山崎まさよし(まさやん)の徹底解説まとめ
山崎まさよしとは、日本のシンガーソングライターである。1971年生まれ、滋賀県大津市出身で、愛称は「まさやん」。1995年に『月明かりに照らされて』でデビューし、1997年公開映画『月とキャベツ』の主題歌『One more time, One more chance』で一躍注目を浴びた。ブルースをルーツに持ち、アコースティックギターの弾き語りを得意とする音楽スタイルで知られている。また俳優としての活動も広げており多方面で活躍しているアーティストである。
『僕はここにいる』
1998年11月11日発売
1. 僕はここにいる
2. mud skiffle track V
3. お家へ帰ろう
4. 僕はここにいる(Backingtrack)
山崎まさよし自身が初主演した日本テレビ系ドラマ『奇跡の人』の主題歌である。この曲は彼のシングルで最大の売上を記録している。歌詞は「存在の証明」と「自分の居場所」をテーマにしており、静かでありながら力強いメッセージが込められている。アコースティックギターの美しい旋律が特徴で、山崎の柔らかなボーカルが楽曲全体を支えている。「お家へ帰ろう」はハウスシチューのCMソングであった。
『Passage』
1999年10月14日発売
1. Passage
2. 江古田
3. Passage(カラオケ)
人生の旅路や時間の流れをテーマにした楽曲。歌詞には「過去から未来への移り変わり」や「成長」といったメッセージが込められており、切ないながらも前向きさが感じられる内容となっている。楽曲のアレンジはアコースティックギターのアルペジオを主体としつつも、民族楽器で奏でたようなリフなど豊かなサウンドスケープが広がりを持たせている。
『やわらかい月』
2000年2月16日発売
1. やわらかい月
2. mud skiffle track VII
3. ヌイチャイナ シンドローム
穏やかで優しいメロディが特徴のバラード曲。歌詞には、静かな夜や月の光を通じて感じる温かさや安らぎが表現されており、タイトル通り「やわらかい月」のイメージが楽曲全体に広がっている。アコースティックギターを基調としたシンプルなアレンジと、山崎の温かみのあるボーカルが絶妙に調和している。
『明日の風』
2000年7月5日発売
1. 明日の風
2. mud skiffle track VIII
3. カタログ
希望と前向きな気持ちをテーマにした楽曲。歌詞には、明日への期待や新しい始まりを迎える心情が込められており、力強くも優しいメッセージが響く。アコースティックギターを中心としたアレンジはシンプルながらも温かみがあり、山崎のボーカルが心地よく重なる爽やかなナンバーである。
『Plastic Soul』
2001年5月23日発売
1. Plastic Soul (single mix)
2. 愛のしくみ (single mix)
3. mud skiffle track IX
4. Good morning (express mix)
彼の音楽スタイルの新たな一面が感じられる楽曲。タイトルの「Plastic Soul」は、見かけや形にとらわれない本質的なものを追求する姿勢を象徴している。楽曲はアコースティックギターを基調としつつも、ソウルやファンクの要素を取り入れたリズミカルなサウンドが特徴的である。歌詞には人生や感情の多様性が込められており、深みのあるメッセージが響く楽曲である。
『心拍数』
2002年5月29日発売
「通常盤」
1. 心拍数 2001/12/13 倉敷市民会館
2. One more time, One more chance(Live ver.)
3. セロリ(Live ver.)
