道に入ると、地面から雑草が生えていたり、小石や枝は落ちているわで
明らかに誰も利用してない。こんな道があったのかと思いながら進んでいくと、
100mくらいであっさりと行き止まりになってしまった。
「え、これだけ…なの?」
俺とSは思わず不満を漏らしてしまったが、Kはドヤ顔で横を指差した。
「あれを見てみろよ」
見ると、道路の横はずっと土砂崩れ防止のコンクリートの土留めが
続いてるものだとばかり思っていたのだが、途中でそれが終わり、一部分だけ金網が張られていた。
よく見ると、その金網の奥にさらに道が続いているようだ。
「ここ入れるぜ」
確かに、金網は張られているものの、それ自体はただの針金で固定されてるだけであり
切ってしまえば簡単に中に入れるようなものだった。
そして、Kがあらかじめ用意したニッパでその針金を切断し、俺達はジムニーで
封鎖された道の奥へと入っていった。
正直、悪いことをしているという感覚は全くなかった。
金網は戻ってきてから針金で繋ぎ直せばいいし、それになにより
こんな封鎖された道を車でそう長くいけるはずはないと思ったからだ。
さっきの道でさえ草が生え小石が散乱していたのだ。
この道などちょっと進んだだけで倒木が道を塞いでいて進めなくなるだろう、そう思っていた。
ところが、意外にも予想してたような荒れ果てた光景はあらわれず
なんだったらさっきの道よりも小奇麗なほどだった。
俺達はそのまま車で細い山道を5分ほど慎重に走り続けた。
しばらくすると、目の前にトンネルがあらわれた。
トンネルと言うよりは、下をくぐれるようにアーチ状にくり抜かれた
レンガ造りの水道橋と言った方がいいかもしれない。奥行きも4~5mくらいしかない。
幅も、ジムニーが通るには問題ない広さで俺たちはそのまま車でそこをくぐった。
通り抜けると道がちょっと荒れ始め、アスファルトの上に石が散乱しはじめた。
不意にSが声を上げた。
「おい、ちょっと止めろ、あれ見ろ!」
Sが指を指していたのは車の後方、さっきくぐり抜けたトンネルの方向だったが
見ると、トンネルの出口をまたぐように、鳥居が建っていたのだ。
神社にあるあの鳥居が、トンネルの出入り口に密着するように立てられている。
向こう側からは全く見えず、トンネルをくぐると自動的に鳥居も通るようにできてるとしか思えない。
何となく気味が悪くなった俺達は、戻るかどうかためらったが、とりあえず行けるところまで行こうということになった。
そこからさらに500mくらい進んだところだろうか。これまでは荒れてはいたものの
アスファルトが敷かれていた道が、境界線を引いたように途切れ
そこからは舗装されてない土の道がずっと続いていた。
気味が悪いことに、そのアスファルトと土の道の境界線の両端に
ちょうど祠みたいなものが2つ設置されていて、それを堺に手前がアスファルト、
奥が土の道みたいに見えた。
このころになると、この先に何かあるんじゃないかという期待感と
不安とワクワクが入り混じった気持ちになり、引き返そうという気持ちはなくなっていた。
幸いにも、土の道になってからも道幅は変わらず、木が倒れていて通れないということもなかった。
ただ、今思えば車輪の轍が全くなかったことや、封鎖されていた道にしてはキレイ過ぎることを
そのときに気づいておくべきだったかもしれない。
しばらく進むと、今までの山道がうそだったかのように開けた場所に出た。
俺達の車が進む道以外、左右一面平野しか見えない。田んぼのようにも見えるが
使われている形跡も見当たらない。いつの間にか空も雲ひとつなく青く澄みわたっているので
思わずその景色の素晴らしさに感動してしまったほどだった。
しかし、ふと我に返って思った。
いったいここはどこなのだろうか?
封鎖された道の奥にあったのだから、廃村か何かか?
