【和服の女】恐怖の都市伝説まとめ!背筋が凍る怖い話が満載【田舎の神社】

怖いと有名な都市伝説をまとめました。「和服の女」や「田舎の神社」など、身近にありそうな恐怖を綴ったものを掲載。背筋が凍るような都市伝説の数々を紹介していきます。

呼んでます

俺の親父が去年死んだんだが
それから給湯器がおかしい
うちの給湯器はしゃべるやつで「お風呂が湧きました」ってしらせてくれるやつなんだが
深夜にお湯も沸かしてないのにしゃべる
「お風呂で呼んでいます」ってしゃべる

うちの風呂場には呼び出しボタンもなければテレビも温度調節するやつもない
だからそんなアナウンスはじめて聞いた

修理したほうがいいっておふくろに言ったんだがおふくろは俺が寝ぼけてたって言って笑う
かれこれ一年たつけどまだ気づいてない
毎晩「呼んでます」言われるからもうなれたけど

呼ぶって誰がよ、ってよく思う それでたぶん親父じゃねえかって思う
出典 http://syarecowa.moo.jp/313/26.html

花壇の顔

こないだバイトの帰り急に大雨が降り出してきて傘もなかったから駅から家までダッシュすることにした
道路沿いの道を走ってたんだけど、道の脇にある公道花壇の土の中に人の顔があった
ん?顔?と思って戻ってもう一度見てみると、やっぱりあった
花壇の土の中から顔が上向きに出てる(土に埋められて耳から前が出てる感じ)
でもその花壇に人が埋まるスペースなんてない
本当に顔が埋まるくらいのスペースしかない
全く意味がわからなくて、でもとりあえず「…大丈夫ですか?」と声をかけた
顔はずっと目を開いててずっと上を見つめながら一言、
「かわりますか?」
と言ってきた
なんて返事すればいいのか迷っていると、自分が走ってきた道の方から何か大きいスコップ持った作業員みたいな人が走ってきた
その人が近付いてくるにつれて何故か無性に恐ろしくなってきて、家まで走って逃げた
後ろからはなんか雨音とは違う叩きつける音が何度も聞こえた
家に帰ってすぐにシャワーを浴びて、その日の夜はグッスリと眠れた
よく晴れた次の日、その道を通り花壇を見てみると顔があった形跡など無く
「よかった熱でも出て変な幻覚見てたんだ」と思った瞬間
近くの建物の上のほうから「あああああああああ!!!」っていう叫び声と共に人が落ちてきた
地面に叩きつけられて仰向けに血を流してピクピクしてるその人の顔を見ると
原型を留めていないのに昨日見た花壇の顔が浮かんで頭から離れなくなった
出典 http://syarecowa.moo.jp/313/29.html

激安アパート

出典: www.aflo.com

単に大学4年間住んでた激安アパートがマジキチ住人しかいなかったって話
都内だけど家賃3万円代、某物件サイトにも火事マークで載ってるとこ
バルコニーと建物全体が変な形というかミニ四駆でいう肉抜きしてて、2階の部屋から全階の廊下が見える
オバケ臭い部分以外は箇条書きすます、オバケエピソードは2レスになってしまうスマン

マジキチ住人エピソード
・入り口の集合ポストのとこの掲示板に「苦情のありました覗きはヒトではありませんので過度な反応は控えて下さい」
・3階建てで2階真ん中借りて全方向から奇声とか呻き声とかあらゆる声が聞こえてくる
・左隣りのポストに外側からリカちゃんの胴体が詰め込まれてて毎月増える
・上の住人が墨汁溶かした水で風呂とリビング浸水させて俺の部屋の天井がボツボツの真っ黒になる
・「お母さんです」と一見檀蜜を老けさせたみたいな小綺麗だけど目つきが尋常ではない初老の女性が23時前後に定期的に訪問(1階の人で全部屋にやってた)
・雨どいから小便が流れてくる
・好奇心から泊りにきた友人2人がバルコニー衝立で隠れながら住人観察して「動きがSIRENだわ…」と本気で青ざめてた(SIRENはゲームでいわゆるゾンビ)
・挙句に「俺ここに住むならホモになる」と言われて友人2人に朝まで抱きつかれながら寝た(アッーーはなし)

