ありふれた職業で世界最強(あり職)のネタバレ解説・考察まとめ

『ありふれた職業で世界最強』とは白米良によるライトノベルだ。小説投稿サイト『小説家になろう』で連載されている異世界転生モノの作品である。略称は「あり職」。クラスメイトとともに異世界に召喚された主人公。裏切りにあって奈落へ落とされるが、生きるために必死に這い上がるのだ。数々の仲間との出会いを経て、主人公が成長していく物語である。アニメ化や漫画化もされ、多くのファンに支持されている作品。

CV:伊藤彩沙

天職は「結界師」である。鈴は小柄でクラスのムードメーカーだ。親しくなった女子には渾名で呼ばれる。彼女は美女や美少女が好きで、時にはセクハラを働くこともあり、心の中に小さなおっさんを飼っていると言われるのだ。恵里とは親友であり、カトレアとの戦いでユエに助けられたことから彼女を「お姉様」と呼び慕っている。王都侵攻で恵里の裏切りにショックを受けつつも、彼女と話し合いたいという想いから、ハジメの旅について行くことを決意する。戦闘では様々な結界を張ってパーティのサポートを務め、後にハジメが作った鉄扇を受け取り、攻撃にも参加するようになるのだ。氷雪洞窟では恵里の裏切りに気付きながらも黙認したことが、王都侵攻での悲劇の遠因になったと虚像に責められるが、ハルツィナ樹海での失敗を反省し、恵里を連れ戻す覚悟を持って変成魔法を手に入れる。最終決戦では恵里と一対一で戦い、勝利するが、最後の最後に彼女と本音をぶつけ合い、死別することになるのだ。その際、恵里に一人称が「鈴」なのはイタいと罵倒されたことで、一人称を「私」に変える。

中村恵里(なかむら えり)

CV:西明日香

恵里は眼鏡をかけたナチュラルボブの黒髪少女で、天職は「降霊術師」だ。温和で大人しく、親友の鈴の抑え役を務めまる。しかし、彼女の本性は利己的で残忍であり、光輝に異常なほどの好意と執着心を抱いているのだ。地球では図書委員を務め、光輝に近づくために鈴と親友になる。彼女は光輝を手に入れるために様々な策略を巡らし、時にはハジメを唆して香織とくっつけさせることも考えているのだ。降霊術を扱い、死体を操ることができる恵里は、その力を巧みに使って縛魂を編み出し、生前の記憶や思考パターンを付け加えることもできる。彼女は光輝を手に入れるために様々な手段を駆使し、王都侵攻では罠にはめて光輝達を拘束し、自らの目的のために行動するのだ。最終決戦では、鈴との激闘の末に敗れ、絶望した恵里は自爆用のアーティファクトを発動させて命を絶つのだ。しかし、彼女は最後まで自分と向き合い続けてくれた鈴に感謝の言葉を述べる。

檜山大介(ひやま だいすけ)

CV:白石稔

檜山は不良グループのリーダーであり、自分より弱い者を痛めつけては優越感に浸り、強い者には媚びへつらう小心者である。天職は「軽戦士」だ。特に香織に歪んだ好意を抱いており、彼女に構ってもらっているハジメを妬んでいる。彼は香織を手に入れるために様々な手段を使い、オルクス大迷宮での行動や王都侵攻での暴挙など、容赦のない行動を取る。最終的にはハジメによって敗北し、侵攻してきた魔物の群れに飲み込まれて死亡するのだ。

中野 信治(なかの しんじ)

CV:三浦勝之

中野は小悪党組の一員であり、天職は「炎術師」だ。王都侵攻後は、檜山の裏切りと近藤の死によるショックで部屋に引きこもるようになる。最終決戦には参戦するが、ハジメの激しい戦闘によってハイになり、制裁を受けるなど散々な目に遭うのだ。

斎藤 良樹(さいとう よしき)

CV:真木駿一

斎藤は小悪党組の一員であり、天職は「風術師」だ。王都侵攻後は、檜山の裏切りと近藤の死によるショックで部屋に引きこもるようになる。

近藤 礼一(こんどう れいいち)

CV:大塚剛央

近藤は小悪党組の一員であり、天職は「槍術師」だ。粗暴で身勝手な言動が多い。王都侵攻で、たまたま恵里の近くにいたことで、剣で心臓を刺されて死亡し、恵里に縛魂で操られる。ハジメに襲い掛かるが、頭をショットガン(アニメではドンナー)で吹き飛ばされ、一蹴される。

永山 重吾(ながやま じゅうご)

CV:山本祥太

天職は「重格闘家」である。パーティーリーダーを務め、身長は190cmを超える巨漢。地球では柔道部の主将を務める男子だ。寡黙で常識的な性格をしているが、おっさん顔のために年齢よりも老けて見られることがある。

遠藤 浩介(えんどう こうすけ)

CV:榎木淳弥

遠藤は非常に影の薄い少年であり、天職として「暗殺者」を持つ。そのスキルを活かして様々な活動を行うのだ。彼の存在は家族やクラスメイトだけでなく、魔物や自動ドアですら気づかれないほど薄い。過去に好意を寄せていた女子に告白した際には、同じ学校にいたことすら気づかれず振られた経験がある。オルクス大迷宮では魔人族に襲われた際、持ち前のステルス性能を活かしてメルド達の助けを得て迷宮から脱出し、後にハジメと再会して助けを求める。王都侵攻後は、メルドの死に深く傷つき、しばらく部屋に引きこもるようになったが、後に復活する。遠藤は後に深淵卿(アビスゲート卿)という二つ名を得て、それに伴う分身のスキルを獲得する。彼は主人公としても外伝で多くの出番を持ち、陰の薄さを活かした隠密行動で活躍するのだ。ただし、深淵卿のスキルが発動すると、彼の言動が強制的に厨二病のものになるため、周囲から痛々しいと思われることがある。遠藤はラナ・ハウリアに猛アプローチをかけ続け、彼女と付き合うために数々の困難に立ち向かう。その一環として、ハジメとの勝負で見事かすり傷を負わせることに成功する。この結果、遠藤はラナとの付き合いを果たすことができるのである。

野村 健太郎(のむら けんたろう)

CV:植木慎英

野村は永山や遠藤とは親友だ。彼は天職として「土術師」を持ち、土系統の魔法に高い適性を示す。カトレアが繰り出した土系の上級攻撃魔法落牢の危険性をいち早く察知してパーティーメンバーに迅速な指示を与え、カトレア達から逃れるための隠し部屋の穴を領分外の魔法を使って構築し違和感なく塞ぐ器用さを発揮するなど、カトレア率いる魔物の不意打ちで大怪我を負いながらも、土術師らしい判断力を発揮するのだ。野村はパーティーの中で辻に恋心を抱いている。そして、エヒトとの決戦前には、ハジメに命じられて土魔法を用いて城塞を建設し、見事に作り上げるのである。

辻 綾子(つじ あやこ)

天職は香織と同じ「治癒師」だ。彼女は治癒の腕を香織と比べて少しコンプレックスを抱いている。

吉野 真央(よしの まお)

真央は口調と態度に軽さがある少女だ。彼女はパーティーにおける縁の下の力持ちであり、天職の「付与術士」として支援系の魔法に天性の才能を持っている。

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