Stevie Wonder(スティーヴィー・ワンダー)の徹底解説まとめ
Stevie Wonder(スティーヴィー・ワンダー)とは、アメリカを代表するシンガーソングライターである。1950年ミシガン州サギノーで生まれる。早産のため未熟児網膜症にかかり目に障害が残ってしまう。11歳でモータウンレーベルと契約し、活動を続けている。リリースした楽曲はUSチャートのトップ10、グラミー賞受賞など高い評価を獲得。音楽だけでなく人種差別や障害などのメッセージも高く評価されている。さまざまな楽器をひきこなし、歌だけでなくプロデュースも手掛ける、ソロシンガーソングライターである。
1972年にリリースされた「トーキングブック」よりシングルカットされ、全米1位を獲得。スティーヴィー、22歳のころの楽曲である。元々は、このアルバム制作に参加していたギタリスト、ジェフ・ベックのために制作された楽曲であった。
『ハイアー・グラウンド』(Higher Ground)
1973年にリリースされた「インナーヴィジョンズ」よりシングルカットされ、全米4位を獲得。スティーヴィーはこの楽曲を3時間足らずで制作した、と話している。レッド・ホット・チリ・ペッパーズもカバーしている楽曲である。
『悪夢』(You Haven't Done Nothin')
1974年にリリースされた「ファーストフィナーレ」よりシングルカットされ、全米1位を獲得。ウォーターゲート事件に絡み、当時のニクソン大統領に向けて作られた楽曲である。コーラスにジャクソン5が参加している。
『愛するデューク』(Sir Duke)
1976年にリリースされた「キー・オブ・ライフ」よりシングルカットされ、全米1位を獲得。1976年に亡くなったデューク・エリントンに捧げられた楽曲である。auやトヨタのコマーシャルソングとしても使用された、日本でもなじみのある楽曲である。
『回想』(I Wish)
1976年にリリースされた「キー・オブライフ」よりシングルカットされ、全米1位を獲得。スティヴィー自身が、作詞・作曲・プロデュースを行った楽曲である。詩の内容がスティーヴィー自身の1950年から60年を回想した内容となっている。
『可愛いアイシャ』(Isn't She Lovely)
1976年にリリースされた「キー・オブライフ」に収録されている楽曲で、シングルカットはされていない。スティヴィーの娘アイシャの誕生祝に書かれた楽曲で、アイシャの泣き声や、お風呂に入る際の音も含まれている。ホンダやキリンのCMソングとしても知られ、日本でもなじみのある楽曲である。
『ハッピー・バースデイ』(Happy Birthday)
1980年にリリースされた「ホッター・ザン・ジュライ」からシングルカットされた楽曲。1968年に暗殺された公民権運動の指導者マーティン・ルーサー・キング・ジュニア、キング牧師に捧げられた楽曲である。スティーヴィーは、キング牧師の誕生日を国民の祝日にする運動に参加していた。
『心の愛』(I Just Called to Say I Love You)
1984年にリリースされ、全米全英ともに1位を獲得した大ヒット曲である。映画『ウーマン・イン・レッド』のサウンドトラックに使用された。アカデミー歌曲賞、ゴールデングローブ主題歌賞を受賞。もともとは日本のブレッド&バターに提供した楽曲であったが、スティーヴィーから映画に使いたいとの申し出があり、リリースされた楽曲である。パートナーとの間で著作権問題で裁判になったが、ブレッド&バターに曲を贈った際のデモテープが証拠となり勝訴した。
『エボニー・アンド・アイボリー』(Ebony and Ivory)
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目次 - Contents
- Stevie Wonder(スティーヴィー・ワンダー)の概要
- Stevie Wonder(スティーヴィー・ワンダー)の活動経歴
- Stevie Wonder(スティーヴィー・ワンダー)の原点
- デビューから史上最年少記録樹立
- 絶頂の70年代へ
- 黄金の70年代
- 国連平和大使に
- Stevie Wonder(スティーヴィー・ワンダー)プロフィール・人物像
- Stevie Wonder(スティーヴィー・ワンダー)のディスコグラフィー
- アルバム
- 『ジャズ・ソウル〜スティーヴィー・ワンダー・ファースト・アルバム』(The Jazz Soul of Little Stevie Wonder)
