パラノマサイト FILE23 本所七不思議(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』とは、スクウェア・エニックスより2023年3月に発売された、怪談・本所七不思議が題材のホラーミステリーADV。舞台は昭和後期の東京都墨田区。興家 彰吾は本所七不思議の呪いを受け、蘇りの秘術を巡る争いに巻き込まれる。本所七不思議の伝承に紐づいた呪詛珠を持つ9人の男女が、蘇りの秘術を求めて、互いに呪い合う駆け引きが始まる。個性的なキャラクター達が息もつけない心理戦を展開し、衝撃の真相が解き明かされていく。本格謎解きが楽しめるストーリーが魅力。

ストーリーを読み解き、正解となる名前を入力するアクションコマンド

プレイヤーはストーリー進行中、多種多様なコマンドを選択することで謎解きを行う。

・調べる
周囲や人物を調べるコマンド。
あたりを見回したり、人物の詳細を調べて情報を得られる。

・会話する
登場キャラクターと会話をするコマンド。
相手と話すことで情報を引き出したり、相手への返答の選択肢を選べる。

・考える
自分で情報を整理するコマンド。
物語内で得た情報を自ら考え、謎解きのための手助けをする。

・アクションを行う
ストーリー内では、謎を解くためのアクションは多種多様に存在する。
キャラクターの名前を入力する、電話番号を調べるなどを駆使して謎を解いていく。

呪詛を行使

春恵(右)があやめ(左)に呪詛行使する様子

呪主となったプレイヤーは、呪詛行使ボタンを押すことで相手を呪い殺せる。
呪詛行使は自身が持つ呪詛珠の条件を満たす時、もしくは満たしたと考えられるときのみ使用ができる。呪詛行使できるタイミングになると左上に表示が現れる。
相手を呪い殺す、もしくは呪い殺さないことでストーリーの進行やエンディングが変化する。

『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』の登場人物・キャラクター

呪主(かしりぬし)

興家 彰吾(おきいえ しょうご)

呪影:置いてけ堀(おいてけぼり)

ヒハク石鹸に勤める会社員。
錦糸堀公園にて呪影に呪われる。置いてけ堀(おいてけぼり)の呪いを使用して、福永 葉子を殺害する。
見た目はごく普通の青年だが、実は土御門 睛曼の末裔で、霊感がとても高い。福永 葉子を生き返らせるため蘇りの秘術を求めたが、彼の中の睛曼の意識が目覚めたことで、葉子が蘆乃の末裔であると気づく。蘆乃に呪いを使わせないため、自ら葉子を呪い殺した。
一方葉子が呪詛珠を集めた世界線では、興家は葉子によって呪い殺されてしまった。

志岐間 春恵(しぎま はるえ)

呪影:送り拍子木(おくりひょうしぎ)

警察組織要職の家柄に生まれた主婦。
自宅にて呪影に呪われる。送り拍子木の呪いは使用していない。
約1年前に息子・修一を誘拐された末に亡くし、櫂に誘拐事件の真相究明と犯人探しを依頼した。蘇りの秘術を使って修一を生き返らせることを願うが、殺さないという櫂との約束のため、他の呪主の呪詛珠を奪って滓魂を集めることにした。しかし自宅へ来た灯野 あやめに呪詛珠を奪われてしまった。
息子を亡くしたことで性格が一変し、暗い目をする彼女は近所からも遠巻きにされている。

津詰 徹生(つつみ てつお)

呪影:落葉なき椎(おちばなきしい)

警察庁の警部を務める強面の男性。
吉見の怪死事件を捜査している最中、旧安田庭園で呪影に呪われる。落葉なき椎の呪いは使用していない。
蘇りの秘術は求めておらず、呪主による呪いを使った殺害を止めるため、呪詛珠を回収している。4年前まで心霊対策室に所属しており、心霊現象や霊障にも詳しい。娘・灯野 あやめに出生の秘密を隠し、彼女に呪い殺された。
仕事一筋の生活が原因で数年前に離婚し、あやめともしばらく会っていなかった。

逆崎 約子(さかざき やっこ)

呪影:馬鹿囃子(ばかばやし)

駒形高校に通う女子高校生。
高校の教室でこっくりさんを行っている最中に呪影に呪われる。馬鹿囃子の呪いで、城之内 耕兵、岩井 官吉郎を殺害する。
幼なじみの白石 美智代の自殺に納得できず、真相を追いながら美智代を生き返らせるため蘇りの秘術を探していた。霊感があったため美智代の霊体が乗り移り、無意識のうちに美智代が怨んでいた2人を殺してしまった。呪詛珠は手放し、津詰に渡した。
正義感が強く、身内や友達に危害が及んだときはどうしても放っておけない性格。

並垣 佑太郎(なみがき ゆうたろう)

呪影:足洗い屋敷(あしあらいやしき)

一流大学に通う青年。
両国橋で呪影に呪われる。送り拍子木の呪いを使用して、関係のない一般女性を1人殺害した。
白石 美智代を車でひき殺してしまったため、彼女を蘇らせて事故をなかったことにしようと蘇りの秘術を探している。自身が呪主であることを隠さず、滓魂を集めるために積極的に呪詛を行使しようと迫る。襟尾に取り押さえられ、呪詛珠は津詰に回収された。
プライドが高くつねに人を見下す態度をとるが、根は臆病。

新石 英樹(あらいし ひでき)

0ty_i_no
0ty_i_no
@0ty_i_no

目次 - Contents