唯一のオバケっぽいエピソード

上に書いた友人2人が泊りに来た時と集合ポストのとこの掲示板の貼り紙の内容。
最初猫とかが覗きやイタズラしに来るのかーと思ってたら、そうでもない。
住み始めて4日目で0時~3時の時間帯で強烈な視線というか、誰も喋らない大人数に囲まれてる様な変な緊張感が1時間強続く事に気付いた。
引っ越し1日目から住人がキチガイばかりと気付いてたから関わらないが吉と思って無視してたけど、
どうにもトイレのある玄関方面から毎日変な感じの視線が続いて厚めの簾で玄関~トイレ扉の間をシャットアウトする事にした。
それ以外は特に何も無かったのでキチガイ声も家賃の事もあったしイヤホンと耳栓で全ての音と雰囲気遮って毎日早めに就寝。

程なくして「お母さんです」おばさんの存在が出てきて、俺は勝手に視線=住人のおばさんと勝手に解釈してて変な安心をした。
でも来るのは週に1~2回だし、そもそも時間帯が午後9時前後だしどうせならひとまとめにしてくれとすら思ってた。
2年の秋に大学の友人2人に徐々にやつれてるきてる理由聞かれて、部屋の事を言ったら是非泊まりたいって事で2人が金土日に2泊3日する事になり、
上記のキチガイエピソードを話を真に受けてなかった2人は本当って事分かってドン引きしてたが、
さすがに毎日覗きにくるおばさんはアカン、身なり綺麗ならまだ話せばやめてくれるかもしれないって事で2人で注意してくれる事になった

毎日やってくると話したら、初日はまず何もしないで普通に過ごしつつどんな感じか体験しようって事になって、
ちょうと午前1時位にアニメ全員で見てた時に異常な緊張感がやってきた。
俺は慣れたものだったけど、2人が俺の顔バッと見るくらい他人でもわかるくらいの異常さというか玄関から異常な視線がゆんゆんしてくる。
ジェスチャーと口パクで友人が玄関の簾指さしながら「これか?これか?」やってて、俺が頷くと2人は俺に超くっついてきて1日目終了

2日目朝に「あれはヤベーわ」って既に2人がやつれてて、でもあんなのが毎日ある俺はもっとヤバいよなって友人2人は話してて
注意はしてくれるって事になった。無理せんでもって話をしたけどこの事に俺は本当に感動した。
適当に昼間遊びに出て3人で帰宅したのが午前10時、もしかしたらお母さんおばさん来るかもって話をしてたら案の定来た。
でもドアをトントンして「お母さんです」って言っていくだけだし、覗きは現行犯じゃないとって話になって3人でガン無視。おばさん隣の部屋へ通常運行。

問題の視線の時間付近になって、住人が住人なんで逆恨みとか出ない様に念のため2人には覆面というか手拭い被って顔わからなくして貰った。
それに安心したのか注意してやるぜwwwみたいな雰囲気なってこれはイケる!ってなったんだけど、
0時ちょい過ぎたあたりで強烈な視線がきて2人はやっぱり萎縮、でも頑張るってジェスチャーしながら(俺は金属バット持って待機)、
視線がきて20分くらい経った時にゆっくり玄関まで行って2人はせーの!でバッと簾よける音がした途端に友人1人の本気の悲鳴ともう1人は腰抜かしてて、
あの強烈な視線が無くなってた。(ただしその時だけで翌日以降は普通に視線ありました)
友人2人は「フクロウ」と「蛾」って行ってて、話を聞くと蛾の目玉模様みたいな崩れた顔が覗いてて、2人が見た瞬間にすっと下に向かって消えた
玄関ポストと下は顔をバッて下にやったら顎強打するくらいの距離なので多分おばさんではない、気配も足音もその後しなかった、無視が一番だって結論になった。