俺達が普段生活してる所からそんなに離れた場所にあるわけじゃないところに
こんなに広々としてきれいな土地があったのかという事が不思議なような驚きのような感じだった。
一体この一本道はどこまで続くのだろうか…
そう思いかけたころ、道の前方に黒い建物がうすーく小さく見えた。
近づくにつれ、それはどんどんと大きく見えてきて形をはっきりとあらわし始めた。
どうやら茅葺きの建物のようだ。
…が、それがただの茅葺きの建物ではないことはすぐにわかった。
異常に大きいのだ。こんな大きさの茅葺きの建物は見たことがない。
学校の体育館くらいの大きさ、いや、それ以上の大きさだろうか。
なぜ封鎖された道の奥にこんなに立派な建物が建っているのだろうか。
しかも、その建物の前まで到着してわかったことだが
今まで来た道はこの建物へ通じる一本道であり、途中に分岐など一切ないこと。
この建物がこの道の終着点になっていたこと。
廃村だと思っていたが、それらしき集落もなく、この建物が1つだけあって
今きたこの道は、この建物へ通じるためだけの道だとしか思えないのだ。
俺達は車を停めて外に下りてみた。
なんというか、こんなに清々しい気分になるものなのかと思った。
空気は澄み、空は雲ひとつなく青々とし、鳥や風の音も聞こえない。
春先のようなちょうどいい気温で、ずっとここにいたいと錯覚しそうになったが
目の前の馬鹿でかい茅葺きの建物がそれを打ち消した。
この建物は一体何なのだろうか?
茅葺きの建物は、手入れをしないと痛んでしまうと聞いたことがあるが、これはそうは見えない。
古く、全体的に黒ずんだ木造ではあるが、朽ち果てた感じはまったくない。
誰かが今でも利用しているのだろうか?
「中、見てみるか」
俺が提案すると、Kはそうしようと乗ってきたがSは乗り気ではないらしく
とりあえず建物をグルっと回ってくるわと言って歩き出してしまった。
建物の戸は重かったが鍵はかかっておらず開けることができた。
中を覗いてみるとカビ臭いような古臭いような独特の臭いがする。
「すいませーん!誰かいますか?」
…何の返事もない。当然といえば当然だ。
やっぱ誰もいないんだと少し安心した俺とKは中へ入ってみた。
薄暗いものの、隙間からの光と入り口を開けた光で中の様子が伺える。
板張りの、だだっ広い空間が広がっていた。棚らしきものが壁際に見えるが、何も入ってない。
その左側の壁には引き戸があり、その向こうにさらに部屋があるようだが、それ以外は何もなくて
床と壁しかない。上は暗くてよく見えないが天井裏まで全部吹き抜けているようだ。
少し勇気がいったが、その引き戸を開けて見ることにした。
ここまで来たら調べないと気が済まなくなっていた。
「すいませーん、誰もいませんね!?」ともう一度確認してから
恐る恐る引き戸を開けると、中が意外にも明るくてギョッとした。
採光窓のようなものが上部に無数設けてあるらしく、入口側のこちらの空間よりも明るい。
しかし、その部屋が、明るいだけでなく異常なものであることにすぐに気がついた。
まず、とにかく広い。
まさに体育館くらいの広さがあった。そしてその広い空間の中に均等に5本
異常に太い柱が地面から天井まで伸びていた。この太さが本当に尋常ではなく
直径3mくらいある1本の木の柱で長さが10m以上あるのだ。それが5本。
「おいおい…こんなでけー木って日本に存在すんの?」
Kの言葉ももっともだった。こんな太い柱見たことがない。何の意味があって
こんな柱を立てたのか、と周囲を見渡しているときにKが「あっ」と声を上げた。
見ると、5本あるうちの真ん中の柱に、何か書いてある御札のようなものが
釘(といっても一般的な頭のある釘ではなく、先の尖った鉄みたいなやつ)で打ち付けてあり
それが大量に柱に打ち付けてあった。字は毛筆で、漢字のような記号のようにも見えたが
なんて読むのかはわからない。するとKが「何かくっついてるぞ」と言ってきた。
よく見ると、確かに御札と釘の間になにか干からびたカタマリのようなものも一緒に打ち付けてあった。
何が一緒に打ち付けてあるのかな…と、俺とKはほぼ同時に上を向き、ほぼ同時にその答えを目の当たりにした。
打ち付けてあったのは、人間の耳だった。
おびただしい数の人間の耳が、御札とともに柱に打ち付けてあったのだ。
下の方のものは腐り落ちたり干からびたりしてわからなかったが
何故か上の方に打ち付けてあるものほど新しく、人間の耳だと認識できた。
おそらく数は1000じゃきかなかったと思う。しかも恐ろしいことに、
そんなに時間が経ってないように見える耳も上の方にあるのだ。
「やべえ!!」
「うわああああああああああ!」
俺とKは猛ダッシュでその部屋から出て、入ってきた入り口からも出て
建物の外に出た。ここがどういう場所なのかはわからない。しかしヤバイことは確かだ。
すぐに車で逃げ出したいところだったが、そうだ、Sがいない!
