ワンダと巨像(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ワンダと巨像』とは、2005年にPS2用としてソニー・コンピュータエンタテインメントから発売されたアクションアドベンチャーゲームである。後に廉価版やHDリマスター版、フルリメイク版の発売も行われた。英国アカデミー賞のゲーム部門の「技術賞」にノミネート、同賞同部門にて「芸術的実績賞」と「アクション&アドベンチャー賞」を受賞した経歴を持つ。失われた少女の魂を取り戻す為、16の巨像を倒していく事になった青年の戦いを描くストーリーとなっている。

握力

画面右下の黄色ゲージがワンダの握力の具合を示している。

ワンダのステータスの1つ。ワンダ自身の物を握る力を表す。詳しい数値ではなく、目に見えるゲージで表示される。PS2版は円状のゲージだったが、PS4版は円状に加え棒状のゲージもできた。またPS2版はゲージの色がピンクだったが、PS4版は黄色に変更された。握力を向上させるアイテムの入手か巨像を倒す事でゲージ量を増やす事ができる。
握力が必要となるのは、木や壁、巨像に登る瞬間、弓を射る場面でのこと。握力ゲージが尽きると、ワンダに限界が来てしまい、握る物から手を離してしまう。

体力

画面右下の赤いゲージがワンダの体力の具合を示している。

ワンダのステータスの1つ。ワンダ自身の体力を表す。詳しい数値ではなく、目に見えるゲージで表示される。赤い棒状のゲージで表示され、体力を向上させるアイテムの入手か巨像を倒す事でゲージ量を増やす事ができる。

戦闘システム

巨像との戦闘シーン。

巨像との戦闘。巨像が生息している場所に出向き、相手の目が届く範囲に入る事で開始される。その為、一定の距離を離れると巨像から興味が失われ、戦闘が中止となる。
各巨像には弱点となる箇所が1~3つ存在するので、手にしている剣を使って弱点となる箇所を全て突けば勝利。また、戦闘中は巨像と相対した時のBGMと巨像の弱点を突く時のBGMが異なるという趣向がなされており、状況に応じて流れる音楽が切り替わるシステムとなっている。

タイムアタックモード

タイムアタックモード中の戦闘画面。画面右上に、制限時間と現在の戦闘にかかっている時間が表示されている。

2周目以降の追加要素。決められた時間内に巨像を倒していく事で、倒した巨像の数に応じて報酬がもらえるモードである。NormalタイムアタックモードとHardタイムアタックモードの2つがあり、どちらか好きな方を選んで遊べる。

いにしえの剣

ワンダが手に持っている剣がいにしえの剣。

ワンダの初期武器の1つ。タイムアタックモードや隠し要素で入手できる武器を装備しない限り、物語終盤までこの武器で巨像と戦っていく事になる。
武器として使う以外にも、日が当たる場所で掲げる事で巨像までの道を教える光を放つ力がある。

弓を巨像にむけて構えるワンダ(画像手前の青年)。

ワンダの初期武器の1つ。特別な力は何もない弓だが、タイムアタックモードにて特殊な矢を入手する事で、それぞれの矢に準じた効果が発揮できる。矢の変更はできるが、弓そのものの変更は特典入手のみで配布されている物以外に存在せず、特典購入者以外のプレイヤーは物語終盤までこの武器で巨像と戦っていく事になる。

巨像の弱点

巨像の弱点である光る紋章を突こうとしているワンダ。

16の巨像には、それぞれに1~3つの弱点が存在する。弱点はそれぞれ、青白い光を放つ紋様として巨像に刻まれており、その全てを3回突く事で巨像を倒せる。紋様の位置は、巨像毎に異なる。

『ワンダと巨像』の登場人物・キャラクター

主要人物

ワンダ(Wander)

ごちゃごちゃ
ごちゃごちゃ
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