Dragon Ash(ドラゴン・アッシュ)の徹底解説まとめ
Dragon Ash(ドラゴン・アッシュ)とは降谷建志率いる、日本を代表する6人組ミクスチャーロックバンド。1997年にメジャーデビューし、ROCK IN JAPAN FESTIVALには、初年度から全て出演。ZEEEBRAを客演に迎えた、「Grateful Days」で一躍有名になり、ワールドカップのテーマソング「FANTASISTA」や、「Life goes on」などヒット曲を連発。2017年にはデビュー20周年を迎えた。
Dragon Ashの概要
日本を代表する6人組ミクスチャーロックバンドである。
ロックを軸に、パンク、ヒップホップ、エレクトロニカ、ラテン、レゲエなど、様々なジャンルのエッセンスを取り入れた楽曲が特徴的である。
ボーカルのKJ、ドラムの桜井誠、ベースのIKUZONEで3ピースバンドとして1996年に結成。翌年1997年2月にミニ・アルバム『The day dragged on』でメジャーデビューを果たす。
「Grateful Days」「静かな日々の階段を」「FANTASISTA」などの数多くのヒット曲を持ち、2000年頃にまだ世間にあまり知られていなかったHIPHOPやミクスチャーロックを一躍有名にさせた。
「RUSH BALL」や「京都大作戦」には開催当初からラインナップに名を連ね、「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」では通算7回の出演、2回の大トリを務めている。
オリジナルメンバーのIKÜZÖNEが2012年に急逝するも、翌年再び前進することを決意し、現在も日本の音楽シーンを代表するロックバンドとして活躍している。
Dragon Ashの経歴
1996年にボーカルのKJ、ドラムの桜井誠、ベースのIKUZONEで3ピースバンドとして結成。
1997年
2月21日、ミニ・アルバム『The day dragged on』でデビュー。
10月22日、1stシングル『Rainy Day And Day』を発売。
11月21日、1stアルバム『Mustang!』を発売。
1998年
5月21日、2ndシングル『陽はまたのぼりくりかえす』を発売。ベストアルバム発売の際に公式で行われた最強ソングを決めるファン投票で1位を獲得した。
7月23日、3rdシングル『Under Age's Song』を発売。
9月2日、2ndアルバム『Buzz Songs』を発売。発売当時はランキング上位にならなかったが、99年のブレイクによってロングヒットし70万枚を超える売り上げを記録する。
1999年
サポートメンバーであったBOTSが正式加入。
3月3日、4thシングル『Let yourself go, Let myself go』を発売。70万枚近くの売り上げを記録する。
5月1日、5thシングル『Grateful Days』、6thシングル『I LOVE HIP HOP』を同時リリース。『Grateful Days』はバンド初のオリコン1位を記録し、売り上げ枚数も約90万枚を記録する。
7月23日、3rdアルバム『Viva La Revolution』を発売。約180万枚の売り上げを記録し、アルバムでは初めてオリコン1位を獲得する。
2000年
3月15日、7thシングル『Deep Impact』を発売。
7月12日、8thシングル『Summer Tribe』を発売。
11月29日、9thシングル『Lily's e.p.』を発売。
2001年
3月14日、4thアルバム『LILY OF DA VALLEY』を発売。80万枚を超える売り上げを記録する。
2002年
1月23日、10thシングル『Life goes on』を発売。オリコン週間ランキング2週連続1位を記録する。売り上げ枚数約80万枚で年間シングルセールス4位になる。
3月7日、11thシングル『FANTASISTA』を発売。前作と同じくオリコン週間ランキング2週連続1位を記録する。
2003年
以前からのサポート・メンバーであったHIROKIとDRI-V、ATSUSHIがメンバーとして正式加入。
3月3日、新レーベルMOB SQUADを設立。
6月25日、12thシングル『morrow』を発売。
7月23日、5thアルバム『HARVEST』を発売。オリコン1位を獲得する。
2004年
7月14日、13thシングル『Shade』を発売。
2005年
6月1日、14thシングル『crush the window』を発売。
7月13日、15thシングル『夕凪Union』を発売。
9月7日、6thアルバム『Río de Emoción』を発売。オリコン1位を獲得する。
2006年
7月13日、16thシングル『Ivory』を発売。
7月19日、これまで発売されたすべてのアルバムが、iTunes StoreやMoraなどにて配信開始される。
ただし、アルバム『Viva La Revolution』に収録されている、ZEEBRAと共演した「Grateful Days feat. ACO, ZEEBRA」は権利処理がされていないため、配信されていない。
9月27日、17thシングル『few lights till night』を発売。