確か建物の外を周ると言っていた。裏側にいるのかもしれない。
俺とKは全力で走り、建物の裏側へ回った。でかい建物なので、回りこむだけでもそこそこ時間がかかった。
裏側へ回ると、そこにSはいた。いたのだが、様子がおかしい。
ボーっとその場に立ったままだ。そして、次の瞬間、俺達もその場に立ち尽くしてしまった。
建物の裏側は、ただひたすら平らな平野が広がっているだけだった。
そしてその平野に、木で組まれた簡素な台が一列に、等間隔にずっと並べられ
その台の上に蝋燭が2~3個、煌々と火をつけて輝いている。
それが本当に誇張ではなく、地平線の向こうに霞むまで続いているのだ。
「何なんだここ!」
「やべえよおい!!」
俺とKの声で我に返ったのか、Sがこっちに気づいて寄ってきた。
そして俺とKが全く気づかなかったことを指摘してきたのだ。
「なあ、ここ、太陽ってどこに出てるんだ?」
太陽…そういえば空は青く澄み渡っていて雲ひとつない…のに
太陽がどこにも見当たらない。空は明るいのに、空全体が一様に同じ明るさなのだ。
「なあ、俺は最初から変だと思ってたんだ…静かすぎるだろ?ここについてから一度でも
鳥とか生き物の声を聞いたか?もっと言えば!ここへ来る途中の道にも草1本も生えてなかっただろ!」
Sはもう半泣きになっている。
とにかくここにいてはまずいと、俺とKはSをなだめながら車へと急いだ。
途中、建物の入口がチラッと目に入り、戸が閉まっているようにも見えた。
さっきオレとKは戸を開け放ったまま出てきたはずなのだが、しかしその辺ははっきりとは覚えていない。
とにかくここを去らなければ。
Kの運転で元来た道を戻り、俺達はなんとか最初の廃道の入り口までたどり着くことができた。
国道に出ると、太陽が西に沈みかけていた。戻ってこれたんだと実感できた。
その後、俺にもKにもSにも霊障とか呪い的な現象は一切起きていない。
しかし、あの日体験したことは紛れもなく事実であり3人とも覚えている。
そして、後日、例の廃道の入り口の横を通りかかったとき、以前は入れた細い道自体が
頑丈な門で封鎖されていて完全に通れないようになっていた。
もちろん、通れたとしてももう二度とあの道に入る気はない。
終
出典 http://syarecowa.moo.jp/310/7.html
監視
幽霊とか心霊ではないけど個人的にゾッとしたはなし
結構前の事なんだけど長くなりそうだから分けて書くわ
俺の住んでるところは田舎なんだ
学校は山と山に挟まれてたりするようなところ
それでも結構楽しくて、山を見てるとわくわくしてくるんだ。
その時も、友達と歩いてたら凄く惹かれる山があった
それは山って言より山を背景に古い建物が立ってるんだけなんだけど
そういう田舎!って感じの風景や建物が好きな俺と友達は
脇道に入ってそこを目指す事にした
その道は少し広めの道路から小道に入って行くんだけどちゃんと
コンクリートで出来てて整理もされてるしすぐ横には家も建ってる
ただ、家とその道の間はコンクリートの壁で隔てられてるけどな
別に普通なんだけど唯一不思議なのは人の気配がしないって事だけ。
まあ平日の昼間だし、仕事とか出かけてるんだろうな、くらいの
気持ちで俺と友達はコンクリートの壁に沿って奥に進んでいった。
途中で車が俺達を追い越して行ったし、掃除機の音も聞こえてきたし
人がちゃんといる事に安心してどんどん奥に進んでいった。
でも、なんか違和感を感じるんだよ
