Snow Patrol(スノウ・パトロール)の徹底解説まとめ

「Snow Patrol」とは1994年結成の北アイルランド人とスコットランド人によるロックバンド。現メンバーには、ボーカル兼ギターのギャリー・ライトボディを中心に、ネイサン・コノリー(ギター)、ジョニー・マクデイド(キーボード、ギター)で構成されている。2003年発表のアルバム『Final Straw』で商業的成功を収めたほか、2006年発表のアルバム『Eyes Open』に収録された楽曲「Chasing Cars」が世界的にヒット。感情豊かなメロディーと歌詞で幅広い年齢層に支持されている。

1988年5月11日発売
1. One Hundred Things You Should Have Done in Bed
2. My Last Girlfriend
3. T.M.T
4. I Could Stay Away Forever
ロックな楽曲でありながら1stシングルとは異なり、クランチの効いたギターでポップな要素も加えられている。イギリスのシングルチャートで最高157位にランクインし、バンドとしては初めてシングルがチャートインした楽曲となった。
『Velocity Girl/Absolute Gravity』

1998年11月9日発売
1. Velocity Girl(Sell Out Edit)
2. Absolute Gravity
3. When You're Right, You're Right(Darth Vader Bringing in His Washing Mix)
3枚目のシングルで両A面としてリリースされ、イギリスで最高177位にランクイン。U2などから影響を受けたことが、「Velocity Girl」と「Absolute Gravity」のいずれからも分かる。
『Starfighter Pilot』

1997年6月15日発売
1. Starfighter Pilot
2. Holy Cow
3. Safety
Polarbearのときにリリースされたシングルで、のちに1stアルバム『Songs for Polarbears』に収録。“ザ・UKロック”のような楽曲で、Polarbearの中で最も人気の高いシングル。EPはファンやコレクターからも人気が高く、高値で取引されるほどとなった。サイケデリックなサウンドが使われており、のちのバンドの原型となったシングルともいわれている。
『Ask Me How I Am』

2000年11月20日発売
1. Ask Me How I Am
2. In Command of Cars
3. Talk to the Trees
2ndアルバム『When It's All Over We Still Have To Clear Up』のリード・シングルとしてリリース。イギリスのシングルチャートで96位にランクインしたほか、北アイルランドの主要日刊紙の1つ『News Letter』に、シンプルなコード進行でファンキーなビートが感じられる楽曲だと評価されている。
『One Night Is Not Enough』
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2001年3月5日発売
1. One Night Is Not Enough
2. Monkey Mobe
3. Workwear Shop
2ndアルバム『When It's All Over We Still Have To Clear Up』に収録されたシングル。イギリスの音楽・映画・ゲーム・カルチャーのWebサイトNMEからはネガティブな評価を受けたが、のちのヒットシングル「Run」に似た曲調で、コアなファンから愛されている。
『Spitting Games』

2003年9月15日発売
1. Spitting Games
2. Steal
3. Brave
3rdアルバム『Final Straw』を引っ提げて開催したFinal Strawツアー中に、リリースしたシングルで、英国レコード業界紙からは“UKバンドらしいギターサウンド”、“ほろ苦いメロディー”であると高い評価を受けた。UKバンドの楽曲によくあるギターサウンドが聴け、渋いボーカルで独自の世界観をだしている。
『Run』

