貞元響也（LOST JUDGMENT）の徹底解説・考察まとめ

夏目夫妻

有数な資産家で、美希子と真帆の育ての親。養子である彼女達を実の親のように、二人に愛情をかけて育てていた。
彼等の資産を狙った貞元によって真帆共々謀殺されてしまう。

貞元響也の名言・名セリフ／名シーン・名場面

「実は……妻を探して欲しいのです。亡くなった妻を……」

海藤に依頼を出す場面だが、美希子を始末する為の演技だった。

「准、お前……。何をやってるんだ！？1人で何日もほっつき歩いて……」

海藤が准を見つけ出した時の説教。しかし、准には既に反抗的な態度を抱かれていた。

「でも、こういう人間じゃ金儲けはできない。ビジネスチャンスってのは、あちこちに転がってる。しかし……ほとんどの人間はそれを掴むことができない。答えは簡単だ。金と自分、それを最短距離で、しかも最速で繋ぐことができないからさ。世の中の常識だの、煩わしい人間関係だの、そういうものにイチイチこだわる、そんなんだからダメなんだよ。」

自身を殺そうと拳銃を構えている美希子を挑発、准の事を持ち出された途端、美希子の覚悟がブレてしまう。

目的の為なら人間を消す事も躊躇わない、貞元という人間を表した台詞と言えよう。

「よし！残り4人、全員殺ったぜ！大・成・功！」

紅蓮会のメンバーの死亡を確認した際の台詞。ゲームでハイスコアを出したかの様なリアクションで発しており、彼の異常性が垣間見える。

無関係の人間を巻き込んだことに関しても「そこまではさすがの僕でもコントロールできないなぁ」「むしろ憎悪に狂った復讐鬼ならそれくらいしたほうがリアリティがある」と全く悪びれる事なく言い放っている。
ゲーム感覚で大勢の人間を殺し、彼等が死にゆく様を歓喜の声を上げるその姿は、五十嵐のいう悪魔そのものだった。

貞元響也の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

最低最悪の外道キャラクター

救いようのなさと一切の同情の余地がない下劣な人間性が突き抜けており、そんな後腐れのないキャラクター性から、海藤正治の事件簿における最大の黒幕を担うに相応しいとの声も高い。
ジャッジアイズシリーズでサイコパスとの呼び声の高いキャラに、『JUDGE EYES:死神の遺言』の黒岩満や、『LOST JUDGMENT 裁かれざる記憶』の相馬和樹がいるが、貞元の場合は私利私欲の為に無関係の人間を多数巻き込む殺人を平気で行うという黒岩や相馬ですらやらなかった凶行に手を染めている為、彼等以上の危険人物にして絶対悪との評価も上がっている。

小西克幸は尾田純を演じている

貞元を演じた小西克幸は、『龍が如く0 誓いの場所』にて尾田純を演じている。

小田も貞元同様、自分を信頼していた人間を裏切っているが、こちらは最終的に裏切った事に対しての後悔や罪悪感を抱いている。

『0』プレイ済みのプレイヤーからも、小田と同じ声優の発表から黒幕ではないのかと見抜かれていた。