山崎まさよし(まさやん)の徹底解説まとめ

山崎まさよしとは、日本のシンガーソングライターである。1971年生まれ、滋賀県大津市出身で、愛称は「まさやん」。1995年に『月明かりに照らされて』でデビューし、1997年公開映画『月とキャベツ』の主題歌『One more time, One more chance』で一躍注目を浴びた。ブルースをルーツに持ち、アコースティックギターの弾き語りを得意とする音楽スタイルで知られている。また俳優としての活動も広げており多方面で活躍しているアーティストである。

これは「芸能活動を長く続けられる秘訣は何ですか?」と聞かれた時の一言である。彼は「流行に流されて新しいことをする」のではなく、その時々に自分が「できること」に集中し、最善を尽くすことを重視しているという。そして「ただ目の前のできることをやってきた」と語っている通り、自分の手の届く範囲で着実に取り組む姿勢を示している。「自分のスタイル」を大切にし、そのスタイルを自覚して活動を続けることに価値を置いていることから、彼は常に自分の信念を持ちながら創作活動に取り組んでいるアーティストだと考えられる。

「人生何が起こるかわからないし、好きなことをやったほうがいい」

これは、「もしご自身の娘がロリータファッションを好むようになったら?」と聞かれた時に答えた一言である。彼自身の子どももキラキラしたものが好きで、ロリータファッションに興味を持つ可能性があるかもしれないと言いながらも、「もし似合っていなければアドバイスをするかもしれない」と冗談を交えて話している。しかし最終的には子どもの選択を尊重したいという気持ちから、「人生何が起こるかわからないし、好きなことをやったほうがいい」と答えていた。この言葉には、彼自身の経験や人生観が反映されていると考えられる。子供に対しても自分の意見は押し付けず、何事も楽しむことを大事にする彼の自然体で柔らかな人間性がこの発言から伝わってくる。

「自分自身納得できる作品を作っていきたい」

これは、「今後の活動についてチャレンジしてみたいことや、目標など」を聞かれた時に答えた一言である。彼は「楽曲制作」を活動の中心に据え、「自分自身が納得できる作品、そして良い歌を作り続けること」を強調している。この姿勢は、彼がミュージシャンとしての根本的な使命や情熱を持ち続けていることを示している。山崎にとって、音楽制作は単なる仕事ではなく、自己表現の重要な手段であり、それを通じて常に自身のベストを尽くしたいという強い意志が感じられる。彼は「こういう仕事をしている以上、この先も変わらない」と述べることで、音楽制作に対する一貫した姿勢と変わらぬ情熱を示しており、自らの信念に基づいて作品を作り続けることを人生の重要な目標としている。彼の発言には、音楽に対する深い愛情と自分自身への挑戦を続ける決意が感じられる。

山崎まさよしの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

勘違いがきっかけで掴んだデビュー

デビュー前の山崎まさよしは、「キティレコード」と「キティフィルム」を間違えて、映画製作会社が主催する俳優オーディションに応募してしまうというミスをしていた。しかもそのオーディションが俳優のものであると気づいたのは、東京での最終審査の直前だったという。山崎はその場で自作の楽曲「Rough Rock'n Roll Boogie」と「中華料理」を披露すると、審査員が「新人歌手のオーディションだったら間違いなく合格」と絶賛するほどだった。しかし、これはあくまで俳優を探すオーディションだったため、山崎には審査員特別賞が与えられただけだった。だがその審査員の中に歌える役者を求めていたキティレコードの音楽プロデューサーがいて、彼の才能を見抜くこととなる。こうして、1993年春にはキティレコードとの契約が決まり、彼は上京し歌手としての道が開かれた。このエピソードは、山崎まさよしのキャラクターと運の良さを物語るものである。無意識の失敗から成功を掴んだ彼のユーモアと、その場を楽しむ自然体な人柄は当時から変わっていないように感じられる。

趣味はDIY

山崎まさよしがDIYを始めたきっかけは、東日本大震災の時に自分の持っているギターが倒れたことで、スタンドをつくろうと思ったのが始まりだった。そこからDIYに興味を持ち、家族が「ここにこれがあったら便利じゃないか」という要望に応じて様々なものを作るようになる。必要に応じて自分が欲しいものを作るだけでなく、時には「普通なら作らないだろう」というようなものまで作ってしまうこともあった。たとえば、バンドソーやテーブルソーを作ってみたこともあったが、「なんでこんなの作ったんだろう?」と後から思うこともあったという。
DIYを始めた当初、YouTubeで外国人がDIYをする動画を多く見た山崎は、「外国人はDIYが好きで、日本人なら業者を呼ぶような修理も、だいたい自分でやっちゃう。僕は気持ちの上ではそのスタンスが正しいと思っていて、よーし、やるぞ!と気合いを入れて大々的に始めるものでもなく、『壊れたら直す』と言う気持ちで部屋の中を必要に応じてメンテナンスすることが、DIYだと思うんです。」と語っている。彼の音楽性と同様で、飾り気や肩肘張らず自然体な人柄が表れているエピソードである。

アルバム収録曲「斎藤さん」は「斎藤和義」

2021年9月にリリースしたデビュー25周年記念アルバム『STEREO 3』に収録されている曲「斎藤さん」は、山崎と同じくDIYを愛するシンガーソングライター、斉藤和義のことを歌っている。山崎まさよしと斎藤和義は同世代であり、デビュー時期が近いこともあって以前から交流がありイベント等でもよく共演している。そして1997年山崎がブレイクした当時には、彼らのことを「さんよし」と呼ばれていた時期があった。「さんよし」とは、当時ブレイクし始めたアーティスト、山崎まさよし、斎藤和義、中村一義の3人のことである。この名称はテレビ番組等で紹介されてファンの間で広まったものであるが、実際にこの3人でユニットを組み活動したことはない。
そして『STEREO 3』に収録されている曲「斎藤さん」は、斎藤和義ではなくジャングルポケットの斉藤慎二と異色のコラボを果たしている。このコラボの様子はYoutubeでも紹介されている。

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