3日目朝に帰る時に友人2人はしきりに引っ越しした方がいいって言われたが正直財政的に無理だったので4年間凄し通した。
体重は23kg減って顔色悪いヒョロ糞ガリになって卒業する頃には見た目だけならキチガイ住人とあまり変わらなかったと思う。
話はこれでおしまい。問題ある格安物件は色々と消耗するからマジでおすすめしないって話でした。

あまり書き込みすると特定されそうで怖いんで、最後にキチガイエピソードひとつだけ
エロ注意というかマジ気持ち悪いんで注意

2階の階段踊り場で全身真っ黒ダイビングスーツ(ラバースーツ)と顔全く見えない防毒マスクでチンポロだけしてシコってる男が頻繁にいた
真ん中にウンコ座りしてる感じで俺が前通っても無反応で、無心でシコってるだけだから実害はなかったというか何というか
バイトで朝5時過ぎて明るんでからどこからともなく現れる系で1年半くらいで消えた住人かどうかは不明
出典 http://syarecowa.moo.jp/309/11.html

金縛り動画

以前、一度だけどうにも奇妙な体験をしたことがある。

金縛りというものは多くの人が経験してると思うが
あれは脳の錯覚で、本当は寝ているだけなのに、起きていると脳が勘違いをしてしまうために
起こる現象なのだと一般的には言われていて、俺も全くそうだと思う。

じゃあ、金縛りが起きた時、実際にその様子を他者的視点から見たらどう見えるのか。
俺はそのことに興味がわき、実際に自分の寝姿をビデオに撮ることにした。
寝る前にカメラをセットし、寝てる間に金縛りに遭ったと思ったら、朝起きてビデオを確認するという段取りだが
そう都合よく金縛りに遭遇することもなく、始めてから2ヶ月くらいは空振りの日々が続いた。

ある日の夜、ついにそのときが訪れた。
その日は特に疲れたということもなく、今日も空振りだなと特に期待せず眠りについたのだが
眠ってから、感覚的に4時間くらい経って(自分の中では夜中の3時くらい)に
金縛り直前特有の嫌な感覚が襲ってきて、直後に意識が覚醒したと思うと同時に体が硬直。
ついに来たか!という興奮と、冷静になろうとする感情が入り乱れる。

今回の目的は、金縛りになることもそうだが、この状態をいかに長く持続させるかが重要だ。
長時間金縛り状態を保たないと、ビデオを見たときにどこがそれだったのかわからない可能性が高いからだ。
俺はリラックスしすぎないように手や体を動かそうとしながら「やはり動かないな」などと
妙に冷静な状態を保つことができ、金縛りになってから5分くらいは経った感覚があった。

この状態を保つのにも疲れてきて、もうそろそろいいだろうということで、最後の仕上げにかかった。
今回、金縛りに遭うことのほかに、自分の中である計画があった。

金縛り中に思いっきり叫んでみたらどうなるか、だ。

金縛りの最中、思いっきり叫ぶその様子を外から見たらどう見えるのか。
本当に叫んでるのか。それとも叫んだと思っただけで実際には叫んでないのか。
それが知りたかったので俺は金縛りの最後に全身全霊を振り絞って
「うおおおおおおおおおおおおおお!!!!」と叫んでみた。確かに自分では叫べたと思った。
叫んだと同時に力を使い果たし、意識が遠のいて、気がついたら朝になっていた。

その日、妙に体がだるい。
あれだけ気力を振り絞ったのだから当然だともいえるが、本当なら
撮った映像をすぐにでも見たいところだが、とりあえず仕事に出かけ
帰ってきてからビデオを見ることにした。

仕事から帰宅し、いよいよ昨日撮ったビデオを見る。
楽しみだが、まあ恐らくただ自分が寝てる姿が映し出されているだけだろう。
叫んだところがどう映ってるのかが気になるところだ。

