Snow Patrol(スノウ・パトロール)の徹底解説まとめ
「Snow Patrol」とは1994年結成の北アイルランド人とスコットランド人によるロックバンド。現メンバーには、ボーカル兼ギターのギャリー・ライトボディを中心に、ネイサン・コノリー(ギター)、ジョニー・マクデイド(キーボード、ギター)で構成されている。2003年発表のアルバム『Final Straw』で商業的成功を収めたほか、2006年発表のアルバム『Eyes Open』に収録された楽曲「Chasing Cars」が世界的にヒット。感情豊かなメロディーと歌詞で幅広い年齢層に支持されている。
2008年10月5日発売
1. Take Back the City
2. The Afterlife
ギャリー・ライトボディが作詞・作曲を手掛け、故郷のベルファストへの愛が歌われている。アイルランドではシングルチャート5位、イギリスではシングルチャート10位にランクインするなど、各国で大ヒットを果たした。
『Crack the Shutters』
2008年12月12日発売
1. Crack the Shutters
2. Cubicles
ギャリー・ライトボディが「これまで書いた楽曲の中でも最も純粋なラブソングだ」と語っており、キーボードとボーカルのAメロから、Bメロ抜きのサビに入り、ストリングスとギター、ベース、ドラムが入ってくる壮大なバラード曲となっている。
オランダのシングルチャートではトップ20、スウェーデンとドイツでもシングルチャートでトップ30、ビルボードのトリプルAチャートでは1位を獲得するなど、世界的に成功を収めた。
『If There's a Rocket Tie Me to It』
2009年3月8日発売
1. If There's a Rocket Tie Me to It
2. In a Dream I Saw Satellites
5thアルバム『A Hundred Million Suns』に収録されているシングルで、ギャリー・ライトボディが作詞し、Snow Patrolが作曲。ネガティブな感情などからの脱却を目指し、人間関係のしがらみから解放された愛を発見することについて書かれている。
心に関する楽曲であることから、感情などを表現したようなキーボードのエフェクトが加えられており、批評家からは高い評価を受けているが、イギリスのシングルチャートではトップ100入りを果たせず、他国でもチャートインすることはなかった。
『The Planets Bend Between Us』
2009年5月24日発売
1. The Planets Bend Between Us(single version)
ベルファストにあるギャリー・ライトボディのビーチハウスについて書いた1曲。このシングルはアルバムバージョンを再加工したもので、デジタルダウンロードのみでリリースされた。
「冬のビーチにいるとほかに誰もいないんだ。強風が吹き、横から雨が降っているのに、風に向かって叫ぶことに何かの救いがあると感じるんだ」と語っており、その情景が思い浮かぶような楽曲になっている。
『Just Say Yes』
2009年10月23日発売
1. Just Say Yes
2. Just Say Yes(Thin White Duke Mix)(Edit)
シンセサイザーでイントロが始まるなど、これまでのSnow Patrolの楽曲の中でも新しい挑戦をしたものの1つ。ドラムのジョニー・クインもバンドが発展するための曲だったと話している。“誰かを愛し過ぎているのに、相手が自分と同じほどの情熱を示さないことに腹を立てること”について歌っている。
『Called Out in the Dark』
2011年9月2日発売
1. Called Out in the Dark
2. Fallen Empires
3. My Brothers
4. I'm Ready
アパレルショップで流されるようなダンスミュージックが特徴的なシングル。安定して続くアコースティックギターのリフから始まり、ドラムのダンスのビートで心も躍るような楽曲に仕上がっている。
『This Isn't Everything You Are』
2011年10月14日発売
1. This Isn't Everything You Are(album version)
6thアルバム『Fallen Empires』からの2枚目のシングルで、デジタルダウンロード向けに発売。これ以前のエレクトロニカルな要素の楽曲リリース経て、彼らが伝統的なサウンドに回帰し、軽快なアンセムとなっている。
『New York』
2011年12月20日発売
1. New York
デジタルダウンロードで発売されたシングル。ギャリー・ライトボディには好意を寄せていた女性がNew Yorkにいたが、「同じ場所にいたことは1度もなかった」と遠距離恋愛の気持ちを書いた楽曲だとしており、ロマンチックかつ哀愁漂うメロディーが特徴的だ。
『In the End』
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目次 - Contents
