NATURAL(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『NATURAL』とは、成田美名子により1995年から2001年にかけて『LaLa』(白泉社)にて連載された少女漫画。ペルーで暮らしていた少年ミゲールは、訳あって9歳の時に山王丸家に養子になり愛情を受けて成長する。高校生になり、バスケットボール部と弓道部を掛け持ちし部活動に打ち込んでいた。そんな中、何者かに線路へ突き落とされる。この事件をきっかけに、ペルー時代の秘密があきらかにしてゆく青春ホームドラマ。部活をする姿や例祭のシーンの緻密なデッサン。そして、登場人物の前向きな姿が丁寧に描かれている。

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山王丸家は巫女の血を引く家系。そのため、理子と同じように第六感が働く。
夫や娘と同様に、ミゲールも実の息子のように愛している。
ミゲールがファビアンにナイフで刺された時、前日に義母が買ってくれた厚手のコートを着ていたおかげで、ナイフが深く刺さりすぎず命を落とさずに済む。

榊原家

榊原 西門(さかきばら さいもん)

5歳の頃に、東京で弓道家で弓道場・修道館を運営している両親の元から、青森の古くからある神社の社家である伯父の家に青森に養子に出された。今は東京で一人暮らしをする大学一年生。
数々の弓道大会で優勝するほどの腕前を持ち、弓道をする西門の姿はミゲールが憧れるほどだ。
東京から青森に養子に出されるまでの2歳からの3年間は、祖父が能役者だったため、子方として能舞台に立っていた。弓道家の実の両親の元には、憲人(けんと)と彩紀(さいき)という兄妹がおり、弓道を通して交流がある。
大学生になってからは東京で一人暮らしをしているが、祭りや神事の際は神主の資格を持っているため神主しか舞えない津軽神楽を舞うために実家に帰る。ミゲール達バスケットボール部部員を招いた祭りの神事の最中に、ミゲールが殺される予知夢を見てからは、その予知夢が頭から離れず常にミゲールを心配をしている。
予知夢を見るミゲールの姉・山王丸理子に好意を寄せていたが、理子の美しい髪に実母の美しい髪を重ねて見ているだけだった。そのことに気づいた西門は、自分のマザコンっぷりにショックを受け想いは断ち切れる。

榊原 高則(さかきばら たかのり)

榊原西門(さかきばらさいもん)の祖父。
弓道の範士八段で、家業である青森の神社は西門の義父である息子の代となり自由に動ける立場。80歳という年齢とは思えないファンキーさで、金髪頭に好きな音楽はラップとレゲエ、西門の洋服を借りて着ていることがありとてもお洒落。病み上がりのため寒い時期は、東京で暮らしている弓道家の娘のもとで暮らしている。その弓道家の娘とは西門の実の母である。
20年前に地元青森の部員数が少ない弱小バスケットボール部を、全国大会にまで導いた名コーチで、西門に連れられて青森にきたミゲールたち志誠高校バスケットボール部の面々の練習を見るようになり、後に正式に志誠高校バスケットボール部のコーチに就任する。鬼コーチではあるが、何かにつけてミゲールたちを気にかけ、お互いに信頼しあっている。

志誠高校(しじょうこうこう)バスケットボール部

堂本 王海(どうもと たかみ)

ミゲールのクラスメイトで志誠高校バスケットボール部に所属している。中学の頃からバスケットボールをしているがバスケットボール歴はたったの1年半だが、なかなかの腕前である。皆を引っ張るリーダー的な存在で、団体競技をためらうミゲールをバスケットボール部に引き込む。
両親は小学校5年の時に離婚し父は行方不明だったが、父親に料理を仕込まれ、仕事に追われる母のために得意の料理を作っている。その腕をいかし、合宿の際は率先して料理をする。ズバズバとものを言うストレートな性格だが人を思う細やかな部分があり、そんな所がミゲールにとって救いになっている。

篠宮 バーノンJr.(しのみや バーノンジュニア)

母は日本人で父親はLA出身のアメリカ人。身長193cmでドレッドヘアーで、浅黒い肌。 友人達からはJR(ジェイアール)と呼ばれている。
インターナショナルスクールから、ミゲールとバスケットボールをするために志誠高校に編入しバスケットボール部に入部した高校1年生。見た目とは裏腹に自分は日本人だと思っているため、外見だけで外国人だと言われると気に入らない。とても陽気なキャラクターで俺様的なところがあるが、自分の価値観を人に押し付けることなく自分の信念に従うタイプ。
幼馴染のアリーシャに一方的に好意を持たれていたが、アリーシャが起こしたミゲール監禁事件から、アリーシャの寂しさを理解するようになり2人の関係は深まる。

大沢 夏生(おおさわ なつみ)

志誠高校1年生、バスケットボール部に所属している。身長181cmで3ポイントシュートが得意。比較的物静かなタイプで、昆虫の採集・飼育、天文学、古代史、写真等々と幅広い趣味を持つ。正反対なタイプの堂本王海とは、小学4年生の時からの幼馴染。
趣味に没頭するがあまり中学の時に「私とハニワのどっちが好きなの。」とつめよられてふられたり、仲間たちには趣味のデパートと呼ばれたりしている。ミゲール達バスケットボール部の4人と青森に合宿に行った後、巡った場所の旅行記を作り皆にプレゼントするほどマメな男だ。

その他

ファビアン

胸の辺りまであるロン毛で、モデルのようなスタイルを持つ。
子供の頃は、リマの治安が悪い旧市街で両親と兄弟と共に暮らしていたが、両親とは違う白人系の顔立ちのせいで父親に実の子供ではないと疑われ、母からも疎まれて育つ。8歳で家を追い出されストリートチルドレンとして闇の組織の仕事や職の斡旋をして、愛情を受けることなく成長した。
ミゲールが日本に来るきっかけとなった銃撃事件で、ミゲールに銃で撃たれるが、そのことがきっかけで闇の組織とは縁が切れる。今は東京で一緒に暮らす女性と共に、お香を使った占いを仕事としよく当たると評判になっている。ぶっきらぼうで言葉は少ないが、捨て犬に懐かれてそのまま放って置けず、家に連れ帰ってしまう優しい一面がある。
ミゲールに対しては、唯一真正面から自分に向き合ってくれる人だと思っているが、愛情を受けて育っていないせいでどう接すればいいかわからない。

アリーシャ

7tjiro-toriyama
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@7tjiro-toriyama

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