カメラをPCに繋ぎ、ファイルを確認する。
ここでちょっとおかしなことに気づいた。

通常、保存された動画は「通し番号.拡張子」となる。
フォルダ内には、数日前から消さずに撮りためた動画ファイル数個と
昨日撮った動画ファイルだけがあるはずだったが、フォルダ内には
「ssggggg34333333333333」「B9めn項sSもp懺れ履水」のようなメチャメチャな名前のファイルが
30個くらいあった。拡張子もない。ダブルクリックしても当然開けない。
ファイルサイズはそれぞれ3KB~550MBくらいまであったが、ためしに動画と同じ拡張子を
つけてダブルクリックしてみても、再生されない。

仕方なく、ちゃんと「通し番号.拡張子」となってるファイルを開くことにした。
通し番号が一番新しいものが昨日撮った映像だろう。更新日時も今朝になっている。

再生が始まり、部屋が映し出される。
角度的には、ベッドで寝てる俺の足元の斜め上から俯瞰で撮っている形だ。
画面の下が一番手前になり、俺の足側、
画面の上が一番奥になり俺の頭側ということになる。
しばらくは何事も起こらなさそうなので早送りをする。ここであれっ、と思った。

この動画の総時間が画面の右下に表示されているのだが、4時間ちょっとしかない。
寝た時間から考えると、7時間くらいあるはずなのだが、妙に短いのだ。

ずっと早送りを続ける。
その間、ベッドで寝ている俺は時折寝返りを打ったり微妙に動いているだけで
何の変化もない。動画の4分の3過ぎたあたり、つまり開始から3時間経ったあたりまで
早送りしたが何の変化もない。しかし、昨日の感覚的に、このあたりで金縛りにあったんじゃないかと予想を立てて、この辺りから通常再生にする。

動画開始から3時間半を過ぎたあたりで、異常が起こった。
先程来と変わらぬ寝返りをうとうとした俺が、寝返りを打つちょうど真ん中あたりで画面が固まった。
具体的に言うと、右手が空中に浮いた状態で画面がそのままになってしまった。

あれ?と思って画面をよく見ると、再生自体は続いている。
経過時間を表す数字も、変わらず進み続けている。画面の中の俺だけが
不自然に腕を空中に静止させたまま、一時停止のように動かないのだ。
もしかしてこれが金縛りなのか?あまりの予想してなかった展開に心臓がバクバクしている。

金縛りとは脳の錯覚ではなかったのか?
実際に体が硬直するものだとは思いもしなかったので、どう捉えていいのかわからないまま
動画は再生を続ける。硬直してから3分、画面は変わらないままだ。

と思ったが、何かおかしい。
この違和感はなんなのか?と疑問に感じているうち、はっと気がついた。
寝てる俺の足元の布団の中から、何か黒いものが出てきている。

あまりにゆっくりとした動きのため気づかなかったのだが
明らかに俺の体じゃないものが俺の足元からなんか出てきている。
やがて、何か出てきているそれは黒い部分のほかに白い部分も見え始めた。
どうやら髪の毛と額のようだ。

人の顔。
人の顔が、俺の足元の布団から逆さまにゆっくりと出てきている。
それに気づいた瞬間、俺は心臓が飛び出そうになった。

もう動画を見るのをやめよう。
そう思ったが、なぜか動画を見るのをやめられない。
手がガタガタ震えているのに、なぜか動画を見ることをやめてはいけないかのように
停止ボタンをクリックすることが出来ない。体の自由が利かない。
起きながらにして金縛りに遭っているかのように。

ついにその「顔」は、半分近く布団からせり出し、目が完全に見えている。
その両目はまったく生気がないが、カメラ越しにこっちを見てるように見える。
そのうち、映像から「ミュンミュンミュン」という金属(ばね?)的な音や「ピシ」「バシ」
という破裂音も聞こえ始めた。
このまま見続けたらやばい、あの顔が全部出てしまったらやばいと直感でそう感じる。

やめてくれ、もう見たくない、やめてくれ!
心の中で叫び続ける。動画の再生時間はもうまもなく終わりに近づいている。
頼む!このまま全てが見える前に動画が終わってくれ!と念じた次の瞬間
信じられないものが画面に映った。画面の端からぬっと現れた人影が
ビデオのスイッチを押して録画を停止させたのだ。

