白昼夢の青写真(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『白昼夢の青写真(THE GIRL WHO'S CALLED THE WOELD)』とは、Laplacianが開発・販売を務めるビジュアルノベルゲームである。本作は少し特殊なノベルゲームであり、プレイヤーはゲームを開始すると3つの「夢」のうち1つがランダムで始まる。それぞれ物語が異なるCase1、Case2、Cace3に分かれており、これらの「夢」の結末を見ると、夢ではない現実のCase0に進むことができる。順番が変わるだけで、選択肢によって結末が変わると言った仕様はない。

世凪(よなぎ)

CV:神代岬
Case0のヒロイン。実験中、海斗の横で寝ている人物。3つの夢は世凪が見せているもの。
夢を見進めるごとに成長していく。最初は言葉を話すこともなかったが、本を読んだり、会話をしたりといった成長を獲得する。
過去編では、海斗と出会い、結婚までに至っている。海斗とは違い、空気も悪く移動時間が長いと言ったことを楽しんでおり、本当の幸せをわかっている。
がしかし、それが「基礎欲求欠乏症」の症状を早めていた。それによって世凪は少しずつ動けなくなっていく。そしてそれを利用されるかのように、遊馬の手によって脳の「前頭葉」を切除され、自我を失ってしまう。

遊馬(あすま)

CV:杉崎亮
元々は上層だったが、わけあって中層で研究をしている男性。週一で海斗たちに講義をしていた。
海斗に初めて科学知識を教えた人物であり、良くも悪くも物語の中心人物となっている。
世凪の前頭葉を切除したりと、非人道的で倫理的に終わっているように思えるが、世凪が世界になることで仮想空間完成すれば、その中で妻がまた生きていけると思ったゆえの行動であった。実際、逆の立場になったら海斗もそうするだろうと言っている。そういった経緯から、最終的に海斗からは許しこそしないもの恨まれはしなかった。

出雲(いずも)

CV:春乃いろは
人間ではなくアンドロイド。もともとはシャチの所有物で、拾った海斗が直したことで海斗のものとなる。しかし完全には治っておらず、ポリッジと言う料理しか作れないという欠陥が残っていた。
物語の途中でたびたび壊されるが、そのたびに海斗に直され、最終的には海斗が記憶を喪失した後のことをすべて任されるまでになる。
また、夢の進行が止まらないよう、夢の中でキャラクターを演じ、時にはアドリブをしている。スペンサーの独特な口調も彼女のアドリブ。

入麻(いるま)

CV:野中亮
人工細胞によって年を取りづらいため、見た目より年齢は高い。海斗とは準研究員の頃からの中で、海斗が研究所を立ち上げた時研究チームとして加わった。
下層から上がってきたということで冷たい態度を取る人もいる中で、入麻は海斗を一人の人間として接してくれている。簡単に言えばお人好し。

『白昼夢の青写真』のアイテム

スマートフォン

Case1の世界で使われている、情報通信機器のこと。スマートフォンを通じて他者と交流ができたり、ゲームなどで暇つぶしをすることもできる。有島と凛はこれのメッセージアプリでやり取りしていた。
現代でも、無くてはならないほどに強く、深く普及している。

妊娠検査薬

Case1で波多野凛が使用した、自身が妊娠しているか検査するための薬。
波多野凛はこれで自身が妊娠していることを自覚する。

波多野秋房の手記

波多野凛の父、波多野秋房が遺した手記。書斎に放置されており、波多野凛に発見され、やがて有島がその内容に目を通すようになる。
作家としての波多野秋房ではなく、波多野秋房そのものの心情が書き記されている。有島が自害を選びかけるほどの文章。

『白昼夢の青写真』の用語

非常勤講師

通常の教師とは違い、生徒に授業をするだけの教師。有島の職業。

ウィリアム・シェイクスピア

ウィリアム・シェイクスピアは中世の作家。イングランド生まれで、1582年にロンドンに行く。その後、劇の作家として大成した。
本作のウィリアム・シェイクスピアは実際のウィリアム・シェイクスピアが世凪の想像で描写されている。ゆえに、実際のウィリアム・シェイクスピアとは全く関係がない。

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