Snow Patrol(スノウ・パトロール)の徹底解説まとめ
「Snow Patrol」とは1994年結成の北アイルランド人とスコットランド人によるロックバンド。現メンバーには、ボーカル兼ギターのギャリー・ライトボディを中心に、ネイサン・コノリー(ギター)、ジョニー・マクデイド(キーボード、ギター)で構成されている。2003年発表のアルバム『Final Straw』で商業的成功を収めたほか、2006年発表のアルバム『Eyes Open』に収録された楽曲「Chasing Cars」が世界的にヒット。感情豊かなメロディーと歌詞で幅広い年齢層に支持されている。
ギターを担当。1981年1月20日生まれ、北アイルランド・ベルファスト出身。16歳のときにベルファストの教会のゴスペル聖歌隊で歌ったことから音楽に感化され、これがミュージシャンを目指すきっかけとなった。イギリスのロックバンドのギタリストらしく、クリーンギターを主体にリバーブやディレイをかけてボーカルを引き立てる役割を果たしている。
ジョニー・マクデイド(Johnny McDaid)
キーボードとギターを担当。1976年7月24日生まれ、北アイルランド・デリー出身。Snow Patrolでキーボードとバッキングギターを務めているほか、作詞や作曲の能力も高く、楽曲制作にも多く携わっている。
シンガーソングライターのエド・シーランの楽曲「Photograph」や「Bloodstream」も共作したことでも知られており、独自のスタイルでバンドを支える人物となっている。
旧メンバー
マーク・マクレランド(Mark McClelland)
ベースとキーボード、ピアノを担当。1976年3月30日生まれ、北アイルランド・ダウンパトリック出身。ギャリー・ライトボディ、マイケル・モリソンの大学の同級生で、Snow Patrolの初期メンバーだった。2005年3月には、ほかのメンバーとの人間関係が悪化。それを理由に解雇されている。
トム・シンプソン(Tom Simpson)
キーボード、ピアノ、サンプリングを担当。1972年1月7日生まれ、スコットランド・ダンディー出身。ダンディー大学の美術学校、ダンカン・オブ・ジョーダンストーン芸術デザイン大学を卒業し、デッサンと絵画の学位を取得するなど、音楽だけでなくほかのアーティスティックな顔も持ち合わせる。
1995年からSnow Patrolのツアーバンドのメンバーとしてサポートを続け、2005年3月に正式なメンバーとして加入。エレクトロな世界観を生みだすSnow Patrolを、キーボードで大きく支えた。
ポール・ウィルソン(Paul Wilson)
ベースを担当。1978年10月20日生まれ、スコットランド・キンロックリーバン出身。2000年から2005年にかけてグラスゴーのバンドTerra Diabloでギターを演奏していたほか、ピアノも演奏することができ、複数楽器を弾けることで知られている。
Snow Patrolからマーク・マクレランドが脱退したことで、ギャリー・ライトボディが声をかけたことをきっかけにギターからベースに転向、正式にメンバーとして加入することとなった。
ジョニー・クイン(Jonny Quinn)
ドラムを担当。1972年2月26日生まれ、北アイルランド・バンガー出身。前身バンドPolarbearからSnow Patrolに改名した時期にドラムとして加入した。
超絶テクニックがあるわけではないが、確実かつタイトなドラミングでバンドのリズムとグルーブを生みだし、2023年にバンドを脱退するまで全てのレコードのリリース、ツアーに参加してきた人物だ。
Snow Patrolのディスコグラフィー
シングル
『Little Hide』
1998年2月16日発売
1. Little Hide
2. Sticky Teenage Twin
3. Limited Edition
4. Jj
1stアルバム『Songs for Polarbears』に収録されたシングルで、前身バンドのPolarbearsからSnow Patrolに改名することになったことが分かる音声を、楽曲の冒頭で聞くことができる。
荒々しいバンドサウンドと加工されたボーカルで、最新アルバムなどしか聴いたことがない人にとっては別のバンドに思えてしまうとファンの間で言われている1曲だ。
『One Hundred Things You Should Have Done in Bed』
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目次 - Contents
- Snow Patrolの概要
- Snow Patrolの活動経歴
- Snow Patrolの原点
- バンド結成からデビューまで
- アルバム『Final Straw』がアメリカとイギリスでヒット
