コーヒートーク エピソード2(Coffee Talk Ep. 2)のネタバレ解説・考察まとめ

『コーヒートーク エピソード2:ハイビスカス&バタフライ』とは、2023年に発売されたノベル&シュミレーションゲームで、『コーヒートーク』の続編タイトル。舞台はアメリカのシアトルにある、夜のみ営業するカフェ・コーヒートーク。プレイヤーは店主となり、店を訪れる客が望むドリンクを淹れる。店には人間以外にも多様な種族のキャラクターが訪れ、彼らと会話したりドリンク提供によって交流することで、キャラクターそれぞれのストーリーの結末を見届けることができる。

人差し指から飲み物を飲む様子

地球外の惑星からやって来た異種族。
多数の生命体から形成されていて、お互いに共鳴しあうことができる。
飲み物は人差し指から飲む。

人狼族(じんろうぞく)

大柄な体格や体毛の濃さが特徴

シアトルに住む種族の1つ。
満月の夜に狼に変身する習性を持つ。
狼化すると理性がなくなり凶暴になるため、世間のイメージでは“暴力的な種族”ととらえられることも。
変身を抑えるための抗変身薬が必要不可欠となっている。
大柄な体格や、体毛の濃さが特徴。

吸血鬼族(きゅうけつきぞく)

血の気のない青白い肌が特徴

シアトルに住む種族の1つ。
長命種で老化せず、魅力的な外見を持つものが多い。
昔は生き血を好んで飲んでいたが、現代社会では人工血液を主流として飲んで過ごしている。
血の気のない青白い肌が特徴。

『コーヒートーク エピソード2:ハイビスカス&バタフライ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

インドネシア文化“budaya nongkrong(ブダヤ・ノンクロン)”がストーリーのヒント

本作では、多様な種族の共生を描く“budaya nongkrong(ブダヤ・ノンクロン)”というインドネシア文化をヒントにストーリーが作られた。
“budaya nongkrong(ブダヤ・ノンクロン)”とは、「budaya(文化)」「ngobrol(雑談)」というインドネシア語で、“つるんだりくつろいだりする文化”を意味する。
インドネシアでは喫茶店などに人が集まって話す風習があり、これら文化からインスピレーションを受け、本作のゲーム構成に大きな影響を与えている。

新キャラクター“リオナ”で拒絶や疎外感を表現

うまくいかない現実を悲しむリオナ(右)

『コーヒートーク エピソード2:ハイビスカス&バタフライ』では、新キャラクターのリオナを登場させ、世界から拒絶を感じる若者の心情を表現している。
本作内で、リオナはその見た目や種族性から様々な差別を受けている。そして彼女自身も、オーディションを落ち続けることから世界から拒絶されていると感じ、また当初は周りを拒絶するような態度をとる。
制作チームは、このような「世界から拒絶されている」と感じてしまう疎外感を、現代の若者世代がSNSなどで感じやすいのではないか考えた。
そして"拒絶"を作品に落とし込むことで、多くのプレイヤーから共感を得るだろうとも考えた。
制作陣は「リオナの物語は決して心地良いものではないかもしれないが、プレイヤーによっていろんな受け取り方をしてもらえると思う。重圧感のあるヒューマンドラマとしてストーリーを楽しんでもらえたら」と語り、リオナを通して「プレイヤーが世界に対して前向きになれるきっかけにもなるかも」とも語った。

心が落ち着くローファイミュージックが魅力

本作のサウンドトラックのジャケットイラスト

本作の魅力の一つは、ゲーム内で流れる心がホッと落ち着くようなサウンドトラックである。
本作のサウンドトラックは、ゲーム・プロデューサー兼作曲家のアンドリュー・ジェレミーが作曲している。
前作から引き続き、雨が降り続く夜に温かい飲み物を飲んでリラックスするような、心を落ち着かせるローファイのチルポップ音楽となっている。
本作では、20曲以上の新しい音楽トラックが追加され、プレイヤーを『コーヒートーク』の世界へ没入させてくれる。
ジャケットイラストは、リードシナリオライターでもある、Junkipatchi(ジュンキパッチ)によって描かれた。

メインゲームクリエイター急死後も引き継いで開発

『コーヒートーク エピソード2:ハイビスカス&バタフライ』は、開発途中にメインのゲームクリエイターが急死するも、開発が引き継がれ発売までいたった。
2022年3月に『コーヒートーク』のゲームクリエイターのモハメド・ファーミが急逝した。
彼を中心に開発が進められてきた本作だが、何人かのスタッフが開発を引き継ぎ、モハメド・ファーミングの想いと共にリリースへとたどり着いた。
本作のリードシナリオライターは、『コーヒートーク』でゲームデザイナーを務めたJunkipatchi(ジュンキパッチ)、クリエイティブ・ディレクターをToge Productions Co-founder&CEOのクリス・バディパトラが務めた。

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