Life Is Strange: Before the Storm(ライフ イズ ストレンジ ビフォア ザ ストーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『ライフ イズ ストレンジ ビフォア ザ ストーム』は、Deck Nine Gamesが開発し、2017年のグローバル版を経て、2018年にスクウェア・エニックスより日本語版が発売されたアドベンチャーゲーム。前作の3年前を舞台に、主人公である16歳の不良少女と学園の人気者の美少女との鮮烈な絆を描く。主人公の毒舌を武器にした交渉術のバックトークを駆使するのが特徴。完璧に見える家族の裏側に潜む闇や思春期の孤独をはじめ、避けられない運命の嵐に立ち向かう2人の切ない物語が展開される。

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デイヴィッドの工具箱の画像。

デイヴィッド・マドセンから車の修理を手伝わされる際に、ガレージで見ることになる彼の愛用品。整然と並ぶ工具は、秩序と規律を重んじる彼の性格を体現しており、自由奔放なクロエを自分の管理下に置こうとする抑圧的な態度の象徴でもある。命じられるままレンチを差し出すか、工具箱に消えない落書きを刻むことで彼の聖域を汚すのか、新しい継父への服従か反抗かを選択する家の中での小さな戦争の象徴。

『Life Is Strange: Before the Storm』(ライフ イズ ストレンジ ビフォア ザ ストーム)の用語

場所・組織

ブラックウェル高校 (Blackwell Academy)

クロエの目の前に佇むブラックウェル高校の校舎。

アルカディア・ベイの崖の上に建つ歴史ある名門私立高校。かつては科学教育の拠点として名を馳せていたが、巨大資本であるプレスコット財団の影響下で、芸術重視のカリキュラムへと急進的な転換を遂げた。同校の美しい校舎の裏側では、最新の芸術設備と老朽化した施設が混在し、変わりゆく学校の指針をめぐって教員や生徒たちの間にも静かな軋轢が生じている。

アルカディア・ベイ (Arcadia Bay)

オレゴン州の美しい海岸線に抱かれた静かな港町。絵画のような風景とは裏腹に街の経済は緩やかに衰退し、地元の名士プレスコット家による独裁的な支配や蔓延する薬物問題が、住民たちの生活に暗い影を落とす。若者たちにとっては、一度捕らわれると抜け出せない美しくも息苦しい袋小路のような場所として描かれている。

製材所 (Sawmill)

奥深い森の中に佇む製材所の廃墟の画像。

街の喧騒から隔絶された森の奥深くに佇む朽ち果てた廃墟。元々は地域の産業を支えた場所だったが、パンクライブに熱狂する若者たちの解放区であり、デイモン・メリックら裏社会の住人たちが闇取引を行う不穏な溜まり場と化している。

オーバールック・パーク (Overlook Park)

オーバールック・パークの画像。

エピソード1でクロエ・プライスとレイチェル・アンバーが授業をサボって訪れる見晴らしの良い公園。物語が大きく動き出す運命の場所。

プレスコット財団

アルカディア・ベイの富と権力を一手に握る街の絶対君主とも言える一族。ネイサン・プレスコットの父ショーン・プレスコットを頂点に、街の近代化やブラックウェル高校への巨額投資を主導しているが、実態は寄付という名の支配に他ならない。経済的な恩恵と引き換えに、警察や市政、教育機関にまで浸透したその影響力は独裁的であり、逆らう者には容赦のない圧力をかける街の闇を象徴する権力構造となっている。

物語を動かす重要な要素

バックトーク (Backtalk)

クロエがスキップを相手にバックトークを展開する場面。

クロエという少女の生き様そのものを体現したスリリングな口喧嘩システム。持ち前の回転の速い頭脳と鋭い毒舌を武器に、相手の言葉の矛盾を突き、感情を逆なですることで力や権力を持つ大人たちを翻弄する。特殊な超能力を持たない彼女にとって、言葉こそが世界をこじ開け、閉塞した状況を切り拓くための唯一にして最大の武器だ。

アンバー家の秘密

ジェームズが隠していたセラ(実母)からレイチェル(娘)に宛てた手紙の画像。

アルカディア・ベイの理想を具現化したようなアンバー家の背後に潜む底知れぬ闇の総称。検事ジェームズ・アンバーが権力の影で行ってきた汚職、存在を抹消された生みの母セラの悲劇の他、レイチェルの出自に隠された残酷な真実のことを指す。

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