「北海道編」
1. 心拍数 2001/8/22 苫小牧市民会館
2. Fat Mama 2002/2/3 北海道厚生年金会館
3. 特選MC「ほのぼのタイム」2001/8/21 函館市民会館
4. ミスペラーズ・オン・ステージ 2001/8/27 北見市民会館
5. rehearsal session "Chokkakkou"
「東北編」
1. 心拍数 2001/9/2 青森市民会館
2. オレオレ〜六月の手紙 2001/9/16 Zepp Sendai
3. 特選MC「牧場」 2001/9/7 盛岡市民文化ホール
4. ミスペラーズ・オン・ステージ 2001/9/10 鶴岡市文化会館
5. rehearsal session "Namahage"
「関東編」
1. 心拍数 2001/11/8 よこすか芸術劇場
2. 窮鼠猫を噛め 2001/11/2 青山学院大学・記念館
3. 特選MC「音楽の教科書」 2001/9/20 宇都宮市文化会館
4. ミスペラーズ・オン・ステージ 2002/1/16 渋谷公会堂
5. rehearsal session "E-dokko"
「信越・北陸編」
1. 心拍数 2001/11/11 長野県県民文化会館
2. 手をつなごう 2001/11/18 富山オーバード・ホール
3. 選MC「悲しみのチャールズ日本海へ行く」 2001/11/16 長岡市立劇場
4. ミスペラーズ・オン・ステージ 2001/11/14 新潟県民会館
5. rehearsal session "Abogado"
「東海編」
1. 心拍数 2001/11/26 長良川国際会議場
2. 低気圧ボーイ 2001/11/23 豊田市民文化会館大ホール
3. 特選MC「悲しみのチャールズ浜名湖へ行く」2001/11/28 アクトシティ浜松大ホール
4. ミスペラーズ・オン・ステージ 2001/11/29 沼津市民文化センター
5. reheasal session "Unagi"
「近畿編」
1. 心拍数 2001/10/21 なら100年会館
2. Come on in my kitchen〜ただ ただ… 2001/10/24 Zepp Osaka
3. 特選MC「姫路まして」「メロンの気持ち」 2001/10/17 姫路市文化センター、2001/10/14 守山市民ホール
4. ミスペラーズ・オン・ステージ 2001/10/20 和歌山県民文化会館大ホール
5. rehearsal session "Midou-street"
「中国編」
1. 心拍数 2001/12/21 島根年金会館
2. ステレオ 2002/1/20 広島厚生年金会館
3. 特選MC「44マグナム」「悲しみのチャールズ瀬戸内海へ行く」 2001/12/9 徳山市文化会館、2002/12/13 倉敷市民会館
4. ミスペラーズ・オン・ステージ 2002/12/10 下関市民会館
5. rehearsal session "Kurashiki-gals"
「四国編」
1. 心拍数 2001/12/18 香川県民ホール
2. カルテ 2001/12/22 宇和町文化会館
3. 特選MC「悲しみのチャールズ鳴門海峡へ行く」 2001/12/19 徳島市立文化センター
4. ミスペラーズ・オン・ステージ 2001/12/16 高知県民文化ホール
5. rehearsal session "Kanashimi-no-koibitomisaki"
「九州・沖縄編」
1. 心拍数 2001/9/26 長崎ブリックホール
2. 愛のしくみ 2001/9/23 大分文化会館
3. 特選MC「佐賀牛」 2001/9/25 佐賀市文化会館
4. ミスペラーズ・オン・ステージ 2001/10/4 沖縄コンベッションセンター
5. rehearsal session "Atsukurushi"
ツアー「Transit Time」から選ばれたライブ・シングルで、通常盤と全国9エリアに分けた期間限定・地域盤が同時発売された。これら全てがオリコンチャートで50位以内にランクインし、同一アーティストが10作同時に50位以内に入るのは当時のオリコン記録だった。同日に発売された2枚組のライブアルバム『Transit Time』も話題に。TBS系『COUNT DOWN TV』では、地域盤が別々にランクインし、地方ごとに異なる映像が流れた。
