Snow Patrol(スノウ・パトロール)の徹底解説まとめ
「Snow Patrol」とは1994年結成の北アイルランド人とスコットランド人によるロックバンド。現メンバーには、ボーカル兼ギターのギャリー・ライトボディを中心に、ネイサン・コノリー(ギター)、ジョニー・マクデイド(キーボード、ギター)で構成されている。2003年発表のアルバム『Final Straw』で商業的成功を収めたほか、2006年発表のアルバム『Eyes Open』に収録された楽曲「Chasing Cars」が世界的にヒット。感情豊かなメロディーと歌詞で幅広い年齢層に支持されている。
2012年2月13日発売
1. In the End
デジタルダウンロード向けのシングルで、6thアルバム『Fallen Empires』に収録されている。子どものころの気持ちを歌った楽曲で、魔法がかかったような想像の世界をシンセサイザーの不思議なエフェクトとギター、落ち着きがありながら荒々しさもある独特なボーカルで表現した。
『Lifening』
2012年7月3日発売
1. Lifening
妹が出産したあとにギャリー・ライトボディが書いた楽曲として知られている。彼は「“自分の体内時計”が自身に子どもを持つ時期が来たことを告げていると感じた。人生で実際に何を望んでいるかを、それを見いだすための手段(楽曲)でもある」と述べている。
『The Lightning Strike(What If This Storm Ends?)』
2013年2月25日発売
1. What If This Storm Ends?
2. The Sunlight Through the Flags
3. Daybreak
もともとアルバム『A Hundred Million Suns』にのみ収録されシングル化される予定はなかったものの、独特なアニメーションなどが使われるライブパフォーマンスなどで人気を博し、SNSなどでもMVが公開されるに至った。なお、コンピレーション・アルバム『Greatest Hits』にも収録されている。
『Don't Give In』
2018年4月21日発売
1. Don't Give In
アコースティックソングとしてクリアなサウンドで作られていながら、「諦めないで. そんな簡単にやめず、限界でも全力を尽くすんだ」と力強いメッセージが込められた楽曲。ギャリー・ライトボディのうつ病やアルコール依存症の経験を基に書かれた。
『Life on Earth』
2018年4月12日発売
1. Life on Earth
歌詞を書くことのスランプに陥っていたギャリー・ライトボディが復活後に書いた1曲。夢のような雰囲気でゆっくりと展開するイントロ・Aメロから、盛り上がりが一気に高まるサビへと進むなど、Snow Patrolだけが表現できるようなメロディーが存分に楽しめる。
『What If This Is All the Love You Ever Get?』
2018年11月9日発売
1. What If This Is All the Love You Ever Get?
ほとんどがピアノとボーカルのみのバラード曲になっており、ギャリー・ライトボディの感情豊かな歌声の良さが最も感じられる楽曲の1つ。歌詞もシンプルで覚えやすく耳に残ることでファンからも支持を得ている。
『Empress』
2018年5月10日発売
1. Empress
力強いリズムとともにクリーンのエレキギター、アコースティックギターを軽やかに鳴らしたバンドサウンドが特徴的な楽曲。シンセサイザーなども効果的に取り入れられており、独特な世界観を作り上げている。
アルバム
『Songs for Polarbears』
1998年8月31日発売
1. Downhill from Here
2. Starfighter Pilot
3. The Last Shot Ringing in My Ears
4. Absolute Gravity
5. Get Balsamic Vinegar...Quick You Fool
6. Mahogany
7. NYC
8. Little Hide
9. Make Up
10. Velocity Girl
11. Days Without Paracetamol
12. Fifteen Minutes Old
13. Favourite Friend
14. One Hundred Things You Should Have Done in Bed
Snow Patrolは前身バンドのPolarbearsから改名して生まれたことで知られている。Polarbears時代に作られた曲の数々が収録されているインディーズ時代のアルバムで、発売当時は商業的に成功しなかった。イギリスのアルバムチャート143位。
しかし、再リリースされてからは大きな人気を得て、2007年6月15日に「英国レコード産業協会(BPI)」から売上認定のゴールド賞が与えられた。
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目次 - Contents
