寿エンパイア(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『寿エンパイア』とは2020年よりせきやてつじが『裏サンデー』及び『マンガワン』で連載している漫画作品。ハワイ出身の青年湧呉が、母の死の謎を解くため、美味しい寿司を握るために数々の寿司職人と戦う料理漫画。個性豊かなキャラクターや、単なる料理にとどまらないSF要素、そして寿司による戦いを通じて分かり合っていく少年漫画的な要素が高く評価されている。

鶴岡真理(つるおかまり)

朝里の姉であり、優秀な寿司職人の一人。
快活で姉御肌だが、情が深すぎるところもあり元カレの雅とズルズル関係を続けている。
湧呉に惚れられているものの、本人は雅のことを気にかけており、パリ国際寿司杯の時も出奔した雅についていき、のちにノルウェー王国代表のメンバーの一人として登場した。
妹の朝里に対しては愛情を持つ一方、その鋭敏な舌に人知れず嫉妬心も持っていた。

竹部紀夫(たけべのりお)

朝里。真理の祖父にして崋山の御庭番衆。
剣蔵の右腕として、美咲を探すためにハワイまで探索に出かけたり、時には蓮華を狙う者と戦ったりしていた。

若獅子杯参加選手

橋本隆(はしもとたかし)

崋山本店で地下厨房のチームリーダー。
雅からの命を受け、日本に来たばかりの湧呉に対し陰湿なパワハラを繰り返す。
若獅子杯に参加できるぎりぎりの30歳であり、同じく参加してきた湧後、藤原コンビを貶めるために冷蔵庫を壊すという暴挙に出る。
自分自身もかつて同じようなパワハラにあっており、その憎しみを湧呉らにぶつけている一面もある。
しかし湧呉と対戦したのちは改心し、職人としてもう一度やり直すために本店から北海道店に出向した。

桃乃木彩花・柿原萌(もものきあやか・かきはらもえ)

手前が桃ノ木 奥が柿原

第二回戦で湧呉らが戦った女性コンビの寿司職人。
美大出身であり、美的センスと確かな腕を合わせた創作寿司を得意とする。
女性ゆえに職人として軽視されてきた経験から男職人に対して敵対心を抱いており、それを見返すために若獅子杯に出場していた。
見た目がチャラい藤原も敵視されていたが、対戦後にその鮨に対する真摯な態度を見て和解。
のちにアメリカに移住し、パリ国際寿司杯にてアメリカ代表の一員として再登場する。

阿島稔(あじまみのる)

若獅子杯決勝戦で湧呉と戦った寿司職人。
もとは港町で暮らしていたものの、震災と津波によって家族と住む家を失い、親戚に引き取られる。
厄介者として扱われる中で、きれいごとを並べる奴らや見て見ぬふりをする日本人に対する嫌悪感を強く持つようになり、世界を放浪する。
その中で泰臣に出会い、その魔術めいた魅力に心酔するようになっていった。
握る寿司は伝統からかけ離れた技法を多用し、それを食べさせ旨いといわせることで伝統を汚すという暗い目的を持つ。
湧呉の人間性にあてられた後はそうした暗い側面は薄れ、たびたび安岡の助手として登場した時もつきものが落ちたように明るい顔をしている。

大江戸寿司番付出場者

華山泰臣(はなやまやすおみ)

決勝で湧呉と戦った伝説の職人。海外の技法と江戸前の仕事を組み合わせた、大胆で繊細な寿司を握る。
実は湧呉の祖父であり、かつて「蓮華」によって不老長寿を手に入れ、180年を生きてきたことが明かされる。
人の心を操り惑わすが、同時に自分が認めた相手や肉親に対しては愛情深いところも見せる。

児島渡(こじまわたる)

崋山金沢店の店主。嫌味な性格でたつくらに対しても暴言を吐くが、その確かな寿司の腕と味への評価、そして改善点を丁寧に説明するなど、料理に対する誠実な姿勢から、湧呉にとってのライバルかつ師匠の立ち位置にいる人物。
大江戸寿司番付では敵として立ちふさがり、その後のパリ国際寿司杯では同じ日本チームとして参戦することになる。

徳山慎司(とくやましんじ)

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