白昼夢の青写真(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『白昼夢の青写真(THE GIRL WHO'S CALLED THE WOELD)』とは、Laplacianが開発・販売を務めるビジュアルノベルゲームである。本作は少し特殊なノベルゲームであり、プレイヤーはゲームを開始すると3つの「夢」のうち1つがランダムで始まる。それぞれ物語が異なるCase1、Case2、Cace3に分かれており、これらの「夢」の結末を見ると、夢ではない現実のCase0に進むことができる。順番が変わるだけで、選択肢によって結末が変わると言った仕様はない。

重婚

同時に複数の人と結婚すること。当時のイギリスでは禁止されていた。

人工鳩

Case3において、20年ほど前までいた人工の鳩。今でいうネットワークの機能を担っており、より広い範囲をカバーできるようになった。
が、実用し始めてから数年後に突如壊れ始めてしまう。

電波喰い

人工鳩が壊れ、逆に電波を妨害する電波を発するようになったこと。これによって、地球上の電波がほとんど使い物にならなくなった。

パラグルコース

Case0において、地上に居る人類が好んで食べていたもの。甘味がするのにもかかわらず太らないということから、人類に愛され続けてきた。
摂取することによって遺伝子に変化をもたらし、太陽の光を浴びれなくなると言われているが、人類が地下に住み始めた理由は実際には別にある。

基礎欲求欠乏症

世凪、海斗の母、そして遊馬の妻がかかった病。現段階では治療法はなく、症状としては「体が少しずつ機能を停止していく」というもの。筋肉だけでなく内臓の動きも止まっていくため、やがては死に至る。
幸せを得たり、全てを諦めたりすると症状が急速に進行する。物語終了後は遊馬研らが治療法を研究し続けている。

『白昼夢の青写真』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

出雲のアンドロイドとは思えないアドリブ

出雲がたびたび夢の中でアドリブをして夢の進行を止めないようにしているが、ノリノリでやっているのかやっていないのかは不明。「出雲」として接するといつも通りだからである。

Case0をクリアするとメニュー画面の背景が変更

メニュー画面の背景は、最初は青色の無機質なものだが、クリアするとCase0での海斗達の思い出を大きくなった海斗と出雲が眺める背景へと変化する。

不真面目なTips

メニュー画面からSpecialをクリックし、その後現れた選択肢からTipsをクリックするとゲーム内で出た用語を確認することができるが、「人口鳩」や「電波喰い」は真面目に説明されている一方、ハロルド・スペンサーが放ったセリフには彼自身が書いたような説明が書かれている。開発者の粋な演出となっている。

幸せなエピローグの世凪の正体は不明

幸せなエピローグでは仮想世界の海斗の前に世凪が現れる様子が描写されているが、これが本物なのか、幻なのか、はたまた世凪そっくりな世凪なのかはわからない。
ただ、Case0で自我が回復した世凪と違って海斗がしっかり世凪だと認識しているからなのか、「幸せなエピローグ」ということにはなっている。

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