家もあるし掃除機の音もするんだけど人の気配を感じない
それなのに誰かに見られてるような感じがした
でも、不思議な違和感が俺達を興奮させた
ここ怖くね、金田一の八つ墓村みたいじゃねなんて話してた
盛り上がりながらそのまま道なりに進むと行き止まりに着いたんだ
行き止まりは大きな家になっていた
その家は、家っていうより屋敷に近い感じの大きい家で
本当に何かの一族なんじゃないかって思える位だった
友達とこんな田舎にこんな一族並のデカい家があったんだな
とか、今まで通ってきた道に建ってた家って全部この家の物じゃね
と興奮気味に友達と盛り上がってた
だって、今まで辿って来たコンクリ―トの壁は、目の前の屋敷の
門になっていたんだから、そう思わずにはいられない
門って言っても柵の扉はないんだけど…
で、二人でこんな不思議な場所に来た事に対する興奮を
ぶつけ合ってると、急に掃除機の音が止んだ
そして、さっきまでの見られてる感じがまたしたんだ
見られてるっていうか、監視されてるような
俺達の様子を窺ってるような、そんな感じ。
しかもそれは一人や二人なんかじゃなくてもっと大人数に感じた
人の気配はしないのに息が詰まるような緊張感と視線
それには流石に俺達もビビったし、この場から離れなきゃいけないと感じた
怖いっていうより、気持ち悪いに近い感覚だったな…
それからは友達と逃げるように来た道を戻った
広い道に出てからは友達とその場所の話で盛り上がった
生活感も人の気配もしない、物音も掃除機の音だけ
不思議な所だったな、やっぱり何かの一族なのかなって話してた
その後、バイト先のお客さんにその話をする機会があったんだ
その話をしたらやたらとその場所を聞かれて、○○店の後ろの山じゃない?
近くに○○公園があるところじゃない?って適格に目印になる物を
当てられて吃驚したのと同時にあの家の情報が聞けるかもしれないって
思ってそのお客さんにその家って何かあるんですか?って聞いたんだ
そしたら、そのお客さんが言うには俺達が入ってった所は
某真理教の教祖の娘が住んでる所だったらしい
その話を聞いた瞬間ほんとにゾッとしたよ
知らないって事は本当に怖い事だと思った。
出典 http://syarecowa.moo.jp/310/6.html
QRコード
出典: amanaimages.com
一昨年くらいの話なんだけど、近所の塀に変なモザイク模様の落書きが散見されることがあった
多分紙とか切り抜いて上からスプレー吹いて壁に転写したんだろう。そういう手口で量産されるコーヒーのBOSSの顔や阿部さんの落書きとかニュースで見たことあったし
で、肝心のそれは遠目からみると黒いシミなんだけど、近くでみるといかにもな感じ。iPhoneのアプリに読み込んでみたらやはりQRコードだった
URL繋いでみると解像度小さい動画で、それぞれの落書きの場所の夜の風景を撮ったもの。30秒くらい
ちなみにURL見た限りどの動画の置き場も懐かしいことに鳥だった
全く意図不明だし特に事件性も無いので(落書きは軽犯罪だけど)放置した
で、そんな落書き巡りをしてから一週間後くらいに、自宅脇の電柱にも同じ落書きがされてたのにはちょっと寒気がしたね
たまたまだと自分に言い聞かせながらQRを開いたら、昼間の明るい映像で、今回初めて人間が映っていた
動画はコロコロと場面を切り替えていたが似たような内容で、毎場面様々な人が、皆一様に壁に向かって携帯をいじっているシーン
