パラノマサイト FILE23 本所七不思議(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』とは、スクウェア・エニックスより2023年3月に発売された、怪談・本所七不思議が題材のホラーミステリーADV。舞台は昭和後期の東京都墨田区。興家 彰吾は本所七不思議の呪いを受け、蘇りの秘術を巡る争いに巻き込まれる。本所七不思議の伝承に紐づいた呪詛珠を持つ9人の男女が、蘇りの秘術を求めて、互いに呪い合う駆け引きが始まる。個性的なキャラクター達が息もつけない心理戦を展開し、衝撃の真相が解き明かされていく。本格謎解きが楽しめるストーリーが魅力。

駒形高校(こまがたこうこう)

駒形高校正門前の風景

馬鹿囃子の所縁の地。
男女共学の都立高等学校で、不良生徒に悩まされている。また教師や事務員の減少も問題となっており、臨時職員でまかなっている。
約子、ミヲ、美智代、瞳が生徒として通っており、城之内と根島が勤務している。

南割下水通り(みなみわりげすいどおり)

ヒハク石鹸の本社がある地。
もともと排水整備のために掘削された掘割のひとつ・南割下水があったが、昭和初期に隠され、名前だけ道路の名称として残された。

法恩寺橋(ほうおんじばし)

法恩寺橋近くのヒハク石鹸の廃工場

送り提灯の所縁の地。
かつて墨田区を南北に流れる大横川に架かる橋のうちの1つで、大横川親水公園に架かる橋のとして整備された。柱の放物線状の幾何学的オブジェが特徴。
近くには麻由が弓岡に騙され軟禁された廃工場がある。

事件

志岐間修一誘拐事件(しぎましゅういちゆうかいじけん)

誘拐事件を調査する櫂(左)と春恵(右)

およそ1年前に墨田区本所で起こった誘拐殺人事件。犯人は岩井 官吉郎。
志岐間 春恵の息子・志岐間 修一が、下校中に誘拐されその日の夜に身代金を要求された。親族に警察関係者が多いため、警察に恨みを持つ者の犯行と考えられ、大規模な捜査が行われたが、いっこうに犯人の尻尾を掴めなかった。春恵は息子の身を心配し、一刻も早く身代金を渡すべきだと訴えたが、警察の誇りに懸けて犯罪者に屈することはできないと夫や父はその提案を拒否。焦った担当刑事が犯人からの最後通告の電話に逆上し、激昂させてしまい、以後犯人からの連絡は完全に途絶えた。その1週間後隅田川に浮かぶ志岐間修一の遺体が発見された。以後も事件は迷宮入りしていた。

根島事件(ねじまじけん)

根島事件について真相を明かす根島

20年以上前に起こった女子高校生惨殺事件。犯人は根島 史周。
隅田川に人間の左手の一部が浮かんでいたのが発見され、捜索願が出されていた女子高校生のものだと判明。切断跡が確認されたため、殺人及び死体遺棄事件として捜査が開始された。隅田川に残りの遺体がないか調査され、被害者の頭部と脚部、さらに身元不明の人骨の一部も複数発見された。当時上京してきて行方不明になっていた少女が複数人いたため、同じように巻き込まれたのではないかと世間を騒がせた。捜査は難航を極めたが、ふとしたきっかけで根島が容疑者として急浮上し、どうにか逮捕に至った。根島は、第一審での判決は無期懲役となった。

吉見肇怪死事件(よしみはじめかいしじけん)

旧安田庭園で発見された吉見の遺体の様子

旧安田庭園で、吉見 肇の遺体が発見された事件。犯人は福永 葉子。
葉子が吉見の持つお守りを奪うため、別の呪いを使って殺した。外傷はなく死因は心臓麻痺だと診断されたが、争う跡があったことから事件性があると判断。津詰と襟尾が捜査に駆り出された。

白石美智代の投身自殺(しらいしみちよのとうしんじさつ)

道端で発見された美智代の遺体の様子

路地裏にて、白石 美智代の遺体が発見された事件。犯人は並垣 佑太郎。
並垣が運転中スピードを出し過ぎて、そのまま美知代を轢き殺してしまった。逃げた並垣は証拠となるワゴン車を山奥へ投棄。現場が高層マンション近くの路地裏だったことから、美智代はマンションから身を投げた転落死と判断された。美智代は、新しい父親から暴力を苦にして投身自殺したと考えられていた。

本所怪死事件(ほんじょかいしじけん)

駒形高校の校庭で城之内の遺体が発見された

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