Stevie Wonder(スティーヴィー・ワンダー)の徹底解説まとめ

Stevie Wonder(スティーヴィー・ワンダー)とは、アメリカを代表するシンガーソングライターである。1950年ミシガン州サギノーで生まれる。早産のため未熟児網膜症にかかり目に障害が残ってしまう。11歳でモータウンレーベルと契約し、活動を続けている。リリースした楽曲はUSチャートのトップ10、グラミー賞受賞など高い評価を獲得。音楽だけでなく人種差別や障害などのメッセージも高く評価されている。さまざまな楽器をひきこなし、歌だけでなくプロデュースも手掛ける、ソロシンガーソングライターである。

1982年にポール・マッカートニー&スティーヴィー・ワンダーによってリリースされた作品である。「ピアノの黒の鍵盤(Ebony)と白の鍵盤(Ivory)が一つのハーモニーを奏でるように、白人と黒人、無色人種と有色人種、すなわち人類が調和する」をテーマに2人の天才ミュージシャンが歌い世界中で反響を呼んだ。

『パートタイム・ラヴァー』 (Part-Time Lover)

1985年にリリースされた「イン・スクエア・サークル」からシングルカットされ、全米1位を獲得した楽曲。日本でもTDKのCMでオンエアされた、なじみのある楽曲である。

『オーヴァージョイド』 ( Overjoyed)

1985年にリリースされた「イン・スクエア・サークル」からシングルカットされた楽曲。この曲にはジャズ・フュージョンのギタリスト、アール・クルーが参加している。オンワード樫山のCMでもオンエアされたバラードの名曲である。

『フォー・ユア・ラヴ』 ( For Your Love)

1995年にリリースされた「カンバセーション・ピース」からシングルカットされた楽曲。全米チャートでは振るわなかったものの、最優秀R&B楽曲賞と最優秀男性R&B歌唱賞を95年度のグラミー賞で受賞した。正統派のバラードの名曲である。

『フィール・ザ・ファイアー』(To Feel The Fire)

1999年にキリンビバレッジより発売された缶コーヒー「Fire」のTVCMとして制作された楽曲。日本人にはなじみのある楽曲である。キリンはスティーヴィーに作り直しをさせてこの楽曲が誕生した。一説には1曲10億円ともいわれている。

Stevie Wonder(スティーヴィー・ワンダー)の名言・発言

「90%以上の人が目が見えない私以上に物事が見えていない」

2009年国際障害者デーに国連で記者会見した際のメッセージ。世界の90%の人が10%の障害を持つ人々をどうでもいいと考えるのはいけないことだ。目を、心を、精神を開いてたがいのことを思いやり気遣うことができる世界になってほしいと発言した。

「愛は愛を本当に必要としている」

スティーヴィーが2010年国連平和大使に就任した際のスピーチでのメッセージ。世界の90%の人が10%の障害者を気にかけないことが信じられない。障害を持っている人々が行きたいところに気軽にアクセスすることができない。障害者がビジョンを持つことができるよう気にかけることが必要だと発言した。

「日本の皆様にお伝えしたいことがあります」

2011年の3月30日に国連ピースメッセンジャーとして、2011年3月11日に発生した東日本大震災で、そこに住む人々影響を受けている人々に対してのメッセージ。1分足らずのメッセージだが、被災した人々は一人ではなく、スティヴィーを含めた世界中の人たちが災害から力強く立ち上がることを願い、祈っていると発言した。

「間違っているとわかっていることは、変えていかねばならない」

2015年に受けたインタビューで、警察官による黒人射殺事件について問われてスティーヴィーが語ったメッセージ。肌の色が違うからといって、運転中や歩いているときでも警官に止められるような世の中ではいけない、誰もが平等な扱いを受ける世の中になってほしい、間違っているとわかっていることは、変えていかなければならないと発言した。

Stevie Wonder(スティーヴィー・ワンダー)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

名前の由来は「ワンダー(驚異の)スティーヴィー」

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