Snow Patrol(スノウ・パトロール)の徹底解説まとめ
「Snow Patrol」とは1994年結成の北アイルランド人とスコットランド人によるロックバンド。現メンバーには、ボーカル兼ギターのギャリー・ライトボディを中心に、ネイサン・コノリー(ギター)、ジョニー・マクデイド(キーボード、ギター)で構成されている。2003年発表のアルバム『Final Straw』で商業的成功を収めたほか、2006年発表のアルバム『Eyes Open』に収録された楽曲「Chasing Cars」が世界的にヒット。感情豊かなメロディーと歌詞で幅広い年齢層に支持されている。
2009年11月6日発売
Disc 1
1. Chocolate
2. Chasing Cars
3. Crack the Shutters
4. Set the Fire to the Third Bar
5. Crazy in Love
6. Just Say Yes
7. Batten Down the Hatch
8. You're All I Have
9. Hands Open
10. Cartwheels
11. The Planets Bend Between Us
12. Ask Me How I Am
13. On/Off
14. Making Enemies
15. Run(Mencap Little Noise Sessions, live at the Union Chapel)
Disc 2
1. Take Back the City
2. Shut Your Eyes
3. An Olive Grove Facing the Sea(2009 version)
4. Run
5. Give Me Strength
6. Signal Fire
7. Spitting Games
8. Open Your Eyes
9. Dark Roman Wine
10. Fifteen Minutes Old
11. You Are My Joy
12. The Golden Floor
13. Starfighter Pilot
14. PPP
15. Chasing Cars(Mencap Little Noise Sessions, live at the Union Chapel)
Snow Patrol初のコンピレーション・アルバムで、15年間の音楽キャリアで作られた楽曲が2枚のディスクに収録されている。新曲「Just Say Yes」なども収録されているほか、シングル以外もあるため、ベストアルバムではなくバンドの最も愛されている楽曲を集めたコレクション的な1枚だとされている。
アイルランドのアルバムチャート5位、スコットランドのアルバムチャート3位、イギリスのアルバムチャート3位、デンマークのアルバムチャート2位にランクイン。
『Greatest Hits』
2013年5月14日発売
1. The Lightning Strike(What If This Storm Ends?)
2. Chasing Cars
3. Run
4. Set the Fire to the Third Bar
5. Called Out in the Dark
6. Chocolate
7. Just Say Yes
8. Open Your Eyes
9. Shut Your Eyes
10. Crack the Shutters
11. You Could Be Happy
12. Spitting Games
13. Take Back the City
14. Signal Fire
Snow Patrolの最初のベストアルバムで、1stコンピレーション・アルバムに収録された「Just Say Yes」や代表曲の「Run」、「Chasing Cars」など、Snow Patrolのアルバムを初めて買う人にとっても最高の1枚となっている。アメリカのビルボード200で最高位113位。
『Reworked』
2019年8月9日発売
1. Take Back The City(Reworked)
2. Open Your Eyes(Reworked)
3. Time Won't Go Slowly
4. Chocolate(Reworked)
5. Set The Fire To The Third Bar(Reworked)
6. Made Of Something Different Now
7. You're All I Have(Reworked)
8. I Think Of Home
9. Empres(Reworked)
10. Run(Reworked)
11. Heal Me(Reworked)
12. Called Out In The Dark(Reworked)
13. Crack The Shutters(Reworked)
14. Chasing Cars(Reworked)
15. Just Say Yes(Reworked)
16. Don't Give In(Reworked)
2019年8月9日以前に発売された楽曲のリワーク・バージョンが収録されたアルバム。アレンジが加えられた13曲から新しいメロディーと色が感じられるため、新曲が並んだアルバムのような感覚で聴ける1枚。「I Think Of Home」を含めた3曲の新曲も収録。
「Run」などのヒット曲でも、リワーク・バージョンのほうが好きだというファンも多くいる。スコットランドのアルバムチャート1位、アイルランドのアルバムチャート3位にランクイン。
DVD
ライヴ・アット・サマセット・ハウス
2005年7月21日発売
1. コンサート本編
2. 日本滞在日記
3. 4プレイ"ホーム"ドキュメンタリー
4. ビデオ・クリップス
5. アメリカ・ツアー日記
ロンドンのストランド地区の南側にある大規模な建物「サマセット・ハウス」で行ったライブの模様をなどを収録したDVD。ボーナストラックとしてビデオ・クリップや来日した際の滞在記、アメリカ・ツアーでのドキュメンタリーなども楽しめる。
Snow Patrolの代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
Chasing Cars
Snow Patrolの代表的な曲で、世界的にもヒットしたことでバンドの認知を一気に高めた。何もかも忘れて恋人と一緒にときを過ごしたいという想いが込められたバラードナンバーで、ミュージックビデオでは実際にギャリー・ライトボディがさまざまな場所で横になり、語りかけるように歌っている姿が映しだされている。