2004年1月26日発売
1. Run(Revised)
2. Post Punk Progression
3rdアルバム『Final Straw』に収録されたシングルで、UKポップのパワーバラードと呼ばれ、批評家から高い評価を受けた。曲調が似ているColdplayの楽曲「Yellow」とも比較されることが多く大ヒットとなった。オーストリア、アイルランド、ポルトガル、イギリスのチャートで1位を獲得し、それらの国では史上最速の販売ダウンロード数を記録した。
『Chocolate』
2004年4月12日発売
1. Chocolate
2. Run(Jackknife Lee Remix)
3. One Night Is Not Enough(Live at the Liquid Rooms)
Snow Patrolでは珍しくメンバー全員で作曲されたシングルで、歌詞はリードボーカリストのギャリー・ライトボディが担当。楽曲の雰囲気がColdplayやStarsailorと似ていることからしばしば比較されることが多く、その上で批評家の一部からはネガティブな評価を受けているが、ライブでよく演奏されるキャッチーな楽曲としてファンからは支持を得ている。
『How to Be Dead』
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目次 - Contents
- Snow Patrolの概要
- Snow Patrolの活動経歴
- Snow Patrolの原点
- バンド結成からデビューまで
- アルバム『Final Straw』がアメリカとイギリスでヒット
- アルバム『Eyes Open』で世界的な認知を獲得
- ジョニー・クインとポール・ウィルソンが脱退
- Snow Patrolのメンバー
- 現メンバー
- ギャリー・ライトボディ(Gary Lightbody)
- ネイサン・コノリー(Nathan Connolly)
- ジョニー・マクデイド(Johnny McDaid)
- 旧メンバー
- マーク・マクレランド(Mark McClelland)
- トム・シンプソン(Tom Simpson)
- ポール・ウィルソン(Paul Wilson)
- ジョニー・クイン(Jonny Quinn)
- Snow Patrolのディスコグラフィー
- シングル
- 『Little Hide』
- 『One Hundred Things You Should Have Done in Bed』
- 『Velocity Girl/Absolute Gravity』
- 『Starfighter Pilot』
- 『Ask Me How I Am』
- 『One Night Is Not Enough』
- 『Spitting Games』
- 『Run』
- 『Chocolate』
- 『How to Be Dead』
- 『You're All I Have』
- 『Chasing Cars』
- 『Hands Open』
- 『Set the Fire to the Third Bar(featuring Martha Wainwright)』
- 『Open Your Eyes』
- 『Shut Your Eyes』
- 『Signal Fire』
- 『Take Back the City』
- 『Crack the Shutters』
- 『If There's a Rocket Tie Me to It』
- 『The Planets Bend Between Us』
- 『Just Say Yes』
- 『Called Out in the Dark』
- 『This Isn't Everything You Are』
- 『New York』
- 『In the End』
- 『Lifening』
- 『The Lightning Strike(What If This Storm Ends?)』
- 『Don't Give In』
- 『Life on Earth』
- 『What If This Is All the Love You Ever Get?』
- 『Empress』
- アルバム
- 『Songs for Polarbears』
- 『When It's All Over We Still Have to Clear Up』
- 『Final Straw』
- 『Eyes Open』
- 『A Hundred Million Suns』
- 『Fallen Empires』
- 『Wildness』
- 『The Forest Is the Path』
- コンピレーション・アルバム
- 『Up to Now』
- 『Greatest Hits』
- 『Reworked』
- DVD
- ライヴ・アット・サマセット・ハウス
- Snow Patrolの代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- Chasing Cars
- Run
- Chocolate
- Signal Fire
- You're All I Have
- Take Back the City
- Called Out in the Dark
- Snow Patrolの名言・発言
- ギャリー・ライトボディ「ウィンストン・チャーチルが鬱を『自分の中の黒い犬』と表現した。僕はそういう獣と一緒に生きていたんだよ。恐怖を克服する唯一の方法は、それに向き合って、打ち解けるっていうこと。そうすれば自分が脅かされることはないからね」
- ギャリー・ライトボディ「6年間というのはアルバムのリリース間隔としては途方もない長さだけど、ファンのみんながいつなの?と聞いてくれることは、僕らにとってはすごく有り難いことだ」
- ギャリー・ライトボディ「自分がみんなを変えるんじゃない。みんなに自分を変えてもらうんだ」
- ギャリー・ライトボディ「ほかのアーティストにアドバイスをするとしたら、自分の楽曲に対する評価を読まないことだ」
- Snow Patrolの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 日本での人気獲得のきっかけは『テラスハウス』
- Snow PatrolはU2の正統後継者
- メタルバンドを聴いていた10代のギャリー・ライトボディ
- ギャリー・ライトボディがテイラー・スウィフトと共演