アシガール(漫画・小説・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

「『アシガール』」とは、集英社の月刊誌『Cocohana』に連載されていた森本梢子による少女漫画。2012年から2022年まで連載。漫画の他、それを原作とした小説やテレビドラマ作品がある。物語は、現代の女子高生が突然タイムスリップし、偶然出会った戦国の若者に一目惚れをするところから始まる。主人公速川唯の成長や恋愛模様を通じて、友情や勇気、愛が描かれ、読者に共感を与える作品。感動と笑いがいっぱいの魅力的なストーリー展開が特徴である。

鐘ヶ江 ふき(かねがえ ふき) / 演:中村 静香

鐘ケ江久正の娘であり、忠清の側室候補。忠清に強く心を寄せており、忠清の閨に上がろうとするが、唯とあやめの策略によって秘剣でんでん丸で気絶させられ、その望みは果たせなかった。(唯が入れ替わっていた)ふくと人違いで黒羽城に呼ばれるが、別人だとは言えず、奥に放置される。しかし、それ以降も忠清への想いを絶やすことなく、来るのを待ち続けている。自作の恋の歌を逐一文にして忠清に送り続け、好意を伝えるが、内容が重すぎて忠清に迷惑に感じられている。

その他周辺諸国の姫・武将他

松丸 阿湖(まつまる あこ) / 演:川栄 李奈

松丸義秀の娘。その美しい容姿と優れた性格から「海道一の手弱女」と評判の姫君。忠清との政略結婚のために黒羽城にやって来る。ひょんなことから唯と仲良くなり、友好的な関係を築く。可愛くて性格も良いため、唯にとって最大の恋のライバル。唯から二度に渡って助けられ、友情が芽生える。最終的に、忠清の兄・羽木成之に想いを寄せる。

松丸 義次(まつまる よしつぐ) / 演:中山 義紘

松丸阿湖の兄。妹の阿湖が羽木九八郎忠清との結婚のため黒羽城に向かった際、高山宗鶴に囚われたと知り、彼女を救うために黒羽城へ駆けつける。その際も、兄として妹の安泰を最優先に考える優しい兄。

高山 宗鶴(こうやま むねつる) / 演者:村田 雄浩

羽木家と敵対する戦国大名。高山家の殿様。羽木忠高を目の敵にしており、小垣を度々攻めるなど、羽木家に対して執拗な攻撃を仕掛る。羽木家への憎しみから相賀を引き入れ、さらに力を強める。

高山 宗熊(こうやま むねくま) / 演:加藤 諒

高山宗鶴の嫡男。体は大きな大男でありながら小心者で、人の良さと気の優しさが際立っている。松丸阿湖の身代わりとして囚われてきた唯が実は阿湖姫ではないと気づかず、唯に好意を抱く。最終的に、羽木家との和睦に応じる決断を下す。

速川家(現代側)

速川 尊(はやかわ たける) / 演:下田 翔大

唯の弟。歳は唯の1つ下の15歳。科学の分野で天才的な才能を持つ少年。好奇心と探究心は尽きることがなく、自宅の物置を改造した研究室で日々発明に没頭している。代表的な発明のひとつが、タイムマシンである。戦国時代のような過酷な環境では自分は生き残れないと考え、自らタイムマシンを使うことを避けていたが、姉である唯が誤ってタイムマシンを起動し、戦国時代へ飛ばされてしまう。現代に戻った唯が再び戦国時代へ行くことを決意した際、姉を支えるため、護身用の武器でんでん丸、まぼ兵君といった道具を開発して渡す。その後、尊自身も約5か月間戦国時代に残り、数々の発明品で唯や羽木家を救った。物語の中で重要な役割を果たす存在。

速川 伸行(はやかわ のぶゆき) / 演:古舘 寛治

唯の父親。娘の唯が持つ行動派で物事を深く考えない性格の源となった人物。唯の読みの甘さや大胆な行動は、まさにこの父親譲り。息子の尊から唯のタイムスリップの話を聞いた際も、特に驚くことなく「自分が代わりに行って、ついでに本能寺で織田信長を助けてくる」と軽く冗談を飛ばすなど、どこかのんきで楽観的な一面を持っている。

速川 育代(はやかわ いくよ) / 演:中島 ひろ子

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