Stevie Wonder(スティーヴィー・ワンダー)の徹底解説まとめ

Stevie Wonder(スティーヴィー・ワンダー)とは、アメリカを代表するシンガーソングライターである。1950年ミシガン州サギノーで生まれる。早産のため未熟児網膜症にかかり目に障害が残ってしまう。11歳でモータウンレーベルと契約し、活動を続けている。リリースした楽曲はUSチャートのトップ10、グラミー賞受賞など高い評価を獲得。音楽だけでなく人種差別や障害などのメッセージも高く評価されている。さまざまな楽器をひきこなし、歌だけでなくプロデュースも手掛ける、ソロシンガーソングライターである。

1973年にリリースされた「インナーヴィジョンズ」よりシングルカットされ、全米4位を獲得。スティーヴィーはこの楽曲を3時間足らずで制作した、と話している。レッド・ホット・チリ・ペッパーズもカバーしている楽曲である。

『悪夢』(You Haven't Done Nothin')

1974年にリリースされた「ファーストフィナーレ」よりシングルカットされ、全米1位を獲得。ウォーターゲート事件に絡み、当時のニクソン大統領に向けて作られた楽曲である。コーラスにジャクソン5が参加している。

『愛するデューク』(Sir Duke)

1976年にリリースされた「キー・オブ・ライフ」よりシングルカットされ、全米1位を獲得。1976年に亡くなったデューク・エリントンに捧げられた楽曲である。auやトヨタのコマーシャルソングとしても使用された、日本でもなじみのある楽曲である。

『回想』(I Wish)

1976年にリリースされた「キー・オブライフ」よりシングルカットされ、全米1位を獲得。スティヴィー自身が、作詞・作曲・プロデュースを行った楽曲である。詩の内容がスティーヴィー自身の1950年から60年を回想した内容となっている。

『可愛いアイシャ』(Isn't She Lovely)

1976年にリリースされた「キー・オブライフ」に収録されている楽曲で、シングルカットはされていない。スティヴィーの娘アイシャの誕生祝に書かれた楽曲で、アイシャの泣き声や、お風呂に入る際の音も含まれている。ホンダやキリンのCMソングとしても知られ、日本でもなじみのある楽曲である。

『ハッピー・バースデイ』(Happy Birthday)

1980年にリリースされた「ホッター・ザン・ジュライ」からシングルカットされた楽曲。1968年に暗殺された公民権運動の指導者マーティン・ルーサー・キング・ジュニア、キング牧師に捧げられた楽曲である。スティーヴィーは、キング牧師の誕生日を国民の祝日にする運動に参加していた。

『心の愛』(I Just Called to Say I Love You)

1984年にリリースされ、全米全英ともに1位を獲得した大ヒット曲である。映画「ウーマン・イン・レッド」のサウンドトラックに使用された。アカデミー歌曲賞、ゴールデングローブ主題歌賞を受賞。もともとは日本のブレッド&バターに提供した楽曲であったが、スティーヴィーから映画に使いたいとの申し出があり、リリースされた楽曲である。パートナーとの間で著作権問題で裁判になったが、ブレッド&バターに曲を贈った際のデモテープが証拠となり勝訴した。

『エボニー・アンド・アイボリー』(Ebony and Ivory)

1982年にポール・マッカートニー&スティーヴィー・ワンダーによってリリースされた作品である。「ピアノの黒の鍵盤(Ebony)と白の鍵盤(Ivory)が一つのハーモニーを奏でるように、白人と黒人、無色人種と有色人種、すなわち人類が調和する」をテーマに2人の天才ミュージシャンが歌い世界中で反響を呼んだ。

『パートタイム・ラヴァー』 (Part-Time Lover)

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