Snow Patrol(スノウ・パトロール)の徹底解説まとめ
「Snow Patrol」とは1994年結成の北アイルランド人とスコットランド人によるロックバンド。現メンバーには、ボーカル兼ギターのギャリー・ライトボディを中心に、ネイサン・コノリー(ギター)、ジョニー・マクデイド(キーボード、ギター)で構成されている。2003年発表のアルバム『Final Straw』で商業的成功を収めたほか、2006年発表のアルバム『Eyes Open』に収録された楽曲「Chasing Cars」が世界的にヒット。感情豊かなメロディーと歌詞で幅広い年齢層に支持されている。
You're All I Have
単調なギターリフと同じ歌詞を繰り返す楽曲だと思いきや、ドラマティックなメロディーに心が踊らされる楽曲。ファンの間ではロックナンバーの中で1番人気があるとされており、ライブでも観客との掛け合いで楽しめることが知られている。
Take Back the City
アコースティックギターのリフから始まり、ボーカルにもエフェクトが軽くかけられ、ほかの楽曲とは異なる挑戦がされている楽曲。バンドが演奏する姿とともに、ロンドンの街並みをストップ・モーションで映しているミュージックビデオとなっている。
Called Out in the Dark
シンセサイザーが最後まで前面にでており、ダンスミュージックを意識して制作された楽曲。ミュージックビデオの撮影現場であるのにもかかわらず、ギャリー・ライトボディ抜きで進められて困った表情をみせるなど、コメディ要素が含まれた内容となった。歌詞にもあるとおり、ギャリー・ライトボディの「それでも引き下がらない」姿が、みる人を愉快な気分にさせる。
Snow Patrolの名言・発言
ギャリー・ライトボディ「ウィンストン・チャーチルが鬱を『自分の中の黒い犬』と表現した。僕はそういう獣と一緒に生きていたんだよ。恐怖を克服する唯一の方法は、それに向き合って、打ち解けるっていうこと。そうすれば自分が脅かされることはないからね」
鬱やアルコール依存症に陥っていたギャリー・ライトボディが『テレグラフ』紙のインタビューで語った内容。つらい時期を乗り越えて新たな一歩を踏み出したように力強い言葉となった。
ギャリー・ライトボディ「6年間というのはアルバムのリリース間隔としては途方もない長さだけど、ファンのみんながいつなの?と聞いてくれることは、僕らにとってはすごく有り難いことだ」
7thアルバムのリリースを心待ちにしているファンに向けて、SNSで発信したメッセージ。Snow Patrolがどれほどファンを大切にしているのか感じられる発言となっている。
ギャリー・ライトボディ「自分がみんなを変えるんじゃない。みんなに自分を変えてもらうんだ」
スコットランドの新聞のインタビューで語られたキャリアにおける心境。多くの心に響く歌詞を書いてきたが、「30代まで虚空に向かって必死に心の中で叫びながら生きてきた」としており、周りの力によって支えられてきたことに感謝の気持ちを示した。
ギャリー・ライトボディ「ほかのアーティストにアドバイスをするとしたら、自分の楽曲に対する評価を読まないことだ」
音楽メディアでのインタビューでの発言。Snow Patrolの楽曲について、音楽評論家などからさまざまな評価が飛び交う中で、それを気にしないことがより良い音楽を作る秘訣だと語った。
Snow Patrolの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
日本での人気獲得のきっかけは『テラスハウス』
「Chasing Cars」は、アメリカの人気テレビドラマ『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』の中で起用され、大きな人気を得たが、日本での人気を確立させたきっかけは、フジテレビの番組『テラスハウス』のエンディングで起用されたことだった。それまでも知名度は高かったが、起用後は番組の人気も相まってSnow Patrolというバンドの認知が更に拡大することとなった。
Snow PatrolはU2の正統後継者
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目次 - Contents
- Snow Patrolの概要
- Snow Patrolの活動経歴
- Snow Patrolの原点
- バンド結成からデビューまで
- アルバム『Final Straw』がアメリカとイギリスでヒット
- アルバム『Eyes Open』で世界的な認知を獲得
- ジョニー・クインとポール・ウィルソンが脱退
- Snow Patrolのメンバー
- 現メンバー
- ギャリー・ライトボディ(Gary Lightbody)
- ネイサン・コノリー(Nathan Connolly)
- ジョニー・マクデイド(Johnny McDaid)
- 旧メンバー
- マーク・マクレランド(Mark McClelland)
- トム・シンプソン(Tom Simpson)
- ポール・ウィルソン(Paul Wilson)
- ジョニー・クイン(Jonny Quinn)
- Snow Patrolのディスコグラフィー
- シングル
- 『Little Hide』
- 『One Hundred Things You Should Have Done in Bed』
- 『Velocity Girl/Absolute Gravity』
- 『Starfighter Pilot』
- 『Ask Me How I Am』
- 『One Night Is Not Enough』
- 『Spitting Games』
- 『Run』
- 『Chocolate』
- 『How to Be Dead』
- 『You're All I Have』
- 『Chasing Cars』
- 『Hands Open』
- 『Set the Fire to the Third Bar(featuring Martha Wainwright)』
- 『Open Your Eyes』
- 『Shut Your Eyes』
- 『Signal Fire』
- 『Take Back the City』
- 『Crack the Shutters』
- 『If There's a Rocket Tie Me to It』
- 『The Planets Bend Between Us』
- 『Just Say Yes』
- 『Called Out in the Dark』
- 『This Isn't Everything You Are』
- 『New York』
- 『In the End』
- 『Lifening』
- 『The Lightning Strike(What If This Storm Ends?)』
- 『Don't Give In』
- 『Life on Earth』
- 『What If This Is All the Love You Ever Get?』
- 『Empress』
- アルバム
- 『Songs for Polarbears』
- 『When It's All Over We Still Have to Clear Up』
- 『Final Straw』
- 『Eyes Open』
- 『A Hundred Million Suns』
- 『Fallen Empires』
- 『Wildness』
- 『The Forest Is the Path』
- コンピレーション・アルバム
- 『Up to Now』
- 『Greatest Hits』
- 『Reworked』
- DVD
- ライヴ・アット・サマセット・ハウス
- Snow Patrolの代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- Chasing Cars
- Run
- Chocolate
- Signal Fire
- You're All I Have
- Take Back the City
- Called Out in the Dark
- Snow Patrolの名言・発言
- ギャリー・ライトボディ「ウィンストン・チャーチルが鬱を『自分の中の黒い犬』と表現した。僕はそういう獣と一緒に生きていたんだよ。恐怖を克服する唯一の方法は、それに向き合って、打ち解けるっていうこと。そうすれば自分が脅かされることはないからね」
- ギャリー・ライトボディ「6年間というのはアルバムのリリース間隔としては途方もない長さだけど、ファンのみんながいつなの?と聞いてくれることは、僕らにとってはすごく有り難いことだ」
- ギャリー・ライトボディ「自分がみんなを変えるんじゃない。みんなに自分を変えてもらうんだ」
- ギャリー・ライトボディ「ほかのアーティストにアドバイスをするとしたら、自分の楽曲に対する評価を読まないことだ」
- Snow Patrolの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 日本での人気獲得のきっかけは『テラスハウス』
- Snow PatrolはU2の正統後継者
- メタルバンドを聴いていた10代のギャリー・ライトボディ
- ギャリー・ライトボディがテイラー・スウィフトと共演