白昼夢の青写真(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『白昼夢の青写真(THE GIRL WHO'S CALLED THE WOELD)』とは、Laplacianが開発・販売を務めるビジュアルノベルゲームである。本作は少し特殊なノベルゲームであり、プレイヤーはゲームを開始すると3つの「夢」のうち1つがランダムで始まる。それぞれ物語が異なるCase1、Case2、Cace3に分かれており、これらの「夢」の結末を見ると、夢ではない現実のCase0に進むことができる。順番が変わるだけで、選択肢によって結末が変わると言った仕様はない。

凛が消えた後、そのことに気付いた有島はあらゆる手を使って凛を探し続けた。
そうして、有島は凛と再会。有島は全部責任を取ると言い、凛と結ばれることになった。

幸せなCase2

結婚して遠い所へ行ってしまったオリヴィア・ベリー。主人公のウィルが酒場を切り盛りしていると、見覚えのある女性が来店してきた。
その女性とは、変装したオリヴィアだ。スペンサーは「重婚」をしていた。重婚は当時のイギリスでは法律違反であり、それによってオリヴィアは解放されたのだった。
解放されたオリヴィアに、ウィルは結婚を申し出る。オリヴィアは喜んで承諾し、2人は結ばれるのだった。

幸せなCase3

カンナは自分がプロのカメラマンとして成功したらすももを迎えに行こうと思っていた。
そうして、初めての写真雑誌を刊行したカンナ。そこには事務所の電話番号を記載しており、すももから電話がかかってくる。
その後、再会して結婚し、2人は晴れて結ばれるのだった。

海辺での暮らし

3つの物語の幸せな結末を聞き届けた海斗は、世凪と共に海辺の自宅へと歩を進めた。家には出雲もいると海斗は言う。
3人は浜辺の家で、仲良く暮らしていくのだった。

『白昼夢の青写真』のゲームシステム

ゲーム起動後に現れる画面(メニュー画面)

ゲームを起動するとメニュー画面が現れる。上の画像はCase0クリア後のものであり、クリアしてない場合だと中断のCase1、Case2、Case3と左下のCase0、Epilogueがない状態となっている。
一番上のCase Startを押すことでゲームを開始できる。途中でセーブしたデータから始めたい場合は、ロードを選択して適切なロードしたいデータをクリックする。
『白昼夢の青写真』はビジュアルノベルゲームと言うことで、基本的な操作はただ左マウスをクリックするだけである。クリックすることで、文章と物語が前に進む。
右下にある各ボタンから「セーブ」、「ロード」、「環境設定」「次のセクションに進む」「前のセクションに戻る」とといったアクションが取れる。各Case毎に配置が変わっていて、マウスカーソルを合わせ続けることでそのボタンが何のコマンドになっているかを確かめることができる。
また、途中で出てくる選択肢はマウスカーソルを合わせクリックすることで選択が可能。選択肢が出てくるのは3つの夢を一定の進行度まで見た直後と、幸せなエピローグで3人の幸せなエピローグを世凪から聞くときのみとなっている。

『白昼夢の青写真』の登場人物・キャラクター

Case1

有島芳(ありしまかおる)

ある学園に非常勤講師として勤めている中年の男。有島祥子という妻がいるが、夫婦仲は最悪である。
小説家を目指していたが、大学の同期の「波多野秋房(しゅうほう)」に才能を見せつけられ、筆を折ってしまう。
それから何となく非常勤講師をしていたが、波多野秋房の娘、波多野凛と出会うことで、再び筆を走らせるようになるが、波多野秋房の手記を読むことで自殺しかける。
有島は妻がいながら波多野凛に好意を寄せたりと、倫理観は終わっているが本人はそのことを自覚している。

波多野凛(はたのりん)

CV:神代岬
柊英学園に通う生徒。父の波多野秋房と同じく整った顔立ちをしている。告別式で有島と接触してから交流するようになり、最終的には有島と結ばれる。
最後まで向き合ってくれなかった父に縛られていたが、有島によって救われた。普段は落ち着いているが、有島の奥さんの祥子嫉妬するなど、子供らしい一面もある。

渡辺光夫(わたなべみつお)

CV:野中亮
柊英学園で教師をしている男性。有島が喫煙所で煙草を吸っていると決まって煙草をねだってくる。
物語において大きな役割はないが、最終的に有島の友人のようなポジションとなる。

波多野秋房(はたのしゅうほう)

波多野凛の父。大作家で、凛が働かずとも生きていけるだけの印税を貰えるくらい本が売れた。
ただ、書くことは本人にとってかなりの苦痛だった。才能は持っていたが、有名になるにつれてそのことが重責となっていった。
手記で有島を自殺に追い込むほどの文才がある。

umeco777f5
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