- Snow Patrolの概要
- Snow Patrolの活動経歴
- Snow Patrolの原点
- バンド結成からデビューまで
- アルバム『Final Straw』がアメリカとイギリスでヒット
- アルバム『Eyes Open』で世界的な認知を獲得
- ジョニー・クインとポール・ウィルソンが脱退
- Snow Patrolのメンバー
- 現メンバー
- ギャリー・ライトボディ(Gary Lightbody)
- ネイサン・コノリー(Nathan Connolly)
- ジョニー・マクデイド(Johnny McDaid)
- 旧メンバー
- マーク・マクレランド(Mark McClelland)
- トム・シンプソン(Tom Simpson)
- ポール・ウィルソン(Paul Wilson)
- ジョニー・クイン(Jonny Quinn)
- Snow Patrolのディスコグラフィー
- シングル
- 『Little Hide』
- 『One Hundred Things You Should Have Done in Bed』
- 『Velocity Girl/Absolute Gravity』
- 『Starfighter Pilot』
- 『Ask Me How I Am』
- 『One Night Is Not Enough』
- 『Spitting Games』
- 『Run』
- 『Chocolate』
- 『How to Be Dead』
- 『You're All I Have』
- 『Chasing Cars』
- 『Hands Open』
- 『Set the Fire to the Third Bar(featuring Martha Wainwright)』
- 『Open Your Eyes』
- 『Shut Your Eyes』
- 『Signal Fire』
- 『Take Back the City』
- 『Crack the Shutters』
- 『If There's a Rocket Tie Me to It』
- 『The Planets Bend Between Us』
- 『Just Say Yes』
- 『Called Out in the Dark』
- 『This Isn't Everything You Are』
- 『New York』
- 『In the End』
- 『Lifening』
- 『The Lightning Strike(What If This Storm Ends?)』
- 『Don't Give In』
- 『Life on Earth』
- 『What If This Is All the Love You Ever Get?』
- 『Empress』
- アルバム
- 『Songs for Polarbears』
- 『When It's All Over We Still Have to Clear Up』
- 『Final Straw』
- 『Eyes Open』
- 『A Hundred Million Suns』
- 『Fallen Empires』
- 『Wildness』
- 『The Forest Is the Path』
- コンピレーション・アルバム
- 『Up to Now』
- 『Greatest Hits』
- 『Reworked』
- DVD
- ライヴ・アット・サマセット・ハウス
- Snow Patrolの代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- Chasing Cars
- Run
- Chocolate
- Signal Fire
- You're All I Have
- Take Back the City
- Called Out in the Dark
- Snow Patrolの名言・発言
- ギャリー・ライトボディ「ウィンストン・チャーチルが鬱を『自分の中の黒い犬』と表現した。僕はそういう獣と一緒に生きていたんだよ。恐怖を克服する唯一の方法は、それに向き合って、打ち解けるっていうこと。そうすれば自分が脅かされることはないからね」
- ギャリー・ライトボディ「6年間というのはアルバムのリリース間隔としては途方もない長さだけど、ファンのみんながいつなの?と聞いてくれることは、僕らにとってはすごく有り難いことだ」
- ギャリー・ライトボディ「自分がみんなを変えるんじゃない。みんなに自分を変えてもらうんだ」
- ギャリー・ライトボディ「ほかのアーティストにアドバイスをするとしたら、自分の楽曲に対する評価を読まないことだ」
- Snow Patrolの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 日本での人気獲得のきっかけは『テラスハウス』
- Snow PatrolはU2の正統後継者
- メタルバンドを聴いていた10代のギャリー・ライトボディ
- ギャリー・ライトボディがテイラー・スウィフトと共演