ただしどのシーンでも壁を指差してる同一人物がいて、その横でもう一人がケータイをいじっている
ケータイをいじる人間の中には自分もいた。"指差してる奴"がすぐ横にいた
きっとそいつが仕掛け人なんだろうが、落書き巡りしてる時の俺はこんな奴は見てない
気味が悪かったんでしばらく戸締りには気をつけた
出典 http://syarecowa.moo.jp/310/9.html
子連れ
俺の地元は田舎で田んぼだらけなんだけど
田んぼだらけの真ん中にポツンと小さな森がある場所があってさ
森に入ってすぐ左に御札だらけの古びた鳥居があって
そこを通りすぎると右に小さな小屋?みたいなのがあるんだ
(お稲荷様の小屋みたいな)
それで、小屋にも御札がたくさん貼りつけられているんだけど
記憶が確かなら昔に友達が開けた時に
中には大名?みたいな人形が座っていたはず
(雛人形位の大きさ)
まぁ、そんな場所があって
夜中に行くと女の人の幽霊が出るって噂になったから行ったんだ
友達4人で夜中の3時に行ったんだけど
噂が本当かを確かめるのは直ぐの出来事だった
森に入って直ぐに見える鳥居の隣に子連れ狼の子供みたいな髪形をした白い服を着た子供と
その隣には、まさに貞子って感じの女の人が背中を向けて立っていてさ
丁度、月が綺麗な夜だったからはっきり見えたんだけど
その2人は背中を向けて立っていただけなのに
足元の膝位まで伸びた草が物凄い勢いで左右に揺れているんだ
それを俺が気づいて周りの連中に言うと1人が
「…やっぱり、あれ…人だよね」
って言うから皆一斉に走って逃げた
オチがないからつまらないかもしれんけど
あれは怖かった
余談だけど、周りで面白がって肝試しに行った奴等に話を聞くと
その女の人の幽霊は毎回、立っている場所が違くて
一番怖かったのは、入り口を入ったら肩が当たる位の距離で左に立っていたってのも聞いたよ
出典 http://syarecowa.moo.jp/310/19.html
帰省での出来事
俺が小学生の頃の話だ。
俺は毎年お盆になると祖父の実家に親父が運転する車で帰っていた。
丁度、日航ジャンボが墜落した頃だったかな?
で祖父の家というのは国立海中公園に指定される海岸沿いにある漁村で、当時は道の整備を万全としたものではなく、
ひたすら海岸沿いを道なりに運転して帰らなければいけなかった。
まぁたまたまその年に限って親父と俺と二人で帰省したんだが深夜に車を走らせていたんだ。
俺もガキだったから深夜にもなれば旅行気分も落ち着き眠りに入っていった。
どれぐらい時間が経ったのか分からない。ただその時ある夢を見た。
その夢はうなされている自分を後部座席から眺めている夢だった。ガキな俺はそれが全く理解出来ず、また現実に寝ている自分の意識自体もうなされている状態だった。
暫くして嫌な予感からか強制的に目を覚ました俺は「夢?」と思いながらフロントに視線を向けた。
助手席でシートレバーを下げている訳だからガキの身長から考えてもフロントの視界は空を見上げる状態になる。
でも平行にフロントから見える全面の様子が見えるんだ。違和感がありつつも何でだろう?僕寝てるのに。。
その瞬間全身金縛りで目だけが自由に前が見える状態になった。同時に耳にはゴオゴォ~って重低音が入り込んでくる。
身体は動かず、耳は変な音が聴こえる。オドオドしながら「とおちゃん!!」と目を隣に向けると親父の姿がない。
ガキの俺の身になればその時点でションベン漏らすレベルで車内も車外も一面暗闇でパニックった。
