ワンダと巨像(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『ワンダと巨像』とは、2005年にPS2用としてソニー・コンピュータエンタテインメントから発売されたアクションアドベンチャーゲームである。後に廉価版やHDリマスター版、フルリメイク版の発売も行われた。英国アカデミー賞のゲーム部門の「技術賞」にノミネート、同賞同部門にて「芸術的実績賞」と「アクション&アドベンチャー賞」を受賞した経歴を持つ。失われた少女の魂を取り戻す為、16の巨像を倒していく事になった青年の戦いを描くストーリーとなっている。
鹿毛のアグロ
PS4『ワンダと巨像』Amazon購入者限定の特典。
アグロの毛を鹿毛に変える事ができる。
『ワンダと巨像』の用語
古えの地(いにしえのち)
踏み入る事を禁じられた古い土地。主人公であるワンダの活動拠点となる古えの祠が存在する土地でもある。広大な地となっており、草原・湖・渓流・荒野・砂漠・遺跡とさまざまなエリアが存在する。各エリア間に広がる草原内には、ワンダのステータス上げに役立つさまざまなアイテムが落ちており、プレイヤーはそれを入手する事でワンダを強化させていく。
古えの祠(いにしえのほこら)
古えの地内にある巨大な石造りの祠。本作の活動の拠点にあたる。祠という名ではあるが、実際は非常に大きな塔型の建物。EDにて、塔の先に空中庭園が存在する事が判明している。握力と体力ゲージがマックスの状態のワンダであれば、祠の外の壁を登って、EDに行く前に自力て空中庭園まで至る事が可能。
祠内には古えの地内に点在する16の巨像の対になる巨像が飾られており、巨像を倒す度にこれらは破壊されていく。また、巨像に封印されたドルミンが唯一存在できる場所のようで、古えの祠にやってきたワンダに謎の存在として、天からさまざまな助言を授けている。
古えの地の祭壇
古えの祠内にある祭壇。ヒロインのモノが寝かされている場所でもある。石造りの固い祭壇となっており、祭壇の上には天井から続く長い石造りの長方形の筒のようなものが存在する。筒の先は祭壇を覆えるような形状となっている。
かつてどのように使われたていたか、なんの為に作られた物であるかなどの詳細は不明。
蘇生術 / 蘇生の儀式
禁じられた術式、もしくは儀式。失われた魂を取り戻す事ができるものとなっている。詳しい方法は不明だが、魂を操る事ができたドルミンには使う事ができた模様。
呪術師
呪術を使える者達。かつてドルミンを巨像に封印した者達でもある。封印以外にどのような呪術が使えるのか等の詳細は明かされていない。
『ワンダと巨像』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
キャッチコピー「 最後の一撃は、せつない。 」
『ワンダと巨像』のキャッチコピー。作中でこのキャッチコピーが使われる事はないが、本作のファンの間では外せない名言として有名な一文である。
実際『ワンダと巨像』では、このキャッチコピー通り「最後の一撃」を大事にしていると思われる演出がされていた。本作では、16の巨像を倒す際に剣を用いて彼らの弱点を突き刺さなければならず、必然的に倒す最後の瞬間は「弱点を剣で突き刺す」といった動作に定められる。その最後の一撃をくり出す瞬間、ワンダのモーションがゆっくりになり、プレイヤーにじっくりとシーンを見せつけるような映像に切り替わる。さらに倒された巨像は、瞬間悲しい声をあげて地に伏すといった演出も行われ、激しい戦闘から一転し、どこか物悲しげな雰囲気で満ちた場面になるのだ。文字通り「最後の一撃は、せつない。」といえる演出である。
また、ワンダの最後もドルミンに身体を奪われ、彼ごと封印されてしまうといった物になっており、そうした悲しい展開もキャッチコピーの内容に通ずるものがある。
崩れる足場からワンダを救ったアグロ
Related Articles関連記事
SIREN: New Translation(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『SIREN: New Translation』とは、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)によるPlayStation 3用のホラーゲームで、『SIREN』シリーズの3作目。初代『SIREN』の新訳として開発された。 ある日、自分宛てに届いたメッセージに興味をもった高校生のハワード・ライトは、日本の山奥に存在する羽生蛇村(はにゅうだむら)を訪れる。本作は、羽生蛇村を舞台に巻き起こる怪異に立ち向かう様々な人物の物語である。
Read Article
ICO(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『ICO(イコ)』は2001年12月にソニー・コンピュータエンタテインメントから発売されたアクションアドベンチャーゲーム。PlayStation 2用ゲームで、廉価版やPlayStation 3用のHDリマスター版も発売されている。 頭から角の生えた少年イコを操作し、囚われの少女ヨルダとともに様々な仕掛けを解きながら霧の古城から脱出する。 謎解き要素やパズル部分が独特で一筋縄ではいかない部分が謎解き好きに評価が高い。また美しい風景や独特な音楽などが独自の世界観を醸し出している。
Read Article
SIREN2(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『SIREN2』は、ソニー・コンピュータエンタテインメント(通称SCEI)より発売された、プレイステーション2用の3Dアクションホラーゲーム。 舞台はかつて原因不明の海底ケーブル切断による大停電と、全島民消失事件があった日本近海の孤島・夜見島。島にまつわる数々の事件を調査に訪れた雑誌編集者、輸送ヘリのトラブルにより島に不時着した自衛隊員たち、過去への思いから島に足を踏み入れた作家など、様々な事情を抱えた10名の登場人物たちが、午前0時に響き渡ったサイレンとともに始まる惨劇に巻き込まれていく。
Read Article
松本人志が絶賛!ゲーム・ワンダと巨像の監督上田文人を紹介!
