奇跡が降る街(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『奇跡が降る街』とは、1991年に公開されたアメリカのコメディドラマ映画である。監督はジョージ・ギャロで、本作は事実を基に描かれている。生まれつきの幸運体質である主人公のフランクが約9億円ものニューヨーク州初の宝くじに当選する物語である。フランクは幸運体質ではあったが彼の人生は決して穏やかなものではなく、マフィアと賭博をしたり仕事を転々としたりすることもあった。次から次へと予想外の出来事が起こるため次はどんな展開になるのだろうと見ている人を惹き付けるような作品である。
本作は、主人公が生まれながらにして幸運体質であったことやベトナム戦争での徴兵を免れたことなど実話を基に作られている。映画の中で主人公の買った宝くじの券は620万ドルも当てているが、この部分に関しては実際の人物は最終候補者に残っただけという情報もある。
『奇跡が降る街』のモデルとなった人物本人が本作に登場
『奇跡が降る街』の主人公の名前はフランク・ペシであるが、本作のモデルとなった人物の名前をそのまま使用している。さらにモデルとなった人物も本作の中で実際に登場している。フランク・ペシの兄として登場したヴィト・ペシを演じた俳優がモデルとなった人物であり、本名はフランク・ペシである。
主人公の父親役を演じたダニー・アイエロの波乱万丈な人生
本作で父親役を演じたダニー・アイエロは2019年に闘病生活のすえ亡くなった。ダニー・アイエロは『トゥ・ザ・ライト・シング』や『レオン』など様々な映画に出演していた。幼少期に母親の失明、父親の失踪を経験していて当時の生活は苦しいものだったと思われる。やがてナイトクラブの用心棒として働き始める。ある日ナイトクラブの司会者がお店に来なかったためアイエロがかわりに司会をしたり歌を歌ったりした。その時のアイエロの堂々とした態度を見た仲間が彼に芸能界に入ることをすすめた。こうして、アイエロは俳優としての人生を歩んでいくことになる。
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目次 - Contents
- 『奇跡が降る街』の概要
- 『奇跡が降る街』のあらすじ・ストーリー
- 宝くじの当選者
- 生まれた時からの幸運体質
- どこまでも運がついてくる
- 成功への近道の先に待つのは闇
- うまくいかない父親の人生
- 1万ドルの重み
- 宝くじの券は誰のもとに?
- 『奇跡が降る街』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- フランク・ペシ・ジュニア(演:アンソニー・ラパーリア)
- メインキャラクター
- フランク・ペシ・シニア(演:ダニー・アイエロ)
- ミセス・ペシ(演:レイニー・カザン)
- ヴィト・ペシ(演:フランク・ペシ)
- マデリーン・ペシ(演:ドンナ・マグナーニ)
- ジミー(演:リック・アイエロ)
- その他
- フィリー・ザ・ナップ(演:ロン・カラバトソス)
- ルーイ・トゥッチ(演:ヴィック・マンニ)
- 質屋の店主
- トニー(演:ピート・アンティコ)
- タルターリア(演:ロバート・フォスター)
- 『奇跡が降る街』の用語
- エンパイア・ステークス
- マフィア
- ベトナム戦争
- 『奇跡が降る街』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- いつも元気だった父親が病院へ運ばれた日
- フランク・ペシ・ジュニア「何か買うことにする。宝くじをくれ」
- フランク・ペシ・ジュニア「人は生まれて年を取って死ぬ。単純なことを複雑にしすぎているのかも」
- 『奇跡が降る街』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『奇跡が降る街』は実話に基づく映画
- 『奇跡が降る街』のモデルとなった人物本人が本作に登場
- 主人公の父親役を演じたダニー・アイエロの波乱万丈な人生