しかし、その画面に映った、録画を停止させた人物は、他ならぬ俺だった。
画面に現れた俺は、無表情のままカメラに手を伸ばし、スイッチを押した。

それを見た俺はもはや恐怖と混乱が頂点に達し、そのまま気を失ってしまった。

気づいたら、PCデスクに突っ伏したまま朝を迎えていたが
モニタ上のフォルダには動画ファイルと謎のファイルがそのまま残っている。
夢ではなかったのだ。

正直、そのファイルを再生する気には2度となれず、動画を消去した上に
カメラもその後処分してしまったのだが、その日は気分が悪く会社も休んでしまった。

あの時俺が見たものは一体なんだったのか。
録画を停止させたのは、まぎれもなく俺だったが、そんな記憶はないし
だとしたら布団で寝てたのは一体誰だったというのか。
そしてあの顔は。

あれ以来俺は一度も金縛りに遭ってない。
出典 http://syarecowa.moo.jp/309/34.html

柿の木

親友が祖母から聞いたという話。
友祖母は若い頃長野の方の田舎で病気がちな母親と住んでいたんだけど、その家の庭には
大きくて立派な柿の木があったらしい。
で、ある秋の夕暮れに、縁側でお茶を飲んでぼーっとしていた時、ふと柿の木に目が行った。
別になんてことも無く熟れ始めた柿の実が幾つかなっているだけだったのだが
妙な事にその枝を見ていたら急になんだかその木で首を吊って死んでみたくなったのだと言う。

悲しい事も嫌な事も全く無いのに、ふとラーメンが無性に食べたくなる様に、自殺したくなったんだと。
そう思ったらいてもたっても居られなくなって、すぐに物置から縄を持ってきて結び、枝に括りつけた。
肺炎患ったの母が居るというのに、その事すら忘れて一心不乱に自殺しようとしていたと語ってたらしい
だが、そしていよいよやろうと言う時にふと柿の実が目に入った。これを取ってからの方が邪魔じゃなくて良いな。
そう思って再び物置へ高枝バサミを取りに行き、5分位探してようやく見つけた。
庭に戻って来て、「さあ死ぬぞ!」と思い柿の木を見た。

自分の母が首を吊っていた。

訳が分からず一瞬呆然としてからハッと正気に戻り、「何やってるの!」と持ってた高枝バサミで慌てて縄を切った。
太い縄なので切るのに時間が掛かったが、母親は微かに息があった。その後医者に連れて行って見てもらい
大事に至らずにすんだと言う。後で何であんな事をしたか問い詰めると、
水が飲みたくて縁側のそばを通った時、あの柿を見て無性に死にたくなったのだと言ったらしい。
結局その後母親は肺炎の病気で死に、友祖母も一昨年肺ガンで亡くなった様なのだが、あの体験は忘れられないと
生前親友に良く語っていたそうな。因みにその柿の木は友祖母が上京してから何年かして枯れてしまったらしい。
発作的に死にたくなるなんて所が何か妙に怖かった。親友は普通に語ってたけど。
後上の方で母親肺炎患ってるって言ってた癖になんで勝手に水飲みに出歩いていたのかは知らん。
親友におかしくね?と言ったのだが確かに祖母はそう言ってたらしいので、勘違いか本当だったのかもしれん。
一応言っておくけど俺の作り話ではない。親友からだから奴が作ったかもしれないけどね
出典 http://syarecowa.moo.jp/309/38.html

のろけ

大学生の時だな、
友達Aに遠距離の彼女が出来たらしくて、まぁ毎日のろけ話のウザいことウザいこと。

そんである日、Aの家で遊んでた時のこと。
午前2時頃だな、Aが眠気に負けて寝落ちしたんだ。
すると俺と同じくAののろけ話に辟易してた別の友達Bが、
「Aの携帯からAの彼女にイタ電しようぜwww」
って言い出した。
今考えるとかなりDQNな行動だし、反省もしてるんだが、お酒が入ってたのもあって、とにかくその時は俺もノリノリだったんだ。