- アルバム『Eyes Open』で世界的な認知を獲得
- ジョニー・クインとポール・ウィルソンが脱退
- Snow Patrolのメンバー
- 現メンバー
- ギャリー・ライトボディ(Gary Lightbody)
- ネイサン・コノリー(Nathan Connolly)
- ジョニー・マクデイド(Johnny McDaid)
- 旧メンバー
- マーク・マクレランド(Mark McClelland)
- トム・シンプソン(Tom Simpson)
- ポール・ウィルソン(Paul Wilson)
- ジョニー・クイン(Jonny Quinn)
- Snow Patrolのディスコグラフィー
- シングル
- 『Little Hide』
- 『One Hundred Things You Should Have Done in Bed』
- 『Velocity Girl/Absolute Gravity』
- 『Starfighter Pilot』
- 『Ask Me How I Am』
- 『One Night Is Not Enough』
- 『Spitting Games』
- 『Run』
- 『Chocolate』
- 『How to Be Dead』
- 『You're All I Have』
- 『Chasing Cars』
- 『Hands Open』
- 『Set the Fire to the Third Bar(featuring Martha Wainwright)』
- 『Open Your Eyes』
- 『Shut Your Eyes』
- 『Signal Fire』
- 『Take Back the City』
- 『Crack the Shutters』
- 『If There's a Rocket Tie Me to It』
- 『The Planets Bend Between Us』
- 『Just Say Yes』
- 『Called Out in the Dark』
- 『This Isn't Everything You Are』
- 『New York』
- 『In the End』
- 『Lifening』
- 『The Lightning Strike(What If This Storm Ends?)』
- 『Don't Give In』
- 『Life on Earth』
- 『What If This Is All the Love You Ever Get?』
- 『Empress』
- アルバム
- 『Songs for Polarbears』
- 『When It's All Over We Still Have to Clear Up』
- 『Final Straw』
- 『Eyes Open』
- 『A Hundred Million Suns』
- 『Fallen Empires』
- 『Wildness』
- 『The Forest Is the Path』
- コンピレーション・アルバム
- 『Up to Now』
- 『Greatest Hits』
- 『Reworked』
- DVD
- ライヴ・アット・サマセット・ハウス
- Snow Patrolの代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- Chasing Cars
- Run
- Chocolate
- Signal Fire
- You're All I Have
- Take Back the City
- Called Out in the Dark
- Snow Patrolの名言・発言
- ギャリー・ライトボディ「ウィンストン・チャーチルが鬱を『自分の中の黒い犬』と表現した。僕はそういう獣と一緒に生きていたんだよ。恐怖を克服する唯一の方法は、それに向き合って、打ち解けるっていうこと。そうすれば自分が脅かされることはないからね」
- ギャリー・ライトボディ「6年間というのはアルバムのリリース間隔としては途方もない長さだけど、ファンのみんながいつなの?と聞いてくれることは、僕らにとってはすごく有り難いことだ」
- ギャリー・ライトボディ「自分がみんなを変えるんじゃない。みんなに自分を変えてもらうんだ」
- ギャリー・ライトボディ「ほかのアーティストにアドバイスをするとしたら、自分の楽曲に対する評価を読まないことだ」
- Snow Patrolの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 日本での人気獲得のきっかけは『テラスハウス』
- Snow PatrolはU2の正統後継者
- メタルバンドを聴いていた10代のギャリー・ライトボディ
- ギャリー・ライトボディがテイラー・スウィフトと共演