12月6日、18thシングル『夢で逢えたら』を発売。
2007年
2月21日、7thアルバム『INDEPENDIENTE』を発売。
9月5日、Dragon Ashデビュー10周年を形にした、バンド初のベスト・アルバムを2枚同時発売。
2008年
6月18日、19thシングル『Velvet Touch』を発売。
12月3日、20thシングル『繋がりSUNSET』を発売。
2009年
2月4日、21stシングル『運命共同体』を発売。
3月4日、8thアルバム『FREEDOM』を発売。アルバム発売を記念してフリーライブが開催された。
6月10日より、シングルがiTunes Storeにて配信開始。ただし「Grateful Days」、「Summer Tribe」は配信されていない。「Deep Impact」は2012年8月22日より、「I LOVE HIP HOP」は同年9月19日より配信を開始。
8月1日、バンド初の試みとして、配信限定シングル『CALLIN'』をROCK IN JAPAN FESTIVAL会場内で先行配信。5日に一般配信。
2010年
6月16日、22ndシングル『AMBITIOUS』を発売。
11月3日、23rdシングル『SPIRIT OF PROGRESS E.P.』を発売。
12月8日、9thアルバム『MIXTURE』を発売。
2012年
4月21日、IKUZONEが急性心不全のため死去。
8月22日、デビュー15周年を記念したベストアルバム『LOUD & PEACE』を発売。
9月19日、IKUZONEが最後に携わった24thシングル『Run to the Sun/Walk with Dreams』を発売。
2013年
5月29日、6人体制でのレコーディング以降初のシングルとなる25thシングル『Here I Am』を発売。
11月27日、26thシングル『Lily』を発売。
2014年
1月15日、10thアルバム『THE FACES』を発売。
5月31日、"Dragon Ash Tour 〜THE SHOW MUST GO ON〜" のファイナル公演を、キャリア初となる日本武道館で開催した。また、2014 年9月17日に、この時の全演奏曲を収録した映像作品『Live Tour THE SHOW MUST GO ON Final At BUDOKAN May 31, 2014』が発売された。
2015年
3月16日、Kjがソロ活動を開始。
9月26日、タワーレコードプレゼンツイベント「Bowline 2015」のキュレーターを務め、15年ぶりに「TMC」を復活させた。
2016年
11月9日、3年ぶりのシングルとなる27thシングル『光りの街』を発売。
2017年
2月21日、デビュー20周年を迎え、記念配信シングル『Mix It Up』をリリース。
5月26日、結成20年目にして初めてテレビ朝日系の音楽番組『ミュージックステーション』に出演し、「Mix It Up」を披露。
5月31日、3年4か月ぶりの11thアルバム『MAJESTIC』を発売。
2019年
7月10日、「Red Bull Air Race Chiba 2019」大会テーマ・ソングとして製作された、およそ2年振りとなる新曲『FLY OVER』を配信限定でリリース
7月19日、KenKenが大麻取締法違反(大麻所持)容疑で逮捕。これを受け翌日、所属するJVCケンウッド・ビクターエンタテインメントでは、彼が制作に携わった楽曲(音源)が含まれる全作品の出荷や配信の全面停止を発表した。
7月24日、サポートベーシストとしてT$UYO$HI(The BONEZ、Pay money To my Pain)を迎え、今夏のフェスおよびイベントに出演することを発表した。
9月11日、配信停止となった新曲「FLY OVER」を、新体制で再録音した『Fly Over feat. T$UYO$HI』として再配信。また、ツアー会場限定でCD盤も販売。内容は本曲が収録されたCDと、Tシャツをパッケージングしたもの。
11月13日、出荷・配信停止となっていた2014年以降の作品の再生産・再配信を開始。但し前述の通り配信停止となった「FLY OVER」は配信されていない。
11月18日、KenKenが不祥事によりサポートから脱退
2020年
2月21日、300を超える楽曲のストリーミング配信開始
9月4日、ワンマンライブ「DRAGON ASH LIVE "DEPARTURE"」を以て、ATSUSHI・DRI-Vが脱退。
2021年
4月14日、配信シングル『エンデヴァー』をリリース。
6月30日、29thシングル『NEW ERA』をリリース。
2022年
4月20日、配信シングル『Tiny World』をリリース。
2023年
2月22日、デビュー25周年を記念して初となるトリビュート・アルバム『25 -A Tribute To Dragon Ash-』をリリース。The BONEZ、ストレイテナー、ACIDMAN、山嵐、PES(ex.RIP SLYME)、10-FEET、MAN WITH A MISSION、04 Limited Sazabys、BRAHMAN、MONGOL800、RED ORCA、ROTTENGRAFFTY、HEY-SMITHの13組が参加。