- Snow Patrolの概要
- Snow Patrolの活動経歴
- Snow Patrolの原点
- バンド結成からデビューまで
- アルバム『Final Straw』がアメリカとイギリスでヒット
- アルバム『Eyes Open』で世界的な認知を獲得
- ジョニー・クインとポール・ウィルソンが脱退
- Snow Patrolのメンバー
- 現メンバー
- ギャリー・ライトボディ(Gary Lightbody)
- ネイサン・コノリー(Nathan Connolly)
- ジョニー・マクデイド(Johnny McDaid)
- 旧メンバー
- マーク・マクレランド(Mark McClelland)
- トム・シンプソン(Tom Simpson)
- ポール・ウィルソン(Paul Wilson)
- ジョニー・クイン(Jonny Quinn)
- Snow Patrolのディスコグラフィー
- シングル
- 『Little Hide』
- 『One Hundred Things You Should Have Done in Bed』
- 『Velocity Girl/Absolute Gravity』
- 『Starfighter Pilot』
- 『Ask Me How I Am』
- 『One Night Is Not Enough』
- 『Spitting Games』
- 『Run』
- 『Chocolate』
- 『How to Be Dead』
- 『You're All I Have』
- 『Chasing Cars』
- 『Hands Open』
- 『Set the Fire to the Third Bar(featuring Martha Wainwright)』
- 『Open Your Eyes』
- 『Shut Your Eyes』
- 『Signal Fire』
- 『Take Back the City』
- 『Crack the Shutters』
- 『If There's a Rocket Tie Me to It』
- 『The Planets Bend Between Us』
- 『Just Say Yes』
- 『Called Out in the Dark』
- 『This Isn't Everything You Are』
- 『New York』
- 『In the End』
- 『Lifening』
- 『The Lightning Strike(What If This Storm Ends?)』
- 『Don't Give In』
- 『Life on Earth』
- 『What If This Is All the Love You Ever Get?』
- 『Empress』
- アルバム
- 『Songs for Polarbears』
- 『When It's All Over We Still Have to Clear Up』
- 『Final Straw』
- 『Eyes Open』
- 『A Hundred Million Suns』
- 『Fallen Empires』
- 『Wildness』
- 『The Forest Is the Path』
- コンピレーション・アルバム
- 『Up to Now』
- 『Greatest Hits』
- 『Reworked』
- DVD
- ライヴ・アット・サマセット・ハウス
- Snow Patrolの代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- Chasing Cars
- Run
- Chocolate
- Signal Fire
- You're All I Have
- Take Back the City
- Called Out in the Dark
- Snow Patrolの名言・発言
- ギャリー・ライトボディ「ウィンストン・チャーチルが鬱を『自分の中の黒い犬』と表現した。僕はそういう獣と一緒に生きていたんだよ。恐怖を克服する唯一の方法は、それに向き合って、打ち解けるっていうこと。そうすれば自分が脅かされることはないからね」
- ギャリー・ライトボディ「6年間というのはアルバムのリリース間隔としては途方もない長さだけど、ファンのみんながいつなの?と聞いてくれることは、僕らにとってはすごく有り難いことだ」
- ギャリー・ライトボディ「自分がみんなを変えるんじゃない。みんなに自分を変えてもらうんだ」
- ギャリー・ライトボディ「ほかのアーティストにアドバイスをするとしたら、自分の楽曲に対する評価を読まないことだ」
- Snow Patrolの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 日本での人気獲得のきっかけは『テラスハウス』
- Snow PatrolはU2の正統後継者
- メタルバンドを聴いていた10代のギャリー・ライトボディ
- ギャリー・ライトボディがテイラー・スウィフトと共演