外道の歌(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『外道の歌』は渡邊ダイスケによる日本の青年漫画。2016年から2023年にかけて『週刊漫画ゴラク』で連載され、WEBドラマ化もなされた。法の限界に挑む犯罪被害者と加害者を描き、社会的なメッセージを多分に含む。主人公のカモとその相棒のトラが、軽い刑罰や不当な釈放に苦しむ被害者のため、私的な制裁を加え独自の正義を貫く姿が物語の中心となる。冷徹で計画的な復讐劇の反面、復讐が正義か悩む内面も描かれている。

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その後の作品をさらにグレードアップさせた「映画化中止」の経験

『外道の歌』は『善悪の屑』という漫画の続編の様な形になっている。『善悪の屑』は2019年に白石晃士監督による実写映画化も決定していたが、主演の新井浩文の逮捕などのトラブルや内容の問題から制作が中止されることが発表された。
この経験が『外道の歌』に与えた影響も少なくなく、原作者の渡邊ダイスケは、『外道の歌』においてさらに「復讐」や「制裁」というテーマを深め、よりダークで複雑な物語を描くことに注力するようになったとされている。

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