しゃばけ(畠中恵)のネタバレ解説・考察まとめ

『しゃばけ』とは、2001年から刊行されている畠中恵によるファンタジー時代小説シリーズ、及びそれを原作としたドラマ、ラジオドラマ、漫画、テレビアニメ等のメディアミックス作品である。江戸有数の大店「長崎屋」の跡取り息子・一太郎と、過保護な妖たちが不可解な事件を解決していく物語が描かれる。多く登場するユニークな妖たちと一太郎との関わりや人の人情や絆が温かく描かれているところが魅力であり、江戸を舞台にした本格ミステリーを楽しむこともできる作品である。

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体が弱く生まれたことで、小さい頃から長くは生きられないと思い、自分がいない方が両親も幸せなのではないかなど考えていた。しかし見越の入道と話したことで、自分には欲望があり、生きたいと願っていることを悟る。
なりそこないと対決することを決めたのも、自分のせいで誰かが犠牲になっていることを見逃せば、心も使いものにならないことになってしまうと考えたからだった。
一太郎はなりそこないと対峙し、自分の内に秘める思いを語り、これまで自分を支え大切に守ってくれた人たちのために「強くなりたいんだ」と話す。

体が弱く、思うように動けなくても、心は強く生きていきたいと願う一太郎の決意が現れた言葉である。

『しゃばけ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

原作小説の公式サイトでわかる設定や時代用語

『しゃばけ』には、新潮社による公式サイトがある。サイト内では、キャラクターの紹介が相関図で表されており、一太郎や周囲のキャラクターたちがどういう関係性なのかを知ることができる。また、アニメ等メディアミックス作品では登場しない人や妖のキャラクターも多く紹介されている。
『しゃばけ』は江戸時代が舞台であるため、時代用語の解説もされている。
さらに一太郎たちが暮らす「長崎屋」の間取り図も見ることができる。事件によって建て直された旧長崎屋と新長崎屋との違いも楽しむことができるようになっている。

アニメオリジナルキャラクターで描かれる人と妖の瞳の差

『しゃばけ』のキャラクターデザインは、『銀魂. 銀ノ魂篇』や『進撃の巨人 The Final Season』などで作画監督を務めた皆川愛香利が担当した。
キャラクターデザインは数人でオーディションが行われ、その中から皆川の絵が選ばれた。
アニメ『しゃばけ』では、妖が人間と同じような姿をしていることが多いため、皆川は人と妖との違いがわかるように妖の「瞳」を特徴的にしていると語っている。
人間は黒目や落ち着いた色味だが、妖怪の瞳は明るい色にして普通の人間とは違う感じとなっている。
佐助や仁吉のような人間に馴染もうとしている妖は、人間ぽさの強い見た目をしているが、思い思いに生きている妖たちは一目で妖とわかるような見た目にしたと語った。

原作小説とは異なる最終話のアニメオリジナルの解釈

アニメではなりそこないを退治したあと、気を失って倒れてしまう。そして一太郎を庇って瓦礫に埋もれてしまっていた仁吉と佐助が少し妖の本性を露わにし、一太郎を連れて帰るというストーリーとなっている。
しかし原作小説では、一太郎がなりそこないを倒した後、さらに仁吉と佐助を助け出すという展開となっていた。
アニメでは、白沢と犬神という強い妖である2人の本来の姿を見ることができる、アニメならではのドラマティックな演出が加えられている。

『しゃばけ』の主題歌・挿入歌

テレビドラマ版

主題歌:Dragon Ash「thought and action」

作詞:kj、作曲、編曲:Dragon Ash

ミクスチャー・ロックバンド「Dragon Ash」によるテレビドラマ版の主題歌。
2007年に放送された『しゃばけ』と2008年に放送された『うそうそ』の両方で使用されている。

テレビアニメ版

OP(オープニング):くじら「いのちのパレヱド」

作詞・作曲:くじら、編曲:knoak

VOCALOIDを使った作品や、yamaやAdoなどのボーカルfeat.作品を制作し、楽曲提供などを行っているくじらによるテレビアニメオープニング曲。

ED(エンディング):KAFUNÉ「脈脈」

作詞・作曲:人生、編曲:Takakuzo

ボーカルの人生とトラックメイカーのTakakuzoによるユニット・KAFUNÉによるテレビアニメのエンディング曲。

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