山崎まさよし(まさやん)の徹底解説まとめ

山崎まさよしとは、日本のシンガーソングライターである。1971年生まれ、滋賀県大津市出身で、愛称は「まさやん」。1995年に『月明かりに照らされて』でデビューし、1997年公開映画『月とキャベツ』の主題歌『One more time, One more chance』で一躍注目を浴びた。ブルースをルーツに持ち、アコースティックギターの弾き語りを得意とする音楽スタイルで知られている。また俳優としての活動も広げており多方面で活躍しているアーティストである。

『ONE KNIGHT STANDS 2010-2011 on films』

2011年11月2日発売(DVD)
2012年5月23日発売(Blu-ray)

1. 月明かりに照らされて
2. ド ミ ノ
3. シングルマン
4. 僕のオンリー ワン
5. ルナちっく
6. Let’s form a R&R band
7. 週末には食事をしよう
8. ツバメ
9. 全部、君だった。
10. 僕と不良と校庭で
11. セロリ
12. 君と見てた空
13. 僕と君の最小公倍数
14. 花火
15. ペンギン
16. ステレオ
17. I’m sorry
18. HOBO Walking ~ 晴男

DISC 2
1. アレルギーの特効薬
2. One more time, One more chance
3. ブランコ
4. 最後の海 @広島県・尾道市公会堂
5. 8月のクリスマス @富山県・オーバード・ホール
6. レインソング @奈良県・なら100年会館
7. あじさい @神奈川県・鎌倉芸術館
8. 水のない水槽 @長野県・大町市文化会館 ※岡本定義(COIL)ゲスト出演
9. お家へ帰ろう @北海道・別海町総合スポーツセンター 体育館

山崎まさよしのデビュー15周年を記念して行われた「YAMAZAKI MASAYOSHI 15th Anniversary ONE KNIGHT STAND TOUR 2010-2011」から、2011年2月にNHKホールで行われた公演を中心に映像化した作品である。2010年11月から始まったこのワンマンライブツアーを収めた映像は、山崎まさよしがライフワークとして行っている一人弾き語りライブを存分に楽しむ事ができる内容となっている。

『String Quartet “BANQUET”』

2019年7月24日発売(DVD, Blu-ray)

1. 月明かりに照らされて
2. メヌエット
3. 星に願いを
4. あじさい
5. コイン
6. やわらかい月
7. アンドロイド
8. 僕はここにいる
9. ツバメ
10. 花火
11. 君の名前
12. One more time, One more chance
13. 水のない水槽
14. 紛失
15. Fat Mama
16. ド ミ ノ
17. セロリ
18. 晴男
19. 道
20. Stranger
21. お家へ帰ろう
22. ア・リ・ガ・ト

2018年12月26日にBunkamuraオーチャードホールで行われた「BANQUETツアー」のファイナル公演が収録されている作品である。4人の弦楽四重奏との共演による贅沢で優雅なパフォーマンスが展開され、オーチャードホールという格式ある会場で行われた公演の魅力を存分に堪能できる映像となっている。

『YAMAZAKI MASAYOSHI “ONE KNIGHT STAND TOUR 2021”』

2021年12月22日発売(DVD, Blu-ray)

1. ステレオ
2. Fat Mama
3. メヌエット
4. コイン
5. 僕はここにいる
6. 心拍数
7. 名前のない鳥
8. 明日の風
9. One more time, One more chance
10. ツバメ
11. カルテ
12. Flame Sign
13. Passage
14. 振り向かない
15. アレルギーの特効薬
16. 審判の日
17. 月明かりに照らされて
(ENCORE)
18. Updraft
19. セロリ
20. 虹のつづき
21. 温かい手
22. 根無し草ラプソディー

弾き語りホールツアー「ONE KNIGHT STAND TOUR 2021」を映像化した作品であり、8月27日に東京中野サンプラザホールで行われた公演が完全収録されている。セットリストは「One more time, One more chance」「セロリ」など代表曲を含むキャリア26年間の楽曲に加え、アルバム『STEREO 3』からの楽曲や、この日だけ特別に披露された「温かい手」も収録されている。