Aの携帯をこっそり開いて、とりあえずはメールでも見てやろうと受信ボックスを開く。
もうね、Aの彼女の名前がずらーっとね。
ちょくちょく摘まんで読んでみたところ、甘々なメールばかり。
送信ボックスも見た。
これまた甘々なメールの数々に俺とB爆笑。
同時に嫉妬の炎が俺達の心の中に燃え上がり、これはもう本当にイタ電するっきゃないとなった。

何故か着信履歴にはAの彼女の名前が無かったので、アドレス帳から探し、発信。
出るかなー、なんてワクワクしてたところ、部屋に謎の着信音が鳴り響いた。

「…お前の携帯?」
Bは言う。
「いや、俺のじゃないよ、Bじゃない?」
その時Aの部屋にいたのは、俺とAとBの三人だ。
俺の携帯じゃない。
Bの携帯でもない。
Aの携帯は今俺が持ってる。
この部屋にもう一台携帯がある筈は無いんだ。

Aの彼女にかけた途端に鳴り出した、謎の携帯。
これが指し示す事実は、まぁ、一つしか無いよな。
音の出所を探す。
Aがいつも持ってる鞄の中から音がしていた。
開けてみると、水色の携帯が一台。

恐る恐る開く。
画面には着信の表示。
Aの名前が出ていた。

「…こいつ何してんだよ」
Bがマジで引いてる。
俺もぞっとして、酔いが醒めたわ。

幸い、Aは起きなかった。
Aの携帯二台からそれぞれ発信、着信履歴を消し、何事も無かったかのように翌朝も振る舞った。
全然眠れなかったけどな。

それ以来、なんとなくAとは疎遠になっていったけど、あれからも何度かのろけ話を聞いた。

大したこと無い話なんだけど、俺的には本当に怖かったです。
出典 http://syarecowa.moo.jp/308/4.html

奇妙なフロア

2週間くらい前に最寄りの駅のデパートに行った時のできごと。
そのデパートは入ってすぐ目の前にエスカレーターがあって左のほうに階段があってフロアの一番奥の方にエレベーターがある。
まぁよくある作りだと思うんだけどそのデパートはちょっと変わってて、何故かそれに加えてフロアの奥、エレベーターよりもっと右の死角になってるとこにも階段があるんだ。
しかもその階段が入口横の階段よりでかくて豪華?っぽい感じになってて従業員用っぽくないんだよね。
んでそのデパートで買い物をして、そろそろ帰ろうって思って近くのエレベーター乗ろうとしたらちょうど扉が閉まって下に降りてっちゃったんだ。
待つのめんどいしエスカレーター乗ろうと思った時にその奥の階段に気付いた。
でも買い物してたのが5階とかでどうしようって悩んでたんだけどせっかちな性格だから階段でさっさと降りようってなってその階段を使った。
その階段の存在は知ってたけどその時初めて使ってさ、その時気付いたんだけど何故か階数が踊り場とかに表示されてないんだよ。
普通でかいデパートとかってあると思うんだけど、ないから仕方なく自分で階数を数えて降りたわけですよ。
やっと一階についたーっとか思ってたら何故かそこは二階だった。フロアの奥だから中まで来てようやく異変に気付いた。
変だな~って思ったけど仕方ないからエスカレーターで一階まで下りて、数え間違えってことにしてその日は帰った。

んで昨日またそのデパートに買い物に行ったんだ。
買い物を済ませて帰ろうと思った時にこの前のことを思い出した。
思い出した時に何故か、やっぱ絶対に数え間違いはしてないだろってムキになってしまってもう一度確かめたくなってまた階段のとこに行った。
それで今回は一階下りたらフロアをしっかり確認することに決めたんだ。わざわざフロアの中に行かなくとも横のエレベーターで確認すればいいし。
とりあえずそういうことで階段を下りていったわけです。

そのときは六階にいたのでそこから始めて、五階に下りたらエレベーターのとこまで行って~、四階に下りたらエレベーターのとこに行って~ってのを繰り返した。
それで三階についた時だった。明らかにおかしかった。
まず天井が他のフロアに比べて異常に低い。恐ろしいほどにすっからかんなフロア。
他のフロアも死角になってる階段付近はがらんとしてるけど三階は異常だった。
というかもっというと、ここ俺の知ってる三階じゃない.....