前に視線を向け直すと前方に暗闇に更に黒い塊状の何かが近づいてくる。
同時に耳に入ってくる音はどんどん大きくなってくる。
それらが次第に調和していく様に感じた。そして一体化した瞬間、前方に居た黒い塊が猛烈な勢いでフロント目掛けて飛び込んで
一気に車内を通り過ぎて過ぎ去っていった。
ぎゃああと絶叫した俺は金縛りが解け怖くて車のドアを開けて外に出た。
「とおちゃん。とおちゃん。どこ?」
どうやら車をどこかの駐車場に停めていたんだ。でも肝心の親父がいない。四方八方見る内に目が暗闇に慣れてきた。
あの黒い塊のお化けはいない。でも澱んだ空間にいる感覚がその場にあった。
親父の車を停めた駐車場は半楕円形の一番深みのある場所に停めてある事が分かった。
でもそれは全面を見渡す事でさらに恐ろしい場所に停めている事が理解出来た。
全面180度はすべて墓地だった。つまり墓地に囲まれた舗装された駐車場だった。
ワーとかギャーとかもうガキが取れるリアクション全部出てた。
思わずズッコケって後ろを振り向くと灯りを照らす建物が見えた。
言い忘れたがここいらは大物の魚が釣れるマニアには絶好のポイントでもあって当時は山の中でも海岸線に沿っている事もあり夜中でも釣具屋が営業しているんだ。
どうやら親父はあの釣具屋さんに居ると理解した俺は猛ダッシュ!
中には親父がいて仕掛けやら、餌やらを物色していたが、俺は怒りと恐怖で意味不明な事を親父にぶつけまくった。
親父はケロっとして「出たか~」なんてリアクションで気が抜けた。
まぁそんな体験だった訳だけど20年後久しぶりに墓参りにお袋を連れて現地を俺が運転して通った訳だけどね。
変なんだよ。
当時家に帰る際にもその場を通った訳なんだが当然恐ろしい思いをしただけに現地の風景は覚えている。
比較的新しい「駐車場」と隣接された山を崩して拓地醸成された墓地。
跡形もなく何もないんだよね。駐車場も墓地も。
○○って地名の峠である事も分かっているのに。。
出典 http://syarecowa.moo.jp/320/4.html
婆さんと犬
去年の夏の話。
友達とレンタカー借りて海行った帰り、まだ車を返すまでに時間があったから、適当な場所に車止めて喋ってようってなった。
大きなメイン道路に歩道を挟んで住宅地があるような場所で、歩道脇に車を止めた。
時間はたぶん夜の9時すぎくらいだったと思う。
外はもちろん真っ暗だったけど、外灯の明かりはあったから、人が歩道をあるいてたら、わかるような状態。
俺は友達の助手席に座ってちょっとぼーっとしてたんだけど、
住宅地の方から、腰の曲がったお婆さんが出てくるのが見えた。
結構な夜だし、こんな夜にお婆さん??と思って、俺はそのままなんとなーく、そのお婆さんを見てたんだけど、
よく見ると、手に紐を持って、白い”何か”を引きずってるんだよ。
ずるっずるっずるずるずるっ
て感じ。
え?何??何持ってるの?
と思ってよーく目を凝らすと、お婆さんの持ってるのはリードで、白いのはシーズーっぽい犬だった。
で、犬は犬でも、あきらかに、様子がおかしいんだよ。
さっきも言ったように、引きずられてんの。ずるずるって。
それで、もっとよーく見てみると、その犬、首がだらーんって垂れてて、足がいろんな方向に曲がってて、完全に死んでんだよ。
もちろんピクリともしない。
でも、お婆さんは犬が死んでるのに気づいてないみたいで、何でコイツ歩かないんだよ?