『全部、君だった。』
2003年3月19日発売
1. 全部、君だった。
2. mud skiffle track X
3. OVER THE RAINBOW
リリース時のインタビューでは「サビがない曲を作りたかった」とコメントしており、全体が一貫して流れるような楽曲を意図して制作されたことが語られている。カップリング曲として収録された「OVER THE RAINBOW」は、三菱自動車のCMソングで、メジャーデビュー後初のスタジオ録音版が収録された。このシングルの初回盤ジャケットはファンクラブの投票で「好きなジャケット写真1位」に選ばれた。
『未完成』
2003年5月21日発売
1. 未完成
2. Security
3. mud skiffle track XI
4. 未完成(カラオケ)
この曲は山崎自身が「まだ完成していない状態の自分」をテーマに、成長や変化を歌詞に込めて制作された。カップリングには、彼の幅広い音楽スタイルを感じさせる楽曲が収録されている。
Related Articles関連記事
秒速5センチメートル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『秒速5センチメートル』とは、2007年に公開された日本のアニメーション映画作品およびそれを原作とした小説・漫画などの派生作品。「君の名は。」(2016年)で有名な新海誠監督の劇場公開長編第3作目。思春期から成人までの男女の心の距離と速度をテーマとした3つの短編の連作。現実の現代日本を舞台に、少年・少女を主人公とした恋模様や葛藤が描かれる。
Read Article
秒速5センチメートルの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
美しすぎる映像表現と、アニメーションながら何か大事な事を気づかせてくれる何気ない日常の精緻な表現。 アニメファンのみならず様々な人々を魅了する作品を世に送り出す新海誠監督作品の中でも、「秒速5センチメートル」は片想いの心情を表現する詩的な名言・名セリフによって「切なすぎるラブストーリー」として今でもネット上で語り継がれている。今回はそんな新海誠監督代表作の名言・名セリフを振り返る。
Read Article
涙腺崩壊!胸に刺さる失恋ソングまとめ【山崎まさよし「全部、君だった。」など】
聴くだけで涙が止まらない、胸に刺さる失恋ソングをまとめました。Le Couple「ひだまりの詩」や山崎まさよし「全部、君だった。」などの涙腺崩壊ポイントを、ファンの声を交えながら紹介していきます!
Read Article
新海誠監督全作品のあらすじ&見どころ紹介
2016年8月26日に最新作『君の名は。』が全国ロードショー。そのメガホンを取ったのは新海誠監督。いまだに根強いファンが多く、一度見たら必ず印象に残るストーリーと映像。それを引きたてる音楽。今だファンを魅了してやまない、新海誠監督の映画作品を紹介していきたいと思います。
Read Article
【サマーウォーズ】「これだけは見てほしい」ジブリ以外のおすすめアニメ映画10タイトルを紹介!【ブレイブ ストーリー】
本記事では「これだけは見てほしい」と自信を持っておすすめできる、ジブリ以外のアニメ映画作品10タイトルをまとめて紹介している。記事中では『時をかける少女』『サマーウォーズ』『イヴの時間』『秒速5センチメートル』『ブレイブ ストーリー』などを掲載した。ぜひ最後までチェックしてみてほしい。
Read Article
【秒速5センチメートル】失恋した時に観たい症状別「恋の処方箋」映画まとめ【エターナル・サンシャイン】
告白したけど振られてしまった、ずっと付き合っていた恋人と別れてしまった…。そんな経験、誰しもあるかと思います。失恋はもう何もかもどうにでもなれとヤケになってしまうくらい辛いものだけれど、そんな時こそ心を落ち着かせて恋愛映画を観てみましょう。この記事では、あなたが抱えている恋の病の処方箋にピッタリな作品をまとめました。どんなに辛い出来事でも、いつしか傷は癒えていくもの。互いに心から愛し合える素敵な出会いは必ずあると信じて、前向きに生きていきましょうね。
Read Article
新海誠監督の「秒速5センチメートル」と「君の名は」との間にある、意外な関係とは?
