山崎まさよし(まさやん)の徹底解説まとめ

山崎まさよしとは、日本のシンガーソングライターである。1971年生まれ、滋賀県大津市出身で、愛称は「まさやん」。1995年に『月明かりに照らされて』でデビューし、1997年公開映画『月とキャベツ』の主題歌『One more time, One more chance』で一躍注目を浴びた。ブルースをルーツに持ち、アコースティックギターの弾き語りを得意とする音楽スタイルで知られている。また俳優としての活動も広げており多方面で活躍しているアーティストである。

『僕と不良と校庭で』

2003年10月22日発売

DISC 1
1. 僕と不良と校庭で
2. 最後の海
3. 僕と不良と校庭で(karaoke)
4. 最後の海(karaoke)

初回限定盤DVD
1. CM映像を使用して作成した「僕と不良と校庭で」PV
2. CMメイキング映像
3. 2003年 日本テレコムTV CM「気持ちの壁を超える」篇

歌詞は旧友からの手紙を受け取ったという設定から始まり、彼独特の視点とストーリー性が感じられる楽曲である。シンプルなメロディとアコースティックギター中心のサウンドで、懐かしい校庭の景色が浮かぶような、温かみが感じられるナンバーとなっている。カップリングには、異なるテイストの楽曲が収録され、作品全体で多彩な音楽性を楽しめる構成となっている。

『僕らは静かに消えていく』

2004年5月19日発売

DISC 1
1. 僕らは静かに消えていく
2. Non ignition
3. mud skiffle track XII

初回限定盤DVD
1. 僕らは静かに消えていく movie/video clip

山崎まさよしが「春の引越しのうた」と表現したバラードで、過去のインタビューで「この曲、みんな好きだよね」と語るも、ライブでの披露は少ない。花王のCMソングや映画『青空のゆくえ』の挿入歌として使用された。初回限定盤のDVDには、山崎本人が出演する約30分のショートフィルムが収録され、ミュージックビデオもその場面集となっている。初回盤のジャケットは絵、通常盤は山崎のカメラ目線ショット。インスト曲「mud skiffle track XII」は20分超の長さが特徴である。

『ビー玉望遠鏡』

2004年8月18日発売

DISC 1
1. ビー玉望遠鏡(スコープ)
2. 十六夜
3. mud skiffle track XIII
4. ビー玉望遠鏡(スコープ) (backing track)

初回限定版DVD
1. 「ビ-玉望遠鏡(スコープ)」ビデオ・クリップ
2. 5/29に行われた佐渡島でのライブとドキュメント映像を収録。

「ビー玉望遠鏡」は当時山崎まさよしがパーソナリティを務めていたTOKYO FM系『SEVENTH COLORS』で、発売前に何の予告もなく番組内で突然オンエアされ、翌週に改めて「新曲です」と紹介された。この曲のミュージックビデオの撮影は長野県の上田市立第三中学校のプールを借りて行われた。カップリング曲の「十六夜(いざよい)」は、A面曲以上にライブで披露される機会が多い。

『メヌエット』

2005年4月13日発売

1. メヌエット
2. メヌエット(acoustic version)
3. メヌエット(karaoke)

この曲はPlayStation2用ゲーム『ロマンシング サガ -ミンストレルソング-』のテーマソングとして制作され、ゲームの世界観を反映した楽曲である。カップリングにはアコースティックバージョンが収録され、同一曲のバージョン違いが収録された初めてのケースである。この曲のジャケット写真はファンクラブ会員が選ぶ「好きなジャケット写真シングル部門」の4位を獲得している。

『8月のクリスマス』

2005年8月24日発売

1. 8月のクリスマス
2. mud skiffle track XIV(「写真館」prototype)
3. 銀幕にこんがらがって

初回限定盤DVD
「8月のクリスマス preview」
1. 8月のクリスマス music clip (movie version)
2. 8月のクリスマス 劇場版予告編

映画『8月のクリスマス』の主題歌で、山崎まさよしが余命わずかな写真屋の若旦那役で出演している。映画と同時にサウンドトラックも発売され、山崎が劇中音楽も担当している。楽曲には複数のバージョンがあり、プロモーション盤には「Radio Edit」が収録されているが、商品化はされていない。初回限定盤DVDには、映画の名シーンを使用したミュージックビデオが収録され、7thアルバム『ADDRESS』にはピアノ弾き語りバージョンが収録されている。

『アンジェラ』

2006年5月17日発売

1. アンジェラ
2. long yesterday
3. mud skiffle track XV (酒井家の音楽)
4. アンジェラ (Instrumental)

「アンジェラ」は、リュック・ベッソン監督の映画『アンジェラ』へのオマージュ・ソングで、監督が来日した際に山崎が花束を贈るシーンが話題になった。3曲目は映画『酒井家のしあわせ』で使用されたインストゥルメンタル作品である。CDジャケット写真はファンクラブの投票で2位に選ばれ、珍しく髭を生やしたショットが特徴的だ。

『One more time, One more chance 『秒速5センチメートル』Special Edition』

2007年3月3日発売

1. One more time, One more chance
2. 雪の駅 ~ One more time, One more chance ~(from 『秒速5センチメートル』Sound track)
3. One more time,One more chance(弾き語りVer.)

シングル『One more time, One more chance』のリリースから10年後、新海誠監督のアニメ映画『秒速5センチメートル』の主題歌として使用される事が決定し再リリースされた。新海監督からの依頼を山崎サイドが快諾したとのこと。オリジナル版はシングルベスト『BLUE PERIOD』の発売に伴い生産中止となっていたため、本作はリニューアル版として新たユニバーサルミュージックからリリースされた。また、『秒速5センチメートル』に登場するJR小山駅では、2018年に期間限定で「One more time, One more chance(PIANO Ver.)」がBGMとして使用された。

『真夜中のBoon Boon』

2008年3月12日発売

1. 真夜中のBoon Boon
2. 幸せのBefore & After
3. 週末には食事をしよう Recorded Live on 23rd December 2007
4. アドレナリン Recorded Live on 23rd December 2007
5. 真夜中のBoon Boon (Instrumental)

初回限定盤DVD
「YAMAZAKI MASAYOSHI COVER HALL TOUR 2007」 Digest
1. True Colors
2. コイン
3. 苦悩のマタニティー
4. いかれたBaby
他スペシャル映像

フジテレビ系ドラマ『あしたの、喜多善男〜世界一不運な男の、奇跡の11日間〜』の主題歌を収録したシングルで、前作から1年ぶりのリリースとなる。ただし、完全なオリジナル曲としては「アンジェラ」以来約2年ぶりの作品。2007年12月23日に渋谷C.C.Lemonホールで行われたツアー最終公演でアンコールとして初披露された。
「真夜中のBoon Boon」のミュージックビデオにはドラマ主演の小日向文世が出演し、山崎もドラマに特別出演した。ジャケット写真は初回盤と通常盤で異なり、バッティングセンターを背景にしたデザインとなっている。

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