って感じで、執拗に引きずってんの、ずるずるずるずる。
そんでそのおばあさん、何すんのかなー?って見てたら、犬の死骸を引きずりながら大きな道路の端まで出て、手を上げ出したんだわ。
ヒッチハイクかタクシーか、、、とにかく車に乗りたいらしい。
犬の具合が悪いことだけは理解して、病院に連れて行くつもりなのか??
にしても、こんな夜にあいてる動物病院があるのか?だし、すでに死んでいるのは明らか。
真意は分からないが、何台かのタクシーに無視されながらも、
ようやく一台のタクシーがお婆さんの前に止まった。
ほんとに、こんな不気味なばあさんなのに、よく止まったなぁと思った。
そして、そのお婆さんは、ずるっずるずるって犬を引きずりながらタクシーに乗り込んで、
そのまま何処かに去って行った。
だらんとした首が、タクシーに乗りこむ際に引っ張りあげられて、今にもちぎれそうな感じだったのがものすごく不気味だった。
タクシーって犬乗せてよかったっけ??しかも、死んでるし。ほんとによく乗せたよ、あのタクシー。
とにかくそのままそのタクシーは去って行って、結局そのばあさんがどうなったかわからない。
落ちが微妙だが、本当に体験した話で、人生の中で一番不気味な体験だった。
出典 http://syarecowa.moo.jp/320/5.html
同級生
連休で実家の奈良に帰ったときの話なんだけど。
元々すっげえ過疎がすごい村出身で中学のときとか クラスは1つで20人満たないというまあド田舎だったんだよ。
でも町の人とかそれだとクラスみんな仲良しとか高校のときや大学のときも言われるんだけど
全然そんなことなく高校でバラバラになって連絡なんか取らないというか取れないとかが現実なんだよね。
だから と言ったら言い訳になるんだけどクラスメイトの顔なんて覚えてないのよ割と本気で。で、ここからが体験した話になるんだけど
実家に帰ると姉ちゃんも帰ってきてたのよ。まあそれで他愛のない世間話と 上司の嫌味とか言い合って盛り上がったりしてた。
で昼くらいにおかんが 「買い物行ってくる」といい家で姉ちゃんと二人きりになったすぐに玄関の
チャイムが鳴ったのよ。
郵便かと思い玄関にでたら男の人が立っていて 「ひさしぶり」と声をかけられたんだよ。
俺もホントなさけないんだけど誰かわからず
「えーとどちら様で?」
と言うと相手は「中学の一緒だったAだ」といってきた。
俺も薄情な人間でそれでも?状態だったんだけどだんだん思いだして きたのよ。
中学のときAと担任に怒られまくった日々を。で俺もなんか 変にテンションが上がってAに中に「久しぶりやなあ中入って話をしよう」と といいAを家にあげた
で姉ちゃんもなんか笑えるくらいテンション上がって姉弟そろってAを おいて盛り上がってた。
ただなんていうか俺も姉ちゃんも「なんかAが暗い」って感じたのよ。ただでさえクラスでぎゃーぎゃー騒いでた方だったのに。
それと俺がいま書いてる文章なみにしゃべり方がおかしいのよ。なんかロボットみたいに一言ずつわけて話しているみたいな感じで。まるで一回使った言葉?単語?を使うなみたいなルールがあるみたいにはっきり言えば 気味悪いみたいな印象は受けた
まあそれでも昔話で盛り上がってたんだけど近況を聞くと黙るんだよね
ピタッと話が止まる。
大学までの話は楽しそうに話すのに。まあ不景気だし
あんま言わないほうがとみんな思うかもしれんが普通それだったら友人の実家に来たりはせんだろ嫌でもそういう話になるわけだし。それで段々話のネタがねえ!と心で思い出してたときまたチャイムが鳴ったのよ。
でまた俺が行ったらうちの法事とかに来てくれてる和尚さんが「やっほー、さしぶりやなあ」 と立っていた。
旅行で北海道行ってきたからお土産と言って蟹やらお菓子を持ってきたとのことだった
持ってきたとのことだった。