Dragon Ashのメンバー
降谷建志、Kj(フルヤケンジ、ケージェイ)
東京都出身の1979年2月9日生まれ、B型である。
小学校、中学校を青山学院青山学院中等部、青山学院高等部中退後に代々木高等学校(通信制)に編入学し卒業する。
Dragon Ashではボーカル、ラップ、ギターを担当している。
2001年にはリップスライムのイルマリらと共にSteady&Co.を結成し活動した。
サッカーが好きでBOTSと共に、同じ草サッカーチームに所属し週末には自身もプレーをする。
また俳優としても活動しており、大河ドラマ八重の桜では斎藤一を演じ、2017年には初主演映画『アリーキャット』が公開される。
父親は金田一耕助シリーズなどで有名な俳優の古谷一行で、映画『手紙』で親子共演している。
デビュー当時、それを隠すために芸名は本名の古谷から一文字かえて降谷にした。
タレントのMEGUMIこと古谷仁からの積極的なアプローチをきっかけに、2005年に交際をスタートさせる。
妊娠の発覚をきっかけに2008年7月7日に籍を入れ、翌年2009年2月6日に長男、凪(なぎ)くんが生まれた。
桜井誠(サクライマコト)
東京都出身で1979年2月7日生まれのO型、身長165cmのみずがめ座である。
Dragon Ash結成時からのオリジナルメンバーの1人、ライブではMCを担当することが多い。
メンバーからは「サク」、ファンからは「マコっちゃん」の愛称で親しまれている。
Kjとは青山学院青山学院中等部の中学時代から、DJのBOTSとは高校からの同級生である。
サポートメンバーとして、3年間スケボーキングのドラムを担当をしていた。
HIROKIと共に結成したダンスユニットendive(エンダイブ)としても活動している。
趣味はゲームと料理で料理本を出版しており、ライブやフェスでも「桜井食堂」として出店している。
単独でパチスロ番組への出演もしている。
CSフジテレビ1で放送の『パチスロ旅』で漫画『やんちゃブギ』のモデルとして知られる射駒タケシと共演をしている。
BOTS(ボッツ)
本名は佐藤哲也、1973年5月30日生まれで血液型O型である。
1999年にDragon Ashに加入したが、正規メンバーになる前から、PVやライブに参加していた。
Dragon AshではDJとパーカッション(主にティンバレス)を担当している。
デビュー当時は、ぽっちゃり体型だったが徐々にシャープな体型となる。
年齢は違うが、Kjと桜井とは同級生である。
Kjとは同じ草サッカーチームに所属しており、同チームのキャプテンを務める。
2001年にはKj、リップスライムのイルマリらと共にSteady&Co.を結成し活動していた。
2008年に高校の同級生だった一般女性と結婚している。
HIROKI(ヒロキ)
本名は杉山弘樹、1966年2月9日生まれである。
Dragon Ashに2003年に加入し、ギターを担当している。
1990年代~2011年までミクスチャーバンドStroboのリーダー兼ギタリストとして活動する。
センチメンタルバスのnatsuが所属し活動していたミクスチャーロックバンドDt.や、桜井誠とのダンスユニットendiveを結成する。
2016年には新バンド「Cell no.13」も始動しプロデューサー、楽曲提供などでも活躍した。
DRI-V(ドライブ)
本名は千葉雅紀(ちばよしのり)、1979年2月13日生まれである。
HIROKI、ATSUSHIらと共に2003年に正式加入する。加入のきっかけはリップスライムの紹介である。
ヒップホップ、ブレイキン、パントマイムなどダンスのあらゆる要素を独自の解釈で取り入れて活動。
DRI-V DANCE SCHOOL」として都内でダンスインストラクターとしても活動している。
ATSUSHI(アツシ)
本名は高橋あつし、東京都出身の1979年2月7日生まれ、みずがめ座で血液型はAB型である。
HIROKI、DRI-Vらと共に2003年に正式加入する。為末大に、ヒップホップダンスを教えている。
Dragon Ashの曲の振り付けを担当。RIP SLYMEの紹介で加入。
2009年に生命力の素晴らしさ尊さを伝えていくプロジェクト「POWER of LIFE」を発起し、代表として活動している。
Dragon Ashの元メンバー
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目次 - Contents
- Dragon Ashの概要
- Dragon Ashの経歴
- Dragon Ashのメンバー
- 降谷建志、Kj(フルヤケンジ、ケージェイ)
- 桜井誠(サクライマコト)
- BOTS(ボッツ)
- HIROKI(ヒロキ)
- DRI-V(ドライブ)
- ATSUSHI(アツシ)
- Dragon Ashの元メンバー
- IKÜZÖNE(イクゾーン)
- Dragon Ashのサポートメンバー
- KenKen (ケンケン)
- Dragon Ashのディスコグラフィー
- オリジナルアルバム
- Mustang!
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