山崎まさよしの代表曲とミュージックビデオ(PV/MV)

『One more time, One more chance』

「One more time, One more chance」は、山崎まさよしが主演した映画『月とキャベツ』の主題歌として誕生したバラードである。この曲は「これ以上何を失えば 心は許されるの」という印象的なフレーズで始まり、冒頭からリスナーの心を強く引き込み曲の世界へと誘う。映画では、山崎がスランプに陥ったミュージシャンを演じ、ファンとの出会いをきっかけに創作意欲を取り戻しこの曲を完成させるという物語が描かれている。
この楽曲は、映画の脚本からのインスピレーションだけでなく、山崎自身の経験や感情が色濃く反映されている点も特徴的である。歌詞に出てくる「桜木町」は、山崎が上京後に初めて住んだ場所であり、自伝的な要素が感じられる。映画の物語と自身の人生が交差するこの曲は、彼の代表作として長く愛され続けている。また、音楽番組『ミュージックステーション』では、「東大生が選ぶ素晴らしいと思うJ-POPランキング」で1位に選ばれるなど、その魅力が今なお多くの人々に支持されている。

『僕はここにいる』

山崎まさよしが主演を務めたドラマ『奇跡の人』の主題歌として書かれた楽曲である。物語は交通事故で脳死状態となった主人公が、27歳でありながら7歳の脳の状態に戻ってしまうところから始まる。彼は記憶を失いながらも、とある女性との出会いを通じて心を開き、徐々に回復していく。しかし、その過程で過去の辛い出来事や報われない恋に直面することになる。
この曲は主人公が夜の東京の街を彷徨うシーンに合わせて流れ、主人公の内なる苦悩と切なさが強調される。歌詞には恋が長く続かないことを悟りながらも切ない感情が滲み出ていて、「僕はここにいる」というサビ前のフレーズは、哀しみを込めたメロディとともに心に深く響く。ドラマの世界観を見事に表現するとともに、楽曲自体も究極のラブソングとして評価され、山崎まさよしのボーカルと切ないメロディが見事に調和した名曲である。

『8月のクリスマス』

山崎まさよしが主演した映画『8月のクリスマス』の主題歌であり、劇中の主人公が抱える心の葛藤を反映した楽曲である。主人公は不治の病に侵され余命わずかという状況にあり、彼の心の声が歌詞に綴られている。特に、「ありふれた出来事が こんなにも愛しくなってる」や「わずかな時間でも ただ君のそばにいたかった」というフレーズには、主人公の切実な思いが込められており、映画の感動を一層深めている。さらに、この曲は映画の枠を超えて、普遍的な感情を表現している。山崎の歌声は、日常の中で普段表に出せない感情を優しく包み込み、喪失や葛藤に寄り添ってくれる温かみを持っていることが感じられる。また、山崎まさよしはこの映画の舞台挨拶で「クリスマスソングがなかったけど、こういうきっかけでつくる事ができて幸せです。」と語っている。

『空へ』

山崎まさよしが映画『ドラえもん 新・のび太の日本誕生』のために書き下ろした楽曲である。山崎は「のび太の成長」をテーマに、飛翔感や巣立ちをイメージしながら曲を制作したという。監督からのオーダーで「空を飛ぶシーンに合う曲」という要望を受け、少年の成長や冒険心を表現するためにミディアムテンポで構成されている。
楽曲の制作過程では、山崎自身の父親としての視点が大きな影響を与えた。自身も子どもを持つ今、のび太が新しい冒険に踏み出す姿を重ね合わせて歌詞を書き上げたと語っている。この曲のミュージックビデオでは、大空の映像や東京上空のシーンを背景に、山崎がギターを弾きながら浮遊しているような映像が用いられ、まるでドラえもんの世界にいるかのような幻想的な雰囲気が醸し出されている。

山崎まさよしの名言・発言

「ただ目の前のできることをやってきたような気がします」

ayu616e7
ayu616e7
@ayu616e7

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