そしたら急に和尚さんが「臭い」と言い出したのよ。さすがに失礼やでと俺も言ったんだけど和尚さんの顔がものすごい真面目な顔になってた。俺もびっくりしたくらいに。
すると和尚さんが「誰か来てるんか?」と聞いてきた。普通に中学の同級生が来てると伝えると何も言わずに家に上がりこんで来たのよ。
俺も???となったんだけど数珠を取り出しててただ事じゃねえなと思いAがいる 部屋まで案内してたら姉ちゃんが泣きながら俺らのところに走ってきた。
「どうした!」と和尚さんと俺が言うと姉ちゃんは「Aの顔が回った」
さすがに俺も「嘘でも面白くないで」と言ったんだけど姉ちゃんは「本当やって!」と泣きくずれてしまった
そうこうとやってるうちに部屋について和尚さんがドアを開けた、、、
今でもというか頭に焼き付いてしまったよ。
首をひたすらゆらしてるAがいた。もうゆらすってレベルじゃないくらい。本当にありえないスピードで。
俺も姉ちゃんも悲鳴をあげてしまった。だってある程度首を動かしたら今度は顔とか首を有り得ない方向に回すんだもんそれこそエクソシストみたいに。
和尚さんを見ると普段法事とかで使う念仏?と違う何かをぶつぶつ言っていた。そのおかげか知らんがA?は俺らに襲い掛かってくることはなかった。
すこし俺も落ち着いたんだけどそしたら今度は部屋から匂う異臭で気分が悪くなった。これもすごくて魚が腐ってもこんな匂いしねえぞと思ってしまうくらいな匂いだった。
俺はA?を凝視したたんだがなんか口元は動いているのは分かったんだけど 何言ってるのかは残念だがわからなかった(というかそんな余裕がなかった)
でもなんか苦しんでる様には見えた。
段々和尚さんの念仏?が効いたのかA?が半透明になった。もう驚きすぎて俺らも逆に冷静になってしまったんだがそしたらA?から今度は話してる言葉が分かった。
女性に対する(名前はさすがに書けんがたぶん女の名前だと思う)これでもかというくらいの 恨み節だった。そしてそれは効いたこともないような叫び声に変わった。
和尚さんが「耳ふさげ!」と怒鳴ってきたのであわてて耳をふさいだがもう意味がないくらいの 絶叫だった。
絶叫で本当に耳が痛くて思わず伏せてしまったんだが和尚さんに「もう大丈夫や」と言われ顔を上げるともうA?はそこにはいなかった。でも異臭はこれでもかというくらいに 残っていたのであれが幻覚とかではないというのも嫌でも分かったけどね。
姉ちゃんは和尚さん和尚さんにあれは何ですか?と尋ねると和尚さんは「A君やったなあれの名前。まあAにしとこか」 といいゆっくり話し始めた。
和尚さん曰く「Aは自殺したんだろう。それも首吊りで。それで死ぬ直前の形で俺くんらの前 に出てきたんだろう」と。でもそうしたらさクラス全員に出るのかと俺も真顔で和尚さんにいったら 「自殺するとき本当は自殺したくない、止めてほしいという気持ちがAにはあったんだろうな。その止めて ほしい人に俺君がいたんだろうな」と和尚さんは言った。
そうこう話しているうちにおかんも帰ってきて結局和尚さんも話しをあっさりきりあげてそれで帰ってしまった。
帰る間際に今日のことは気にするなとAのことはもう忘れろとのことだった。
おかんは「え~何あったんよ~」と言ってきたが話す気にもなれんかった。
おかんには止められたが結局その日だけ実家に泊まり次の日にはもう実家をでた。
姉ちゃんにいたってはその日のうちにだった。
これが俺がこの連休中に体験したことです。結局Aのことは調べるのはやめました。
なんかまた来るんじゃないかと思って。でもあの首の振り方だけは少しではなく かなりトラウマになりました。こういう現象?詳しい人はなんでもいいから教えてほしいです。
出典 http://syarecowa.moo.jp/320/9.html
腕
目次 - Contents
- 和服の女
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