歴代興業収入ベスト4を達成し、一種の社会現象にまでなった「君の名は」。その監督である新海誠の過去作、「秒速5センチメートル」は、「君の名は」とは対照的にとても切ない作品となっています。その二つの作品の間にある対比と、そこから浮かび上がる二つの作品の関係について考察していきます。
Read Article
目次 - Contents
- 山崎まさよしの概要
- 山崎まさよしの活動経歴
- デビューからメジャーシーンへ
- 映画と音楽活動の広がり
- 新たな挑戦
- 音楽活動の深化と多様な活動
- 25周年を越えて続く挑戦
- 出演映画
- 出演ドラマ
- 山崎まさよしのプロフィール・人物像
- 山崎まさよしのディスコグラフィー
- シングル
- 『月明かりに照らされて』
- 『中華料理』
- 『セロリ』
- 『One more time, One more chance』
- 『アドレナリン』
- 『振り向かない/ガムシャラ バタフライ』
- 『水のない水槽』
- 『僕はここにいる』
- 『Passage』
- 『やわらかい月』
- 『明日の風』
- 『Plastic Soul』
- 『心拍数』
- 『全部、君だった。』
- 『未完成』
- 『僕と不良と校庭で』
- 『僕らは静かに消えていく』
- 『ビー玉望遠鏡』
- 『メヌエット』
- 『8月のクリスマス』
- 『アンジェラ』
- 『One more time, One more chance 『秒速5センチメートル』Special Edition』
- 『真夜中のBoon Boon』
- 『深海魚』
- 『Heart of Winter』
- 『春も嵐も』
- 『HOBO Walking』
- 『花火』
- 『太陽の約束』
- 『アフロディーテ』
- 『星空ギター』
- 『アルタイルの涙』
- 『心の手紙』
- 『21世紀マン (20th anniversary ver.)』
- 『空へ』
- 『君の名前』
- 『破線の涙』
- 『アイムホーム』
- 『回想電車』
- 『影踏み movie ver.』
- 『フリト』
- 『フリト』
- オリジナルアルバム
- 『アレルギーの特効薬』
- 『STEREO』
- 『HOME』
- 『STEREO 2』
- 『ド ミ ノ』
- 『SHEEP』
- 『transition』
- 『アトリエ』
- 『ADDRESS』
- 『IN MY HOUSE』
- 『HOBO's MUSIC』
- 『FLOWERS』
- 『LIFE』
- 『Quarter Note』
- 『STEREO 3』
- ベストアルバム
- 『BLUE PERIOD』
- 『OUT OF THE BLUE』
- 『BLUE PERIOD-Complete SOUND+VISION PACKAGE~Limited Edition』
- 『The Road to YAMAZAKI 〜the BEST for beginners〜 [STANDARDS]』
- 『The Road to YAMAZAKI ~the BEST for beginners~ [SOLO ACOUSTICS]』
- 『ROSE PERIOD 〜the BEST 2005-2015〜』
- 『UNDER THE ROSE 〜B-sides & Rarities 2005-2015〜』
- 『山崎×映画』
- 『山崎×CM』
- 『山崎×CM 2』
- ライブアルバム
- 『ONE KNIGHT STANDS』
- 『Transit Time』
- 『WITH STRINGS』
- 『Concert at SUNTORY HALL』
- 『HARVEST 〜LIVE SEED FOLKS Special in 葛飾 2014〜』
- 『String Quartet “HARVEST” in 東京』
- 『FM802 LIVE CLASSICS』
- 『YAMAZAKI MASAYOSHI String Quartet“BANQUET”』
- 『YAMAZAKI MASAYOSHI Tour 2022 ”7th COLORS”』
- 『YAMAZAKI MASAYOSHI Special Live at BLUE NOTE TOKYO』
- カバーアルバム
- 『COVER ALL YO!』
- 『COVER ALL HO!』
- サウンドトラック
- 『『8月のクリスマス』 オリジナルサウンドトラック』
- 映像作品
- 『動く山崎 VIDEO CLIPS 1995-1998』
- 『DOMINO ROUND』
- 『ONE KNIGHT STANDS on films』
- 『山崎 動く動く VIDEO CLIPS 1998-2003』
- 『Concert at SUNTORY HALL』
- 『ONE KNIGHT STANDS 2010-2011 on films』
- 『String Quartet “BANQUET”』
- 『YAMAZAKI MASAYOSHI “ONE KNIGHT STAND TOUR 2021”』
- 山崎まさよしの代表曲とミュージックビデオ(PV/MV)
- 『One more time, One more chance』
- 『僕はここにいる』
- 『8月のクリスマス』
- 『空へ』
- 山崎まさよしの名言・発言
- 「ただ目の前のできることをやってきたような気がします」
- 「人生何が起こるかわからないし、好きなことをやったほうがいい」
- 「自分自身納得できる作品を作っていきたい」
- 山崎まさよしの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 勘違いがきっかけで掴んだデビュー
- 趣味はDIY
- アルバム収録曲「斎藤さん」は「斎藤和義」