- 『レイ・チャールズに捧ぐ』(Tribute to Uncle Ray)
- 『12歳の天才』(THE 12 YEAR OLD)
- 『わが心に歌えば』(With a Song in My Heart)
- 『アット・ザ・ビーチ』(Stevie at the Beach)
- 『アップタイト』(Up-Tight)
- 『太陽のあたる場所』(Down to Earth)
- 『愛するあの娘に』(I Was Made to Love Her)
- 『想い出のクリスマス』 (Someday at Christmas)
- 『アルフィー/イーヴェッツ・レッドナウ』(Alfie Eivets Rednow)
- 『フォー・ワンス・イン・マイ・ライフ』 (For Once in my Life)
- 『マイ・シェリー・アモール』 (My Cherie Amour )
- 『涙をとどけて』 (Signed, Sealed & Delivered )
- 『青春の軌跡』(Where I'm Coming From)
- 『心の詩』 (Music of My Mind)
- 『トーキング・ブック』 (Talking Book)
- 『インナーヴィジョンズ』 (Innervisions)
- 『ファースト・フィナーレ』(Fulfillingness' First Finale)
- 『キー・オブ・ライフ』 (Songs in the Key of Life)
- 『ホッター・ザン・ジュライ』(Hotter than July)
- 『イン・スクエア・サークル』(In Square Circle )
- 『キャラクターズ』(Characters)
- 『カンバセーション・ピース』(Conversation Peace)
- 『タイム・トゥ・ラヴ』(A Time to Love)
- Stevie Wonder(スティーヴィー・ワンダー)の代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- 『フィンガーティップス』 ( Fingertips)
- 『アップタイト』(Uptight (Everything's Alright))
- 『太陽のあたる場所』(A Place in the Sun)
- 『フォー・ワンス・イン・マイ・ライフ』(For Once in My Life)
- 『マイ・シェリー・アモール』(My Cherie Amour)
- 『涙をとどけて』(Signed, Sealed, Delivered I'm Yours)
- 『サンシャイン』(You Are the Sunshine of My Life)
- 『迷信』(Superstition)
- 『ハイアー・グラウンド』(Higher Ground)
- 『悪夢』(You Haven't Done Nothin')
- 『愛するデューク』(Sir Duke)
- 『回想』(I Wish)
- 『可愛いアイシャ』(Isn't She Lovely)
- 『ハッピー・バースデイ』(Happy Birthday)
- 『心の愛』(I Just Called to Say I Love You)
- 『エボニー・アンド・アイボリー』(Ebony and Ivory)
- 『パートタイム・ラヴァー』 (Part-Time Lover)
- 『オーヴァージョイド』 ( Overjoyed)
- 『フォー・ユア・ラヴ』 ( For Your Love)
- 『フィール・ザ・ファイアー』(To Feel The Fire)
- Stevie Wonder(スティーヴィー・ワンダー)の名言・発言
- 「90%以上の人が目が見えない私以上に物事が見えていない」
- 「愛は愛を本当に必要としている」
- 「日本の皆様にお伝えしたいことがあります」
- 「間違っているとわかっていることは、変えていかねばならない」
- Stevie Wonder(スティーヴィー・ワンダー)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 名前の由来は「ワンダー(驚異の)スティーヴィー」
- ネズミを見つけたのは盲目の少年スティーヴィー
- スティーヴィーは共感覚の持ち主
- 「九州朝日放送」の依頼で実現した勝新太郎との対談
- Stevie Wonder(スティーヴィー・ワンダー)は目が見えているという噂