それでもとりあえず確認しとこうと思ってエレベーターまで行った。
でもそこにはエレベーターは無かった。なにも表示されてないし、ただ空っぽのフロアだった。
その時俺は初めて怖くなった。なんか来ちゃいけないとこに来ちゃったみたいな、異世界みたいだったよ。

あと何故かその空っぽのフロアは明りがついてたんだよね
電気代とかどうなってんだろとかビクビクしながら馬鹿なこと考えてた。
恐怖?っていうのかな、とりあえず動けなくなっちゃってただその場でぐるぐる周りを見回してた。
それで奥のほうに何かがあるのを見つけた。デパートってフロアに柱みたいなのあだろ?
その柱の影に黒っぽいのが横たわってるのが見えるんだ。

最初人かと思って本当に頭が真っ白になったよ。でもよく見たら人にしては小さいし人形?っぽいなって思った。
それでも十分怖いけどさ。それ見つけた時に金縛りが解けるみたいに動けるようになった。
凄い怖かったのに見に行っちゃたんだ。普通逃げると思うんだけどその時は頭になかった。
見なきゃいけないみたいな強迫観念みたいなのにかられてたと思う。
それで柱まできて安堵した。
その黒っぽいのはランドセルだった。

心の底からランドセルかぁ~って安心した。人とか人形とかよりマシだからね。
でもその横にまだ何かあるみたいだった。ランドセルに覆いかぶさってよく見えないから仕方なくランドセルをどかした。
手で触るのが嫌だったから足で軽く蹴る感じでどかした。でも思いのほか強く蹴っちゃったっぽくてランドセルが思いっきり飛んでった。
それでやばいと思ってランドセルを直しに行ったら開いちゃったらしくて中の物が外に出てしまった。

急いで中の物を戻そうと思って見たらそこには上履きとノート一冊があった。
ランドセルの中に上履き?とか思ったけどよく見たら上履きに苗字が書いてあった。
いや、当たり前なんだけどさ、なんか人が使ってたっていうリアル感みたいなのが一気に増してまた固まってしまった。
それでノートの名前欄を見るとその苗字とは違う言葉が書いてあった。
ぐしゃぐしゃで何故か濡れて滲んでたせいでよく読めなかったけどなんとなく「おかあさん」って読めた。
それ見てまた動けるようになって、そういえばランドセルの横にあった物はなんだろうって思ってすぐ振り向いた。

そこには赤いハイヒールと灰色の変な物が数個落ちてた。
でも色々ありすぎて感覚が麻痺してた俺はそれをしっかり確かめたくなった。
近くまで行ってよーく見るとハイヒールの横の灰色の物体は人間の生爪だった。
本気でゾッとして全身の鳥肌が総立ちして、人生で初めて死を覚悟した。
その瞬間にピンポンパンポ~ンみたいな館内アナウンスが響いて、それと同時にダッシュで逃げた。

マジでなんだったのあれ.....
そこでバイトしてる友達いて聞いてみたけどそんな階ねーよって言われた。
どうしよう呪われたりしてないかな......
とりあえず今は階段を前段飛ばしとかして逃げたから足が痛くて死にそうです。

もう一回自分で書いたの読み直して思ったんだけど
なんでおれ階数数えてんの.....?
一階行くならそんなに神経質になって数えなくていいじゃん....
デパ地下はあったけどあの階段からじゃ行けないから普通に下りれば最後は嫌でも一階に到着すんのに
出典 http://syarecowa.moo.jp/308/5.html

moimoi1221
moimoi1221
@moimoi1221

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