Run
Chasing Carsと並ぶほど人気の高いSnow Patrolのバラードナンバー。ライブでは必ず演奏されるといって良いほどファンの間で支持されている楽曲で、“別れ”をテーマに哀愁漂う歌とバンドサウンドが特徴となっている。
ミュージックビデオでは画面の向こう側にいる“誰か”に、意味ありげな視線を投げかけながら歌うシーンもあり、メッセージ性の強いものとなっている。
Chocolate
グリーン・デイの「21 Guns」などのミュージックビデオ制作も手掛けたマルク・ウェッブが監督を務めており、砂時計やデジタル時計のカウントダウンによって、街中がパニックになる。その中でSnow Patrolのメンバーが何事もないかのように演奏する内容となっている。イギリスのシングルチャートで最高24位にランクインするなど、ミドルテンポのロックナンバーでライブでの人気も高い1曲だ。
Signal Fire
映画『スパイダーマン3』のサウンドトラックに収録されたシングルカット。“あなたは僕のかがり火”だというメッセージが込められたバラードナンバーで、Aメロの静けさと打って変わってサビは激しい盛り上がりをみせる。
ミュージックビデオは、子どもたちがスパイダーマンの劇をやっている横でバンド演奏するという内容。スパイダーマンのなつかしの名シーンが子どもたちによって再現されており、愛らしく心が和むものとなっている。
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目次 - Contents
- Snow Patrolの概要
- Snow Patrolの活動経歴
- Snow Patrolの原点
- バンド結成からデビューまで
- アルバム『Final Straw』がアメリカとイギリスでヒット
- アルバム『Eyes Open』で世界的な認知を獲得
- ジョニー・クインとポール・ウィルソンが脱退
- Snow Patrolのメンバー
- 現メンバー
- ギャリー・ライトボディ(Gary Lightbody)
- ネイサン・コノリー(Nathan Connolly)
- ジョニー・マクデイド(Johnny McDaid)
- 旧メンバー
- マーク・マクレランド(Mark McClelland)
- トム・シンプソン(Tom Simpson)
- ポール・ウィルソン(Paul Wilson)
- ジョニー・クイン(Jonny Quinn)
- Snow Patrolのディスコグラフィー
- シングル
- 『Little Hide』
- 『One Hundred Things You Should Have Done in Bed』
- 『Velocity Girl/Absolute Gravity』
- 『Starfighter Pilot』
- 『Ask Me How I Am』
- 『One Night Is Not Enough』
- 『Spitting Games』
- 『Run』
- 『Chocolate』
- 『How to Be Dead』
- 『You're All I Have』
- 『Chasing Cars』
- 『Hands Open』
- 『Set the Fire to the Third Bar(featuring Martha Wainwright)』
- 『Open Your Eyes』
- 『Shut Your Eyes』
- 『Signal Fire』
- 『Take Back the City』
- 『Crack the Shutters』
- 『If There's a Rocket Tie Me to It』
- 『The Planets Bend Between Us』
- 『Just Say Yes』
- 『Called Out in the Dark』
- 『This Isn't Everything You Are』
- 『New York』
- 『In the End』
- 『Lifening』
- 『The Lightning Strike(What If This Storm Ends?)』
- 『Don't Give In』
- 『Life on Earth』
- 『What If This Is All the Love You Ever Get?』
- 『Empress』
- アルバム
- 『Songs for Polarbears』
- 『When It's All Over We Still Have to Clear Up』
- 『Final Straw』
- 『Eyes Open』
- 『A Hundred Million Suns』
- 『Fallen Empires』
- 『Wildness』
- 『The Forest Is the Path』
- コンピレーション・アルバム
- 『Up to Now』
- 『Greatest Hits』
- 『Reworked』
- DVD
- ライヴ・アット・サマセット・ハウス
- Snow Patrolの代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- Chasing Cars
- Run
- Chocolate
- Signal Fire
- You're All I Have
- Take Back the City
- Called Out in the Dark
- Snow Patrolの名言・発言
- ギャリー・ライトボディ「ウィンストン・チャーチルが鬱を『自分の中の黒い犬』と表現した。僕はそういう獣と一緒に生きていたんだよ。恐怖を克服する唯一の方法は、それに向き合って、打ち解けるっていうこと。そうすれば自分が脅かされることはないからね」
- ギャリー・ライトボディ「6年間というのはアルバムのリリース間隔としては途方もない長さだけど、ファンのみんながいつなの?と聞いてくれることは、僕らにとってはすごく有り難いことだ」
- ギャリー・ライトボディ「自分がみんなを変えるんじゃない。みんなに自分を変えてもらうんだ」
- ギャリー・ライトボディ「ほかのアーティストにアドバイスをするとしたら、自分の楽曲に対する評価を読まないことだ」
- Snow Patrolの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 日本での人気獲得のきっかけは『テラスハウス』
- Snow PatrolはU2の正統後継者
- メタルバンドを聴いていた10代のギャリー・ライトボディ
- ギャリー・ライトボディがテイラー・スウィフトと共演