知る人ぞ知る名作ゲーム『ワンダと巨像』。フィールド内にいる「巨像」を倒すのみという非常にシンプルなルールだが、グラフィックスの美しさや音楽に特にこだわりを持って作られており、国内外で様々な賞を受賞した。このゲームを監督したのは「上田文人」という人物で、ダウンタウンの松本人志が、テレビやラジオなどでたびたび話題にあげて大きな反響を呼んでいる。本記事ではゲーム監督「上田文人」とはどのような人物なのか、まとめて紹介する。
Read Article
【ICO】映像・音楽・切ない世界観が美しい名作ゲーム10選【風ノ旅ビト】
世代や年齢を超えたゲーマーが増えてきた昨今。数あるゲームの中には、まるで映画を観ているかのような美しい映像や音楽が魅力的な作品がたくさんあります。さらにその中には、胸がキュッと切なくなるような世界観を持っているものも。この記事では、そんな素晴らしい名作ゲームを10個厳選しました。映画鑑賞を楽しむ感覚でプレイしてみてください。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『ワンダと巨像』の概要
- 『ワンダと巨像』のあらすじ・ストーリー
- プロローグ
- 巨像との戦闘
- 呪術師・エモンとの対峙
- 大いなる存在・ドルミンの復活
- エピローグ
- 『ワンダと巨像』のゲームシステム
- オープンワールド
- ワールド内の移動方法
- 握力
- 体力
- 戦闘システム
- タイムアタックモード
- いにしえの剣
- 弓
- 巨像の弱点
- 『ワンダと巨像』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- ワンダ(Wander)
- モノ(Mono)
- アグロ(Agro)
- ドルミン(Dormin)
- エモン(Emon)
- 巨像(Colossus)
- 第一の巨像
- 第二の巨像
- 第三の巨像
- 第四の巨像
- 第五の巨像
- 第六の巨像
- 第七の巨像
- 第八の巨像
- 第九の巨像
- 第十の巨像
- 第十一の巨像
- 第十二の巨像
- 第十三の巨像
- 第十四の巨像
- 第十五の巨像
- 第十六の巨像
- 『ワンダと巨像』のアイテム
- 光るトカゲ
- 果樹の実
- 死の果実
- 謎の光
- ドルミンの剣
- タイムアタック報酬
- 鏑の矢(かぶらのや)
- 活力の前掛け
- 力の仮面
- トカゲの感知石
- 果樹の地図
- 剛力の仮面
- 紛れの前掛け
- 閃光の矢
- 栗毛のアグロ
- いかずちの銛
- 太陽の剣
- シャーマンの前掛け
- 若しの布(もしのぬの)
- 女王の剣
- 白毛のアグロ
- 特典アイテム
- 宿命の前掛け
- 古えの弓
- まだら模様のアグロ
- 生命の剣
- アニマル模様のアグロ
- 鹿毛のアグロ
- 『ワンダと巨像』の用語
- 古えの地(いにしえのち)
- 古えの祠(いにしえのほこら)
- 古えの地の祭壇
- 蘇生術 / 蘇生の儀式
- 呪術師
- 『ワンダと巨像』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- キャッチコピー「 最後の一撃は、せつない。 」
- 崩れる足場からワンダを救ったアグロ
- EDでワンダらしき赤子を拾うモノ
- 『ワンダと巨像』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 「パズルはもう作りたくない」という思いからできた『ワンダと巨像』
- 巨像を倒す度にモノの周りに増える白い鳥
- EDで拾う赤子は操作可能
- 『ワンダと巨像』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):大谷幸「プロローグ~古の地へ~」
- ED(エンディング):大谷幸「エピローグ~残されし者たち~」